2022/11/27 - 2022/11/27
283位(同エリア862件中)
ちゃんさん
ウエストエクスプレス銀河のツアー、最終日。久留米までは8時間の道のりになる上、紀勢本線(きのくに線)の特急も本数が少なく、帰路の行程は思いの他窮屈です。
滅多に来れない場所でもあるので8:49の特急は見送り、次の11:48の「くろしお」で帰ることにしました。その時間まで めいっぱい、紀南を遊び尽くします!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
-
といわけで勝浦の港から、紀の松島めぐり遊覧船に乗ることにしました。ホテル浦島の亀の船から、クジラの船に乗り継ぐとは、愉快なことじゃ。
2階席の方が眺望が開けて良さそうだけど、列に並んでいなかったので、席にあぶれてしまいました。1階の後方デッキに陣取り、出航!紀の松島めぐり 乗り物
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船は先ほどチェックアウトしたばかりの、ホテル浦島へと突っ込んでいきました。なんだ、浦島からも直接、乗れるのか。
ホテルの部屋であと40分くらいごろごろするか、もうひとっ風呂浴びれる余裕がありました。浴びてたら、また湯あたり起こすところだったと信じましょう。 -
紀の松島の名前の由来は、日本三景・松島にも劣らぬ美しさゆえだとか。
しかし外洋に切り立つ岩々は、松島に似ても似つかないダイナミックで、わざわざ松島の名を借りることはないと思います。紀の松島めぐり 自然・景勝地
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岸壁には洞窟だらけ。浦島の温泉も、これらの洞窟の一つです。
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そして沖に出ると、ホテル浦島の山上館と日昇館がそびえていました。この半島がまるごとホテルとは、改めてさっきまで自分たちがいた場所に驚きです。
密度こそ違いますが、長崎の軍艦島を思い出しました。那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル
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ラクダ岩。録音のガイド放送から、「砂漠よりも楽だ~楽だ、と申しております」というしょーもない台詞が流れてきます。
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それより岩場に湧き出る温泉露天風呂が、気になって仕方ありません。薩摩硫黄島の東温泉レベルの野趣感です。
瀬渡し船で渡るしかないのかな。ぜひとも入ってみたい! -
太一町の、くじらの博物館までやって来ました。夕方の便では、イルカショーを5分間船上から見られるとかで、また違った面白さがありそう。
途中下船したい気持ちを、この先の久留米への遠路が阻みます。くじらの博物館 美術館・博物館
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ぐるり巡って、湾に戻ってきました。中ノ島は島全体が宿になっていて、半島である浦島よりもさらにプライベート感が高いです。
ホテルの建物自体が海にせり出していて、楽しい時間を過ごせそう。ミステリーの舞台にも うってつけです。碧き島の宿 熊野別邸 中の島 宿・ホテル
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55分の充実の航海でした。1,650円以上の価値アリです。
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時間は10時35分。帰りの列車まで1時間少々となりました。ちょっと早いですが、昼ご飯を食べに、勝浦漁港にぎわい市場へ。
BLUE SEAL 勝浦漁港にぎわい市場店 グルメ・レストラン
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マグロ専門の「ヤマサ脇口水産」で日替わり丼をオーダー。千円のサービスメニューの中身ができあがっていきます。ワクワク。
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生マグロ、うまかった! IPAとのマッチングも最高。
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港から駅までを結ぶ、レトロなアーケード商店街の暖簾をくぐってみました。
飲み屋街も賑わった痕跡が見え、遠洋漁業の基地らしい街です。 -
喫茶店のたたずまいに、グッときます。
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そして一大観光地の玄関口らしく、駅周辺には何店舗ものお土産屋さんが集まっていました。
買い出ししたお土産屋さんは、車いすの店員さん(主人?)でした。当たり前な風景になっていくのかもしれませんね。 -
紀伊勝浦駅は橋上駅舎ではないけれど、2階に改札口がある、ちょっと都会風のスタイル。
紀伊勝浦駅 駅
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こざっぱりした駅舎ながら、名古屋や大阪に向かう特急列車がメインで、長距離列車のターミナル駅です。
普通電車が少ないことの裏返しでもあります。勝浦~新宮間ですら3時間空く時間帯もあり、都市間輸送はバスが頼りの区間です。 -
そして合理化はこの駅も例外ではなく、みどりの窓口はなくなり、ネット予約受け取り機と「みどりの券売機」できっぷをさばいています。
もっとも、迷っている人がいれば駅員さんが駆け寄って来ていて、無人駅のような寂しさはありませんでした。 -
11時48分発の新大阪行、くろしお16号は「パンダくろしお」でした。
特急 くろしお 乗り物
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この列車も、我が子は大好きなんですよね。YouTubeで見た時の笑顔が浮かぶ…
上野動物園よりパンダに会いやすいと評判の、アドベンチャーワールドのPR列車でもあります。下見もばっちりなので、次回は家族旅行で来たいものです。 -
ウエストエクスプレス銀河からも見た海は、くろしおからでもキレイでした。
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振り返れば、パンダだらけ。なかなかシュールな絵面です。
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那智の滝をチビチビやりながら、至福のひととき。旅の相方は、駅から車で帰らねばならないので、これみよがしにチビチビやりました。
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紀勢本線はカーブの多い隘路。長くはない6両編成の列車でも、先頭部分を見ることができます。
カーブを高速で走れる振り子列車の活躍舞台でもありましたが、最新の287系は「非」振り子車。スピードダウンもやむなしという、シビアな決断を受けています。 -
2日連続の寝不足がたたり(主因は酒でしょうけど)ウトウトしてたら、旅の相棒がにわかに動き出し目覚めました。おお、昼行のウエストエクスプレス銀河やないけ!
