2008/11/21 - 2008/11/21
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ティラナから日帰りで世界遺産ベラトに行ってきました。
さて、そんなこんなで皆様からの反応がよいアルバニアですが、なんと世界遺産があるのです!
その名も『千の窓を持つ町』ベラティ。BERATとも言うらしい。
2008年の最新登録遺産の実力はいかに。
アルバニアの田舎には今も昔ながらの伝統が残るというロンプラの一説についつい踊らされ、ティラナから日帰りでプチ旅行。
結果ですか?『日帰りにしてよかった』かな。
1時間で観光が終了してしまいました・・・
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事前に首都ハンターさんから日帰りでいいと聞いてはいたけど、なんせアルバニア一の観光地、ちょっと半信半疑で出発。
バス停がこれまた遠くてね・・・結局1時間近く歩いた。
ベラット行きのバスでは、英語のボランティアをしているというカナダだかアメリカの人と同乗。宿で会ったフランス語の先生同様、ボランティアが入る国なんだな。
2時間ほどでベラティらしき町を発見。
でも家並みが古いものには見えない。ここのわけはないか、と思ったそこがベラティだった。 -
途中の道でスカーフをかぶる人を見た。
イスラム教徒というわけではなく、多分東ヨーロッパのおばあちゃんたちと同じ、ファッションらしい。
ロンプラにはこの辺りに民族衣装を着る文化が残っていると書いてあったけど、見ることはなかった。 -
乗り合わせた先生に観光するエリアを教えてもらい、さっそく街歩きへ。
あ、ちなみにアルバニアもアルファベットを使用。
カフェはKAFEですね。 -
こっち方面は普通の家も多い。
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窓枠が木製だ。
サフランボルの古民家にも似た雰囲気がありますよね。 -
千の窓を持つ、というキャッチフレーズの通り、窓は多い。
ほとんどの家はこんな感じで白く塗られています。 -
レンガがむき出しになっている家もあります。
屋根はオレンジやまだら模様。 -
緩やかな斜面に広がる家並み。のどかでいいね。
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この家は1階は白く塗っていない。
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砦の中腹にあった教会。
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そういえばアルバニアで興味深かったのは、母国語以外に話すことのできる外国語が、人によってさまざまだったこと。
普通なら旧宗主国の言葉を話すのが一般的ですが、歴史的にも場所的にも沢山の国々から影響を受けているアルバニアだけあり、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、声をかけた人がそれぞれ違った言葉で反応してくるのが面白かった。
特に地理的に近いイタリア語と、出稼ぎを受け入れたドイツ語を話す人が多い気がした。
え?ニーハオマ?中国人じゃないっつーの!
まだまだ国が貧しいため、出稼ぎも一般的なので外国語は必須!!アルバニア人はヨーロッパ中に散らばっているのだとか。 -
いつの時代のものか分からない、レトロなバス。
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砦かな
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吊り橋もわたってみた。
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千の窓っぽい一角。
以上国一番の景勝地、言ってみればハイライト(とロンプラにも書いてあったが。)でした。
個人的にはモンテネグロとの国境の山道のほうが絶景で良かったかな。個人的にはですよ。景色より建物に興味があればぜひベラティへ。
観光を1時間で終えてしまったあとは、地元の人とからみながらアルバニア人気質を観察しました。実に人懐っこく無邪気な人々です。そして親切!!
ちんちゃんちょんじゃっきーちぇんあちょーとよく言われましたが、この先に訪れたコーカサスほど悪意がない。
まさにどっかのアフリカのごとく、喰いついてあげるとニカっと笑って、すごくうれしそうな顔をします。
人と絡むのが一番の楽しみだなんて、アルバニア、恐れ入りました。 -
ちょっとチベットやラダックの僧坊にも似てるような。
暇なので友人や家族にポストカードなどを書いてみた。
郵便局の場所を教えてくれたミニバスの客引き(客引きがいるんですよこの国には。)のお兄さんは、イタリア語が話せるようだった。
続いて、美男美女姉弟が郵便局まで連れていってくれた。
皆親切。 -
郵便局でポストカードを買おうとしたら、お金はいらんと言われてしまった。
それは悪いのでお金を渡すと、サンキュー、と。
その反応はとても美しいのですが、ちょっと取りすぎてるよ・・・
あまり計算は得意ではないのか??
