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 ☆ 大きなふくろをかたにかけ、だいこく様が来かかると・・・<br /> ★ だいこく様って誰ですか?<br /> ☆ 大国主のみこととて・・・<br /> ★ 大国? なるほど、「だいこく」って読めますね。 でも、だいこく様って、あの七福神のお一人じゃあありませんか?<br /> ☆ それは大きな黒と書いて大黒様。 まったく別の神様じゃ。 <br /><br /> なんだかよく分かりませんが、まあ、神代の話ですからねぇ。 分からないことばっかりで。 ともあれ、出雲大社に行ってみましょう。

だいこく様? 大国様? 大黒様? 《 島根県・出雲大社他 》

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2022/05/15 - 2022/05/28

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14

40

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 ☆ 大きなふくろをかたにかけ、だいこく様が来かかると・・・
 ★ だいこく様って誰ですか?
 ☆ 大国主のみこととて・・・
 ★ 大国? なるほど、「だいこく」って読めますね。 でも、だいこく様って、あの七福神のお一人じゃあありませんか?
 ☆ それは大きな黒と書いて大黒様。 まったく別の神様じゃ。 

 なんだかよく分かりませんが、まあ、神代の話ですからねぇ。 分からないことばっかりで。 ともあれ、出雲大社に行ってみましょう。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 車輪梅 】<br /><br /> 萩を出たあと、浜田市にある道の駅「ゆうひパーク三隅」で昼食をとりました。<br /> たいていはコンビニ弁当で済ませているのですが、この日は800円という大金をはたいてカツカレーを食べ、食後に敷地内を散歩。 そこにシャリンバイ(車輪梅)が咲いていました。<br /> どこにでもある、ありふれた花ですが、大気汚染に強くて道路脇などに多く植えられているせいか、私の住む町でもなんだか薄汚れた葉が多いように思います。<br /> それがここでは葉も花もじつにきれいで、思わず見とれてしまいました。

    【 車輪梅 】

     萩を出たあと、浜田市にある道の駅「ゆうひパーク三隅」で昼食をとりました。
     たいていはコンビニ弁当で済ませているのですが、この日は800円という大金をはたいてカツカレーを食べ、食後に敷地内を散歩。 そこにシャリンバイ(車輪梅)が咲いていました。
     どこにでもある、ありふれた花ですが、大気汚染に強くて道路脇などに多く植えられているせいか、私の住む町でもなんだか薄汚れた葉が多いように思います。
     それがここでは葉も花もじつにきれいで、思わず見とれてしまいました。

  • 【 石見畳ケ浦駐車場 】<br /><br /> 同じ浜田市の畳ケ浦です。<br /> 過去に3回来ていますが、そのころは駐車場がなく、漁港にいた漁師さんに頼んで隅に停めさせてもらいました。<br /> 今回は有料駐車場ができていて、5~6台は停められそうです。 料金入れの小さな穴があり、200円です。 京都の寺社が800円だの1000円だのと神仏を恐れぬボッタクリをしているのとは大違い。

    【 石見畳ケ浦駐車場 】

     同じ浜田市の畳ケ浦です。
     過去に3回来ていますが、そのころは駐車場がなく、漁港にいた漁師さんに頼んで隅に停めさせてもらいました。
     今回は有料駐車場ができていて、5~6台は停められそうです。 料金入れの小さな穴があり、200円です。 京都の寺社が800円だの1000円だのと神仏を恐れぬボッタクリをしているのとは大違い。

  • 【 畳ケ浦隧道 】<br /><br /> ここから海へ続くトンネルがあります。 入口の周りの崖が石とコンクリートできれいに固められていますが、記憶と重なりません。 前回までは自然な崖がそのままになっていたような気がするのですが。<br /> ただ、近年とみに「記憶」という言葉と私との相性が悪くなっていますので・・・。

    【 畳ケ浦隧道 】

     ここから海へ続くトンネルがあります。 入口の周りの崖が石とコンクリートできれいに固められていますが、記憶と重なりません。 前回までは自然な崖がそのままになっていたような気がするのですが。
     ただ、近年とみに「記憶」という言葉と私との相性が悪くなっていますので・・・。

  • 【 海蝕洞窟 】<br /><br /> コンクリートのトンネルの先には、このように開けた空間があります。<br /> やっぱり前回までとは違っているようです。 こんな鎖もありませんでしたし。<br /> 前回というのはいつか、それは書かないでおきます。 この稿をお読みになった方から、「その年なら、もうこうなっていたぜ」と言われると困るからです。

    【 海蝕洞窟 】

     コンクリートのトンネルの先には、このように開けた空間があります。
     やっぱり前回までとは違っているようです。 こんな鎖もありませんでしたし。
     前回というのはいつか、それは書かないでおきます。 この稿をお読みになった方から、「その年なら、もうこうなっていたぜ」と言われると困るからです。

  • 【 落石の跡? 】<br /><br /> 同じ場所で海側を見ると、こうなっています。<br /> 持ち上げられないほどの石がごろごろ。 洞窟の天井部分から落ちたものだということですが、こんなのが落ちてきたらひとたまりもないですね。 <br /> 写真右端の壁から飛び出している石などは、トンカチで叩いただけで落ちそうに見えますが。

    【 落石の跡? 】

     同じ場所で海側を見ると、こうなっています。
     持ち上げられないほどの石がごろごろ。 洞窟の天井部分から落ちたものだということですが、こんなのが落ちてきたらひとたまりもないですね。 
     写真右端の壁から飛び出している石などは、トンカチで叩いただけで落ちそうに見えますが。

  • 【 海へ続く洞窟 】<br /><br /> さらにトンネルを進むと、途中に、海へ続く洞窟があります。 侵入禁止なので、ぎりぎりの所から目を凝らしてみたのですが、底面がコンクリートで固められているほかにはノミ跡や掘削跡のような人工的な形跡はありません。<br /> とはいえ、海蝕による穴にしては形が整い過ぎていますし、どうもよく分かりません。

    【 海へ続く洞窟 】

     さらにトンネルを進むと、途中に、海へ続く洞窟があります。 侵入禁止なので、ぎりぎりの所から目を凝らしてみたのですが、底面がコンクリートで固められているほかにはノミ跡や掘削跡のような人工的な形跡はありません。
     とはいえ、海蝕による穴にしては形が整い過ぎていますし、どうもよく分かりません。

  • 【 トンネル出口 】<br /><br /> トンネルの出口が見えてきました。 コンクリートの新しさといい、出た先にある案内板といい、やっぱり私が前回来たあとに大規模な改修が行われたことは確かでしょう。<br /> と、さっきからやたら前回との違いにこだわっていますが、だから何だと言われると・・・。

    【 トンネル出口 】

     トンネルの出口が見えてきました。 コンクリートの新しさといい、出た先にある案内板といい、やっぱり私が前回来たあとに大規模な改修が行われたことは確かでしょう。
     と、さっきからやたら前回との違いにこだわっていますが、だから何だと言われると・・・。

  • 【 千畳敷 】<br /><br /> トンネルを出ると、広く平らな地形が広がっています。 約1600万年前に海面下にあった岩棚が地震で隆起したものだそうで、国の天然記念物に指定されているとか。<br /> そのこと自体はとくに珍しい事象ではなく、「なるほど」で終わりなのですが、びっくり仰天するのは、その地震の起きたのが明治5年だったということです。 つい最近じゃーありませんか。<br /> 地殻変動などというと、1千万年単位の話だと思っていますが、海面下の岩が海水を分けて現れるなどという旧約聖書の場面みたいなことが、ほんの150 年前に起きたのですね。 今調べてみたら、私の祖父が18歳のときです。 552 人が亡くなったということですから、大騒ぎになったことでしょう。<br /> おじいちゃーん、そのとき新聞読んだー?