場所は周参見駅。ウエストエクスプレス銀河の観光停車中に、くろしおは追い越していきます。起こしてくれてありがとう。目が冴えました。WEST EXPRESS 銀河 乗り物
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約1時間半で、白浜着。新大阪まではまだ2時間半あり、紀伊半島はでっかいどう。新宮~新大阪間は4時間20分に達し、多彩な設備が「必要」とされた博多~西鹿児島間の在来線特急「つばめ」を しのぐ所要時間です。
「くろしお」はただ座席を並べた列車でいいのか、伸びゆく高速道路と対抗するなら観光列車的な戦略も必要では? ウエストエクスプレス銀河は、その答えの一つなんでしょうね。白浜駅 駅
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白浜から先も太平洋が旅のお供。勝浦あたりの荒々しい岩場の海岸とは、また違う表情です。成り立ちから学べば、地学に強くなりそう。
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そして和歌山の有田付近といえば、名だたる みかんの産地でもあります。ちょうどシーズンでもあり、平地から山の頂上付近まで、冗談のように たわわに実ってました。
愛媛の みかん畑を見た時もなかなかの衝撃でしたが、さすが和歌山も迫力のスケールです。 -
線路際まで、みかんが迫ります。
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関空快速の車両が見えてくると、関西の都市圏に入ったことを実感します。
和歌山から阪和線に入れば、すれ違う列車も追い抜く列車も、この車両ばかり。子鉄君、「またこれやぁ」と不満ながらに楽しそうでした。 -
日本最高峰のビルに迎えられ、天王寺着。
あべのハルカス 名所・史跡
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大阪環状線に乗り入れます。
JR大阪環状線 乗り物
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西九条からは梅田貨物線へ。来年には地下化を控えており、都心部の地上を走る特急列車の姿も間もなく見納めです。
うめきたの摩天楼を見上げるのも、これで最後だろうな。うめきた広場 名所・史跡
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紀伊勝浦から4時間で、ようやく終点・新大阪に到着。
ウエストエクスプレス銀河の有用性、実用性を実感した帰路でもありました。新大阪駅 駅
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せっかくの大阪、独身時代なら街で一杯やって深夜に帰宅したのだろうけど、それぞれ可愛い息子が待つ身です。帰路を急がねば。
JR西日本の土産店はセブンイレブンになっています。とてつもない混雑の中、どうにかお土産を確保しました。 -
帰路も「みずほ」が取れず、「のぞみ」になってしまいました。
山陽新幹線 乗り物
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4号車の指定席だったのですが、自由席から溢れた3号車の乗客が通路に立つほどの混雑。自由席特急券で指定席に立つのは本来ルール違反だけど、やむなしかな。
しれっとC席に座っていた女子は、完全アウトですが。 -
山陽新幹線では「のぞみ」限定のお楽しみである、車内販売が回ってきました。ハイボールをプッシュとやって、至福のひととき。隣からの目線は、気にしない。
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博多からの九州新幹線の接続は悪く、30分ほど待って後続の「みずほ」に乗りました。こちらもほぼ満員、どうにか自由席の隙間に滑り込んだ格好です。
博多駅 駅
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紀伊勝浦から8時間かけて、久留米に到着。有休休暇をまったく使わず、めいっぱい楽しむことができました。独身の頃はこんな旅ばかりだったので、久々の感覚です。
留守を預かってくれたヨメさん、本当にありがとう。半年分くらいの英気を養い、さあ明日からまた頑張ろう!久留米駅 駅
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