団塊夫婦の中央アジア絶景の旅・２０２３－（２）バスと地下鉄でアルマトイ市内観光

2023/06/17 - 2023/06/18

２０２３年の海外旅行第二弾は、念願の中央アジア、カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス３か国への旅。その中で一番の目的地はキルギス。旅行時期をキルギスの一番いい季節に合わせたので、ウズベキスタンは猛暑が予想されたため、タシケントとサマルカンドに限定。出発してみると、予想通りカザフスタンのアルマトイは日中の温度が３０度越えで、タシケントは４０度近い気温。日中の観光をひかえて、主に朝と夕方以降に観光するはめになった。
本編（第二部）は、アルマトイの宿でしばらく休憩後、バスで28人のパンフィロフ戦士公園とゼンコフ正教会を訪れ、美しい地下鉄駅と評判のジベック・ジョリ駅から地下鉄で戻り、コクトベ展望台下の公園を訪れた時の旅行記です。午後の一番暑い時間帯の見学で、最後のコクトベ展望台へは行くことを断念せざるを得ませんでした。（表紙写真は、ゼンコフ正教会）

＜本旅行の大まかな日程(予定）＞

6/16 成田ー＞アルマトイ（カザフスタン）
6/18 アルマトイー＞タシケント（ウズベキスタン）
6/19 タシケントー＞サマルカンド
6/20 サマルカンドー＞タシケント
6/21 タシケントー＞アンディジャンー＞オシ（キルギス）
　（　6/22～7/5　キルギス滞在　）
7/6 ビシュケク(キルギス）ー＞アルマトイ（カザフスタン）
7/7 アルマトイー＞成田（7/8)

エリア アルマトイ(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月１７日、アルマトイ一日目の午後３時過ぎ、宿の最寄りバス停からバザールへ行く６５番のバスに乗り、パンフィロフ公園横で下車（一人１４０テンゲ（約４６円）。写真は最寄りバス停そばに立つタラス・シェフチェンコの像。どうやら彼はウクライナの有名な詩人・画家だという。

公園入口向かい側にはカザフ民族楽器博物館。

民族楽器？のモニュメント。

パンフィロフ公園へ。中は緑が豊富で、日陰があり、幾分過ごしやすい。木陰で寝転んでいる人も。

第二次世界大戦時の対ドイツ戦に戦死した、パンフィロフ将軍率いる２８人の戦士を記念して作られた像。迫力満点だ。

逆光ぎみだったが、なんとか正面から撮影。

左側の戦士達。

中央の戦士。

右横の戦士達の横顔。

左側から。

迫力ある像と記念撮影。大きさがわかるだろう。

戦士達の像の向かい側。

戦士達の像から公園の中ほどを進むと、ゼンコフ正教教会の美しいドームが見えてきた。

６月はばらの美しい季節。ちょうど満開。

ゼンコフ正教教会を横から。美しい馬車と共に。

教会正面広場は鳩だらけ。１９０４年の建築の木造教会。ソ連時代には博物館として使用されていたが、今は教会として使用されているとのこと（ガイドブックより）。

ちょうど真っ白な馬車が通りかかったのでツーショット。

教会の屋根がひときわカラフルで美しかった。内部は入らずにパス。

子供用のミニカーがずらりと並ぶ。実際に小さな子が乘って運転していたのには驚いた（後のサマルカンドでも、キリギスのオシでも同じ光景を目にすることに）。

ここでもアジサイが見ごろ。

木陰で休んでいたら、変わった鳥に遭遇。公園の見学を終えて、最寄りの地下鉄の駅までしばらく歩いて行ったら、途中で帽子がないのに気づき、あわてて戻り、置き忘れたかも知れないところまでもどって、付近の人にたずねたら、柵の上にかかっているよと教えてくれた。見つかってほっとした。この炎天下、帽子は必須だ。

余計に歩く羽目になったが、なんとか地下鉄のジベックジョリ駅に到着。有人の窓口で一人８０テンゲ（約３０円）を払い、トークンと呼ばれるコインのようなものを受け取り、改札口を入るとき挿入口に入れて通る。

ソ連時代にできたのか、ものすごく深く地下にもぐる。

下から見上げて。

路線図。行先は２つ目のAbai駅。

床のタイルが美しかった。

ホーム。

正面から。幸いすいていたので、ラッキー。

写真奥を拡大して。

地下鉄に乗り込んだときも、若い人が立って席を譲ってくれる。バスでもしかり。これは日本人の若者たちは見習うべきところだ。あまりにみごとなので、こちらが恐縮してしまう。Abai駅で下車。

この駅はホームは普通だったが、エスカレーターの両側にアルマトイ周辺の観光地の絵が飾られていた。

絵の一つ。

同上。

Abai駅の正面には美しい立派な建物。

カザフ国立農学大学 (KazNUAZU)だという。

アルマトイを象徴するリンゴの車。コクトベ展望台へのケーブルカー乗り場前に置かれている。奥の建物が乗り場。

同上。

カザフスタンホテルをバックに立つアバイ像。

共和国宮殿前広場ではロックコンサートが開催されて、にぎやかだった。

コンサートを拡大。暑いのにご苦労様だ。

暑さで疲労困憊ぎみだったので、コクトベ展望台へ行くことは断念して宿へ戻る。途中カザフスタンホテル前を通る。玄関にはなにやら像が。

宿のある一帯は広い敷地を持つ家が多かった。いづれの家にも写真のような古い管がつながっていた。旧ソ連時代の水道管だろうか?

6月１８日。今日も生野菜中心の朝食。昨日用意されていたご当地のパンは手つかずだったので、出されていない代わりに別のスウィーツが用意されていた。飲み物は自家製のジュース。

今日は、１１時のウズベキスタン航空でタシケントへと向かう。空港へは、来た時と同様、宿の車で無料で送っていただいた。市街地の向こうには真っ白な天山山脈。

セキュリティチェックの先にはプライオリティパスで入れるラウンジがあったが、中の飲み物や食べ物は有料。受付で受付票をもらうとき、ラウンジのそとにあるカフェで飲み物と食べ物を受け取るように言われた。ラウンジで他の人達の動きを見て、トレイにコーヒーやサンドイッチ等を外から運んできて、食べているのをまねて、私もコーヒーやサンドをフリーでいただくことができた。なんとも不便極まりない仕組みだ。どれだけの範囲がフリーなのか、いまだに分からず仕舞い。主人は水を２本もらおうとしたが、１本だけしかもらえなかった。

搭乗時刻が過ぎても、モニターに私達の乗る便のゲート番号が出てこなかったので、係員に尋ねたら、違う場所へ行くように言われて、あわてた。写真のように待合室が一か所しかなく、激込み。前の便もなかなか搭乗ゲートが開かず、かなり待たされていた。

写真奥の入口がラウンジ。

慌てて向かったゲートは地下。バスでの移動。飛行場からも天山山脈がきれいに見えた。これからウズベキスタンのタシケントへと向かう。（その３へ続く）