    【 千畳敷 】

     トンネルを出ると、広く平らな地形が広がっています。 約1600万年前に海面下にあった岩棚が地震で隆起したものだそうで、国の天然記念物に指定されているとか。
     そのこと自体はとくに珍しい事象ではなく、「なるほど」で終わりなのですが、びっくり仰天するのは、その地震の起きたのが明治5年だったということです。 つい最近じゃーありませんか。
     地殻変動などというと、1千万年単位の話だと思っていますが、海面下の岩が海水を分けて現れるなどという旧約聖書の場面みたいなことが、ほんの150 年前に起きたのですね。 今調べてみたら、私の祖父が18歳のときです。 552 人が亡くなったということですから、大騒ぎになったことでしょう。
     おじいちゃーん、そのとき新聞読んだー?

  • 【 ノジュール 】<br /><br /> 石見畳ケ浦といえばこれ。 珪酸や炭酸塩が化石などにくっついてだんだん大きくなったもので、周りの岩より硬いために、のちの風化に耐えて残ったものだそうです。

    【 ノジュール 】

     石見畳ケ浦といえばこれ。 珪酸や炭酸塩が化石などにくっついてだんだん大きくなったもので、周りの岩より硬いために、のちの風化に耐えて残ったものだそうです。

  • 【 ノジュールの抜けた跡? 】<br /><br /> ノジュールの多くには別の物質が基部を囲むように付着しているようです。 なにかの弾みでノジュールがすっぽり抜けて、あとにはこのようなリング状の石が残るのでしょう。<br /> いや、なにかの弾みではありません。 このノジュールを盗むヤツがいるとのことですから、これはその跡でしょう。<br /> と、これは私の想像です。 現場の説明版にもこのリングについては何も書かれていませんので、私の当てずっぽうを信用しないでください。

    【 ノジュールの抜けた跡? 】

     ノジュールの多くには別の物質が基部を囲むように付着しているようです。 なにかの弾みでノジュールがすっぽり抜けて、あとにはこのようなリング状の石が残るのでしょう。
     いや、なにかの弾みではありません。 このノジュールを盗むヤツがいるとのことですから、これはその跡でしょう。
     と、これは私の想像です。 現場の説明版にもこのリングについては何も書かれていませんので、私の当てずっぽうを信用しないでください。

  • 【 奇岩 】<br /><br /> 千畳敷の一角には馬の背と呼ばれる盛り上がった岩がありますが、その背には無数の奇岩が見られます。<br /> シロウトにも分かる砂岩と礫岩の層がまるでキノコのような形を作っています。

    【 奇岩 】

     千畳敷の一角には馬の背と呼ばれる盛り上がった岩がありますが、その背には無数の奇岩が見られます。
     シロウトにも分かる砂岩と礫岩の層がまるでキノコのような形を作っています。

  • 【 海蝕洞 】<br /><br /> 振り返ると、切り立った崖には海蝕洞が見られます。 さっきトンネルの中から見たものでしょう。<br /> 崖にはくっきりと地層が現れており、多少でも地質学の知識があれば血が騒ぐところでしょう。 残念ながら私にはその「多少の知識」もありませんので、ただスゲーという感想だけですが。

    【 海蝕洞 】

     振り返ると、切り立った崖には海蝕洞が見られます。 さっきトンネルの中から見たものでしょう。
     崖にはくっきりと地層が現れており、多少でも地質学の知識があれば血が騒ぐところでしょう。 残念ながら私にはその「多少の知識」もありませんので、ただスゲーという感想だけですが。

  • 【 リッツカールトン 】<br /><br /> 畳ケ浦からは江津市にある道の駅「サンピコごうつ」に直行します。 広くて平らで、寝場所としては申し分なく、私にとってはリッツカールトンです。<br /> ところが、部屋(車の中)でビールを何本か飲み、ちょっとネットで調べたいことが出てきたとき、ケータイがないことに気付きました。 酔いも吹き飛ぶ気分で車内をくまなく探しましたが、見つかりません。<br /> 店には入っていないのでまさかとは思いましたが、既にしまっていたガラス戸を叩いてみたところ、幸いにも店員さんが残っていました。<br /> もしやケータイの落とし物がなかっただろうかと尋ねると、「これですか?」と出されたのがなんと、紛れもない私のもの。<br /> トイレにあったのを別のお客さんが届けてくれたとのこと。 神様仏様、日本はなんという素晴らしい国でしょう! そのお客さんの氏名等を聞きましたが、何も告げずに去ったというではありませんか。<br /> そういう人格者は4トラの会員様に違いありません。 この旅行記をお読みになっていたら、是非ご連絡ください。

    【 リッツカールトン 】

     畳ケ浦からは江津市にある道の駅「サンピコごうつ」に直行します。 広くて平らで、寝場所としては申し分なく、私にとってはリッツカールトンです。
     ところが、部屋(車の中)でビールを何本か飲み、ちょっとネットで調べたいことが出てきたとき、ケータイがないことに気付きました。 酔いも吹き飛ぶ気分で車内をくまなく探しましたが、見つかりません。
     店には入っていないのでまさかとは思いましたが、既にしまっていたガラス戸を叩いてみたところ、幸いにも店員さんが残っていました。
     もしやケータイの落とし物がなかっただろうかと尋ねると、「これですか?」と出されたのがなんと、紛れもない私のもの。
     トイレにあったのを別のお客さんが届けてくれたとのこと。 神様仏様、日本はなんという素晴らしい国でしょう! そのお客さんの氏名等を聞きましたが、何も告げずに去ったというではありませんか。
     そういう人格者は4トラの会員様に違いありません。 この旅行記をお読みになっていたら、是非ご連絡ください。

  • 【 ツバメの巣? 】<br /><br /> ネットで調べたいことが、と書きましたが、それはこの巣のことです。<br /> よくあるツバメの巣はお椀を縦に切ったような形をしているものですが、これはどうも違います。 穴の開いた壺のような・・・。<br /> 頻繁に出入りしているのはやはりツバメのようではありますが、尻尾がやや短いようにも見え・・・。

    【 ツバメの巣? 】

     ネットで調べたいことが、と書きましたが、それはこの巣のことです。
     よくあるツバメの巣はお椀を縦に切ったような形をしているものですが、これはどうも違います。 穴の開いた壺のような・・・。
     頻繁に出入りしているのはやはりツバメのようではありますが、尻尾がやや短いようにも見え・・・。

  • 【 コシアカツバメ? 】<br /><br /> でも巣に止まっているのを見ると、胸に鷹のような模様が見えました。 これ、ツバメ? そう思ってネットで調べたのですが、どうもコシアカツバメという種類らしいと思われます。<br /> 巣の形も鳥の姿も初めて見るもので、ツバメといえば燕尾服と思っていた私には驚きです。<br /> その巣も、普通は練った泥を塗り上げたような感じですが、これは小砂利を貼り付けたような感じで。 <br /> もうじき79になるというのに、知らないことばかりです。

