2022/10/25 - 2022/10/25
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j-ryuさん
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☆今年も秋の磐梯吾妻スカイラインに行ってきました。
例年は“魔女の瞳”の紅葉に訪問日を合わせますが、
今年はほぼ同時期に見頃を迎える那須岳を優先し、
立て続けに上高地、飛騨高山、御嶽山などを訪れたため
磐梯吾妻スカイラインを訪れるのは止めようかなと思っていました。
しかしスカイラインの中心地である浄土平周辺の見頃は
過ぎたとしても標高の低い地点ならまだ間に合うかもと期待し
出かけてみました。
浄土平周辺は予想以上に落葉していましたが
標高の低い高湯不動滝やつばくろ谷連瀑は紅葉Maxでそれは見事でした。
同じ観光地でも訪問時期を少しずらすだけで
新たな感動が得られるのですから、たまには訪問時期をずらすのもありですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆磐梯吾妻スカイラインMap (※Google Earthに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.733671,140.2771284,4271m/data=!3m1!1e3?hl=ja
我が家から浄土平へは東北道とスカイラインを利用して
旧高湯ゲートまでなら約1時間、
浄土平まではトータル1時間半ほどです。
観光有料道路として親しまれた「磐梯吾妻スカイライン」「磐梯山ゴールドライン」「磐梯吾妻レークライン」の3ラインは、
2013年(平成25/7/25)を以って、福島県へ移管され、
一般県道として無料で通行する事ができるようになりました。
平成23年7月より、同ラインでは、東日本大震災の観光復興策により
無料通行が可能でしたが、今後は県道として無料通行が可能となりました。
また、今まで親しまれた3道路の愛称は、定着していることもあり、
今後も同じ名称で呼ばれることとなりました。
福島県道路公社のHP
http://www.dorokosha-fukushima.or.jp/ -
☆磐梯吾妻地域観光Map
※自然公園財団の地図に加筆
http://www.bes.or.jp/joudo/blog/detail.html?id=12352 -
☆浄土平周辺トレッキングMap
※自然公園財団の地図に加筆
http://www.bes.or.jp/joudo/blog/detail.html?id=12352
磐梯吾妻スカイラインは通行料は無料ですが浄土平駐車場は有料です。
(乗用車1回500円)
通常の駐車場はレストハウス前ですが一切経山登山や魔女の瞳、鎌沼へは
浄土平天文台裏側にある臨時駐車場が便利です。
臨時駐車場ですがスカイラインが通行可能期間は常時駐車できます。
なお、浄土平駐車場も臨時駐車場は日中は(9:00~16:00)は有料ですが
早朝や夜間は無料なので魔女の瞳へ行く場合は
朝9時前の到着がお薦めです。
駐車場を出る時のチェックはありません。
トイレはレストハウス隣りにしか無いので
済ませてから臨時駐車場に進んでください。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝ルートMap(現地案内板に加筆)
今回は浄土平周辺の紅葉の見頃は過ぎていると予想し、
それより標高の低い高湯不動滝などに照準を合わせました。
高湯不動滝へはずいぶん昔に青葉の頃に訪れたことがありますが
紅葉時はいつも素通りしていて今回が初めてです。
高湯不動滝へは磐梯吾妻スカイライン手前にある高湯温泉街の
花月ハイランドホテルを目指し、ホテル前を山側に左折します。
少し進むと右手に高湯不動滝の広い無料駐車場があります。
行こうと思えばそれより先の別荘辺りまでは行けますが
正規の駐車場はありません。
別荘より先は悪路なので車では行かない方が無難です。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道
7:00AM
4WD車ならこの遊歩道入口近くまで登ってこられますが、
駐車スペースは少ししかありません。
高湯不動滝へはこの標識を左手の谷へ下りて行きます。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:展望台
展望台まで下りてきました。
眺めは良いですが滝は少ししか見えません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:展望台
展望台から肉眼で見ればこのくらいの大きさです。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:展望台
250mmクラス望遠ならこのくらいの大きさに見えますが
見えるのは滝の上半分くらいです。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:展望台
展望台から見る紅葉は中々いい感じです。
だいたい9分程度の色付きだと思います。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:
九十九折の遊歩道を下っていきます。
途中に木製の橋がありました。
遊歩道は所々大きな石もありますが
良く整備されていました。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
7:20AM
