2008/11/20 - 2008/11/22
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行ってきました!
ヨーロッパ最後の秘境アルバニア!!
11/20 モンテネグロから国境越え、ティラナ
11/21 ベラティ日帰り
11/22 ティラナからマケドニアへ国境越え
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モンテネグロから内陸に入ると、岩がちな山岳地帯。景色は雄大でとてもいい。
このまま、首都ティラナ行きのバスがあるショコドラという町に向かう。
山の上には立派な城塞がある。保存状況も良さそうだ。
しかし!第一の街にものすごいスラムがあった・・・ -
ボロボロの家が集まる集落に入ると、ジプシーらしき子供たちが車に向かってバクシーシ!と手を差し出してくる。強烈な歓迎っぷり・・・
外国人が乗っていることがばれたらえらいこっちゃ!
早くもアルバニアに来たのを後悔しました。 -
そもそもなぜアルバニアに来たかと言うと、ドイツ人R宅の家の前を工事していたおっちゃんがアルバニア人で、とっても陽気でナイスな人だったから。
バルカン半島最大の楽しみでもあったのです。
だからがんばれ自分!
でもこわいよー。。。。 -
ボロボロの鉄の橋。ガタガタと音を立てて渡る。
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アルバニアに入って1時間もしないうちに、とある雑多な街でミニバスに乗り換え。ここがシュコドラか??
客引きに連れていかれて、お金も持っていないのにミニバスは発車してしまった。えー。
まぁなんとかなるか。 -
この、国境→タクシー→街→バス→首都っていう流れがアフリカなんですけど笑
旅先で会った”首都ハンター”のおじさんが「少しましなアフリカ」と言っていた意味がちょっとだけ分かってきたような・・・ -
2分でアルバニアの歴史をおさらい。
そもそもアルバニアは、長きに渡る独裁者フォッジャの社会主義政権下、他国と喧嘩しまくってヨーロッパ一の最貧国になったそう。
90年代初頭、サリ・ベリシャ大統領の元、民主化路線に進んでみたものの、急速な自由化の波で国内の経済は大混乱。
そんな中で大流行してしまったのが、ななななんと「ねずみ講」だったのです。
なんで国民の7割がねずみ講に引っかかったのか・・・
当時、お隣ユーゴスラビアが内戦中。ねずみ講で集まった資金を使って、武器がユーゴに密輸され、その利益が国民にある程度還元されてしまっていたらしいでのです。配当金が無かったらねずみ講なんて引っかからないですもんね。
政府もお金がないから、密輸もねずみ講も黙認して、外貨が獲得されていく様を傍観していたそう。
で、結局ユーゴの内戦も終結し、武器を流すことができなくなると、あっという間に経済破綻、怒った国民が暴動を起こすという、スーパー黒歴史があるのです。 -
現代に戻ると、ビービー・レクサ、デュア・リパ、リタ・オラなど、アルバニア系アメリカ人のディーバが第一線で活躍しています。みんな超美人でスタイルも抜群ですよね。
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さて、街の様子は?
最上階の家のように、温室を作る家が多かった。
にしてもこれだけ見るとヨーロッパとは思えないよねぇ・・・私は一体どこにいるのか。 -
90年代になってやっと経済が自由化、97年に暴動ということだから、落ち着いて10年目と言ったところでしょうか。
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この建物、皆さんならどこの国をイメージしますか??
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こんな風に緑のトタンをくっつける家が多かった。流行り?
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調べていたら、かつて首都ティラナは汚職都市ランキング一位になったことがあるそう。
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やがて山岳地帯を抜けて平地へ。左手になだらかな山が見える。
建物はぼろぼろだが、道はそこまで悪くはない。運転は荒い。久々の暴走ミニバス。もはやアフリカの飛び地なんじゃないかと疑い始めたぞ。
今のところ、ボスニア、クロアチア、モンテネグロで見たような銃弾の跡も見つからないが・・・ -
あるのですよ、ここにも物騒なものが・・・
