2023/03/02 - 2023/03/02
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kojikojiさん
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羅臼のバード・ウォッチングクルーズは思ったよりの楽しさで1時間のクルーズのうち40分くらいが終わったところで遊覧船は港に戻りました。もうこれで終わりかと思っていると、流氷の浮いた漁港の方へ進んでいきます。すると浮かんだ氷の上にオオワシやイヌワシが止まっています。氷の上にじっと立つ姿は写真に撮りやすいので最大のズームで狙いを定めます。その鳥に向かって船の上から鰯が投げられます。わしたちは氷を蹴って鰯に向かいますが、その瞬間は迫力がありました。これにはさらに大興奮です。船の方によるとここに集まっているワシたちは漁船が戻ってくると山に戻ってしまうそうです。一昨年の夏に初めて旭山動物園に行って、初めて見て美しいと思ったオオワシの野生の姿の一部を見ることが出来た気がしました。クルーズが終わると船を降りてバスで昼食のレストランに向かいます。クルーズ船を経営している宝来水産のレストランで海鮮丼の昼食です。これがなかなか豪華でとても美味しかったです。ビールを開けて乾杯です。食事の後は先ほど休憩した「道の駅 知床・らうす」に立ち寄ります。天気は良くなりここの展望台からは背後の羅臼岳がきれいに見えました。そしておいしそうな魚を東京へ送り、目の前で割ってもらったシーズンの蝦夷馬糞ウニに舌鼓です。展望台からは流氷の先には国後島の山並みが薄っすらと見えました。この後は羅臼から知床半島を挟んだ反対側の斜里へ向かうのですが、知床峠を超えることの出来ない季節なので、遠回りしてバスは走ります。斜里の町には午後4時30分に着き、斜里駅前の「ルートイングランティア知床斜里」にチェックインします。ここでしばらく休憩することが出来ましたが、じっとしていられないので妻の友人と2人で斜里駅に行ってみたり、セイコマートでお酒を買い込んだり。妻は部屋でゆっくりしていました。駅前にはほとんど飲食店が見当たらなく、夕食はバスに乗って街中の「ガーデンハウス藤苑」という店に向かいます。ここでは地産の食材を使った料理がいただけましたが、鮭のちゃんちゃん焼きは目の前で作ってくれるので、ライブ感もありさらに食べても美味しかったです。思っていたよりも楽しいツアーは2日目も無事に終わりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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バード・ウォッチングクルーズも羅臼港の中に戻ってきたので終わりかと思いました。防波堤に沿って遊覧船は走り、その上で翼を休めるオジロワシやオオワシの姿が良く見えました。撮影した時は気が付きませんでしたが、オジロワシがおしりを上げて糞をしている瞬間が撮れていました。
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翼を広げると2メートル近くになるオジロワシですが、体長は80センチほどのようです。沖の漁船を見ているような視線がカッコいいです。
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3月に入ったとはいえ凍り付いた防波堤のコンクリートがまだ春は遠いことを教えてくれるようです。
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オオワシとオジロワシにはテリトリーもないのか一緒に並んでいる姿が見えます。それ以前にオオワシにはテリトリーが無いのだろうかと思えるほど個体が密集しています。
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まだ若いオオワシとオジロワシのようです。姿や色は似ていますが、嘴の色や形が違います。
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カモメたちも戻ってきたようです。
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遊覧船は羅臼漁港の奥の方に進みました。すると港内にとり残された流氷の上にぽつりぽつりと黒いものが見えます。
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一時は流氷が岸に押し寄せ、定着氷になった跡なのだと思います。港の外の氷は離岸しても港内の氷が残っているようです。
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これは絶好の被写体です。デジタルカメラの望遠レンズを最大にして、デジタルズームも使って撮影します。
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元々は流氷の上で餌を食べる習性があるようです。
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何かを見つけたのは急に飛び立ちます。
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ここでもオオワシとオジロワシは同じ氷の上で休んでいます。
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オオワシが1羽舞い降りてきました。
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ここへ来れば餌が貰えるのを知っているようです。
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船の上から鰯が投げられた瞬間に飛び立ちます。
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他のオオワシたちも翼を広げて緊張感が漂います。
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オオワシの方が一回り大きいようで、体長は90センチあり、翼を広げると2.5メートルにもなるそうです。
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そんな巨大な鳥が15メートルほどの距離にいます。
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黄色い脚のカギ爪が目に向いてしまいます。
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鰯に向かって飛び立ちます。