遊歩道入口から20分ほど下りてくると木々の間から
高湯不動滝が見えて見ました。
写真を撮りながら下りてきたので約20分かかりましたが
道草をしなければ15分もかからいくらいです。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
遊歩道途中から見る色付きはまずまずです。
高湯不動滝の標高は900mほど、
磐梯吾妻スカイラインでこの時期紅葉が一番見頃なのが
標高1000m辺りです。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
谷底近くになるに連れて陽当たりが悪いので
色付きはだんだん悪くなります。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝は典型的な直瀑なので撮影方向が同じだと
どこから撮ってもそう変わり映えしません(^-^;。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
木々の向こうは滝壺周辺の空間があり明るいので
色付きが良くなります。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
遊歩道を下りきると遊歩道は右折れし高湯不動滝展望所に到りますが、
私は谷底まで下り、谷底沿いに遡行し滝に近づきます。
谷底の淵(深み)は美しいエメラルドグリーンです。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
谷底のエメラルドグリーンの淵越しに望んだ高湯不動滝です。
淵は瀞(トロ)の表現することもあります。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝は直瀑で江面的には単調なので
下流の渓流を撮り込むと少しは見栄えが良くなります。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
谷底に追いかぶさる木々は陽当たりが悪いので
全然紅葉していません。
滝周辺の明るい空間の紅葉とは対照的です。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝は落差30m、落ち口の幅が2m、滝壺辺りが5mで
細長い扇型をした直瀑です。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝から上流は激流や滝が連なっていますが
高湯不動滝から下流はしばらくの間は
比較的緩やかな渓流です。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
渓流の岩場を登って滝に近づきます。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝のある川は不動沢、
1kmほど上流に磐梯吾妻スカイライン八景の1つである
『つばくろ谷』(=不動沢橋)があり、
幾つもの滝が連なっています。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
高湯不動滝は典型的な直瀑ですが
滝はその形態や形状によって直瀑、段瀑、分岐瀑、渓流瀑、潜流瀑などに
分類されます。
おおまかですが那智の滝や華厳の滝は『直瀑』、袋田の滝は『段瀑』、銀河の滝は『分岐瀑』、竜頭の滝は『渓流瀑』、山形滑川温泉の滑滝などは『滑滝』、
冨士白糸の滝は『潜流瀑』などに分類されます。
でも直瀑と分岐瀑からなる滝とか、直瀑と潜流瀑からなる滝など
複合瀑もあるのでその分類は一様ではなく、正解があるようで無いとも言えます。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
岩場を登りきると高湯不動滝の全貌が見えてきます。
角度的に滝壺は見えていません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
この日の高湯不動滝の紅葉はほぼ一番の見頃だと思いますが
私が訪れてから最後の駐車場まで誰一人出会いませんでした。
駐車場から徒歩20分ほど歩きますが
滝を見るのに徒歩20分なんて可愛い方です。
時間もさるところながら遊歩道が無いなんてザラなので
高湯不動滝はアクセスが良い方だと思います。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
落差30mの滝はけっこう立派な滝だと思いますが
来訪者は多くありません。
磐梯吾妻スカイライン周辺は紅葉のビュースポットがたくさんあるし、
標高的にはスカイラインでもっとも標高が低い場所なので
他のスポットと見頃がズレているのも理由だと思います。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
そう言う私も毎年のように傍を通過しているのに
紅葉時に立ち寄るのは初めてなんですから
他の人も似たようなものかも知れません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
一部緑のモミジもありますが
滝のある空間だけはちょうど紅葉の見頃です。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
私は谷底から遡上したので順路が逆になってしまいましたが
遊歩道のほぼ終点に木製の橋があります。
床板にかなり痛みがあので修理しなければ
その内通行止めになってしまうかも。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