アルバニア最大の驚き、それはこのトーチカ。
かれこれ60年前から90年代ぐらいまで、独裁者ホッジャのもと、アルバニア全土に設置されていたらしく、入国早々ドキッとしました。
もちろん今使われていないけど、撤去するのは相当大変らしく、そんな余裕もお金もないので放置されて現在に至る。
人手はあるんでしょうけど。。。(平日昼間の様子を見ていると、失業率高いんじゃないかと思いました。) -
このトーチカが、交通の要所や小高い丘、がれきの山の中に忽然と現れるのはとても不気味。時には畑に列をなして作られていることもある。
使い方を考えるとえげつなさすぎる量・・・
もう使われなていないことは分かっているけど、それでも見つける度にドキっとしてしまう。
旅行中ずっとトーチカを写真におさめたくてカメラを握りしめていたのですが、何しろぶっとばすアルバニアのミニバス。
どれだけがんばってもぼけぼけになってしまった。
ちなみにロンプラによると、今(当時)は逢引の場として再利用されていたらしい。 -
そんなわけで首都ティラナへついたのは5時ぐらい。
バス代はというと、運転手さんが銀行に連れていってくれて、お金を下して無事お支払い完了しました。(このパターンもボツワナであったw)
実はその間、疑いつつも荷物はバスに預けたままでした。慌てて戻ると運転手さんはちゃんとその場で待っていてくれました。正直ものだな。か、ロクなものが入っていないことがバレていたか。
さて、すっかり日が暮れてしまったので急いで宿に行きたい。
ティラナには当時アルバニア唯一のバックパッカーズ、その名もティラナバックパッカーズがあって、今夜はそこに泊まる予定にしていた。
が、困ったことに、一国の首都にもかかわらずティラナはバスターミナルがなく、一体自分が今どこにいるか分からないという事態が起こるものと予測されます。
そんな時はティラナ市民に『ピラミッドはどっち!?』と聞きましょう。
アフリカの飛地なのでピラミッドもあるのです。
そして、ピラミッドはとても有名なので絶対にみんなが知っています。
そこから宿へはさらに10分ほどかかります。
アフリカぶりに「チンチャンチョーン」と声をかけられますが、そんなときはすかさず「ピラミッドどこ!?」と聞きましょう。アットホームでフレンドリーなアルバニアンガイズが必ずあなたを正しき方向に導いてくれることでしょう。
そんなこんなで歩いて20分以上、いつまでたってもピラミッドはないが、どこまで行っても結構な人が歩いていて、夜なのにあまり危険は感じない。
「人が歩いている」って、え?いつぶりよ?
ほどなくして見つけたピラミッド、なんだか潰れたピラミッドみたい・・・
とにかく他力のみでたどり着くことができたのです。
そこからさらに20分ほど学生街を歩いて、やっと着いたティラナゲストハウス。
イエス様みたいなおじ、いや、お兄さんが迎え入れてくれて、アットホームで素敵なお宿!
もっと写真を撮っておけばよかった。
パソコンしているとこの通りお邪魔虫ちゃんが来るのですよ。ちょっとくちゃいの笑 寒い夜、暖を取りたいのでしょう。
くちゃくてもいいよ、そこにいてね。
なんでも若い人だけで立ち上げたらしく、設備もいいし、水まわりもきれい。
ロッカーやヒーター、テラスなどもある。
離れのサロンはヒッピーテイスト、6ベットのドミトリーはガラス張り!
いい宿だったのに宿泊客が3人しかいなかったのは残念。
今調べていたら、たぶんここかな?というゲストハウスが出てきました。
イエスおじさんも写ってた。
内装はヒッピーから北欧風に変わってました。中庭は思いっきり2000年代のタイ風!かわいいのでよかったらぜひ見てみてください、あ、ピラミッドもついでに! -
イエス兄に教えてもらって、近所のケバブ屋さんへ行ってみた。
アルバニアに来て物価がぐっと下がったので、久々に外食再開!夢のケバブですよ。
アルバニアはケバブが一番安くおいしい。中にサラダやフライドポテトまで入って、ギリシャヨーグルトみたいなのがかかって、てんこ盛りで100円ちょっと。これはサブウェイのロゴを堂々とぱくったケバブ屋で。
ビールは250CCで60円ぐらいだったかな。ちょっと足りませんが。
アルバニアで安くて人気だったのはカッテージチーズの入ったパイ生地のパン。
モンテネグロあたりからカッテージチーズ文化に。 -
11/21 この日は日帰りでベラティという景勝地に行ってきました。ベラティ旅行記は別途。
フルーツがたくさん売っていますね。朝市です。
風景が違いすぎて忘れていたけど、お隣はギリシャなんですよ。 -
ではここからは不思議の国のアルバニア伝説をまとめてご紹介します。
→→→マンション
一体あっちに何が!?