    【 コシアカツバメ? 】

     でも巣に止まっているのを見ると、胸に鷹のような模様が見えました。 これ、ツバメ? そう思ってネットで調べたのですが、どうもコシアカツバメという種類らしいと思われます。
     巣の形も鳥の姿も初めて見るもので、ツバメといえば燕尾服と思っていた私には驚きです。
     その巣も、普通は練った泥を塗り上げたような感じですが、これは小砂利を貼り付けたような感じで。 
     もうじき79になるというのに、知らないことばかりです。

  • 【 田儀海水浴場の石浜 】<br /><br /> 出雲市多伎町にある田儀海水浴場です。 多伎町にある田儀・・・ま、いっか。<br /> 一面に小石が広がっている景観は見事です。 大きさは小さいものでおはぎぐらいでしょうか。 大きいものはメロンパンぐらいあります。 歩くと足裏がやや不安定で、なんとも楽しく、右に行ったり左に行ったりして遊びました。 私の歳ですか? いや関係ないでしょう!<br /> 一つ持ち帰りたいと思いましたが、この景観を守るのも観光客のつとめだろうという考えとの葛藤で、さんざん迷った挙句、チャボの卵くらいの石を1個、ポケットに入れてしまいました。 家の庭に置いたらたちまち他の石に紛れてしまい、どれだか分からなくなって・・・。  こういう中途半端なところが私の情けなさですね。

    【 田儀海水浴場の石浜 】

     出雲市多伎町にある田儀海水浴場です。 多伎町にある田儀・・・ま、いっか。
     一面に小石が広がっている景観は見事です。 大きさは小さいものでおはぎぐらいでしょうか。 大きいものはメロンパンぐらいあります。 歩くと足裏がやや不安定で、なんとも楽しく、右に行ったり左に行ったりして遊びました。 私の歳ですか? いや関係ないでしょう!
     一つ持ち帰りたいと思いましたが、この景観を守るのも観光客のつとめだろうという考えとの葛藤で、さんざん迷った挙句、チャボの卵くらいの石を1個、ポケットに入れてしまいました。 家の庭に置いたらたちまち他の石に紛れてしまい、どれだか分からなくなって・・・。  こういう中途半端なところが私の情けなさですね。

  • 【 出雲大社 】<br /><br /> さあ、やって来ました、出雲大社。 山陰旅行という言葉とセットになっているくらいで、ここを素通りするという選択肢はありませんね。

    【 出雲大社 】

     さあ、やって来ました、出雲大社。 山陰旅行という言葉とセットになっているくらいで、ここを素通りするという選択肢はありませんね。

  • 【 境内案内図 】<br /><br /> うーん、すごいですね。<br /> 私の漠然とした印象ですが、神社の社殿配置というのはお寺の伽藍配置に比べてシンプルな所が多いように感じます。<br /> それがまた神社で清々しさを覚える要因にもなっているのだと思いますが、お寺の複雑な堂宇めぐりもまた捨てがたく、いずれも私のような塵芥にとってはありがたい限りの聖域です。

    【 境内案内図 】

     うーん、すごいですね。
     私の漠然とした印象ですが、神社の社殿配置というのはお寺の伽藍配置に比べてシンプルな所が多いように感じます。
     それがまた神社で清々しさを覚える要因にもなっているのだと思いますが、お寺の複雑な堂宇めぐりもまた捨てがたく、いずれも私のような塵芥にとってはありがたい限りの聖域です。

  • 【 参道 】<br /> <br /> この広くて真っ直ぐな参道。 出雲大社と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが巨大なしめ縄とこの参道でしょうね。 神殿に向かって下り坂になっている珍しい参道で、出雲大社の下り参道として知られています。<br /> ん? 宮崎県の鵜戸神宮も下りでしたね。

    【 参道 】
     
     この広くて真っ直ぐな参道。 出雲大社と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが巨大なしめ縄とこの参道でしょうね。 神殿に向かって下り坂になっている珍しい参道で、出雲大社の下り参道として知られています。
     ん? 宮崎県の鵜戸神宮も下りでしたね。

  • 【 祓社 】<br /><br /> 歩き始めてすぐ、右手に見えるのがこの「祓社」です。 説明版があり、「はらえのやしろ」と書かれています。<br /> 心身の罪汚を祓い清めて清々しい心を得るために、まずここにお詣りするのだとか。 私のように心身の汚れだけは誰にも負けないという俗人は素通りするわけにはいきません。

    【 祓社 】

     歩き始めてすぐ、右手に見えるのがこの「祓社」です。 説明版があり、「はらえのやしろ」と書かれています。
     心身の罪汚を祓い清めて清々しい心を得るために、まずここにお詣りするのだとか。 私のように心身の汚れだけは誰にも負けないという俗人は素通りするわけにはいきません。

  • 【 浄の池 】<br /><br /> 参道右側を辿っていくと、ちょっと分かりにくいのですが、「浄(きよめ)の池」があります。<br /> 季節によって紫陽花・蓮・杜若などが楽しめるようですが、このときは杜若(カキツバタ)が水面を彩っていて、奥の東屋でしばらく眺めていました。 (実は早めの昼食)

    【 浄の池 】

     参道右側を辿っていくと、ちょっと分かりにくいのですが、「浄(きよめ)の池」があります。
     季節によって紫陽花・蓮・杜若などが楽しめるようですが、このときは杜若(カキツバタ)が水面を彩っていて、奥の東屋でしばらく眺めていました。 (実は早めの昼食)

  • 【 松の参道 】<br /><br /> 歩いているだけで心が浄化されるような、それ自体が聖域ともいえる道ですね。<br /> 今回は真新しい木札が立っており、松の根の保護のため左右のコンクリート部分を歩くようにと書かれていました。 <br /> 

    【 松の参道 】

     歩いているだけで心が浄化されるような、それ自体が聖域ともいえる道ですね。
     今回は真新しい木札が立っており、松の根の保護のため左右のコンクリート部分を歩くようにと書かれていました。 
     

  • 【 ムスビの御神像 】<br /><br /> 大国主大神がまだ修行中だったころ、荒波の向こうから幸魂・奇魂という魂が現れ、そのお告げで大国主大神が「ムスビの大神」になったそうです。<br /> そのときの様子を表した像がこれ。 大きな像で迫力満点ですが、ここで同じポーズをとると力をいただけるとかなんとか、例によっての俗説があります。<br /> いったい誰がそういうバカなことを言いだすのか? まさか神社側が集客を狙って言い出したことではないでしょうが、全国あっちでもこっちでも同様の・・・ま、次へ行きましょう。

    【 ムスビの御神像 】

     大国主大神がまだ修行中だったころ、荒波の向こうから幸魂・奇魂という魂が現れ、そのお告げで大国主大神が「ムスビの大神」になったそうです。
     そのときの様子を表した像がこれ。 大きな像で迫力満点ですが、ここで同じポーズをとると力をいただけるとかなんとか、例によっての俗説があります。
     いったい誰がそういうバカなことを言いだすのか? まさか神社側が集客を狙って言い出したことではないでしょうが、全国あっちでもこっちでも同様の・・・ま、次へ行きましょう。

  • 【 銅鳥居 】<br /><br /> 350年以上もここに建っているという銅製の鳥居です。<br /> 拝殿・本殿前に建つ鳥居というのは普通、社殿の正面に建っているように思うのですが、ここでは右にずれています。 敷地面積が限られている市街地の神社ならともかく、有り余る敷地を持つ出雲神社がなぜこうなっているのか?<br /> 以前、ボランティアガイドの方にお聞きしたことがありますが、昔からこうなっているという返事でした。 別の機会に、通りかかった神職に同じ質問をしたところ、同じ返事でした。 今回は、誰にも聞きませんでした。<br /> ところで、この鳥居、触りながら回ると金回りが良くなると言われているそうです。 あ~あ、またかよ~!

