2014年冬 欧州周遊 物好きの旅（十二・十三日目、完）

2014/12/20 - 2015/01/01

　酒、山、歴史・史跡巡り等々が好きな平凡でちょっと変わった日本人の旅です。多くの方には理解も共感も得られません。
　今回は行けてなかったところを中心に、あちこちうろうろする旅になりました。なかば写真整理の一環としての、個人の備忘録的なものです。

エリア コブレンツ(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ホテルをチェックアウト。

　朝食のパンを購入して、

　列車で南下。翌日帰国なので、移動間に撮りためた写真を整理。
　ビールは、駅で適当に買ったドミニカネル・ピルス。バイエルンのビールでした。
　車中で飲む直前に銘柄を見直した時は、「ブリュッセル駅で売ってる「ドミニカ」という名称のドイツのビールなんて紛らわしい」と思いましたが、勘違いでした。「ドミニカ（共和国）」ではなく「（カトリックの）ドミニコ会」でした。

　コブレンツまで南下。ここで乗り換えます。

　トリーア行きのローカル線に乗ります。ということで、コブレンツからモーゼル川沿いに西進。

　ローカル線の１等席。ローカル線なので簡素ですが、２等の横４席よりは広いです。あと、ローカル線の１等はだいたいガラガラです。

　さて目的の駅に着きました。田舎の小さなモーゼルケルン駅。

　なぜこの駅に来たかというと、ここから「Burg Eltz」（エルツ城）へ行くためです。表示にはエルツ城まで４．９ｋｍとあります。徒歩で片道約１時間。

　街中を通り抜けて行きます。エルツ城はツアーバスや自動車で近くまで行ってシャトルバスに乗り継ぐのが一般的で楽ですが、冬はエルツ城が閉まっているため、鉄道のみの場合、徒歩で行くしかありません。

　駅から２ｋｍくらいは舗装道。２ｋｍ過ぎてから砂利道に変わり、

３ｋｍくらいから林道に変わります。ここから城まで林道。林道の入口には「エルツ城は３月２９日からオープン」の表示。
　今回は、開いてなくても、外観だけでもいいんです。ずっと先送りにしてきたのでとりあえず見たいんです。

　道のわきに雪が降った痕跡が。積もってなくてよかった。積もっていたら諦めていたでしょう。

　速足で４０分くらい歩いたところで、城らしきものが。

　やっとご対面。城が見えました。

　

　橋を渡って少し上ります。

　旅行ガイド等の写真で何度も見てきた城です。開いてませんが、来てよかった。やはりカッコいい。

　シーズン中であれば、近傍の駐車場から城の目の前までシャトルバスが出ています。ここが城の前のシャトルバス乗り場（終点）。

　色々なところから歩いて来れるようです。

　何もない山の中に立っています。それがいい。
　ノイッシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン城とともにドイツの三大美城。前者の二つの城はそれぞれ何回か行ったことがありますが、このエルツ城はアクセスが悪くて、ずっと見送ってきました。それで今回は閉まっていようが、徒歩でやや遠かろうが、見に行くことにしました。

　外観見るだけでも満足です。が、やはり中も見たいなぁ。また来るか。

　さて、来た道を戻ります。

　林道で２組の子連れのファミリーとすれ違いました。そういえば来る途中にホテルとレストランがあったな。

　ここが最寄りのホテル。ここからなら３０分くらいだから丁度よい散歩先でしょう。

　こちらはレストラン。

　民家が立ち並ぶところまで戻ってきました。徒歩で駅からエルツ城へ行く道路わきの家々は、田舎のスローライフを楽しんでそうな感じでした。

駅近く、モーゼルケルンの街まで戻ってきました。

　

　駅はモーゼル川のそばにあります。

　駅に到着。

　モーゼルケルン駅に戻ったのは昼過ぎ。中途半端な時間だったのでモーゼル川沿いのもう一つの城を目指すことにしました。ということでコッヘム駅に到着。

　コッヘム駅（外観）。駅が大きいということは、街も大きいのでしょう。

　コッヘム駅を出て、モーゼル川沿いに出ると、遠くに見えました。コッヘム城（ライヒスブルク城）です。

　モーゼル川に架かる橋の先に見えます。ここまで来て、もう少し小山をのぼらなければいけないのが面倒になり、逆光で綺麗な写真も撮れなさそうということで、意欲がぷっつり途切れました。一目見たからいいやと、ここで折り返すことに。

　歩いてきたモーゼル川沿いを戻ります。

　最後にフランクフルト近傍の温泉地ウィースバーデンでも寄ろうか考えましたが、それも面倒になり、そのままフランクフルトへ。
　欧州で最後の晩は定宿のエクセルシオールでゆっくりすることに。

　最後の夕飯も、いつもの内容。実質的な観光の最終日終了。

　欧州１３日目の朝食。

　

　フランクフルト空港に到着。

　出発まで少し時間があったので、パウラナーのレストランに寄ります。

　欧州の地での最後のビール。これで飲み納め。うまいっ！！！
　今回の旅も色々な種類、色々な銘柄のビールを飲みました。

　充実した旅でした。

（閲覧ありがとうございました。１ヵ月くらいあけて、また次の旅をＵＰします。次も酒、山、歴史・史跡の旅です。２０１５年春、ウィーンのリベンジ、ドロミテの旅等です。）