2022/11/25 - 2022/11/25
185位(同エリア468件中)
ちゃんさん
2020年、JR西日本がコロナ禍の中、「新たな長距離列車」を送り出しました。懐かしい夜行列車の現代的解釈ともいえるような列車。夜行列車=庶民の手に届かぬクルーズトレインばかりになってしまった昨今で、胸の熱くなる出来事でした。
波乱万丈の育児もようやく安定してきたので、ヨメさんを拝み倒して、「2泊2日」の旅を計画。気楽な男2人旅というのも久々で、1週間以上旅したかのようなリフレッシュ感を味わいました。https://www.youtube.com/watch?v=D8an8AF2vEw
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
-
今回乗車するのは、京都→新宮間のウエストエクスプレス銀河・紀南コース。新大阪発は22時16分なので、久留米の僕らでも、仕事が終わってから乗ることができます。
まずは1週間の仕事お疲れ様!と、博多までの「つばめ」で1本空けました。九州新幹線 800系 つばめ 乗り物
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金曜日、しかも全国旅行支援を実施中とあって、博多駅の新幹線ホームはアフターコロナを思わせる賑わいぶりでした。
現実にはウィズコロナで、しかも感染がじわり拡大中という時期。お互い気を付けましょう。博多駅 駅
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「早得」でさくら・みずほを取ることはかなわず、新大阪までは「のぞみ」に乗車。比較的空いている傾向にある「のぞみ」も、東海道区間のような混雑でした。
しかし今回はじめて気づいたんですが、「みずほ」「さくら」の車内販売が廃止された一方で、「のぞみ」では健在なんですね。おかげで酒類、無限補給です。のぞみなら車内販売あり by ちゃんさん山陽新幹線 乗り物
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さて記念すべき大旅行、新幹線車内での晩飯も豪華にいきたいところです。久留米駅では大したものを買えない(失礼!)し、博多駅の乗換え時間は4分しかなく、買い物の余裕はありません。
一計を案じ、久留米の自宅の近所で「浜勝」をテイクアウトしてきました。 -
さすがは専門店のクオリティ。うまかったです。回りもお弁当を広げている人ばかりなので、あまり気遣いせずに済みました。
今回の旅の相棒は職場の同期。ひさびさのまとまった時間に、話は尽きません。思い返せば、きわめて真面目な2時間半でした。 -
今回、大阪までの往復にも全国旅行支援を使えないかと考え、実際に予約までしていました。宿ではシャワーだけ借りて、1時間でチェックアウトすればいいじゃんと企んでしたのです。
往復1万6千円以下、さらに3千円クーポンが付くので、宿泊を放棄しても破格。しかし旅行支援のサイトを熟読すると完全アウトなようで、泣く泣く放棄しました。なんてことを思い出してるうちに、新大阪駅に到着。新大阪駅 駅
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OsakaMetroの新大阪駅に足を向けると、ちょい飲みスポットができていました。時間があれば立ち寄ってみたかったです。
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飲み屋の誘惑を振り払い、新大阪駅から西へ徒歩10分のマンションにやって来ました。
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最上階の「ひなたの湯」へ。山陽新幹線の車窓からもよく見えるスーパー銭湯です。平日の入浴料は800円。飲みに行く前にさっぱりする御仁でいっぱいでした。
我々も のんびりする時間はなかったけど、1日の汗を流してリフレッシュ。夜行列車に乗る準備は整いました。夜行列車の乗車前にひとっ風呂 by ちゃんさんひなたの湯 温泉
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「ひなたの湯」のある西方向から在来線の改札は思いの他遠く、ちょっと焦りながらホームへ駆け下りました。
WEST EXPRESS 銀河はツアー列車の扱いながら、LEDできちんと案内されていました。★マークのワンポイントが、またいい感じです。https://www.youtube.com/watch?v=xKDLHIvZG6o -
艶やかな青い車体を輝かせ、新宮行ウエストエクスプレス銀河が入線してきました。往年の新快速車両・117系の改造車です。
まさか特急に生まれ変わるだなんて思っていなかったけど、なかなかお似合い。国鉄型車両ならではの重厚感があります。令和によみがえった新時代の夜汽車 by ちゃんさんWEST EXPRESS 銀河 乗り物
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ツアー列車なので、乗降口の前で受付があります。ただでさえ時間がないのに、今は旅行支援向けの検温や書類の確認もあるので大変です。
ワクチン接種証明の確認やクーポンの引渡しは のちほどということになり、急いで乗り込みました。 -
というわけで ひとまず今夜の根城である、5号車の指定席におさまりました。
まるでB寝台車のような片廊下では、見送りの光景が展開。懐かしくて もうこれだけで、胸がいっぱいになりそうです。 -