-
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝・左岸枝沢
上記の橋の下を流れる左枝沢の名無し滝です。
崩れやすい斜面なのでかなり土石が堆積し
あまり見栄えがいい滝ではありません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝・左岸枝沢
それでも滝屋(マニア)の悲しい習性で登れそうな滝があると
つい登りたくなってしまいます(^-^;。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝・左岸枝沢
2筋ある枝沢の左岸の滝は
土砂や倒木が多く見た目が良くありません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝・左岸枝沢
枝沢の落ち口が見えます。
頑張れば登れないこともありませんが
期待できそうな滝では無いので
ここまでで十分です。
2筋の枝沢が上流で分岐しているのか
別個の沢なのかはここからでは分かりません。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝・左岸枝沢
2筋ある枝沢の右岸の沢は少し見栄えがします。
ほんのり硫黄の匂いがするので
上流に温泉の源泉があるのかも。 -
☆磐梯吾妻スカイライン~高湯不動滝遊歩道:高湯不動滝
錦秋の高湯不動滝を堪能し、来た時と同じ遊歩道で
駐車場に戻り再び磐梯吾妻スカイラインを浄土平方面に
車を走らせます。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡の紅葉
高湯不動滝の駐車場からスカイラインを浄土平方面に走らせ
展望の良い開けた場所に車を止め色付いた吾妻の山並みを撮影しました。
この開けた場所は以前あづまスキー場があった所です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡の紅葉
あづまスキー場は福島市町庭坂高湯にあったスキー場です。
福島市にある唯一のスキー場でしたが
小規模な団体複数により運営されていたため、
1980年以降のスキーブームでも大規模な投資をは行なわれず
客は規模が大きく設備の整ったスキー場に奪われ
スキー人気の翳りも相まって2006(平成18)年に閉鎖されました。
今でもロッジ跡、リフト跡などの遺構が残っています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡の紅葉
私はあづまスキー場では一度も滑ったことはありませんが
福島市民にとっては近くて便利なスキー場だったと思います。
しかし標高は900mほで積雪が多くなかったのも敬遠された理由かも知れません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:あづまスキー場跡
あづまスキー場は高湯温泉に隣接し福島駅から約20kmほどの近さ。
標高は900mほどで福島市を一望でき
スキー場は閉鎖されましたが今は夜景を撮影しに訪れる人もいます。 -
☆磐梯吾妻スカイライン:新・不動沢橋&つばくろ谷周辺Map
※Google mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.7494914,140.2842813,388m/data=!3m1!1e3?hl=ja
旧・不動沢橋側展望台に無料の駐車場(22台)とトイレがあります。
新・不動沢橋から旧・不動沢橋や『つばくろ谷連瀑』を撮影する場合は
橋上には絶対駐車せず、橋を浄土平方面に渡って左手の
駐車場(5台)に止めましょう。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷
あづまスキー場跡から九十九折のスカイラインを400mほど登ると
吾妻八景の一つ不動沢橋&つばくろ谷に到ります。
写真は新・不動沢橋から撤去された旧・不動沢橋を望んだ構図です。
断崖下を流れる川が不動沢で『つばくろ谷』と呼ばれています。 -
☆磐梯吾妻スカイライン:新・不動沢橋&つばくろ谷 (※2021/10/04撮影)
この写真は上記の旧・不動沢橋側展望台から新・不動沢橋を望んだ構図です。
山岳観光道路「磐梯吾妻スカイライン」の展望ポイントである吾妻八景は
昭和34年(1959)に作家井上靖が8カ所を選定し命名しました。
新・不動沢橋は「つばくろ谷」に架かる長さ170m、高さ84mの
アーチ橋上路式の橋です。
紅葉の名所で、橋上からのぞき込む光景は圧巻。
遠くには福島市街地を遠望できます。
「つばくろ谷」は、かつてイワツバメ(つばくろ)が飛び交っていたことから
名付けられました。
※「吾妻八景」:白樺の峰、つばくろ谷(不動沢橋)、天狗の庭、浄土平、双竜の辻、湖見峠[うみみとうげ]、天風境、国見台の8ヶ所。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
新・不動沢橋の橋上からは谷底に『つばくろ谷連瀑』を見下ろすこちが
できます。
撤去された旧・不動沢橋展望台からは『つばくろ谷連瀑』は殆ど見えません。
この写真の滝は新・不動沢橋の橋上から望める最上流の滝です。
それぞれの滝に名前はありません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
この『つばくろ谷』を流れている川は『不動沢』。
吾妻連峰の魔女の瞳や家形山周辺を水源として『つばくろ谷』を流れ下り