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鰯を咥えてまた氷の上に戻ります。
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NHKの番組で見るような極寒の地で完全な自然の中でではありませんが、遊覧船に乗った観光客には十分な楽しさがあります。
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一昨年の夏に旭川動物園でゲージの中にいる飛ばないオオワシの姿でも感動しましたが、自然の中で飛んでいる姿が見られるのですから。
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港の中にいるワシたちも、漁船が戻ってくるとまたどこかに飛んで行ってしまうそうです。遊漁船の乗る場合にはあまり午後遅くない方がよさそうです。
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防波堤に沿って漁港とは反対側にある遊覧船の乗り場に向かいます。
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船と並んでオジロワシが飛んでいきます。
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最高に面白いバード・ウォッチングクルーズでした。普段であれば妻を放置できないところですが、友人が一緒なので安心でした。出来れば全部の旅行に一緒に来てもらいたいところです。
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午前中は天気が今一つでしたが、お昼になってだいぶ回復してきました。
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走ってきたオホーツク沿岸の景色がきれいに見えます。
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以前にオーストリアのウィーンのベルヴェデーレ美術館の下宮で観たエゴン・シーレの港に停泊する帆船の絵を思い出しました。古い旅行記を確かめたら確かに似ていました。
ベルヴェデーレ美術館:https://4travel.jp/travelogue/10563138 -
港に戻って遊覧船から降りると、目の前に羅臼岳がきれいに見えました。一昨年はあの山の向こう側の知床五胡の一湖を散策したことを思い出します。すぐにバスに乗ってお昼を食べるレストランに向かいます。
知床ネイチャークルーズ 乗り物
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港を出たところにある「しおかぜ公園」には「 知床旅情歌碑」がありました。森繁久彌主演の「地の涯(はて)に生きるもの」は昭和35年の羅臼が舞台となった映画で、原作は戸川幸夫の「オホーツク老人」です。知床半島の番屋で猫とともに一冬過ごす彦市老人の物語でした。
しおかぜ公園 公園・植物園
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昭和45年に加藤登紀子が歌って大ヒットした「知床旅情」は、森繁久彌がこの映画の撮影時に長期滞在した時にできた歌と聞いたことがあります。ロケに協力してくれた羅臼の人たちに感謝を込めて贈ったのは有名な話です。「しれとこの岬に はまなすの咲く頃 思い出しておくれ 俺たちのことを のんで騒いで 丘にのぼれば はるか国後に 白夜はあける」
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先ほどの我々と同じように遊覧船がワシたちを呼んでいるようです。沖合いにある国後島はまだ見えてきません。
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羅臼港を少し北に進んだところに昼食のレストランはありました。階段をあがって2階の店に行きます。
ペンション ラウスクル 宿・ホテル
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出来立ての海鮮丼と甘えびの頭で出汁を取った味噌汁のセットです。これはツアーの中に含まれた食事です。
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ツアーに含まれたランチにしてはかなり豪華です。羅臼港で獲れた魚ばかりなので美味しくないわけがありません。
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札幌クラシックは1本350円とお手頃の値段です。
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無事にクルーズが終わり、たくさんの鳥たちも見られたので乾杯です。
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忙しいのにお店の方が写真を撮ってくださいました。遊覧船とレストラン以外にラウスクルというペンションも経営されているようです。今度はクジラやシャチが見られる季節に来たいものです。
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食事が終わり、バスは先ほど立ち寄った「道の駅 知床・らうす」まで戻ります。羅臼港の裏山にはワシたちがスタンバイしていたのであろう木々が見えました。
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羅臼川を通過する際に見えた羅臼岳が一番きれいでした。この日の宿泊は斜里町なので、羅臼岳の向こう側まで行くことになります。景色もよく最短距離の知床峠は冬季は通行止めなので、かなりの大回りして向かうことになります。
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「道の駅 知床・らうす」に着いて、まずは屋上の展望台に上ってきます。この時はうっすらと国後島が見えました。
道の駅 知床・らうす グルメ・レストラン
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羅臼岳(らうすだけ)は知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661メートルあります。山頂付近は溶岩円頂丘を形成させていて、年月を経て地すべりや崩壊地形が多数形成されているようです。
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薄いベールを被ったような雲に覆われていますが、その姿は昔見たモンブランのようでもあります。