5号車の指定席は「クシェット」の愛称がついています。欧州では簡易寝台を意味するワードで、横になって眠れる大サービスの席です。
寝台列車と違って車両の断面が小さいのですが、下段「寝台」の位置が思い切って下げてあるので、さほど窮屈な感じはありませんでした。 -
2段目へのハシゴは、窓辺ではなく、ベッドのサイドに設置。車窓の邪魔になりません。
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あくまで寝台ではなく座席なので、ベッドを完全に囲むようなカーテンの類はありません。
上段の窓側には低いすりガラスが仕込まれ、辛うじて お互いの寝顔は見られずに済むようになっています。 -
下段にはカーテンがあるものの、これも窓側の途中まで。レースのカーテンなので、完全に閉ざすことはできません。
プライバシーが保たれないという理由で、かつての開放型B寝台は嫌われましたが、クシェットでは さらに(あえて?)オープンになっています。旅人の評価やいかに!? -
各席には照明とコンセント、小物入れを装備。ポップな雰囲気で、ブルートレインのB寝台とはまったく違う印象です。
明るい色彩の寝台は、むしろ八丈島行の船「橘丸」を思い出しました。 -
今はコロナ対応で定員が絞られており、4人ボックスを2人で占有します。本来のコンセプトである見知らぬ旅人との交流を楽しめるようになるのは、もう少し先のお話。
今も、家族以上の付き合いが続いている出会いもあったブルートレインが懐かしいですが、今日のところは窓辺に酒を並べて、仲間内の旅を楽しむことにしましょう。 -
4人で酒盛りされてたボックスには、こんなノレンがかかっていました。4人利用だと貸してもらえるのかな。まさか、持ち込み…?
和気あいあいな、仲間内の旅にも ぴったりな列車です。 -
列車は大阪環状線を抜け、天王寺駅へと入ります。窓の外は金曜日の帰宅ラッシュ。なかなか恥ずかしいでやんす。
ブルートレインの車内は少し暗く、外の明るいホームとは少し断絶された感があったのですが、明るいウエストエクスプレスでは、お互い同じ次元の空間です。天王寺駅 駅
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今回は日本旅行主催のパッケージツアーということで、全国旅行支援が適用になりました。ウエストエクスプレス銀河の普通車でも、座席車は対象外、クシェットは対象となっています。
後泊のホテルと合わせて2泊の計算となり、割引は上限いっぱいの16,000円が適用。今日は金曜日ということで平日の扱いとなり、今日の分だけでクーポンが3,000円分もらえました。有効期限は明日まで。焦って使わにゃ! -
車内探検に出発! 隣の6号車はグリーン個室「プレミアルーム」。一番乗りで予約電話につながったのでこちらでも良かったけど、「ほぼ」ダブルベッドなので遠慮しました(笑)。
完全鍵付きの個室で、プライベート感は抜群。家族ならこちらを予約したと思います。ブルートレインのシングルデラックスを彷彿させる、1人用個室もあり。JR西日本はクルーズトレイン「瑞風」にも1人用個室があって、一人旅派の味方です。 -
6号車自体への出入り自体はグリーン個室以外の乗客もOKで、先頭部分のラウンジ「彗星」もフリースペースです。
「彗星」は、かつて大阪と宮崎を結んだブルートレインの名前。シンボルマークは当時のヘッドマークのデザインで、おっちゃん鉄っちゃんの心をくすぐります。 -
クッションが2つあるだけの、ささやかなスペース。
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窓越しに前面展望を楽しめます。
国鉄の快速電車であることが信じられない程リニューアルされた列車だけど、運転席まわりだけは無骨なままです。https://www.youtube.com/watch?v=6QG0eejWJ7M -
そして側窓もやはり、オリジナルと同様に開けることができます。周囲の音がダイレクトに入って来て、頬に当たる夜風が冷たいです。
いまでこそ珍しくはないけど、コロナの流行が収まり、窓開け換気が励行されなくなれば、また貴重な体験になってきそうです。 -
阪和線は、開業時は阪和電鉄だった路線。南海への対抗から直線メインの高速対応線ですが、家々の近さからは「私鉄」を感じます。
踏切小屋もいまや希少。日豊本線亀川駅そばの踏切小屋を見ながら3歳まで育った身には、特別な風景なんです。 -
デッキまわりは重厚な雰囲気。壁面のデザインが独特です。
車両のデザインは、建築家の川西康之さんが担当されています。えちごトキめき鉄道の「雪月花」も手掛けられていて、今後は特急「やくも」もデザイン予定。期待膨らみます。 -
では続いて4号車の扉を開きます。
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こちらはフリースペースの「遊星」。ブルートレインのロビーカーよろしく、すべての乗客が自由にくつろげるスペースです。
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4人掛けテーブルでは将棋や囲碁ができるように碁盤が仕込まれているのですが、コロナ対策のため おあずけ。代わりにパーテションが立てられています。
このデザインが秀逸で…ヘッドマーク風の「距離」「マスク」のアイコン。こんなブルートレインはもちろん存在したことはないけど、あったんじゃないかと思わせるくらいにデザインされていて、思わず笑ってしまいます。 -