    【 銅鳥居 】

     350年以上もここに建っているという銅製の鳥居です。
     拝殿・本殿前に建つ鳥居というのは普通、社殿の正面に建っているように思うのですが、ここでは右にずれています。 敷地面積が限られている市街地の神社ならともかく、有り余る敷地を持つ出雲神社がなぜこうなっているのか?
     以前、ボランティアガイドの方にお聞きしたことがありますが、昔からこうなっているという返事でした。 別の機会に、通りかかった神職に同じ質問をしたところ、同じ返事でした。 今回は、誰にも聞きませんでした。
     ところで、この鳥居、触りながら回ると金回りが良くなると言われているそうです。 あ~あ、またかよ~!

  • 【 拝殿 】<br /><br /> 向拝が右に寄った独特の形でお馴染みの拝殿。 大きなしめ縄が印象的ですが、これは有名な「出雲大社の大しめ縄」ではありませんね。<br /> 「出雲大社の大しめ縄」は、出雲大社にはなく、敷地の外にある出雲大社教の神楽殿にあり、一度だけ見に行ったことがあります。 確かに大きいのですが、出雲大社教は神社ではありませんし、そう思って見たせいか、あまりありがたい気分にもなりませんでした。<br /> 今回はこの拝殿のしめ縄だけ見ましたが、これでも十分圧倒される大きさです。

    【 拝殿 】

     向拝が右に寄った独特の形でお馴染みの拝殿。 大きなしめ縄が印象的ですが、これは有名な「出雲大社の大しめ縄」ではありませんね。
     「出雲大社の大しめ縄」は、出雲大社にはなく、敷地の外にある出雲大社教の神楽殿にあり、一度だけ見に行ったことがあります。 確かに大きいのですが、出雲大社教は神社ではありませんし、そう思って見たせいか、あまりありがたい気分にもなりませんでした。
     今回はこの拝殿のしめ縄だけ見ましたが、これでも十分圧倒される大きさです。

  • 【 〆の子 】<br /><br /> しめ縄の本体から鈴のようにぶら下がっている〆の子。 前はここに無数のコインが突き刺さっていました。 下から投げて刺さるのが面白いのか、お賽銭のつもりなのか知りませんが、無意味なことをするものだと冷めた気分で見たものです。<br /> それが、今回は一枚もありませんでした。 参拝客の気持ちが一斉に変わるとも思えませんから、神社の方で禁止したのでしょうか?

    【 〆の子 】

     しめ縄の本体から鈴のようにぶら下がっている〆の子。 前はここに無数のコインが突き刺さっていました。 下から投げて刺さるのが面白いのか、お賽銭のつもりなのか知りませんが、無意味なことをするものだと冷めた気分で見たものです。
     それが、今回は一枚もありませんでした。 参拝客の気持ちが一斉に変わるとも思えませんから、神社の方で禁止したのでしょうか?

  • 【 拝殿全景 】<br /><br /> では、拝殿を回り込んでみましょう。<br /> これ1棟で他の神社を圧する規模ですが、もちろん拝殿は拝殿で、後方にご本殿の屋根が見えます。

    【 拝殿全景 】

     では、拝殿を回り込んでみましょう。
     これ1棟で他の神社を圧する規模ですが、もちろん拝殿は拝殿で、後方にご本殿の屋根が見えます。

  • 【 東十九社 】<br /><br /> 本殿に向かって左右に細長い形の末社(東十九社・西十九社)があります。<br /> 全国の神様たちが年1回出雲にお集まりになる際に、その神々の宿舎として使われる建物だそうです。<br /> 全国におわします八百萬の神様が泊まるにはちぃとばかり狭いような気もしますが、私の車中泊よりは、まあグレードが高いかも知れません。<br /> 恥ずかしながら私は、今までここにこういう末社があることに気づいていませんでした。

    【 東十九社 】

     本殿に向かって左右に細長い形の末社(東十九社・西十九社)があります。
     全国の神様たちが年1回出雲にお集まりになる際に、その神々の宿舎として使われる建物だそうです。
     全国におわします八百萬の神様が泊まるにはちぃとばかり狭いような気もしますが、私の車中泊よりは、まあグレードが高いかも知れません。
     恥ずかしながら私は、今までここにこういう末社があることに気づいていませんでした。

  • 【 ご本殿 】<br /><br /> ご本殿は瑞垣の隙間から垣間見るしかありませんが、それでも教科書どおりの大社造りに心が躍ります。<br /> 出雲大社では、この瑞垣に囲まれた区域だけを「境内」と呼ぶのだそうですね。 これまた知りませんでした。 私はさきほど敷地全体のマップを「境内案内図」と書きましたが、それは間違いなんですね。

    【 ご本殿 】

     ご本殿は瑞垣の隙間から垣間見るしかありませんが、それでも教科書どおりの大社造りに心が躍ります。
     出雲大社では、この瑞垣に囲まれた区域だけを「境内」と呼ぶのだそうですね。 これまた知りませんでした。 私はさきほど敷地全体のマップを「境内案内図」と書きましたが、それは間違いなんですね。

  • 【 ご本殿背面 】<br /><br /> どこの神社でもそうですが、ご本殿の前には拝殿その他豪壮な社殿が配されていながら、後ろには何もなく、まるで敷地ぎりぎりに建てた私の家みたいな案配ですね。<br /> これだったら、石でも投げたら届くのではないでしょうか? あっ、むろん投げてはいません、念のため。

    【 ご本殿背面 】

     どこの神社でもそうですが、ご本殿の前には拝殿その他豪壮な社殿が配されていながら、後ろには何もなく、まるで敷地ぎりぎりに建てた私の家みたいな案配ですね。
     これだったら、石でも投げたら届くのではないでしょうか? あっ、むろん投げてはいません、念のため。

  • 【 神紋 】<br /><br /> 神社の屋根はたいてい切妻ですが、その破風に神紋のついている例は多く見られますね。<br /> ここ出雲大社ご本殿の破風にも、亀甲に剣花菱の紋がついています。 なぜ亀甲なのか、なぜ剣と花菱なのか、実は知らないので、わざわざ写真を載せるのは憚られるのですが、まあ、きれいなので・・・ということで。

    【 神紋 】

     神社の屋根はたいてい切妻ですが、その破風に神紋のついている例は多く見られますね。
     ここ出雲大社ご本殿の破風にも、亀甲に剣花菱の紋がついています。 なぜ亀甲なのか、なぜ剣と花菱なのか、実は知らないので、わざわざ写真を載せるのは憚られるのですが、まあ、きれいなので・・・ということで。

