久しぶりのヨーロッパ　【４】　ケルン大聖堂と財宝いっぱいの宝物館へ

2022/10/05 - 2022/10/07

　コロナ禍で３年間海外へ出かけることができず、人生の目標を失ったような喪失感。
「いつになったらいけるの？？」
昨年予約していたクロアチア＆スロベニア旅行も泣く泣くキャンセルしました。

　　ようやくコロナ72時間以内の陰性証明が必要なくなった事もあり、ドイツに赴任中の息子家族への物資の補給という口実をみつけ行く事にしました。
基本的に週末のみ息子の所、ウィークデイは３～４泊分の荷物を持ってオランダやベルギー、ドイツへ出掛けました。

　今回は滞在中のケルンで、ドイツで最も訪問者の多い人気の高いドイツ三大大聖堂のひとつケルン大聖堂へ。
想像したよりかなり大きく、天を衝く様に伸びるさまに圧倒されましたが、繊細で緻密な装飾や創りもあったり その人気に納得です。

よろしかったらお付き合い下さい♪

エリア ケルン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ケルン大聖堂　正式名称は「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂」

西側にある正面から見ると二つ並ぶ鐘塔が、
天を衝くように目の前に立ちはだかる様は圧巻です！

ケルン中央駅からホテルへの道すがら何度も通るので
その度に立ち寄りました（大聖堂は無料です）

見る角度で様々な顔があります♪

建設期間は、なんと632年もかかったそうです＠＠；
サクラダファミリアの建設期間が約100年。。。
ただ、資金難やその規模の大きさゆえ約200年の
中断期間もあったのだそうですが。。。

天を衝くってこんな感じなんですね。。。
それにしても、ヨーロッパの空ってどうしてこんなに高いんだろう。。。

美しいファサードも圧巻

旧約聖書の一場面が描かれた浮彫や
アーチ部分の太陽や天使、地球や天体を表す彫刻が施されていて見応えあります。

ケルンの彫刻家 ペーター・フックスが手がけた聖人の彫刻が並びます。

入り口を入ると、祭壇へと続く身廊
大聖堂を支える石柱

荘厳な雰囲気を醸し出すのは天井部の高さゆえでしょうか…
天井のアーチ型のフレームと真っすぐ伸びた柱が美しい♪

入り口から再奥部までは 144,58m
高さは、中央の身廊部分で43m

入り口から続く周歩廊にはステンドグラスがはめ込まれていて、
南通路の入り口の５枚のステンドグラスは「バイエルンの窓」と呼ばれ
ルートビッヒ１世により寄贈されたものだそうです。

