美しき日本アルプス絶景の旅 ３ 車山高原スカイパークホテルに宿泊

2022/09/29 - 2022/10/01

今夜の宿泊場所は車山高原にある車山高原スカイパークホテル。
車山の麓にあり、車山や車山ロープウェイが目の前に見えるホテルでした。
このホテルで一番の景観は大浴場から眺める蓼科山や八ケ岳。露天風呂で眺めた早朝の八ヶ岳の景色はスケールが大きくて格別に素晴らしい景色でした。

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

今夜の宿泊地は車山高原にある車山高原スカイパークホテルです。
ホテルの前に車山が見える眺望が良いホテルでした。
ホテルに到着したのは午後6時。すでに周囲が暗くなり始めていました。バスの車中で部屋の鍵が渡され、宿泊時の注意事項が伝達されました。
そうして部屋に入ったのは午後6時15分頃でした。
ホテルの写真は翌朝早朝に写したものです。

車山高原スカイパークホテル 宿・ホテル

客室の様子。客室は良そう以上に広かったですね。

車山高原スカイパークホテル 宿・ホテル

客室の様子。
室内はベッドが２つと補助ベッドが１つ。3人が宿泊可能な大きさの部屋でした。

そのため机や椅子、TVは部屋の片隅に。

机の上には無料のカプセル式コーヒーマシンがありました。何杯飲んでも無料なのでコーヒー好きな方にはいいと思います。

ポットとお茶珈琲セット。
ポットがあるのが日本のホテルでは一般的ですが、欧州ではそうではない。
当然のようにポットがあるとサービスが行き届いているなと感じます。

壁一面洗面ガラスがある洗面所。

アメニティも当然のように取り揃えてあるのが嬉しいですね。

消毒済みのアメニティ。

シャンプーやホディソープはボトル式。

清掃が行き届いているお風呂。

食事時間になったのでホテルのレストランへ。

入り口で手指の消毒。

続いてビニール手袋を着用してレストランの中に入りました。

本日の夕食です。ちょっと取り過ぎた感はありますが、飲み物もスイーツもまだ取っていません。この日は別腹だったようでお蕎麦もお変わりし、スイーツも頂いてもう腹一杯になりました（笑）。このホテルの料理美味しかったです。もう満足。
さて、当日は朝の出発が早かったので夕食が終わると早めにお風呂に入ることにしました。
大浴場はホテルの中央（中央棟）にあり、客室は左右にあるので中央棟に行くまで客室棟からエレベーターを降りてかなり歩きます。そのためホテル内部の通路が分かり難いのが少し難点でした。
旅行の初日なので風呂から上がるといつもよりも早めに床に着いた。

車山高原スカイパークホテル 宿・ホテル

夕食はバイキング。
このホテルのバイキングは兎に角食事の種類が多い。多くの料理の中からいくつかを写真でお伝えしましょう。
多すぎて大食漢の私でさえ全部食べることは不可能です。なので気に入った物のみチョイスしました。
信州と言えば何と言ってお蕎麦ですね。本場の蕎麦は美味しい。これお代わりしました。

折角写したのにピンボケ。
何とか分かるのは手前の肉料理。雲白肉（ウンパクロウ）です。
豚肉のニンニクソース掛けです。これ美味しかったです。

パンプキンと3種キノコのグラタン。

デザートに杏仁入りフルーツポンチ。
デザートはこの他にもっと種類がありました。

フルーツは葡萄にパイナップル。その右隣りはさつま芋の甘露煮。さらにその右は栗と小豆のぜんざい。
ぜんざいは食べていません。嫌いじゃないのですがもう食べきれませんでした（笑）。

明けて9月29日、旅行二日目の早朝です。
時間は午前5時33分、カーテンを開けると目の前に諏訪富士（蓼科山）と八ヶ岳の絶景が現れました。
この日の朝は雲一つない快晴です。蓼科山の左裾野の端が早くも明るくなっており、今しも日の出が始まりそうな気配でした。

蓼科山 自然・景勝地

中央が蓼科山、右に連なる山が八ヶ岳連峰の峰々です。雲一つ無い快晴の天気で山の稜線がはっきり見えました。
現在時刻5時34分。すぐにでも日の出が始まる様に見えますが6時以降じゃないと日の出は始まらないはずです。
この間に朝風呂に入ってくることにしました。
大浴場からは蓼科山と八ヶ岳連峰の峰々が全て見渡せました。早朝ですから雲一つありません。まさに絶景、素晴らしい景色でした。
浴場にはガラス越しに見える峰々の名前が表示されていてそれには富士山まで表示されていました。富士山が見える方向は浴場のガラス窓の右端ですが浴場からは見えませんでした。
湯にゆっくり浸かっていたいところですが日の出を見たいので急いで部屋に戻りました。