  • 【 素鵞社 】<br /><br /> ご本殿の真後ろ、瑞垣の外には素鵞社(そがのやしろ)があります。<br /> スサノオノミコトを祀る摂社ですが、大国主大神のお父さんということでここにおわすのでしょうか? ただスサノオノミコトというのはいろいろに伝えられていて、系図上での正確な位置ははっきりしませんね。<br /> それに無頼な神様でもあり、天照大神が手を焼いて高天原から追放したという困り者でもあったと思うのですが、まあ、強かったのでヤマタノオロチを退治したりしてそこそこ尊敬もされているようですから、敵も味方も多い、今でもよくあるタイプだったのでしょう。<br /> 私は個人的には、スサノオノミコトが高天原の田んぼで、刈り入れを待つ稲穂の上にウンコしたという話を読んでから、隠れ信者になっています。

    【 素鵞社 】

     ご本殿の真後ろ、瑞垣の外には素鵞社(そがのやしろ)があります。
     スサノオノミコトを祀る摂社ですが、大国主大神のお父さんということでここにおわすのでしょうか? ただスサノオノミコトというのはいろいろに伝えられていて、系図上での正確な位置ははっきりしませんね。
     それに無頼な神様でもあり、天照大神が手を焼いて高天原から追放したという困り者でもあったと思うのですが、まあ、強かったのでヤマタノオロチを退治したりしてそこそこ尊敬もされているようですから、敵も味方も多い、今でもよくあるタイプだったのでしょう。
     私は個人的には、スサノオノミコトが高天原の田んぼで、刈り入れを待つ稲穂の上にウンコしたという話を読んでから、隠れ信者になっています。

  • 【 西十九社 】<br /><br /> さきほど見た東十九社と対を成す西十九社です。<br /> 全国の神様が出雲に集まってしまうので日本のほぼ全域は「神無月」になっていまい、反対に出雲地方では「神有月」というのだと、私はずっと思っていたのですが、今回ここに来て、初めてそれが誤説であることを知りました。 アジャパー!<br /> 「神無月」というのは「神の無い月」ではなく、「神の月」という意味なのだそうです。 そういえば6月を水無月(みなづき)といいますね。 6月は梅雨の季節でまさに「水の月」。 ・・・な~るほど。

    【 西十九社 】

     さきほど見た東十九社と対を成す西十九社です。
     全国の神様が出雲に集まってしまうので日本のほぼ全域は「神無月」になっていまい、反対に出雲地方では「神有月」というのだと、私はずっと思っていたのですが、今回ここに来て、初めてそれが誤説であることを知りました。 アジャパー!
     「神無月」というのは「神の無い月」ではなく、「神の月」という意味なのだそうです。 そういえば6月を水無月(みなづき)といいますね。 6月は梅雨の季節でまさに「水の月」。 ・・・な~るほど。

  • 【 おみくじ 】<br /><br /> 大木の幹におみくじが。<br /> 私はおみくじというものを引いたことがなく、特に関心はありませんでしたが、幹がこれだけ大量のおみくじに包まれている様子を見て、ん? ルーズソックス? と思いました。<br /> ルーズソックス、わっかんねーだろうなぁ、

    【 おみくじ 】

     大木の幹におみくじが。
     私はおみくじというものを引いたことがなく、特に関心はありませんでしたが、幹がこれだけ大量のおみくじに包まれている様子を見て、ん? ルーズソックス? と思いました。
     ルーズソックス、わっかんねーだろうなぁ、

  • 【 神馬・神牛 】<br /><br /> 振り返ると、神馬と神牛の銅像が小屋に納められています。<br /> 私は初めて気がついたことで、なんで神牛がここに? と思って神職に聞いてみました。<br /> あの菅原道真が、別系ではあるものの大国主大神と同じく天照大神につながっているのだということでした。 そのほか2~3の理由を説明してくれたのですが、どうも私には難しくて分かりません。<br /> 分からないときの私のセリフはいつも同じ。 「分かりました」で終わりです。

    【 神馬・神牛 】

     振り返ると、神馬と神牛の銅像が小屋に納められています。
     私は初めて気がついたことで、なんで神牛がここに? と思って神職に聞いてみました。
     あの菅原道真が、別系ではあるものの大国主大神と同じく天照大神につながっているのだということでした。 そのほか2~3の理由を説明してくれたのですが、どうも私には難しくて分かりません。
     分からないときの私のセリフはいつも同じ。 「分かりました」で終わりです。

  • 【 大国主命と因幡の白兎 】<br /><br /> さて、出雲大社といえば大国主命。 大国主命といえば因幡の白兎。 その両者の像がありました。<br /><br />    大きなふくろをかたにかけ<br />    だいこく様が来かかると<br />    ここにいなばの白うさぎ<br />    皮をむかれて赤はだか<br /><br />    だいこく様の言うとおり<br />    きれいな水に身をあらい<br />    がまのほわたにくるまれば<br />    うさぎはもとの白うさぎ<br /><br /> この「がまのほ」というのを、私はふわふわした真綿のような植物だと思っていました。

    【 大国主命と因幡の白兎 】

     さて、出雲大社といえば大国主命。 大国主命といえば因幡の白兎。 その両者の像がありました。

        大きなふくろをかたにかけ
        だいこく様が来かかると
        ここにいなばの白うさぎ
        皮をむかれて赤はだか

        だいこく様の言うとおり
        きれいな水に身をあらい
        がまのほわたにくるまれば
        うさぎはもとの白うさぎ

     この「がまのほ」というのを、私はふわふわした真綿のような植物だと思っていました。

  • 【 蒲の穂 】<br /><br /> 小学校の高学年のころだったでしょうか、岡本君という同級生が蒲の生えている場所を知っているということを聞き、矢も楯もたまらず案内を頼んだことがあります。<br /> これだと言われたその草は、ソーセージのようなものを茎の先につけた、なんとも面妖な植物に見えましたが、慣れた手つきでその茎を折り取った岡本君がふざけてそれで私の頭を叩きました。<br /> その硬いことといったら金づちもかくやというもので、私はそのときの痛さを今でも覚えているくらいです。 (実際には、痛かったという記憶だけで、痛さそのものを覚えているわけではありませんが)<br /> 赤裸にされた兎がこんな硬いものにくるまれたのでは、拷問にも等しい苦痛で兎は悶絶するのではないかと思ったくらいです。

    【 蒲の穂 】

     小学校の高学年のころだったでしょうか、岡本君という同級生が蒲の生えている場所を知っているということを聞き、矢も楯もたまらず案内を頼んだことがあります。
     これだと言われたその草は、ソーセージのようなものを茎の先につけた、なんとも面妖な植物に見えましたが、慣れた手つきでその茎を折り取った岡本君がふざけてそれで私の頭を叩きました。
     その硬いことといったら金づちもかくやというもので、私はそのときの痛さを今でも覚えているくらいです。 (実際には、痛かったという記憶だけで、痛さそのものを覚えているわけではありませんが)
     赤裸にされた兎がこんな硬いものにくるまれたのでは、拷問にも等しい苦痛で兎は悶絶するのではないかと思ったくらいです。

  • 【 縁結びの神たる所以 】<br /><br /> 初めて見ましたが、こんな碑が建っていました。 大国主命がスセリビメとの愛を深められ、縁結びの神になったというようなことが書かれています。<br /> でも、ちょっと待ったーっ! 大国主命って、自分の子を宿したカノジョを棄ててスセリビメに乗り換えたプレイボーイじゃなかったですかねぇ?<br /><br /> ちなみにオオクニヌシノミコトというのは神代の時代に活躍されていたわけで、のちに漢字が伝来してから「大国主命」と書かれるようになった筈ですね。 その漢字を中国風に音読みで「ダイコク」と読んだものだから、仏教の「大黒様」と混同され、さらに神仏習合の流れで同一の神様と言われたりした、いわば訳の分からない神様だと私は思っています。<br /> 因幡の白兎を助けたのは評価しますが、男女関係についてはナンダカナーと思いますし、大黒様と一緒クタにした後世の俗人たちについても、ちょっといい加減なんじゃないかと思います。<br /> でもまあ、いっか。 神話の神様っちゅうのは、洋の東西を問わず、男女のモラルなんかひとかけらもない神様ばっかりですものね。

    【 縁結びの神たる所以 】

     初めて見ましたが、こんな碑が建っていました。 大国主命がスセリビメとの愛を深められ、縁結びの神になったというようなことが書かれています。
     でも、ちょっと待ったーっ! 大国主命って、自分の子を宿したカノジョを棄ててスセリビメに乗り換えたプレイボーイじゃなかったですかねぇ?

