2022/11/26 - 2022/11/27
462位(同エリア855件中)
ちゃんさん
ウエストエクスプレス銀河のツアーでは、紀南での1泊が組み込まれています。名古屋方面へ抜けたい、あるいはその日のうちに帰りたいという希望は通らず、乗車に向けた一つのハードルでもあります。
こちら、お気楽な40前後の男子2人旅。特に泊まり先にこだわりはなく、新宮のビジホに泊まって飲み歩いてもいいくらいでしたが、「家族旅行の下見」という大義名分を掲げるべく、有名な温泉ホテルを選んでみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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-
勝浦の船着き場へ。行き先に掲げられた浦島、中の島ともに、ホテルの専用船になっています。
今夜の泊り先は、ホテル浦島の方です。半島まるごとホテルと聞くけど、一体どんな世界が待っているのやら。 -
かわいい亀の船が近づいてきました。亀に乗って竜宮城、ならぬ、亀に乗って浦島へ。というわけですな。童話では、浦島が亀に乗るんだけど。
ホテル浦島は背後に見えており、大した距離ではありません。陸続きになっていて、その気になればバス連絡もできるんだろうけど、旅の演出としては よきです。 -
という割に、船の内部はあっさりしたものですが。
日ごろ島に行かないような人にとっては、船というだけで充分非日常だから、いいのかな。 -
感染対策のためか、少し肌寒いけど窓やドアは解放状態。個人的には、この方が安心できます。旅先では、つい気が緩んでしまうので。
ただドアはチェーンをかけ忘れてて、子どもも乗っていて危なっかしいこと。そっとチェーンを掛けておきました。おおらかやなぁ。 -
浦島に「上陸」。さっそく日旅のクーポンを出し、チェックインです。カウンター、いくつあるんだか。
健康チェックを終え、旅行支援のクーポンをゲット。今日は土曜日なので1,000円分です。ホテル内でも宿泊費には充当できないけど、その他の精算には使えるとのこと。那智勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル
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浦島には山上館、日昇館、なぎさ館、本館の4つの建物があり、それぞれが大型ホテルといっていい広さ。とんでもない規模です。
4つのホテルは通路で結ばれていて、床のラインを目印に なぎさ館を目指します。昔の大学病院みたい。 -
その通路に商店街があるんだから、もはや一つの街といっていいレベル。一時休業中の店が多く、コロナ前だったらもっと賑わっていたんだと思います。
しかもここ、山を貫くトンネルの中なんです。街というより、都市かもしれません。 -
ゲームコーナーには、40前後のおっちゃん連中にとって、ぐっとくるマシンが並んでいました。今の子どもは楽しいのかしら。遊ぶならスマホか、手持ちのスイッチなのかも。
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エレベータに乗り、フロントからゆうに5分かけて部屋に到着です。標準的な、昔ながらの大型旅館の部屋。ほっとしますね。
しっかり部屋が温まっていたのは、寒い中歩いてきた旅人として好感度・大でした。SDGsな視点は別にして。 -
なぎさ館の部屋からは、波おだやかな勝浦漁港を望みます。波止場には何台ものキャンピングカーが止まり、夜通し釣りに興じるようです。
旅のスタイルは人それぞれ。あんな旅もいいなぁ。 -
お茶請けはもちろん、売店でも売っています。
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部屋にも一応お風呂はありますが、ほとんどの人は使わないんじゃないでしょうか。
さて我々も浴衣に着替えて、館内探検がてら ひとっ風呂浴びにいきますか。 -
トンネル商店街をフロントに戻ると、ローソンがありました。最近のホテルでは時々見かけるスタイルではあるけど、外部からの利用を想定したものがほとんど。
浦島では「外部」などなく、ほぼ100%、ホテル利用者のためのローソンになります。 -
お土産の品ぞろえが半端ないです。各種ポイントが付く分、外の土産屋で買うよりお手頃じゃんというケチ、否、合理的な考えが浮かびます。
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ローソンクオリティはホテル内でも例外ではなく、酒類が充実。さらに地ビールもあって、お土産にも部屋飲みにもよさそう。
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山上館へは、スペースウォーカーが結びます。Googleマップにも単独で載っている、名所の一つです。
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その正体は、延々と続くエスカレーター。しかも山上館までは、何本も乗り継いで行かねばなりません。維持費だけでも、大変なものになりそう。
維持費は山上館の宿泊料金にくっついているんですよね? うちらは払ってないですよね?(笑) -
エスカレーターの乗り継ぎポイントには、休憩所があります。どんだけ~!!
