
2022/10/24 - 2022/10/24
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kojikojiさん
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8月の上旬に10月になれば旅行の割引支援が再開されると読んで、申し込んだ前回の下北半島と津軽半島のツアーは間に合わずでした。今回の奄美大島のツアーも心配していましたが、ドンピシャで割引が適用されました。鹿児島県や鹿児島の離島の増額もあったようで、1泊11,000円とクーポン券が1日4,000円もいただけました。いつもはトラピックス社を利用することが多いのですが、ほぼ同じようなツアーが晩御飯の有る無しだけで20,000円の差があることもあり、今回はクラブツーリズム社に申し込みました。1人1晩10,000円の食事は奄美大島では考えられないとも思いました。実際これが正解で、美味しくて安い地魚を食べさせてくれる居酒屋にも出会えましたし、クレア・トラベラーに掲載されていた地元の伝統料理を食べさせてくれる民家レストランにも行くことが出来ました。行く前は小さな沖縄本島くらいのイメージで考えていましたが、行ってみたら琉球と薩摩藩との違いは色濃く感じましたし、もちろん奄美の伝統文化も素晴らしいものでした。元々59,000円のツアーが結果的には29,000円で楽しむことも出来ました。東京都がGoToから除外されて、県民割や道民割りを満喫している方々を旅先で見掛ける度に釈然としないものを感じていましたが、ようやく東京にも日が当たってきました。
奄美大島へはJALの直行便で往路は約2時間というあっという間のフライトでした。1日1便の直行便なので、奄美空港へ迎えに来られた「島バス」は我々の到着した便の折り返しで東京に戻るツアー客を乗せてきたものでした。バスガイドさんによると前のツアーは3日のうち2日雨で、最終日だけが晴だったとのことです。また、我々と入れ違いで来られた次のツアーも初日は晴れで、翌日からは雨だったようです。偶然ですが旅行していた3日間だけが晴れていたようで幸運でした。ツアーの初日は到着が午後3時ころなのでいくらも観光は出来ませんが、空港から近い北側の「あやまる岬」で美しい海岸線の絶景を見て、名瀬のホテルに向かいながら「浜千鳥館」という黒糖焼酎の蔵元の見学に行きました。黒糖焼酎の製造に当たっては太平洋戦争後の日本への返還後の酒税の話しなどとても勉強になりました。最後に試飲もあり、かなり飲んでしまいましたが、すっきりとした飲み口で美味しいことに驚きました。もっと泡盛に近いのかと思いこんでいました。いい気分でお土産も買い込んでホテルに向かいます。宿泊は2泊とも名瀬の港近く、屋仁川通りという奄美随一の繁華街に面した「ホテルニュー奄美」でした。出発数日前の添乗員さんの電話で全員がシングルルームとのことでしたが、別館が全部シングルルームのようでした。本館はツインもあるようで、眺望も良さそうでした。チェックインしてしまうと翌日まで自由時間な上に、夕食も自由にいただけます。一応屋仁川通り(やんご通り)も歩いてみますが、平日の晩は閑散としていました。トリップアドバイザーなどで目星をつけていた店も見てまわり、「58(ごっぱち)」という居酒屋に入りました。混んでいたのでカウンターの席になりましたが、手際よく出てくる料理がどれも美味しいのにびっくり。特に島の近海で獲れた魚介の刺身は絶品の美味しさです。東京ではお目に掛かれない夜光貝やソデイカも楽しめます。午後8時になると奄美三線(さんしん)のライブが始まりました。唄も演奏も素晴らしかったのですが、地元の会社帰りのサラリーマン風の若い男性が踊り始めて、ハトと呼ばれる指笛の鋭い音色が素晴らしくて感動しました。ライブを売りにする店もあるようですが、偶然とはいえ貴重な体験をしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
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今回のツアーはクラブツーリズム社の「いも~れ奄美大島3日間」というもので、全国旅行支援を期待して8月中には申し込んでありました。支援が始まらなくても行く予定ではいましたが、実際にかなりの減額になると嬉しいものです。
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羽田から奄美大島へはJALの1日1往復の直行便で向かいますが、昼過ぎの便なので初日の観光はあまり期待できません。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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久し振りの沖止めの飛行機なのでタラップを利用して搭乗します。事前改札も優先搭乗も無いカオス状態です。
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空港で配られた航空券の座席は通路側から2席で、窓側には他の方がいらっしゃるのでテンションはあまり上がりません。ほぼ満席だということはJALのホームページで確認してありました。
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羽田を午後0時20分に出て奄美には午後2時40分の到着予定でしたが、偏西風が強かったようで25分遅れての到着です。こんな時ツアーだと何の心配もないので気が楽です。