写真：東方三博士の礼拝

嘆きの窓
十字架から降ろされたイエスを抱きしめる聖母マリア
上部には、最後の晩餐の場面が描かれています。

外から光がの差し込み、なお一層鮮やかで神秘的♪

大聖堂内は無料で見学できます。

東方三博士の黄金の聖棺
聖棺の中には東方三博士の聖遺物（聖人の遺骨や遺品）が納められています。
1,000を超える宝石や真珠、カメオなどで飾られています。

三博士の骨をミラノからケルンに移したことによって、キリスト教の最も重要な巡礼地のひとつとなったのでした。

1164年神聖ローマ帝国皇帝が、ミラノから東方三博士の聖遺物を持ち帰った物を
収めている黄金の聖棺

「聖アジルルフス」の多翼祭壇
1520年に制作されたもので、キリストの受難の場面が描かれています。
「聖アジルルフス」はケルンの司教で750年に亡くなった殉教者

「キリストの埋葬像」

床のモザイクタイルも素敵♪

元々は木造の大聖堂だったそうですが、火災で消失
現在の石造りの建築になったそうです。

朝9時、オープン時間を狙って南塔に登りました。
入り口がわかりにくいのですが、この建物の地下に入り口があります。

南塔と宝物館のコンビチケットを購入　
８ユーロでした。

南塔の高さは約100m、533段の階段を登ります。
狭い螺旋階段です。
すれ違う人がいなくて良かった！

鐘楼のところまでは一番乗りでした。
最後は、塔内中央の鉄製のステップを上ります。

塔を見上げたところ
きれい～♪

風が冷たい！
展望台の階は鉄製の金網に覆われていますが吹きさらしです。

塔の上部を間近で見ました♪

ライン川やケルンの街が見渡せて気持ちいい♪

9時から塔に登り、約50分の見学でした。

ホテルで休憩して、今度は宝物館へ
入り口がちょっと分かりづらいのですが、
南塔と反対側（駅側）の地下にありました。

礼拝で用いらるのでしょうか。
刺繍や宝石などの装飾が凄いです、重そう＾＾；

尚、スマホでの撮影は可能です。

輝く聖杯

大聖堂の式典や儀式に使用された豪華な剣や王冠、杖など
まばゆいばかりの財宝や資料などが展示されていて溜息ものでした♪

2日目と3日目の夕食は、ネットで調べた大聖堂近くの中華のお店
「Great Wall」へ

辛酸たんスープ、空芯菜炒め、焼飯などを注文
美味しくて安くて、癖になるお店♪
２日間通いました＾＾＊

お土産は、ホーエ通りにある可愛い小物を扱うお店
「PYLONES KOELN」へ

色やデザインが可愛いくって、小さい子に喜ばれました～♪
丸いのは携帯用のブラシです。

畏怖堂々　夕刻の大聖堂　

600年以上の年月をかけ、戦争や大火をくぐり抜けてきた大聖堂
魅力満載でした♪

次回はケルン滞在中のエクスカーション、ファルケンルスト城へ行きます。

お付き合いくださりありがとうございました。

この旅行記へのコメント （4）

• イタリア大好きさん 2024/02/15 17:01:38

  ケルンいいですね。

  また、失礼します。イタリア大好きです。
  
  いやいやケルンいいですね。大聖堂登られたんですね。あの階段すごかったんじゃないですか？
  
  僕も一瞬だけ考えましたが、ちょっと階段の数を聞いて中止しました。結構あちこちの塔を登ってるんですが、ちょっとケルン大聖堂はびびってやめてしまいました。
  やはりミュンヘンのようにエレベーターが欲しいところです。
  
  ケルンは南ドイツに行った時に1泊するかどうかでとても悩んだ街です。「4711」と言う香水の有名店もあるし、大聖堂もあるし泊まろうと思ったのですが、やはり帰国日には出発するフランクフルトに宿泊しなければ、ということでスケジュールを組んだのですが、最終的には日帰りでケルン往復をしたので、あまりフランクフルトに泊まっている意味はなかったです。
  
  香水の4711の本店と大聖堂を見て日帰りでICEの早い列車『スプリント』に乗って帰ってきました。
  
  今、6月の南フランスのスケジュールを組んでいるところなんですが、パリからモンサンミッシェルに回って、そこから南フランスの『アヴィニヨンからアルル』に行くか、『アルザスのストラスブール・コルマール』に行くか、3泊をどっちかに割り振るかで悩んでいます。6月のアルザスはまだそんなに暑くなさそうなので、花がいっぱい咲いているアルザス地方を考えているのですが、南フランス地方の「南仏の陽光」も捨てがたいと言うところでとても悩んでいます。
  
  Funky travelerさんならどうされますか？
  

  Funky travelerさん からの返信 2024/02/15 22:03:36

  RE: ケルンいいですね。

  > また、失礼します。イタリア大好きです。
  >
  > いやいやケルンいいですね。大聖堂登られたんですね。あの階段すごかったんじゃないですか？
  >
  > 僕も一瞬だけ考えましたが、ちょっと階段の数を聞いて中止しました。結構あちこちの塔を登ってるんですが、ちょっとケルン大聖堂はびびってやめてしまいました。
  > やはりミュンヘンのようにエレベーターが欲しいところです。
  >
  > ケルンは南ドイツに行った時に1泊するかどうかでとても悩んだ街です。「4711」と言う香水の有名店もあるし、大聖堂もあるし泊まろうと思ったのですが、やはり帰国日には出発するフランクフルトに宿泊しなければ、ということでスケジュールを組んだのですが、最終的には日帰りでケルン往復をしたので、あまりフランクフルトに泊まっている意味はなかったです。
  >
  > 香水の4711の本店と大聖堂を見て日帰りでICEの早い列車『スプリント』に乗って帰ってきました。
  >
  > 今、6月の南フランスのスケジュールを組んでいるところなんですが、パリからモンサンミッシェルに回って、そこから南フランスの『アヴィニヨンからアルル』に行くか、『アルザスのストラスブール・コルマール』に行くか、3泊をどっちかに割り振るかで悩んでいます。6月のアルザスはまだそんなに暑くなさそうなので、花がいっぱい咲いているアルザス地方を考えているのですが、南フランス地方の「南仏の陽光」も捨てがたいと言うところでとても悩んでいます。
  >
  > Funky travelerさんならどうされますか？
  