高湯温泉の少し下流で同じ吾妻連峰が水源の『須川』に合流し
福島盆地で日本一の清流『荒川』に合流します。
その荒川は福島市街地で阿武隈川に合流し
宮城県の仙台市と亘理町の境で太平洋に注ぎます。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
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☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
つばくろ谷を流れ落ちる一連の滝の連瀑の中で一番大きな滝ですが
名前はありません(たぶん) -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
橋上から見下ろしているので寸詰まりに見えますが
落差は40mくらいありそうです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
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☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
この旅行記で先に紹介した高湯不動滝はこの不動橋から
約1km下流にあります。
その1kmの間にも『熊滝』など地図にも載らい
無名の滝が4,5つあるそうです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
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☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
旧・不動沢橋の橋脚土台辺りが展望台で
残念ながら連瀑は角度的に殆ど見えないので
滝を撮影するなら新・不動沢橋の橋上から見下ろすしかありません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
この写真の一番下の細長い滝は
つばくろ谷連瀑の中でも落差がもっとも大きい滝です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
橋の欄干から谷底までは落差84mもあります。
新・不動沢橋の欄干から乗り出すように下向きで撮影しているの
でちょっと怖いです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
つばくろ連瀑の中で一番下のこの滝はかなりの落差があると思いますが
上から見下ろすと長さが推測しにくいですね。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
新・不動沢橋から下流側を見下ろした構図です。
谷の斜面の所々が剥げ地になっていますが
かつての噴気活動跡です。
ここから1kmほど下流の高湯不動滝遊歩道入口の山側には
信夫硫黄高山跡があり、かつてはこの辺りも火山活動が盛んだったのでしょう。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
◎信夫硫黄高山跡
採掘は明治年間から始まり、昭和の太平洋戦争中に最盛期を迎えた。
昭和28年に廃坑となったが、当時をしのばせる精錬窯跡など煙突とともに
遺構が残されている。最盛期には400人もの坑夫が従事し、
小学校までも併設されていた。当時は給金が支給されると、
歓楽地へと懐手で山を下る坑夫の姿が見受けられていた。
懐具合により近場か、もしくは瀬上方面まで足を延ばしたと聞く。
※高湯温泉HPより
http://www.takayuonsen.jp/cgi-bin/takayuonsen/yomoyama/index.cgi?id=104 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
◎信夫硫黄高山跡
ズリ山には構築物のレンガが散らばり、硫黄の結晶が多く含まれた鉱石が見つかる。マッチのような硫黄鉱石独特の匂いがあり、フィールドワークの教材としては宝探し気分となる。ただし鉱山付近は雨水で深く崖状に浸食された場所もあり、立ち入りには十分に注意が必要である。
※高湯温泉HPより
http://www.takayuonsen.jp/cgi-bin/takayuonsen/yomoyama/index.cgi?id=104 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋&つばくろ谷連瀑
高湯温泉は江戸初期、1607年(慶長12年)開湯400年をこえる古湯で
山形県の蔵王温泉、白布温泉と合わせ奥州三高湯と呼ばれています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
新・不動沢橋を過ぎるとヘアピンカーブが6連続する登り坂になります。
乗用車は問題ありませんが大型バスはすれ違うのが厳しい
一番の難所かも知れません。
その難所を過ぎるとしばらく直線道路が続き
吾妻八景の『天狗の庭』に到ります。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
この辺りの標高はおおよそ1350m,
残念ながら紅葉のピークは過ぎています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
天狗の庭周辺には白い木がたくさんありますが、
これらの木々はシラカバ(白樺)でしょうか?