特に何も見当たらない。 -
Mと思いきやK
中国のミッキーよりひどい。
自由化って、そういうことか? 笑 -
しかもですよ、コロナットはマケドニアにも支店があるインターナショナルなファーストフードチェーンなんですって。
お値段もM並みで、一流ブランドとしての地位を確立していました。 -
お釈迦になった車とツーショット。
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CD屋じゃなくてレストラン
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堂々とやってますけどケバブ屋。私のお気に入りね。
本気で支店かと思ったよ! -
googleかと思いきやeagle
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UFO大学
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UFO TVまである。
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ティラナ中心部。
交通ルールなし。社会主義時代はマイカー保有も認められていなかったので、ほとんどのドライバーは10年そこそこの運転経験しかないらしい。。。
よく道のど真ん中で4台ぐらいがにらめっこしながら立ち往生、後続車にプップーとされていた。 -
夜はジブシーの子供の物乞いがたくさんたむろしていてちょっと怖い。
ゲストハウスの人によると、治安はとてもいいと言っていたけど・・・
よく見ると、その横で裕福な家の子供がゴーカート。カオス。 -
夜は久しぶりに食堂に入ってみる。
ハンバーグ型のケバブとナンという、アジアっぽいメニュー。
アルバニアの半数がムスリムというけど、お肉は羊ではなく牛肉、スパイスはあまり効かせていなく、塩コショーのシンプルな味付けでおいしかった。
ケバブを食べながらビールが飲めるのもうれしい。
働いていたのはまだ少年だった。てきぱきとよく働いていた。 -
11/22
チェックアウトし、宿の人にマケドニア行きのバスについて聞く。
マケドニアへは日に1、2本のバスがあるそうで、先に夜行バスのチケットを買っておくことにした。
中央広場のミュージアムの裏にあるDORITA TOURで、職務中にもかかわらずチャットに夢中なおばちゃんからチケットを買うことができます。
ちなみに当時お支払いはドルでもローカル通貨でもいいとのこと。
ヨーロッパでは珍しい。ドルのほうがレートが良かったのでドルでお支払い。 -
もう少しティラナを見物。
街の中心にあるモスク。サラエボと似たようなスタイル。 -
中心部には社会主義の名残。
まわりは黄色と赤でまとめられ、統一感がある建物。 -
赤い旗と人民。いかにもですね。
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投資はほどほどに・・・
リスク分散・・・ -
裏通り。
そうそう、ティラナにはカジノもいっぱいあった。
そういえば日本のカジノ法案はどうなったんだ?それどころじゃないことがたくさん起きましたよね・・・ -
街を巡回する物乞いのおばさん。
東欧では、まるで童話のように頭巾を被るおばあさんがたくさんいらっしゃいました。 -
街中や宿の前にはヨーロッパ風のおしゃれなカフェがたくさん。
物価安をいいことに、カフェも解禁しました。世界のスイーツもちゃんとチェックしておかないと!
これはアルバニアでよく見かけたプリンのようなケーキ。調べてみたらトレスレチェ?というのが近いみたいです。3つのミルクでしょうか。
生地には練乳をうすめた液がしみこんでいる。
カラメルが苦いので、甘くてもちゃんと食べられた。ケバブの2倍の値段なのはよく分からないところ。
皿が回転寿司みたいだな -
国旗はかっこいい。国旗の推しはブラジルかアルバニアですね。
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ピラミッド付近など、ティラナ中心部の若者はヨーロッパ諸国の若者たちと何ら変わらないファッションでおしゃれでした。
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宿に帰って寒いキッチンで4時間ほどぼやっと過ごしてバスを待つ。
キッチンは手作りのようで立て付けが悪く、隙間風がびゅーびゅー。
蛇口をひねるのにペンチを使う仕様。
それでもカーテンにしている布はセンスがあるし、木材やムール貝などをオブジェにしているところもいい。
ちなみに壁は・・・なんと、敷地の塀を利用!
この子は生後4か月、ちょっとおバカでかわいい。
猫様が彼を恐れて、しばしばイエス氏に救出されていた。
モンテネグロから仏語の先生をしているという団体が到着。
「モンテネグロで何があったんだ?」
「雨さ」
一同「あーはっはっは」
・・・やべー、感覚分かんねー。
ちなみにモンテネグロの仏語教師はここにいる4人だけだそう。しかも需要はないらしい。
そしてバルカン半島では、英語などの語学ボランティアに何度か会う機会があった。
ジャイカみたいだな。 -
昨日のジプシーが怖かったので、少し早めに出発。なけなしのお金でバス会社の隣のカフェへ。
-
街の中心なのに、1ドル以下で、出来立てでおいしいカッテージチーズパイ(アルバニアの朝の定番みたい)がいただけた。
トイレも借りられて、親切なマダムと息子たちに感謝。 -
DRITAバスは乗客5、6人を乗せ、7時きっかりに発車。したと思ったら、街の環状道路を一周してまたDRITAに戻ってきた。乗客はやっぱり5、6人だけだった。
こんなきれいなバスなのに、人の移動は少ないらしい。
ベラットに行くルートと同じ方面に行き、海辺のリゾート辺りで1回停まり、峠方面へ。
ちょっとうとっとしながら目を覚ますと、雪が積もってました。初雪!
国境はかなりの峠にあるらしい。
それにしても・・・スコピアには何時に到着するのかな。
DRITAのおばさんによると8時着と言っているが、どう読んでもロンプラにそうは書かれていない。
・・・結果、3時にスコピエに着きました。3時。ミッドナイトですよ。
詳細はマケドニア編(https://4travel.jp/travelogue/11527056)に書きましたが、3時って。。。やっぱり連想されるのはどうしてもアフリカなのよね。
ーーーーー
アルバニア編、いかがでしたでしょうか。
また行きたいっ!変化を見たい!
次回はアルバニアの観光地、ベラット(ベラティ)です。
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