奄美空港 空港
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閑散とした空港というのが第一印象でした。ただ鹿児島からでも1日に10便、すぐ隣の喜界島でも2便あるようです。それ以外は羽田と成田と大阪と関西と福岡と那覇からそれぞれ1便飛んでいます。
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エスカレーターの横に並ぶ黒糖焼酎の便が妻の頭の中を表しているように見えました。実際3日間で10種類くらいの焼酎を飲み比べていたと思います。
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一度到着ロビーで集合してお迎えの「島バス」に乗り込みます。我々が乗ってきた便に乗って羽田へ帰るクラブツーリズムのツアー客を降ろした後に待機していたそうです。
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バスガイドさんによると前のツアーは2日間雨続きで、最終日のこの日だけが晴れだったそうです。我々の後に入れ違いでやってきたツアーは初日が晴で残り2日間は雨と曇だったようです。そう考えるとうまい具合に晴れた3日間を旅したと思います。
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いつもはトラピックス社のツアーを利用することが多いのですが、今回の奄美大島は同じJALの直行便を利用して、同じようなホテルに宿泊してもツアー代金五かなりの差がありました。晩御飯の有る無しで79,900円か59,900円かでは安い方が魅力的でした。お仕着せの晩御飯より町に出て好きなものを食べたいですからね。
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奄美空港近くの北部はサトウキビ畑が続いています。ここで穫れたサトウキビで作られた黒糖を使って黒糖焼酎を作るわけです。
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バスに乗って15分ほどで最初の観光地である「あやまる岬」に到着しました。太平洋側に面した岬は奄美十景の1つでもあるそうです。こんもりと丸い地形が綾に織りなす「まり」に似ていることから、その名がついたそうです。
あやまる岬観光公園 公園・植物園
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展望台にはこういった岬にありがちな地図がお約束のように置かれてありました。必ず方角を確認してしまうので、やっぱり必要な物なのかもしれません。
あやまる岬 自然・景勝地
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遠く北側に見えるのが「笠利岬」だということが分かります。そう考えると今まで思っていたより奄美大島が大きいと実感しました。
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海面の波はさほど高くはありませんが、北風の強さには驚きました。東京はこの日寒かったのでフード付きのスエットを羽織っていてちょうど良いくらいでした。
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沖合には隣の「喜界島」がうっすら見えますが、それ以外は広大な太平洋が見えるだけです。
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1カ月前は伊豆大島を44年振りに訪ねましたが、ひと月もしない間に初めての奄美大島に上陸しました。今年は夏に利尻島と礼文島にも行ったので今から思えば「島めぐりの年」だったのかもしれません。
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昨年発売されたクレアトラベラーという雑誌の「2021年日本の島旅へ」にそのまま乗っかってしまった気もしないではありませんが、それ以外にも魅力的なものが数多くあります。
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奄美十景と言ってもすべてが奄美大島にあるのではなく奄美群島の中から選定されているようです。奄美大島ではここ「あやまる岬」と「長雲峠から見る龍郷湾)」「大浜海浜公園」「湯湾岳から見る焼内湾」「油井岳から見る大島海峡と加計呂麻島」のようです。今回はその中から2か所だけで、最終日に「大浜海浜公園」に行きます。
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望遠レンズ200ミリをズームで2倍にしてみると「笠利岬」がきれいに見えました。「笠利崎灯台」は笠利町用集落の岬にあるため、地元では「用岬灯台」と呼ばれているそうです。周囲は蘇鉄が群生しているようですが、肉眼では分かりません。
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東の沖合20キロにある「喜界島」は隆起性サンゴ礁の島で、全島ほとんどがサンゴを起源とする石灰岩で出来ているそうです。そのため島の姿もほとんど平らに見えます。