     ちなみにオオクニヌシノミコトというのは神代の時代に活躍されていたわけで、のちに漢字が伝来してから「大国主命」と書かれるようになった筈ですね。 その漢字を中国風に音読みで「ダイコク」と読んだものだから、仏教の「大黒様」と混同され、さらに神仏習合の流れで同一の神様と言われたりした、いわば訳の分からない神様だと私は思っています。
     因幡の白兎を助けたのは評価しますが、男女関係についてはナンダカナーと思いますし、大黒様と一緒クタにした後世の俗人たちについても、ちょっといい加減なんじゃないかと思います。
     でもまあ、いっか。 神話の神様っちゅうのは、洋の東西を問わず、男女のモラルなんかひとかけらもない神様ばっかりですものね。

  • 【 江島大橋 】<br /><br /> さて出雲大社を出たあとは宍道湖の南岸を走り、中海にやってきました。 まずは中海の真ん中に浮かぶ大根島に渡り、北岸に車を停めます。<br /> 言うまでもなく、その先の江島からさらに先の境港市に架かる「江島大橋」を遠望するためです。<br /> 多くのブログで「べた踏み坂」と紹介され、その急勾配が話題になっている橋ですが、私は渡ったことがありません。<br /> なるほど遠目に見る坂はスキー競技のジャンプ台の如し。 私の老車ロシナンテで登れるかと心配にもなります。<br /> まあ、いざとなったら私が車を押せばいいと、とりあえず江島に渡ります。

    【 江島大橋 】

     さて出雲大社を出たあとは宍道湖の南岸を走り、中海にやってきました。 まずは中海の真ん中に浮かぶ大根島に渡り、北岸に車を停めます。
     言うまでもなく、その先の江島からさらに先の境港市に架かる「江島大橋」を遠望するためです。
     多くのブログで「べた踏み坂」と紹介され、その急勾配が話題になっている橋ですが、私は渡ったことがありません。
     なるほど遠目に見る坂はスキー競技のジャンプ台の如し。 私の老車ロシナンテで登れるかと心配にもなります。
     まあ、いざとなったら私が車を押せばいいと、とりあえず江島に渡ります。

  • 【 江島大橋 】<br /><br /> 江島大橋のたもとに来ました。<br /> えっ? ナンジャコリャ? ただの橋じゃねぇか。<br /> 車が真っ逆さまに落ちそうな写真が望遠レンズのいたずらだということは無論分かっていますが、それにしてもこのなんとも穏やかな坂には拍子抜けしてしまいます。<br /> 橋の向こうは鳥取県境港市。 してみると、だまし絵のようなこの緩急差はあの妖怪たちのいたずらに違いありません。<br /> では、橋を渡って水木しげるロードの妖怪たちに会いに行きましょう。

    【 江島大橋 】

     江島大橋のたもとに来ました。
     えっ? ナンジャコリャ? ただの橋じゃねぇか。
     車が真っ逆さまに落ちそうな写真が望遠レンズのいたずらだということは無論分かっていますが、それにしてもこのなんとも穏やかな坂には拍子抜けしてしまいます。
     橋の向こうは鳥取県境港市。 してみると、だまし絵のようなこの緩急差はあの妖怪たちのいたずらに違いありません。
     では、橋を渡って水木しげるロードの妖怪たちに会いに行きましょう。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • nimameさん 2023/01/14 14:20:03
    何時もの如く詳しく説明されて・・
    ねんきん老人さん・こんにちは(^^)

    お邪魔して読みますと何時もの様にとても詳しく書かれていて・感心いたします。
    nimameも出雲大社だけはツアーで行きましたが、
    只出雲大社だけで何も知らないと疑問も湧かず・
    皆さんの後にゾロゾロと着いて歩いた次第で!
    ねんきん老人さんの読ませて頂き・そうなんだ!!
    と感心している次第です!!
    それと凄く気になっていたのが、べた踏み坂・
    他の人の写真だけ見るとえぇぇ!!
    本当にスキーのジャンプ台ですよね!
    ねんきん老人さんの正面からの写真見て安心しました。
    この角度からの見た事ないからどんな風になってるか!
    気になって夜も寝られず(そんな事は嘘です(笑)
    これで安心して今夜からグッスリ眠れます。
    有難うございます。
    nimame

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2023/01/14 16:16:07
    グッスリお休みください。
     nimame さん、書き込みをありがとうございました。
     出雲大社に行かれたことがあるのですね。 あそこは敷地も広いし、社殿も荘重だし、ゾロゾロと見て歩くだけで十分行く価値がありますね。 私は個人的な旅行以外でも修学旅行の引率で何回か行っていますが、生徒たちはただ友達とふざけながら歩いているだけです。 それでも何年も経ってから一番の思い出は出雲大社だと言っていますから、やはり独特の雰囲気があるのだと思います。

     べた踏み坂は確かに写真とは違って緩やかな坂でした。 ただ長いので、望遠レンズで縮めると奥行がなくなって急勾配に見えるのですね。 安心してグッスリ眠れますか? 羨ましいことです。
     なぜなら、私はたとえ安心していても夜中に必ずトイレに行きたくなる超高齢者ですから、生きている限り安眠はできません。 病院に行ったときに、夜中にトイレに行かなくて済む薬はないかと聞きましたら、あるけど、それを飲むと認知症になる率が高くなると言われました。 既にボケは重症ですが、改めて「認知症のリスク」などと言われると、夜中のトイレの方がマシだと思ってしまいます。
     まあ、先の短い人生ですから、朝までぐっすり眠ってしまったら時間がもったいないと、自分を慰めています。
     
     なんともシマラナイお返事になってしまいました。 ごめんなさい。 これからもよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • paricoさん 2023/01/03 08:32:16
    はじめまして!
    ねんきん老人さん

    こんにちは はじめまして(^^)
    paricoと申します。

    いつも詳しく楽しい旅行記、とても勉強になります。

    出雲大社は一昨年行きましたが、ろくにガイドも読まず行ったので、
    ねんきん老人さんの説明がとても分かりやすく、今さらながら「そうだったのね~」
    を連発しています。

    「がまのほ」は私も初めてこの話を聞いた子供の頃、とても気になっていました。
    見てみたい、触ってみたいと・・・。
    そして、その「がまのほ」が固いなんて!!
    衝撃の事実・・・(^^;)