八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地

部屋に戻るとセーフ、日の出はまだ始まっていませんでした。
写真中央辺りから日が昇りそうです。日の出が始まるまで待ちましょう。

八ヶ岳中信高原国定公園 自然・景勝地

日の入りは急速に太陽が沈んで行きますが、日の出はなかなか太陽が昇りません。

山の端がさらに明るくなりました。
もうそろそろかな。

いやまだまだでした。今日の日の出はやけにじらすな。
そう思って何の拍子か後ろに目をやっていた時に・・。ああ、そうだった日の出を見るんだったことに気が付いて目を窓ガラスの方に戻すと・・・。

日の出が始まっていた。あああ、しまった。日の出の瞬間を見逃した。
目を離していた時間は10秒くらい？いやほんの数秒だったように思います。
大失敗しました。慌ててカメラを向けましたがすで太陽が顔を出し、眩しく輝いています。

光の屈折の影響でしょうか、本来あるはずのない赤い光の玉がカメラに映り込んでいます。
それも九つ。

カメラを向ける角度を少しずらすと赤い球が消えました。

カメラを正面に向けるとまた赤い球が現れます。

日の出時の光の強さは強烈でとても眩しい。まともには見れませんでした。
見つめ続けていると目が悪くなりそうです。目を閉じても太陽光の残像が見えていました。
自宅で見た日の出よりもかなり強烈な光でした。標高が高くなると太陽光線の見え方が違うのでしょうか。

日の出を左隅に置いて写した八ヶ岳連峰の峰々。

太陽は全身の姿をまだ全て現してはいませんでしたが、眩しすぎて写真に撮るのを止めました。

八ヶ岳の右裾野の稜線です。この稜線の上に富士山が見れるのですが、今日も富士山は見えません。
後で分かったのですがこの日の長野県の天気は快晴でしたが、山梨県の天気は曇り時々雨だったそうです。
これでは富士山は見えません。

朝食前にホテルの周辺を散策して見ましょう。
日の出の時刻ですが日が射し込まないホテルの建物は薄明かりの状態でした。

車山高原スカイパークホテル 宿・ホテル

駐車場の側には鈴懸の径なる案内板が。
矢印が指し示す方に歩いてみましょう。

しばらく歩くと木立の中に教会のような建物を発見。
行ってみましょう。

鈴懸の径の木陰かな？
目の前にある石畳の道を進んだ先にあったのは・・・。

ジャーン、教会でした。
チャペルウエディング用の教会ですね。入り口が開いているので中に入ってみましょう。

教会内部の設えはプロテスタント教会のようにシンプルですね。
友人の結婚式を思い出します。私は純和式でしたけど。

鈴懸の径をぐるっと回ってホテルに戻って来ました。
ホテルの入り口付近にある木々が朝日を浴びていました。良く見れば木の葉が紅葉していました。
最終日は木曾路駒ヶ岳に登る予定ですので山上の紅葉が楽しみです。

右端の木もかなり紅葉していました。
今年は９月になっても夏のような日が続いているので山頂付近の紅葉はあまり期待できませんが、この様子から2000ｍ級の山上では紅葉が期待できそうです。

ホテルから車山山頂を望む。
車山は霧ヶ峰の主峰で標高1925ｍ、車山スカイプラザにある2つのリフトを乗り継いで上れます。
私が車山に登ったのは大学時代ですから随分昔の話になります。中学時代からの親友と二人で当時憧れの的であった信州の旅に出ました。
当時は白樺湖畔にあったユースホテルに宿泊し、車山、八島湿原、美ケ原へ行きました。
その中で特に素晴らしかった景色がニッコウキスゲの大群落でした。
ガイドさんの説明では、以前はそうであっても今は鹿が激増したためその食害でニッコウキスゲの根や芽が食い荒らされ激減したそうです。
現在は高原の一部が保護区域にされ増殖に努められているそうですが、かつての大群落の風景は見られないそうです。

車山高原 自然・景勝地

何処でも鹿の食害には悩まされているようですね。
私の県では鹿とイノシシによる農作物の被害が毎年30億から40億程度発生しているため全県上げてこれらの殺滅に努めています。県立のジビエ食肉処理場が完備されていて捕獲や殺傷された鹿やイノシシがジビエ料理の肉として処理されています。
シカ肉はイノシシのような臭気が無く、肉は柔らかくて美味しいため全国の料理店に配送しているそうです。
ただ猟師の高齢化と後継者不足のため捕獲数や殺傷数が上がらないため県の関係者は頭を痛めているようです。
写真は車山頂上。右の建物はリフトの駅で左はレーダー観測所です。

屋外から再び富士山の方向を見ましたが相変わらず富士山は見えません。
中央からやや左側にくもがかかった所がありますが、多分そこが富士山が見える場所でしょう。
後でガイドさんから話がありましたが、この日の朝の天気予報では山梨県は曇りのち雨だそうです。これでは富士山は見えません。
よくよく私は富士山には縁がないようです。

早朝の散歩を終えて朝食です。
朝食は典型的な和食に蕎麦とヨーグルトと牛乳を追加。
今日の観光は上高地、かなり歩くので朝食はしっかりとりましょう。
次は上高地の観光です。