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「あやまる岬」からは同じ道を通って南に下るので「奄美空港」の前を通りました。
奄美空港 空港
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基本的に天気は晴れなのですが、雲の流れは早く景色はどんどん変化していきます。マングローブの杜のカヌー体験は一番奥のうっすら見える「市」というエリアと聞くと、改めて奄美大島の大きさを感じます。
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国道58号線に合流するまでの県道82号線は海岸線を走るので美しい海を見ることが出来ます。
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奄美大島と言えば画家の田中一村の終焉の地でもあり、今回一村の記念美術館へ行けるのもこのツアーを選んだ理由でもあります。一村の描いた奄美大島の様な写真が撮りたかったのですが、そう上手くはいきません。
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「薄明光線(はくめいこうせん)」は太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象のことを指します。「ヤコブの梯子」とか「天使の梯子」とも呼ばれますが、これは旧約聖書創世記に由来し、ヤコブが夢の中で雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たとされます。また、「レンブラント光線」とも呼ばれ、画家のレンブラントはこれを良く描きました。宮沢賢治は「光のパイプオルガン」と呼んでいます。11月最初の旅は花巻と遠野に行きます。
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奄美大島で次の旅行のことを考えているとバスは国道58号線に合流して、「浜千鳥館」に到着しました。郷浦湾に面したきれいな場所です。ここで黒糖焼酎の工場見学と試飲が楽しめます。支配人さんの案内で工場の中に入ります。
浜千鳥館 グルメ・レストラン
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黒糖焼酎と普通の焼酎の違いは「麹(こうじ)」にあるそうです。焼酎を作る場合は原料の発酵をうながすためには「糖分」が必要になりますが、焼酎に使われる原料の多くは糖分がありません。そのため焼酎は米や麦や芋など色々な穀物などを麹ででんぷんを分解し、ブドウ糖に変えて焼酎を作っています。
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黒糖焼酎の場合は糖分の塊である黒砂糖が原料なため麹は必要ありません。ではなぜ黒糖焼酎には麹が使われているのかというと「酒税法」により米麹を使い醸造しないと黒糖焼酎として認められないからだそうです。焼酎の場合の酒税と黒糖だけで作られた酒はラム酒なので、スピリッツに分類されてしまい高い酒税が掛けられます。
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これは太平洋戦争が終わった後のアメリカによる統治から昭和28年の1953年8月にダレス声明が発表され、同年12月25日に日本に復帰した時点まで遡るそうです。支配人さんの説明によるとクリスマスプレゼントで日本に返還されたと仰られていました。
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自動製麹装置で麹を造った後は1次仕込みタンクに移します。使われる水は地下120メートルから汲み上げた天然水「じょうごの水」に酵母を入れて仕込みます。
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黒糖溶解タンクで前日に溶かした黒糖溶液と水を加えると米の白さと黒糖の茶色が混ざった薄茶色の醪が出来上がります。ここで約2週間ゆっくり発酵させます。黒糖の糖分がゆっくりアルコールに変わります。この蔵で使われている黒糖は全て奄美大島産のものだそうです。他の蔵では沖縄産だったり、中には外国の黒糖を使うところもあるそうです。
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見覚えのある「蒸留器(ポットスチル)」の形です。夏に行った余市のニッカウヰスキーの工場見学でもシステムは同じものがありました。ここの蒸留器は見た目も工場といった風情のステンレス製です。
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手前の2台の蒸留器(ポットスチル)は常圧で蒸留し、奥の河内式蒸留器は減圧蒸留が出来るものです。蒸留器ではもろみを蒸留し、焼酎を取り出す古くから使われている伝統的な方法です。常圧蒸留の場合は香り高く独特な旨味を造り出し、減圧蒸留の場合は癖のないフルーティな味わいになるそうです。
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次の部屋には製品が並び、支配人さんがそれぞれの説明をしてくれます。試飲はまだ先のようです。