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登って来ました、海抜80m! 眺望が大きく開け、なぎさ館とは別の宿泊施設のようです。
山上館にもレストランや展望温泉がありますが、いずれも山上館の宿泊客専用。今風にいえばプレミアムエリアです。フロントから「下りのエレベータはあちらです」と声が掛かりました。なぜ山上館の客でないと分かった!
すごすごと、山に潜るエレベータで引き返しました。このルートの方がずっと早く、スペースウォーカーはアトラクションの一種のようです。 -
というわけで、ようやく名物の洞窟温泉・忘帰洞へ。波の打ち付ける、天然の洞窟の中に作ってしまった温泉です。これは楽しいし、旅気分もぐっと高まります。
温泉そのものも、しっかり白濁した硫黄泉。夜汽車と歩きで疲れた体が、しっかりと ほぐれていきました。 -
透明な湯の内湯もハシゴして、2つの温泉を制覇。狭い範囲に、いろんな湯質の温泉が湧いているんですね。
しかも浴場はあと3ヶ所もあり、ホテル内で湯めぐりできてしまいます。スタンプも置いてあり、征服欲を刺激。 -
日没こそ見えないものの、港の夕暮れがいい感じ。腹も減ってきました。
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バイキングの食事会場も建物ごとにあり、なぎさ館はエバーグリーンと称します。
手袋やマスクといった、基本的な感染対策を求める姿勢が徹底していて、安心して食べられます。 -
これと同じくらいの客席がもう一つあり、なぎさ館だけでも大型ホテルと称してよい規模であることを、改めて実感。
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60分1,980円とちょっとお高めだったけど、ビール飲み放題も付けちゃいました。
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トルネードディスペンサーなる、ビールが下から湧き上がってくるサーバーが楽しいです。照明も当てられ、ビールの中に渦巻く気泡が、まさに映えます。
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さぁ飲むぞ食うぞと意気込んで、最初はうまいうまいと食が進んでいたのですが、二人とも同じタイミングでペースダウンしました。辛うじてバイキングもビールも2回目を取りに行ったものの、食欲が…。
どうやら寝不足と疲労の中で濃い温泉に浸かったことで、湯あたりを起こしてしまったようです。1,980円も払ったんだ、せめてビールだけでもと頭は思うのに、胃がついてきません。 -
無理は禁物、止めておこう。男子も40前後にもなれば、冷静です。1時間も経たずにレストランを出て部屋に戻れば、布団が敷かれていました。この規模のホテルで布団敷きに回るとは、すごいオペレーションだと感心。
起きている気力もなく、ワールドカップを見ながら、布団でごろごろ。下らない(本当に下らない)話をしながらダラダラ過ごす時間も、また久々ではありました。 -
ぐっすり眠れればまだ良かったのですが、3時頃に一度目覚めたらもう眠ることができず、ぼんやり頭で朝を迎えました。湯あたりのせいなのか、歳のせいなのかは分かりません。
旅の相方は熟睡できたみたいだし、布団は上等だったので、決してホテルのせいではありません。 -
朝なので、日昇館へ行ってみました。レストランが海に面しているのがいいなぁ。
銀河のツアーでは、なぎさ館又は日昇館とされているので、運がよければこちらに泊まれるかもしれません。 -
素掘りの洞窟を通り抜け、朝風呂はもう一つの洞窟風呂・玄武洞へ。忘帰洞より少し狭めでした。また湯あたりしないよう、控えめに。
男女の浴室の境が、手前と奥で材質が異なっていました。ひょっとしたら昔は、混浴だったのかな? -
幸いまた体調を崩すようなことはなく、朝食もおいしく食べられました。一応、胃には優しそうなメニューに留めてはおきましたが。
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亀の船が気ぜわしく行き交う、浦島の新しい1日がはじまります。
朝から船乗り場には行列ができていたけど、出発の早いコースの団体さんだったようです。僕らはもうちょいのんびりしてから、9時過ぎにチェックアウトしました。 -
亀さん、お世話になりました。
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こちらの亀さんも。
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いや、人間さんに一番お世話になりました。
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勝浦の港に戻り、次に乗る船の時間まで時間もあったので、港の先端までお散歩に。
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船でぐるっと回るので遠いように感じられたけど、港から見ると、なぎさ館は手が届きそうな距離にありました。
朝いちばん、パンツ一丁で窓際から朝焼けを眺めたことは、この際忘れましょう。
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