    いやいや本当、色々勉強になります。
    これからもよろしくお願いします。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2023/01/04 09:41:32
    おめでとうございます。
     parico さん、あけましておめでとうございます。
     私ごときの駄文にお付き合いくださり、その上わざわざの書き込み、ありがとうございました。 恐縮しながらもとても嬉しく、励みになります。

     parico さんも、がまの穂ってどんな?と思われていたのですか。 そうですよね。 「ほわた」なんて聞くと、なんだかふわふわした柔らかいものを想像してしまいますものね。 でも実際は硬くて、昔の人がなぜそれで兎をくるむという発想をしたのか不思議です。
     でも神話の世界の話って、奇想天外で、大胆で、人間っぽくて、とても面白いので、けっこう引き込まれてしまいます。
     それと、旅はやっぱり楽しいし、いろんなことが分かるし、これまたやめられませんね。 私は年寄りですし、なによりお金がないので、行きたい所へも自由に行けませんが、旅先での「いつもでない」高揚感は忘れられません。
     これからも、近くて安く行けるような所には行けるだけ行こうと思っていますし、その体験をまた旅行記として投稿することもあると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
     重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • チーママ散歩さん 2022/12/27 19:55:05
    こんばんは。
    こんばんは 先生。

    なんだか見たことあるなと思って
    拝見していたら石見畳ケ浦。
    先生も数回過去に訪れているのですね。
    ちゃんと時間をお調べになり馬の背にも
    渡られたのですね。
    私は時間を調べず行ったので、
    どんどん渡れなくなり、しまいには
    海へ入ってしまいました。
    きのこのような岩が沢山の馬の背。
    誰もいない時間に一人で上陸したので
    どこかの惑星みたいで。
    綺麗というより、普段見る風景と異なり
    怖かったのを覚えています。
    くじらのあごの骨は見かけましたでしょうか。
    見たかったなあと心残りです。

    多伎町にある田儀海岸。
    ここも石の海岸なのですね。
    石の上をぴょんぴょん遊んでいらっしゃる
    先生を想像してしまいました。
    かわいいですね。
    あ、怒られちゃいますね。 ごめんなさい。 

    コレクションにお持ち帰りになったのに庭に
    置いてしまってわからないっていうのに
    笑っちゃいました。
    今回は仁摩サンドミュージアムはお立ち寄り
    なさらなかったのでしょうか?

    携帯も無事手元に戻って、
    「あの橋」を渡り、妖怪の町に到着された
    ようですね。 ご注意くださいませ。
    そこら中にうようよ潜んでいますものね。
    先生の妖怪退治 楽しみにしております。

    お正月はこのまま行くと穏やかなお天気のようですが
    どうぞ寒いのでご自愛くださいませ。
    一年間楽しいお話をさせて頂きまして
    ありがとうございました


    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/12/28 10:28:51
    何をやっても中途半端。
     チーママ散歩さん、書き込みをありがとうございました。
     石見畳ケ浦の鯨の化石、見ていません。 一応探しはするのですが、「ま、この次にすっぺ」と簡単に諦めてしまうのです。 今回も。(この次がない歳だということは分かっているのに)
     田儀海岸の石も、どうせならもっと大きなものを持ちかえれば庭の中でちゃんと場所も決まったでしょうに。
     やることなすことすべてが中途半端。 私の大きな欠点です。

     サンドミュージアムは素通りできる所ではなく、毎回寄っています。でも・・・。
     実はあのミュージアムには私が集めた砂のうち、数十か所のものを寄贈してあります。もちろん30mℓなんていうケチな量ではなく、展示できる量です。
     館の方からは「定期的に展示替えもしているので、状況次第で使わせてもらいます」と、なにやら怪しげな言葉をいただいていますが、その後展示されているのを見たことはありません。 今回も、もしやと思って探したのですが、ありませんでした。
     でも、あのミュージアムの建設にあたって中心的な役割を果たし、砂時計の設計にもかかわった紛体工学の大家・三輪茂雄先生愛用の「ふるい」は今、私の手元にあります。 網目の非常に細かいもので、特注だそうです。 先生に直接お目にかかったことはありませんが、先生が「鳴き砂の琴ケ浜」での研究の際に定宿にしていた仁摩町の民宿に私も泊めてもらい、その際、宿の方から私の砂集めの話を先生に伝えてくれた経緯があり、望外のことですが私にくださることになったのです。
     さらに言うなら、あの砂時計は琴ケ浜の砂よりもさらに粒子の細かい山形県置賜郡飯豊町の遅谷という所の砂を使っているとのことで、そこの珪砂を採掘している工業所に頼み込んで現場に入らせてもらい、何種類かの珪砂を掘らせてもらったこともあります。
     な~んて、な~んて、チーママ散歩さんへのお返事のつもりがすっかり私の自慢話になってしまいました。 これだから年寄りは嫌われるのですね。
     次回の旅行記は境港の水木しげるロードを書くつもりですが、「自慢バイアス」が薄れてからにしようと思います。 いつになるか分かりませんが、またよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • ねんきん老人さん 2022/12/26 16:26:37
    雑な観光旅行になってしまいました。
     yamayuri2001さん、こんにちは。 丁寧な書き込みをありがとうございました。
     今回の旅行で曽々木海岸にも行き、一応は観光案内にある所は見たのですが、隧道はああこれかと思っただけで、中には入りませんでした。 畳が浦隧道に似ているのですか? 事前にyamayuri2001 さんから情報を得ていれば、そんな雑な見方はしなかったと思うのですが、勿体ないことをしました。
     私の旅行はいつもそうで、見落としては後悔の繰り返しです。

     ケータイ紛失は一大事でしたが、無事返ってきたことで大いに良い気分になりました。 この旅行では夜中にトイレに行ったときに車のドアがロックされてしまい、真っ暗な中で夜明けを待つという失態もやらかしました。 どうも私にとって、トイレが鬼門のようです。

     ルーズソックスをご存知だったのはご職業柄だと思いますが、アジャパーも覚えていらっしゃったとは! ということは、伴淳三郎さんもご存知ですね?
     まあ、その辺の話になると終わりませんので、ただ「やったー!」という気持ちだけをお伝えして終わりにします。

     神話の中の神様というのは、どうも褒められたものではありませんね。 おそらく当時の人たちが神という存在にかこつけて自分たちの実態や願望を物語に仕立てたのだと思います。 あのイザナギノミコトなんかも私は男の風上にも置けないけしからんヤツだと思っています。 私の住む千葉県木更津市もヤマトタケルノミコトにまつわる話が沢山あって、それを自慢にしていますが、ヤマトタケルというのは女性にだらしないというか、女性に不誠実な神で、私はナンダカナーと思っています。

     それでも、神話の舞台を訪ねて歩く旅行というのは楽しいもので、出雲大社も大いに堪能しました。
     私はあと半年で80になりますが、願わくばもう少し体力が続いてくれるようにと思っています。
     そしてまた旅行記を書き、yamayuri 2001さんのお目に留まることを勝手に期待しています。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • yamayuri2001さん 2022/12/26 14:49:48
    出雲大社!
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    畳ケ浦隧道は、能登半島の曽々木海岸の隧道と酷似しています。
    当時は、日本各地にこのような隧道があったのでしょうね・・・
    今はトンネル工事の技術が進んだので、遺物となってしまいましたね・・・
    そして、その隧道を出た先に、千畳敷があった・・・
    能登半島とかぶってしまいます!