ダケカンバ(岳樺)でしょうか?
この白い木に限って言えばおそらくシラカバだと思いますが
この辺りにはダケカンバも自生しているので
ぱっと見では判別がかなり難しいです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
◎シラカバ(白樺)とダケカンバ(岳樺)の見分け方①
シラカバは温帯から亜寒帯地方に多く見られるカバノキ科の落葉樹で、
樹皮が白いことからシラカバと呼ばれています。
ダケカンバも樹皮が白くカバノキ科ですが
シラカバよりも標高が高い場所に分布し
おおよその目安は標高1500mくらいが境界のようです。
これに緯度も加味されるので標高だけでは判断はできません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
◎シラカバ(白樺)とダケカンバ(岳樺)の見分け方②
それでなくても遠目では見分けにくいダケカンバとシラカバなので、
混在する場所では尚更難しいです。
芽吹きの時に白樺の方が早く芽吹くので見分け易いかも。
またダケカンバの樹皮は赤茶色がかっていて、紙のようにペラリと剥け
葉にやや光沢があります。
シラカバはダケカンバのような樹皮の剥け方はせず
樹皮色はペンキを塗ったようなにベッタリした白です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
◎シラカバ(白樺)とダケカンバ(岳樺)の見分け方③
私がいつも見分けの目安にしているのは成木の枝です。
ダケカンバの成木は細かい枝の先端近くまで白ですが
シラカバの枝は黒ずんでいます。
でも光線の加減もあり実際は近づいてみないと判別は難しいです。
この他にもシラカバの枝跡(枝が落ちた跡)が
黒いへの字や目の形なのも特徴です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
磐梯吾妻スカイラインには吾妻八景があり
福島市側で一番最初に出会う八景が『白樺の峰』です。
名前の通りシラカバの木がたくさん生えている場所です。
標高は約1100mなので、シラカバの分布域とも一致します。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
しかし、天狗の庭は標高1350mほどですがシラカバもダケカンバも
自生しているので判別がやたら難しいです。
ま、シラカバもダケカンバも同じカバノキ科カバノキ属なので
それほど神経質になる必要は無いかもね(^-^;。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
白っぽい木の黄葉はシラカバだと思います。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
緑色の針葉樹はオオシラビソ、コメツガ、マツなどと思いますが
遠目ではよう分かりません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
遠目ではシラカバかダケカンバかわかり難いので
木をZoom upしてみました。
私の見立てではこの木はシラカバだと思います。
①枝跡がへの字
②細い枝が黒っぽい
③白い樹皮がペンキを塗ったような白 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
紅葉の見頃は過ぎたとは言え朝のスカイラインはまだガラガラです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
日祭日や週末は混雑渋滞するので車を止めて撮影できませんが、
平日朝ならガラガラなので広めの路側帯に止めて撮影できるので
やはり早起きは三文の得。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
向こうの三角に見える山は吾妻小富士(1707m)
この位置からはあまり富士山には見えません。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
天狗の庭が部分的に白く見えているのはササの群生です。
そのササの表面が太陽光線で反射し白く見えます。
日本のブナ林では林床に大型のササ類が密生することが多く、
これらもまとめてクマザサと言われることもあります。
チシマザサ 、スズタケ 、クマイザサ 、チマキザサ 、ミヤコザサ などの
クマザサと同じササ属 の笹が往々にしてクマザサ扱いされます。
一般的に、多雪の日本海側ではチシマザサ、クマイザサ、チマキザサが、
少雪の太平洋側ではスズタケや小型のミヤコザサがその位置を占める。
クマザサを漢字で熊笹と書く人がいますが、本来は隈笹と書きます。
クマザサは越冬するとき葉の周囲が白く枯れたように縁どられ
この様子を歌舞伎の隈取りになぞらえた命名なので
隈笹と表記するのが正解です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
この観光道路は私を含め殆どの人が『磐梯吾妻スカイライン』と呼んでいますが、