  
  
  
  
  イタリア大好きさま、こんばんは〜
  
  ケルン大聖堂の階段ですが、思ったほど大変ではなかったと思っています。
  （なんとかと煙は高い所が好き。。。ではないです）
  ホテルを大聖堂のすぐ近くに取っていましたので、朝な夕な立ち寄りましたがやはり素晴らしいですね。
  
  4711の本店はすごく良い立地にありましたが、私達はたまたま寄った "ファリナハウス香水博物館"へ行きました。
  
  
  ＞『アヴィニヨンからアルル』に行くか、『アルザスのストラスブール・コルマール』に行くか？
  迷ってらっしゃるんですね、残念ながらアルルもコマールも行った事がありません。
  
  アルルも行きたいと思っています。。。コマールもコロンバージュの建物が美しい素敵な街ですよね！
  ん〜！悩むのもまた楽しいもの♪
  たくさん悩んで迷って下さい。。。そしてどう決断されたかご報告（旅行記）をお待ちしたいと思います。
  
  一足お先（5月）スロベニア＆クロアチアに行ってきます。
  今回、フランクフルト経由ではなくヘルシンキ経由にしました（笑）
  
  Funky traveler

• akikoさん 2023/01/14 21:16:01

  ケルン大聖堂

  Funky travelerさん、こんばんは～
  
  ケルン大聖堂の旅行記拝見しました。
  コロナ禍が終わったわけではないですが、このように以前の
  ようにヨーロッパの教会に行けるようになったんですね～～
  ケルン大聖堂は建築に長い年月がかかったと聞いたことが
  ありますが、632年もかかったんだとか！中断期間もあった
  とのことですが、10分の1の63年でも気が遠くなりますよね。
  
  ファサードの装飾は本当に素晴らしいですね！私もこのような
  ファサードの彫刻を眺めては、いつも感心して唸っていました。
  大聖堂の内部も一緒に入った気分にさせてもらいました。
  以前にも写真で見たことがありますが、こんなに高い天井の建物
  がよく建てられたものですよね～～
  しかもこんなに美しい造りの建造物を…
  ステンドグラスも、黄金の聖棺も、多翼祭壇も、床のモザイク
  タイルまで見応えがありますね！
  
  南塔では533段もの階段を上られたんですね。途中で息が切れた
  でしょう？塔を見上げたところの写真は「イチオシ！」です。
  ライン川が見える景色はとっても気に入りました♪
  
  ゆっくりご覧になれてよかったですね！
  私もたっぷり楽しませていただきました。
  
  akiko

  Funky travelerさん からの返信 2023/01/16 23:39:09

  RE: ケルン大聖堂

  akikoさん、こんばんは〜
  
  いつも丁寧にお読みくださって、素敵なコメントをありがとうございます。
  返信遅くなってしまい失礼しました。
  
  ケルン大聖堂、やはり632年もの年月をかけて造られただけあって、その背景や歴史がファサードの装飾だったり、ステンドグラス、黄金の聖棺、大聖堂を長年建造した歴代の人々の想いや背景の重みをずっしりと感じるものでした。
  ”思い”があれば、こんなに凄い事ができるものですね！
  大聖堂の前に立った時の圧倒される感じは、何とも新鮮なものでした。
  やはり、旅っていいですね！
  
  そして、今回の旅行でアムステルダムやブリュッセルを巡るにあたって、akikoさんの旅行記を随分と参考にさせて頂きました。そのうちUPしたいと思っています。。。
  
  akikoさんの旅行記で御堂筋や中之島界隈の変容ぶりに毎度驚いています。
  最も40年近く前の御堂筋しか知りませんので、変わっていて当然ですが。。。^^;
  
  今年もお互い素晴らしい旅ができますように！
  そして遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願い致します❤︎
  
  Funky traveler