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ラベル貼りもここでは人の手によるものでした。夏に行った余市のオチガビというワイナリーでも1本1本手で貼っていました。飲んだワインのエチケット(ラベル)は残しているので、剥がすのに苦労することがあります。この工程を眺めると複雑な気分になります。
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タンクで2年寝かせた黒糖焼酎はこのオーク樽で半年から1年ゆっくり熟成させ、「高倉」の原種が生まれるそうです。刻印などは見えなかったので国産の樫の木の樽なのかもしれません。これで工場見学は終わりで、別棟の試飲会場に向かいます。
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表に出ると蘇鉄が花を咲かせていました。蘇鉄は雌と雄の株が別々に存在する植物で、雌株と雄株がそれぞれ違う形の花を咲かせます。雌花はドーム状の羽の塊のような姿で、雄花はトウモロコシを太くしたような姿をしています。地植えで大株に生長しないと開花せず、両方の株を育てていないと受粉させることもできないことから、花を咲かせることはなかなか難しいとされています。この雄花はまだ成長途中のようです。
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横にあった雌花です。比較するとその形の違いが一目瞭然です。よく見ると花の中には赤い実が見えています。ソテツは漢字で「蘇鉄」と書きますが、この木が枯れそうになった時に、株元に鉄釘を打ち込んだり、鉄くずを与えると蘇って元気になるという言い伝えにちなみます。このことは岡山の後楽園で知りました。奄美の旅の間に蘇鉄は何度も見掛けましたが、きれいに花が咲いていたのは結果的にここだけでした。
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写真を撮って出遅れてしまいましたが、皆さんに混じって黒糖焼酎の試飲を楽しみます。一番高いもの以外は高倉の原酒までどれも飲み放題で、氷や仕込み水まで用意してあります。ロックでも水割りでも楽しめます。
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飲みやすかったのはアルコール度数25%の「じょうご」でした。モンドセレクションも9年連続で受賞しているようですが、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2022」で最高賞を受賞しているようです。後で地元の方に伺いましたが以前は「レンと」が人気だったそうですが、現在は「じょうご」だそうです。
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手元にクーポンがあれば使えるのですが、ホテルにチェックインする時でないといただけません。ここでは「じょうご」4本にミニチュア瓶のセットにお菓子を買い過ぎました。蔵元ではありますが、お菓子も含め名瀬市内のスーパーの方が微妙に全てのものが安かったです。
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奄美に来る前は泡盛の様な癖のあるお酒を想像していましたが、すっきりした美味しさを知ると共に、その歴史や酒税法の話などとても勉強になりました。重たかったけど、送料で黒糖焼酎1本買えるので全部担いで持ち帰りました。
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「浜千鳥館」の見学と買い物が終わるとバスは名瀬のホテルに向かいます。ほろ酔い気分で車窓の風景を楽しみました。
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名瀬市内に入ると「カトリック名瀬聖心教会」の前も通りがかりました。この時は説明がありませんでしたが、この教会の祭壇はケネディー大統領の葬儀ミサが行われたワシントン大司教区・司教座聖堂聖マテオ教会から貰い受けたものだそうです。現在は美しい教会ですが、「奄美カトリック迫害」というくらい歴史もある場所です。これは江戸時代の話しではなく、昭和8年の1933年に邪教排撃運動がおこり、教会は燃やされたり無償譲渡され、信者は迫害を受けたそうです。
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飛行機の到着が30分ほど遅れたのでホテルには午後6時過ぎに到着しました。名瀬市内に入る国道58号線の和光トンネルが渋滞する時間だったことも遅れた原因でした。午前7時過ぎと夕方の6時前後は奄美大島でもここだけ渋滞するとのことでした。名瀬市内の中心地の「ホテルニュー奄美」に2泊します。
ホテルニュー奄美 宿・ホテル
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フロントでカードキーと一緒に朝食券2枚、全国旅行支援のクーポン券を2日分8,000円いただきました。全国とは別に鹿児島県の離島のクーポンもあるようです。
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事前に連絡はありましたが、ツアー全員が別館のシングルルームでした。フロアマップを見たところでは本館がツインルームのようです。眺望も本館の方が良さそうでしたが、既に日は暮れているし、オーシャンビューでもないので十分な部屋でした。妻と離れ離れなのがちょっと寂しいですが。