東海道を駆けた列車たちが、エッチング加工された妻板。100系新幹線の食堂車を思い出す意匠です。
新時代の夜汽車なのに、あちこちに おっさんホイホイが仕込まれています。今の若い人には、かえって新鮮なものに見えているのかな。そうであってほしい。 -
今日、令和の夜汽車に乗った証明。
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深夜11時というのに、ラウンジでは即席観光案内所を開設中。明日の旅先を考えながらワクワクするひととき、いいですね。
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ネット全盛の時代といえども、紙のパンフレットをパラパラめくって得られる情報の量は侮れません。
どこの自治体もガッツリ立派なパンフレットをこしらえていて、下手な観光ガイドブックよりもよほど充実しています。 -
315=最高。ちょっとJR九州っぽいかも(笑)。
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続く3号車に現れるのがファミリーキャビン。クッションを手前に引き出すと、和室のようにくつろげる家族向け半個室です。
夜行便では1グループに2部屋が充てられるとか。なんて贅沢! こちらも普通車の扱いになります。 -
同じ車両には20席の指定席も。コロナ対応で、隣り合って見知らぬ人が座らないような配置になっています。
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3号車の後ろにあるのが、ミニサロン「明星」。座席車にこそ必要な設備で、夜行急行「はなます」のミニサロンを思い出しました。
「明星」は大阪と鹿児島を結んだ寝台特急だけど、物心つくまえに廃止されました。個人的には「なは」の方に馴染みあります。 -
「ソーシャルディスタンスの確保のため、この席は使わないでください」ってな張り紙より、気が利いたアクセント。気づかずに座ってしまいそうではありますが。
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2号車は女性専用車、1号車はグリーン車のため、3号車~6号車の乗客はこの先、立ち入り不可になります。
1号車の乗客が4号車の「遊星」に行く時は、男性も2号車を通り抜けてよいルール。ちょっと気が引けそうではあります。1号車が女性専用では、ダメだったのかなぁ。 -
阪和線をモーター音高らかに駆けた銀河も、間もなく和歌山到着。紀南コースでは日付も変わろうかという時簡に、夜食のラーメンの おもてなしがあります。
バウチャーを手に、準備完了! -
ラーメン屋までは、添乗員さんが歩いて誘導。号車別に時間が決められており、3号車は幸い先発班でした。
終電も間もなくという時間、銀河のホームだけは浮足立ってました。僕もです。和歌山駅 駅
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金曜の夜というのに、人は少なめ。ビルの前にたむろする所在なげな若者たちが、怪訝そうに眺めていました。繁華街は南海の駅周辺になるのかな?
ぞろぞろ、深夜も元気な旅人たちが歩いて行った先は… -
麺屋・ひしおさん。
麺屋 ひしお 和歌山駅前店 グルメ・レストラン
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この時間帯は、ウエストエクスプレス銀河の乗客専用です。
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思わず写真に撮りたくなっちゃいます。
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昨年までは店内で食べて帰るスタイルだったのですが、今年からテイクアウトになってしまったのが残念。
添乗員さんに聞いてみると、昨年はコロナの影響で もっと乗客数を絞っていたらしく、結果的に店内へ入り切れていたんだとか。 -
というわけでテイクアウトのビニール袋を引っ提げ、駅に戻ってきました。
ツアー参加者の証のステッカーがどこかへ飛んで行ってしまいましたが、ラーメンの袋を持ってりゃ、乗客だって分かりますわな。 -
豚骨ベースに、湯浅の醤油を使った和歌山の味。たぶんこのシチュエーションならどんなラーメンでも うまいのでしょうが、それでも うまかった!
九州のこってり豚骨よりは重くない感じですが、それでも深夜0時過ぎのラーメンが体に良かろうはずがありません。すごい背徳感。いいんだ、旅の夜なんだ。 -
テイクアウトスタイルになったがゆえに、受け入れ側はさらに大変。ホームにはゴミ箱が特設されていました。
列車の運行に合わせてゴミ箱を出し、捨てに行き、またゴミ箱を保管する。何気ないようで大変な手間だと思います。 -
ラーメンはホームか車内でと案内されており、車内で食べる人が多かったです。ラウンジでラーメンを囲む光景は、なんだか食堂車みたい。
意外と子どもの姿も多く、深夜の街とラーメンという大人の世界は、より特別な思い出になったのでは? -
背徳感を抱えながらの深夜のラーメン、でも食べる人たちは笑顔です。
なんだかとんでもなく平和な光景で、そして平和でなければありえない光景な気もして、いろんなことに感謝の念が湧いた和歌山駅の夜でした。
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