2022/09/01 - 2022/09/08
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azianokazeさん
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2022年9月6日 海峡クルーズを終えて、午後はイスタンブール市内を観光
訪れたのは古代競馬場跡、ブルーモスク、アヤソフィア、そして地下宮殿。
一番印象に残ったのは、アヤソフィアの荘厳さかな。(表紙画像)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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9月6日 お昼
海峡クルーズを終えて昼食をとるレストランに向かいます。
イスタンブール市内の移動はバスに乗ったり、降りたりしますが、市内ではバスの駐車スペースはなかなかないので、路肩に止めて後続の車を待たせた状態で迅速に行う必要があります。 なのでツアーのような団体は時間厳守が肝要。 -
レストランに到着
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店内には別の団体さんも。
インドネシアかマレーシアではないでしょうか。食事が終わった雰囲気。「テリマカシ(ありがとう)」って言っていたような・・・
団体客をさばける店は限られますので、どうしても同時間に重なったりもします。
そこで、ツアーは早め早めで行動して、他の団体より先に入店することが肝要。
この店(DUBB KRBAB)では少し待たされました。 -
メニューは「キョフテ」
ひき肉を使ったスパイシーなトルコ風ハンバーグと言ったところ。
お味は・・・・忘れました。 -
昼食を終えて最初にやってきたのは「古代競馬場跡(ヒポドゥローム)」
ブルーモスク西の長細い広場は3世紀はじめのビザンチン帝国に建造された「古代競馬場跡」
縦450m、横130mのU字型の競馬場は10万人ほども収容でき、戦馬車競技などが行われたとか。
また、数千人が処刑された処刑場でもあります。
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東ローマ帝国時代を通して、この競馬場は市民生活の社会的中心だった。特に7世紀までの東ローマ帝国では古代の「パンとサーカス」が継続していたため、競馬場では年間100日以上、1日に何レースもの戦車競走が開催され、莫大な金額が賭けられた。
元々は4つのチームが競走に参加しており、それぞれのチームに元老院の政治勢力がスポンサーとして付いていた。
最大8つのチャリオット(各チーム2つ)が出走する。チャリオットは4頭立てのクアドリガである。
戦車競走は単なるスポーツイベントではなく、皇帝と一般市民が同じ場所に会するまれな機会を提供していた。【ウィキペディア】
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広場には3本の記念碑が。
写真はそのうちの1本 「トトメス3世のオベリスク」
****トトメス3世のオベリスク***
390年、テオドシウス1世はエジプトからオベリスクを取り寄せ、競馬場のトラックの内側にそれを建てさせた。
赤みがかった花崗岩を彫ったもので、元々は紀元前1490年、トトメス3世の時代にルクソールのカルナック神殿に建てられたものである。
テオドシウス1世はこのオベリスクを3つに分割してコンスタンティノープルまで運ばせた。現存しているのは一番上の部分のみで、今日それが載っている大理石製の台座はテオドシウス1世が作らせたものである。
このオベリスクは3,500年前のものでありながら、非常によい状態で維持されている。【ウィキペディア】
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手前の柵に囲まれているのは「蛇の柱」 -
「トトメス3世のオベリスク」の台座
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*****蛇の柱(蛇頭の柱)****
この高さ8mもある蛇頭の柱は、紀元前5世紀にペルシア軍を破った31のギリシャ都市国家が青銅製の戦利品を溶かしてつくった記念碑です。
かつてはデルフォイのアポロン神殿にありましたが324年コンスタンティヌス大帝によって、ヒッポドロームの中央に立てられました。
元は互いに絡み合う3匹の蛇の頭が金製の大釜の足となるような形をしていました。
1700年頃まで残っていた蛇の頭は後に行方不明となってしまいましたが、その後一部が発見され現在はイスタンブールの考古学博物館に収蔵されています。【ターキッシュ エア&トラベル】
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競馬場跡は「スルタン・アフメト広場」として公園に整備されています。
広場の入り口(出口)には小さなドーム「ドイツの泉」が。(写真奥)
写真中央の女性とその一行は、たまたま映り込んだだけ。 -
****ドイツの泉****
ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世により寄贈されたもので、1901年除幕式が行われました。
ネオ・ビザンツ様式のこの泉のドームの内側は、金のモザイクで飾られています。【ウィキペディア】
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噴水台ですね。
アヤソフィア、ブルーモスク、トルコ・イスラム美術博物館、地下宮殿といったイスタンブールの最も主要な史跡がスルタン・アフメト広場に集中しています。