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大浴場も本館の9階にありますが1か所しかないので男女入れ替え制です。曜日によって男性が先だったり、女性が先だったりで、月曜日は男性が先でした。食事に行って戻って来ると女性の時間になっていたので入れませんでした。部屋のユニットバスはかなり狭いので膝を抱えて湯船に浸かりました。朝は大浴場は使えないので部屋でシャワーになります。
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アメニティは歯ブラシだけで、それ以外はフロントの横にアメニティー・バーがありました。このホテルに2泊しましたが、コロナ禍を理由に部屋の掃除は省略されていました。タオルや部屋着は翌朝に表に出しておくと、夕方には新しいものがドアノブに掛けてありました。
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ホテルの前の通りが「屋仁川通り(やんご通り)」でした。鹿児島県では鹿児島天文館に次ぐ繁華街と聞いていたのですが、通りのほとんどが真っ暗です。歩いている人も少ないし、店もほとんど閉まっているようです。
屋仁川通り 名所・史跡
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事前にトリップアドバイザーや4トラベルで飲食店の目星をつけてあったので確認して周りました。「居酒屋脇田丸」もホテルから近くお刺身や島の郷土料理がいただける店です。
居酒屋脇田丸 グルメ・レストラン
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「ゆらい処」という店はノーマークでしたが、入ってみたい衝動に駆られる店構えです。
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昭和の頃から時間が止まったままの様な乳半アクリルの行灯看板です。昔はレタリング屋さんがペンキで手書きで文字を描いていましたが、現在は機械でカッティングシートで切文字が簡単に作れてしまいます。
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港の近くにはファミリーマートもありましたが、「ワンツースリーマート」は魅力的でした。生鮮からお土産まで幅広い品ぞろえで午前0時まで営業しています。ここはすでに全国旅行支援のクーポン券が使えます。近くには「グリーンストア」という大きなスーパーもあり、2階にはダイソーも入っています。
123マート スーパー・コンビニ・量販店
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結局この日の晩ご飯は「沖縄・離島情報」というムック本に掲載されていた「奄美ごっぱち」という居酒屋にしました。名瀬まで走ってきた国道58号線から名前を撮ったことが分かります。まずはシークワーサーサワーで乾いた喉を潤します。
奄美居酒屋ごっぱち グルメ・レストラン
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メニューはこんな風に盛りだくさんで、目移りしてしまいますが、奄美の料理をメインに選ぶことにします。
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系列店では焼肉屋もあるので奄美のイノシシや和牛の料理も並んでいます。
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お通しはさっぱりとした塩味のキハダマグロの煮つけでした。血合いの所など普段は食べませんが新鮮なのでとても美味しくいただけました。
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久し振りに島ラッキョウもいただきました。GoToで行った石垣島で食べて以来です。
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島モズクの天ぷらもうっすら甘くて美味しかったです。手前の塩をつけていただくと味が引き締まってさらに美味しいです。目の前がオープンキッチンなので出来立てがすぐに出てくるのも嬉しいです。
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お刺身の盛り合わせを注文する前に魚の種類を尋ねると、「奄美で獲れたキハダマグロと白身の魚にタコとイカも付きます」ということでした。出てきたのがこれで、なんと2,300円というお値段です。
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このキハダマグロはモチモチで美味しかったです。月初めに大間で食べたクロマグロとまた違った美味しさでした。白身魚は右からエラブチ(青ブダイ)、真鯛、コショウダイ、カンパチでした。どれも新鮮で切り身も大きくて大満足です。マグロの下には新鮮な海ブドウも顔を出しています。
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さらに夜光貝の刺身まで付いていて嬉しいです。思ったよりも硬さはありませんでした。