(ここでおつりを返してとは言えなかった・・・) -
アルバニアの教会は時々面白い形をしている。アジアとヨーロッパの交差点だけあり、モスクも多い。
丸い帽子をかぶって真っ黒い服を着た人がたくさん歩いていました。 -
若者が昼間からふらふらし、おじさんたちは昼間からチャイハネでだらだら。
完全にアジア的光景だ。 -
コーヒー1杯が1ドルを切ったので、気軽にコーヒーが飲めるようになった。
一応道路に面していたので、カフェ??? -
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アルバニアの主食(私の)はケバブ。たっぷりポテトまで入っていてわずか100円ちょっと。
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でもこれはまずかった・・・
しなびたフライドポテトとカッテージチーズ、ぱさっとした生地、よく売れたなレベル笑
一応写真に記録しておこうと構えていたら、イギリスに出稼ぎしているというアルバニア人が「ツーリストですね」と声をかけてきた。
気になっていたねずみ講の件を聞いてみる。
彼によると、国はもう完全に立ち直っているし、銀行にお金を預けても大丈夫だと言っていた。
それにしてもお母さんを国に残しての出稼ぎは大変ですね・・・
いつかは帰りたいと言っていた。 -
では帰ります。車窓からの景色をお楽しみ(?)ください。
アルバニアの大地 -
羊の放牧。
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で、トーチカ。
ホッジャ政権下、国内の防御を固めるために作られたトーチカ、
その数50万!
トーチカの材料であるコンクリートは、国内で産出できたのだそうです。
家の壁が本来の使い方。 -
水の供給が安定しないアルバニア、水のタンクはマスト。
ティラナでさえ不安定らしく、泊まったバックパッカーズにももちろん設置されていた。
断水かー、、、懐かしいな。ここ最近は断水するようなところに行ってないな・・・昔ラオスでシャンプーしてたら水が止まったよ。 -
前の席に美しいお子が。
今頃おっさんに化けたんだろうな。
アルバニアの人は、髪や目の色は薄めの人が多いのだけど、顔付はアラブっぽい人が多い。ヨーロッパとアジアの間の国ならでは。
宗教的にはイスラム教徒も結構多いのだとか。
(社会主義時代には無宗教を宣言したとWIKIに書いてあった。ウズベキスタンの人も同じことを言っていて、とてもニュートラルな宗教観を持っていたっけ。) -
民家の隣にトーチカ
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果樹園にトーチカ
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あ、アムステルだ。アフリカでめっちゃ飲んだ。
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でっかいトーチカ。
アルバニアのWIKIが面白くて、例えば70年代だったかな、核戦争を懸念してティラナの郊外に巨大核シェルターを作ったとか、10%以下だった識字率を90%以上にしたとか、びっくりエピソードが満載です。 -
こんなところにあったら怖いよね・・・
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村。
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畑に並ぶトーチカ。
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放置されたトーチカ。
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これこれ、等間隔に並ぶフルーツ屋台!!!アジアやん!!!(しかもかなりボロイ・・・)
あ、毎度のことですがミニバスのスピードが速すぎて写真がうまく撮れませんw -
街を経由
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お金持ちの家だ。
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お金持ちエリア?家が大きい。
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ガソリンスタンド
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いつか屋根が乗るのかしら・・・
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ゴミだらけの道っぱたで車の上に鳥かご乗せて鳥を売っているというカオス。
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海辺のリゾートを経由しました。
ホテルやレストランがとても多かったのですが、冬季だったのでとても閑散としていました。 -
ゴミとトーチカ
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住みたくないマンション。
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妙にガソリンスタンドが多くて、10種類近くが写真に残っていました。
90年代まで運転免許を取らせてもらえなかった国が、なぜに。 -
この頃、よからぬビジネスとしてガソリン販売が横行していたらしく、今となっては廃業したガソリンスタンドも多いんだそう。
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なんの建設だろう?イタリア、ドイツ、アメリカの国旗がたなびいている。
アルバニア編いかがでしたでしょうか。国民の7割がねずみ講にひっかかって財産を失い経済が破綻したという冗談みたいな過去を持つ国ですが、なんだかとっても憎めない。I LOVE アルバニア人!
『それでもなんでも最後はここに帰りたいんだ』という、イギリス出稼ぎ中の青年の言葉が印象的。
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