広場の隣はブルーモスクです。 -
「ドイツの泉」を過ぎると公園のオープンスペースが開け、両サイドに「アヤソフィア」と「ブルーモスク」が大きく見えます。
写真は「アヤソフィア」 -
反対側には「ブルーモスク」
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“モスク”は、お祈りの時間は観光客は入れません。
そうした時間調整もあって、私たちは先に「ブルーモスク」を観光。
正式には「スルタンアフメト・モスク」
「ブルーモスク」というのは愛称。1609年から1616年と7年の歳月をかけて建てられたモスクです。
「ブルーモスク」というからその外観は青いものだと思っていましたが、全く青くありません。
青いモスクと呼ばれるのは、内装が青い装飾タイルで彩られているからのようです。 -
画像は【トリドリ】より拝借
「ブルーモスク」と言えば、必ず「6本のミナレット(尖塔)を持つモスク」と説明されますが、私の撮った写真では4本しか見えません。
「えっ? ブルーモスクじゃなかったの?」って混乱しましたが、この拝借画像の右2本(中庭の外に立つ塔)が視界からカットされるアングルで撮っていたのでしょう。
ミナレットは通常は4本まで。それが6本になった理由は・・・
対面するアヤソフィアはもとはキリスト教の大聖堂 ときのスルタンはアヤソフィアの大ドーム以上のものをイスラムモスクとして建築するように求めたとか。
しかし、技術的にアヤソフィアを上回るドームはできなかった・・・そこでミナレットを聖地メッカのカーバ神殿と同じ6本にしたとか。
しかし、そのことでメッカのイスラム関係者は立腹し・・・
といった話をガイドのデニズさんが語っていました。
話の最後の方は忘れました。
この美しい外観をしっかり見られる機会は、今回ツアーではありませんでした。 -
公園にはトルコのリング状パン「セミハード」の屋台も。
上段には色の異なる生地が重ねられたようなものが見えますが、何でしょうか? これもセミハード? -
でもって、ブルーモスク内部
正面の金色に輝いている方向がメッカの方角でしょう。そっち向かってお祈りします。
モスクには腕や足を露出する服装では入る事が出来ません。女性は髪をスカーフで隠し、男性は短いズボンの際は腰に巻く布が必要になります。 -
あいにく天井・内壁は修復工事中のようです。
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わずかに見えている天井は確かに繊細で綺麗ですが・・・
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私の写真ではその美しさが伝わらないので、【トラベルJP】から拝借した画像を
なるほどね・・・これなら確かに「綺麗!!」ってなります。ブルーも鮮やか。
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重々しい外観から、内部へと足を一歩踏み入れた途端、その鮮やかで繊細に装飾されたドームの内装に、圧倒されます!緻密な模様が天井まで描かれていて、首が痛くなるまで見続けてしまうほどの美しさなのです。
写真の一番奥、ブルーのサークルや帯がある部分が大ドームの中央で、神のいる天を現している装飾がなされています。
ブルーのサークルや帯の上には、金色のアラビア文字で、神の言葉の威厳を伝える書が描かれ、色鮮やかな植物の模様は、生命力を伝える象徴として表現されているそうです。
イスラム教にとっての書は、仏教同様最高位の芸術ともいわれ、緻密で完璧な装飾は、オスマン朝建築の傑作として高い評価を得ています。
オスマン帝国14代スルタン・アフメット1世は、1609年から7年の歳月をかけてこのモスクを建造し、完成した翌年に亡くなりますが、その莫大な建築費がオスマン帝国の没落に拍車をかけたとも言われているのが納得できるほど見事な装飾です。【トラベルJP】
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「ブルーモスク」に関しては、今回は外観も内部も、その美しさを堪能することができませんでした。残念。
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アヤソフィア前からみたブルーモスク
木で隠れた部分に尖塔が2本、全部で確かに6本
ブルーモスクは見終わったら各自外に出て、出たところで集合・・・となっていたのですが、高齢二人連れの女性参加者が見当たりません。
電話するも連絡取れず。どこへ行ったのか・・・
しばらく待って、他の参加者はアヤソフィア側に移動。
そこでお二人を発見。間違ってアヤソフィアの方に行ってしまわれたようです。 無事会えてよかった。 -
アヤソフィアに入るのを待つ人の列(画面右奥から左手前に列が)
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アヤソフィアの入り口・・・多分
凸凹した壁構造は、巨大ドームの重量を支えるためではないでしょうか。 -
全景写真がないので【ターキッシュ エア&トラベル】から拝借しました。
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世界遺産アヤソフィア(ハギアソフィア・聖ソフィア)大聖堂はトルコの人気観光スポット。
かつてキリスト教の大聖堂として使われていましたが、オスマン帝国時代入ると、ミナレットなどが加えられイスラムモスクとして姿を変えた建造物です。
内部には聖母子のモザイク画やアラビア語で書かれている歴代カリフの名前なども見られ、まさにこの地の歴史の深さを感じることができます。【ターキッシュ エア&トラベル】