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そして島タコとモチモチ感がだいすきなソデイカです。石垣島で食べた時はあまりのおいしさに保冷バックに入れて東京まで持ち帰ったほどです。
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島のサザエの刺身はちょっと小振りで残念でした。
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夜光貝のバター炒めも石垣島の「舟蔵の里」で食べた柔らか煮を思い出しました。
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おつまみネギトロもほんとうの剥き身だと分かります。このスタイルは御徒町の「幸寿司」を思い出し、コロナ禍になってから久しく行っていないことに気が付きます。
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食べ終わったらお皿の底からドラえもんが笑っていました。
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午後8時になると奄美三線の演奏が始まりました。沖縄と奄美の三線は奄美諸島の徳之島を境に、沖縄三線と奄美三線に分かれるそうです。白い糸が沖縄絃で黄色い糸が奄美絃という違いもあるそうです。奄美弦は「大島」「大島ヂル」などとも呼ばれ、高い音で唄い演奏される奄美三線の絃は細く高い音が鳴る黄色い糸が使われます。沖縄三線では絃を自分の爪を使ったり、専用の爪を利用して弾きますが、奄美三線では、爪ではなくバチという呼び方をして、細長く削ったしなりのある竹を始めとする様々な素材で絃を弾きます。
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店にいらした若いサラリーマン風の男性が三線に合わせて踊り出しました。踊りもカッコよいのですが、ハトと呼ばれる指笛が見事でした。こんな演奏と踊りを観ることが出来て良かったです。
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もう1人の男性が持っている太鼓はチヂンと呼ばれるもので、五穀豊穣を祈る八月祭りではこのような三線と踊りとチヂンが三者一体となるそうです。このくさび止めの枠の無い太鼓には見覚えがありました。済州島や中国の少数民族でも使われているようです。お兄さんはお店のお皿を蓮華で叩きながら絶好調です。
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ベトナムのサパでトレッキングで立ち寄った小さな村にも同じような太鼓がありました。旅した先々で気になったりしたものを写真に撮って調べておくといろいろなところでつながったりするのが楽しいです。
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最後の締めは鶏飯ラーメンにしてみました。ラーメンなので少し油っぽいのですが、これはこれで美味しかったです。最終日のお昼はちゃんとした鶏飯をいただきましたが、スープがすっきりしていて最高に美味しかったです。
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妻は帰る段になって塩むすびを1つ注文して食べながらホテルに戻るようです。
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ホテルに戻るのかと思いましたが、「ワンツースリーマート」も覗いていきます。
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同じ通りには晩御飯にノミネートされていた「誇羅司屋」の前も通りがかりました。もう2日ほどあれば軒並み制覇できたのですが、翌日は「なつかしゃ屋」という有名な郷土料理の店を予約してあります。
居酒屋 誇羅司屋 グルメ・レストラン
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初日の最後は「グリーンストア」でのお買い物です。ホテルに帰ってから飲むお酒などを仕入れます。
グリーンストア (入舟店) スーパー・コンビニ・量販店
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オリオンビールの作っているシークアーサーの酎ハイはシンプルで甘すぎずに美味しかったです。そして飲みたかった「みき」という奄美のソウルドリンクです。高温多湿の奄美の気候風土を活かし、米とさつまいもと砂糖を発酵させて出来た飲み物で、昔は各家庭でも作られていたそうです。奄美の伝統行事として欠かせないノロの祭りや豊年祭といった祭りごとに、神と人をつなぐお供え物として奉納された「お神酒」の「ミキ」が名前の由来です。優しい甘さとどろりとした喉越しが不思議な美味しい飲み物でした。
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旅行記グループ
2022奄美大島
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