正式名は福島県道70号・福島吾妻裏磐梯線と言います。
福島市から磐梯吾妻スカイライン→国道115号→磐梯吾妻レークライン→
国道459→裏磐梯剣が峰に到る道路です。
磐梯吾妻スカイラインと磐梯吾妻レークラインは以前は有料道路でしたが
無料になった現在でも以前の名称で呼ばれています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
磐梯吾妻スカイラインが新規開通して間もないころ
子供の私も利用したことがありますが
その頃はいかにも出来立てって感じで
道路の法面がまだ工事跡の裸地状態で痛々しかったのを覚えています。
今ではすっかり大自然が回復しました。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
天狗の庭は作家の昭和34年(1959)に作家井上靖が8カ所を選定
し命名した吾妻八景の一つです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
天狗の庭とは不思議な名前ですが
シラカバ、ダケカンバ、ブナ、クヌギ、ナラなど落葉樹の樹海が広がる
ビュースポット、一帯はクマザサが生い茂る展望が開けた広々とした尾根。
山岳信仰が盛んだった頃、天狗が自分の庭のごとく飛び回っていた、
との伝説から命名されたそうです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
-
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
吾妻小富士(1707m)が大分大きく見えてきました。
天狗の庭側から見ると三角の山ですが
浄土平側から見ると正に小さな富士山です。 -
☆錦秋の吾妻小富士 (※2020/9/29 撮影)
浄土平の蓬莱山中腹から見た吾妻小富士です。
→の天狗の庭側から見ると火口が見えず三角の山ですが
浄土平側からはちゃんと小さな富士山に見えます。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
紅葉樹の中でもヤマウルシやヤマブドウに次いで早く色づき
ナナカマドは殆ど落葉し赤い実だけが残っています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
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☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
眼下には福島盆地と福島市街地が見下ろせます。
この天空を翔けるような道路は
まさにスカイラインの名に相応しい雄大なビュースポットです。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:天狗の庭の紅葉
福島市街地中心地の標高はわずか65m,
それに対し市街地から一望できる一切経山は標高1948mもあり
その差が1888mもあります。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:カモシカ沢周辺
天狗の庭を過ぎると火山活動の痕跡が荒々しい
シモフリ山(左)や駱駝山(右)などの峰々が目に飛び込んできます。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:カモシカ沢周辺
かもしか沢から望むシモフリ山
この辺りからシモフリ沢→硫黄平→涅槃坂→浄土平周辺が
磐梯吾妻スカイラインで一番磐梯吾妻スカイラインらしい景色が
次々に展開する見所です。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:カモシカ沢周辺
かもしか沢から望むシモフリ山北側の紅葉。
この辺りで標高1500mほど。
紅葉は残念ながら既に終盤を迎えています。 -
☆移ろいゆく秋~磐梯吾妻スカイライン:カモシカ沢周辺
かもしか沢から望むシモフリ山北側の紅葉。
磐梯吾妻スカイラインは標高800mの旧高湯ゲートから
最高地点1622mまで平均標高1350mほどの山岳観光道路です。
これで◆移ろいゆく秋:磐梯吾妻スカイラインPart1~高湯不動滝、
つばくろ谷連瀑、シモフリ沢編はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
今年も残すところあと6日ほど、◆移ろいゆく秋:磐梯吾妻スカイラインPart1は
Part2までありますが、年内の投稿は難しいかも(^-^;。
投稿できることにこしたことはありませんが
これが今年最後の投稿だと思い2022年最後のご挨拶です。
今年も拙い旅行記にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
どうぞ皆様もご自愛なされ健やかな年末年始をお迎えください。
そして来年もまた宜しくお願い致します。
では良いお年を!! j-ryu
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