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1階にはいくつか鮮魚店が入っていて、漁協直営の店もあります。宗八カレイやスケトウダラが安いのですが、さすがに1本買うわけにはいきません。
羅臼漁協直営店 海鮮工房 グルメ・レストラン
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とりあえず水槽に入った蝦夷バフンウニを1つ割ってもらいます。この時期はウニ漁が最盛期で、一番ウニが美味しいシーズンでもあります。
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1個500円ですがとても美味しかったです。続いて買い物に移ります。
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羅臼といえばホッケなので大きいやつを選び、宗八カレイの干物などと一緒に宅急便で自宅まで送りました。今回の友人たちへのお土産は干物です。
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羅臼を出るとバスは休憩なしで斜里を目指します。標津町の手前まで戻った後は国道244号線に入り、根北峠を越えるルートです。
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わずかに太陽に輝く羅臼岳も見えました。
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午後4時30分にバスは斜里町に入りました。バスガイドさんから「ここが晩御飯のレストランですよ。」と教えてもらった店は倉庫か自動車工場のような外観でした。
ガーデンハウス藤苑 グルメ・レストラン
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しばらく街中を走った斜里駅の前の「ルートイングランティア知床斜里」に宿泊します。
知床天然温泉ルートイングランティア知床斜里駅前 宿・ホテル
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駅前にあるビジネスホテルといったいでたちですが、1階には大浴場もありました。
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ユニットバスの風呂ですが、1階の大浴場を利用したので使いませんでした。大浴場は部屋のカードキーを持って行かないと中には入れません。女性用には別のカードが用意されていました。
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部屋からは斜里の町が見渡せました。右手には斜里駅があります。夕食への出発時間までは1時間半ほどあるので妻は部屋でゆっくりするということで、じっとしていられないので妻の友人と表に出てみます。
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せっかくここまで来たので斜里駅も覗いてみます。駅のスタンプも押すことが出来ました。
知床斜里駅 駅
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洒落たデザインなのでネットで調べてみると、コンペで最優秀だった川人洋志という建築家の作品だと分かりました。外観にはカラマツの集積材を使用しているようでした。中から見るとそのスリットが開口部になり、外光が上手く取り入れられています。冬の方がきれいに見えるのだろうなと思いました。
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表にはオジロワシの青銅像が置かれてありました。羅臼で観てきたばかりなので、ちょっとワシらしい力強さが無いように思えました。ホテルの反対側にあるセイコマートで檸檬堂やセイコマートオリジナルのハイボールなどを買い求めて部屋に戻り、3人で軽く飲み会を始めます。
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午後5時30分にホテルを出てバスに乗って町外れの「ガーデンハウス藤苑」という店に向かいます。
ガーデンハウス藤苑 グルメ・レストラン
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まずはビールで乾杯です。長い1日お疲れさまでした。最初に店の女将さんがあいさつされ、地産の料理だと説明してくれました。
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サーモンとイカとホタテの3点盛のお刺身です。
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マイタケと大きなエビと磯辺巻きの天婦羅。
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大きな舌平目はクロウシノシタのようです。焼いた帆立も美味しいです。
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肉じゃがも芋の甘みが強くおいしいです。豚肉は知床ポークだったと思います。
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宴会場には大きな鉄板が置かれ、ちゃんちゃん焼きがスタンバイしてあります。
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女将さんによるとちゃんちゃん焼きは味噌がポイントなのだそうです。
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手際よく仕上がっていきます。香ばしい味噌の焼ける匂いが席にまで漂ってきます。
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これは熱々で絶品でした。あまりにおいしいのでお代わりまでしてしまいました。
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最後は日本酒をいただいて晩御飯は終了です。妻と2人の旅も楽しいですが、友人と一緒の旅の食事は違った楽しさが生まれます。
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バスでホテルに戻り、部屋で再び飲み会をして、遅い時間になってから大浴場に行きましたが、ビジネスホテルとは思えない良い風呂でした。長い1日が終わり、旅は最終日を迎えます。
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