世界一周の思い出　一瞬で通りすぎるマケドニア

2008/12/12 - 2008/12/12

世界一周＞東ヨーロッパ＞マケドニア＞スコピエ

どこやねんモルドバ編では予想の20倍のイイネをありがとうございました。
東ヨーロッパの辺境、夢があっていいです。
またいつか、バック背負って旅に出たい。

エリア オフリド(北マケドニア共和国)

アルバニアからのバスは、8時にマケドニアの首都スコピエに着くというけれど・・・
ロンプラをどう見ても、そうはならんが。。。？

ティラナからのバスは深夜に雪の積もる国境を越え、マケドニアへ。
この冬最初の雪景色！

国境を超えると、峠から下り坂へ。
バスはかなり速度を落とす。いいよ、いいよ、この調子でゆっくりねーー。
バスはガラガラ。みんな座席一列占領して寝ていた。

起こされたのは深夜３時、マケドニアの首都スコピエの道ばたにぽーんと放り出された私とブラジル人マルセル。
えー？８時にバスターミナルに着くんじゃなかったの！？って、マルセルも言っていた。
バス会社でチャットに夢中になっていたおばちゃんの大嘘つき（涙）

写真は日の出のようなマケドニアの国旗。

親切な地元民のたどたどしい通訳のおかげでタクシーに乗ってバスターミナルへ移動。
降ろされた場所は一応バスが発着する場所らしく、深夜営業のカフェもあった。
もし一人だったらこの道端のカフェで朝まで待ってたかな。

スコピエのバスターミナルはコンピュータが導入され、すぐチケットを購入。
そもそもバスターミナルがあることに感動した。日記には『文明』と記されている。久々にユーロ払いも可であった。

おつりでもらったマケドニアの現地通貨で朝ごはん。
パンをギザギザのホットプレートで挟んで焼いたホットサンド。
中にハムととろけたチーズが入っていてボリューム満点。

深夜も暖房がかかっていて警備員もカフェもあったので楽勝の夜明かし。
イスはスチールの穴あき。寒い冬にはツライやつ。
いすを二つ使って寝ようとしたら怒られた。

久々に見つけたバックパッカー、マルセルがなかなかなナイスガイだったので、色々話して8時まで時間つぶしができたのもよかった。
家族をブラジルに残し、シチリアに住んでいるというマルセル、ブラジルでは英語を話す人に会えなかったので、ここぞとばかりに夢中になってブラジルの印象や事実究明について話し合った。

そういえばブラジルといったらパウロコエーリョが旅行者に人気ですが・・・・・『商業的だよね、好きじゃないな。』・・・・。そっか。。。。
そうは言ってもアルケミストは彼の代表作であることに間違いはないよ、とのこと。

ブラジルには年に1回帰るか帰らないかだそう。遠いもんね。
サンパウロ出身とのことで、日本人街のリベルタージュのことも知ってた。

バルカン半島はもうお腹いっぱいだったので、今日は朝８時のバスでこのままブルガリアに移動することにした。
そして乗車直前、もうバックパックもバスの中だったとです。
この旅３度目、トイレに閉じ込められました・・・・なんでいつもトイレ！？

半泣きで叫び、力の限りドアを叩きました。バスもバックパックも行ってしまったら！！助けてーーー！！！

そしたら異変に気づいたおじちゃんが笑いながらごめんごめんと助けに来てくれました。
中のトイレが有料だったため、ついついケチって人のいない外のトイレを使ったのがいけなかった。ごめんなさい、私が悪かったです・・・

さて、気を取り直し、首都スコピエを出発！
人を満載したボロバス。警備の軍人も乗せ、八時に出発。
出発からしばらくは、意外なほど整然としたスコピエ市内の眺めが続く。

何もないとは聞いていたが、何もなさそうだった。

マケドニアっていったら一時は大帝国だった国！
マザーテレサの故郷でもあるのです。

アレクサンダー大王の国。

道は適度にきれい。

雪景色！

日本の家みたい。

開墾されているのかな、縦じま模様。

タンザニアで見たような、車両を寄せ集めて無理やりつなげたちぐはぐな列車が走っていました。

ポプラ！
途中寄った村では、レンガの家とポプラがまるでウイグルみたいでした。

雪のマケドニア。ずーっと雪景色！ブルガリアとの国境付近は山道で、枯れ木に積もった雪がとってもきれいでした！

平野から、右手に山を見つつ、だんだん道も山がちに。
いくつもの峠を越え、その都度、夏だったらどんなにきれいだろうと思った。
草原と丘がきれいだろうなー・・・

昼間移動にして良かった！

いよいよ山道に入ります。

見事に雪化粧。
ここまで晴れていると、冬景色もなかなか。

国境は2時間ぐらい停車。
その間、あったかくてずっとうとうと。
国境は外に出ることなく、簡単に越境。
そして国境のあたりが雪のピーク。
イミグラにももっさりと雪が積もっていた。
長かった越境作業を終え、乗客もほっと一息、ここでトイレ休憩。
足がすっぽりとうまるほどの大雪。まだ11月、日本だったら大騒ぎになっているな。

ついに積もったか・・・旅終盤に、冬本番！

ブルガリア編に続く　https://4travel.jp/travelogue/11614628