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入り口を入ったあたり
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現在のアヤソフィアができたのは、537年12月27日でした。以降、キリスト教国家であるビザンチン帝国の主聖堂として、ミサや戴冠、凱旋、結婚といった式典、そして教会会議の場として重要な役割を果たします。
1453年5月29日にコンスタンティノープルがオスマン帝国の手に渡ってからはモスクに改修されて利用されていました。【同上】
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もともとがキリスト教の大聖堂ですから、キリスト教関連の装飾がなされています。
1935年からは宗教施設ではなく博物館として公開されていましたが、2020年7月10日、トルコ政府は、アヤソフィアをモスクにすることを発表しました。
現在はモスクとして集団礼拝で使用されています。(礼拝中は観光客は入れません)
エルドアン大統領は、イスラム教徒だけでなく誰もが訪問できるようにし、アヤソフィアの文化的価値は守っていくとしていますが・・・・。
(このあたりは、ケマル・アタチュルク以来の世俗主義を薄め、イスラム主義を強めるエルドアン大統領の姿勢を反映しています)
写真のようなキリスト教関連の壁画などは、礼拝中は布で覆われるようです。(壁画下部に見える白い布が覆うカーテン) -
中は、圧倒的な荘厳さです。
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各地でいろんなモスクを観光しましたが、美しさでは一番でしょう。
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信仰心があれば、宗教的陶酔感に浸れるでしょう。
なお、画像上部、ドーム内側の白いものは、やはりキリスト教的装飾を隠すもの。
丸いプレートに書かれたカリグラフィー(装飾文字)は、アラビア文字で「アラー」をたたえる言葉などが書かれているのでしょう。
四角いプレートはカリフの名前などでしょうか。 -
隠されている壁画 【ターキッシュ エア&トラベル】
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夜空に開く花火のようにも・・・
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東ローマ皇帝の戴冠式の場所のようです。
中央の大きな円に新皇帝が立つのでしょうか。
アヤソフィアはビザンチン文化、イスラムに関心のある方、知識のある方なら、見どころ満載だと思いますが、私などは「綺麗だね・・・」って眺めるぐらい。
まあ、それでも“それなりに”楽しんでアヤソフィア観光を終了。 -
アヤソフィアの外に出ると、すぐ隣が「地下宮殿」
画像はトラム(路面電車) こうした最新システムが市民の足として稼働していますが、一部地域では旧路面電車も見られます。 -
「地下宮殿」内部
****イスタンブールの地下宮殿はビザンツ帝国時代の巨大貯水池****
世界遺産に登録されているイスタンブール旧市街歴史地区には、地下貯水池が幾つか発見されていています。
中でもアヤソフィアの西側、トラムの線路の反対側にはイスタンブールで最大かつ最も見事な貯水池「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サルヌチュ)」があります。
トルコ語で「Yerebatan」は“地に沈んだ”、「Sarnic」は“地下貯水池”という意味です。
水の中から突き出た無数の大理石の柱が宮殿のように見えることから「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サラユ)」=「地下宮殿」とも呼ばれています。【ターキッシュ エア&トラベル】
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網状の足場の下は水が溜まっています。
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画像ではわかりにくいですが、澄んだ水が貯められています。
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貯水槽は長さ138m・幅65mの長方形の空間で、高さ9m、1列12本で28列、合計336本の大理石円柱を備え、それぞれが煉瓦造の交差ヴォールトを支える。【ウィキペディア】
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柱の土台には、メデューサの顔が彫られた古代の石塊を使用したものも。
横向きなのは、別に美的効果を狙ったものではなく、おそらく地下の貯水池ということで、人々の目に触れる施設ではなかったので、当時の余った石材などが無造作に使用されているものと推測されます。 -
同じく石柱の土台。
逆さまのものも。 -
目玉飾りの柱
これもメデューサの土台同様、余っていたものを“適当に”使用した・・・という結果でしょう。 -
モダンアート的なオブジェも置かれています。
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これもモダンアートオブジェ
地下貯水池ですから夏場でも涼しく、観光にはいい所。
二十数年前に訪れた際の記憶もわずかに、おぼろげに・・・
このあと「グランドバザール」に向かいますが、写真枚数も多くなったので、次編で。
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