    スマホ事件は、驚かれたでしょう?
    依存して居なくても、今や、特に旅先では欠かせないものですからね。
    まだまだ日本には奇特な方がいらっしゃるのですね。

    スサノオノミコトの逸話、初めて知りました!
    本当なんだろうか。
    スサノオノミコトが、激しく人間に近くなった気がします。

    ルーズソックスも、アジャぱーも懐かしいですね・・・
    そんな時代が、一番平和だった気がします・・・
    大国様ですが、因幡の白兎の伝説しか知らなかったので、
    私は、大国様が大好きでした。
    そのエピソードを知ってしまうと・・・
    何か、男性の本質は、神代の時代から変わっていないと感じます。

    本質が変わったら、人類は存続していないかもですね。

    yamayuri2001
  • pedaruさん 2022/12/24 14:47:23
    出雲大社
    ねんきん老人さん こんにちは

    そのお年で車を一人で運転されて、はるか島根までとは驚きです。とはいえ、私よりかなりお若いようですから安心です。
    「車輪梅」しゃりんばい、意表をつく名前ですねー。しかも梅じゃないし、全く知らんかったばい。

    携帯が届けられていたとは、さすが神の国です。良かったですね。
    > そういう人格者は4トラの会員様に違いありません。 この旅行記をお読みになっていたら、是非ご連絡ください。
    はい、その人格者のpedaruです。って分かりやすい嘘をつくのが非人格者のpedaruです。自分でも呆れます。

    鳥居が右にずれているのはなぜか?
    それは私がお答えします。それは諸説あるのですが、①明治の頃大地震により動いてしまった。②幕末ころより神様のお考えが右傾化してきたので、神社側が忖度して右にずらした。③鳥居建設予定地にウサギの巣がありました。優しい人々によって右側にずらして建設したそうです。

    > ところで、この鳥居、触りながら回ると金回りが良くなると言われているそうです。 あ~あ、またかよ~!
    こういうくだらないことが真面目腐ってか、不真面目腐ってか知りませんが
    語られるとは、江戸時代かっ、みんな義務教育うけてるのかっ。いえいえ、信じているわけではありません、遊び、そうお遊びなんです。

    まぁ、大人になって許してあげましょう。えっ?神社を?とんでもない、神社は許しません。

    pedaru

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/12/24 18:19:39
    さすがフォートラ!
     pedaru さん、こんにちは。
     ケータイを届けてくださった人格者。 フォートラメンバーに違いないと思っていましたが、やはり pedaru さんでしたか! こんなに身近にいらっしゃったとは、知らんかったばい。
     ダメ元で書いた「ご連絡ください」の一言に、早速のお応えをいただき、さすがフォートラと感嘆しているところです。

     鳥居のずれている理由についてもじつに学術的な「諸説」を教えていただき、ありがとうございます。 ③の建設予定地に、という説は、近年うるさく言われるようになった社会規範だと思っていたのですが、350年も前にウサギの巣の保護を鳥居の建設より優先する意識があったのですね。 恐れ入りました。

     その鳥居を触りながら回ると・・・という話。 私はいちいちそういう話に腹を立てるのですが、pedaru さんに「大人になって許してあげよう」と言われ、反省しきりです。
     考えてみれば、私自身、ミミズにおしっこをかけると「腫れちゃう」とか、女の人のシミチョロを見ると目がつぶれるとか、半ば本気で信じていた時代がありましたからねぇ。

     駄文にお付き合いくださった上、種々言葉遊びも教えていただき、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • ふわっくまさん 2022/12/24 08:40:31
    畳ヶ浦隧道・・
    ねんきんさん、おはようございます。
    出雲大社へ、何度か訪れたことがあるのですが・・
    畳ヶ浦隧道は、初めて拝見させていただいた気がします。
    海に続く洞窟、一度歩いてみたい!と思いました^^

    そして江津の道の駅では、親切な方からケータイを拾っていただいたそうで・・
    何やらツバメさんの思し召しのようにも感じ、ほのぼのとした気分になっています。

    ところで大国主命が、プレイボーイだったそうで・・
    ・・歴史を掘り下げると、色んな見方があるのだなぁーと再認識しました。

    同級生の岡本君との思い出も、ちょっぴり回想されて・・
    ・・ベタ踏み坂から、水木しげるの妖怪の世界に向かわれたのですね♪
                 ふわっくま




    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/12/24 17:55:51
    神と妖怪。どこかでつながっているような・・・。
     ふわっくまさん、こんにちは。 いつも愚稿をいち早く見つけてくださって、ありがとうございます。
     ふわっくまさんも出雲大社には何度もいらっしゃっているのですね。 体験を共有できたことをとても嬉しく思います。
     畳ケ浦は出雲大社とは違って人の姿もまず見かけませんし、むろんお土産物も売っていないのですが、なにがなし「思えば遠くに来たもんだ」というような旅情が感じられて、良い所だと思います。
     ケータイをトイレに忘れたのは痛恨のミスでした。 あのとき私は店員さんに「ケータイの忘れ物は・・・?」と聞いたのですが、店員さんは、「スマホならあったが、ケータイは」と思いながら念のため出してきたという感じでした。 
     私は、スターバックスをスタバと言ったり、ファミリーマートをファミマと言ったりすることがいやなのです。 そんな略し方をしたら、本来の意味が通じなくなってしまうからです。 たとえばロスアンゼルスのことを「ロス」と言う人がいますが、ロスアンゼルスは英語で言えば The angels ですから、「ロスに行く」と言ったら「 The に行く」と言っているようなもので、意味がまったくなくなってしまうのですね。 それならエンゼルスに行くと言った方がまだ意味があると思います。 ですから、スマートフォンのこともスマホとは言いたくないので、ケータイと言うのですが、私のそういうつまらぬこだわりについて、周りの人たちからは「だからアンタは人にうるさがられるんだよ」と呆れられているようです。
     大国主命についても、「白兎を助けた優しい神様」でいいのに、神話に出てくるそれ以外の面にこだわって「女癖の悪い身勝手な神」と思ってしまうのは、もったいないことですね。
     水木しげるの世界では、妖怪が意外に優しい面を持っていたりするので、こちらも楽しくなります。 次は境港を目指しますので、またお目に留まりましたらよろしくお願いいたします。

    屁理屈ジジイ(ねんきん老人の本性)
  • olive kenjiさん 2022/12/24 04:55:31
    岡本君
    師匠 山陰旅行と言えば、ずばりセットである出雲大社へ行かれたのですね。

    私も先日、伊勢志摩へ旅行に行ったのですが、皆は伊勢神宮参拝をして赤福を土産に頂けることがセットと思っているのですよね。
    今回は伊勢神宮は素通り、赤福を買わずです。ざま~みろという気持ちです。

    私は万の神様の事に関して、知識が薄かったのですが、今回の師匠の説明で、よく勉強になりました。
    つまり神様と言えども、そこらへんにいる野郎と変わらないということですね。
    スサノオノミコトは親に勘当されたが、持ち前の腕力でヤクザを退治して町民から尊敬される様になったとか。
    大国主命も、全くふざけた女泣かせのプレイボーイではありませんか。
    私の高校の親友が○○学会の熱心な信者でしたが、無類の女好きで、宗教を尊ぶ人は聖人君子かと思っていましたが、そうでは無いのと全く同じですね。

    でも、やはり神々の国には神様がいらっしゃるのですね。
    リッツカールトンホテルでの遭遇した出来事は、まるで心優しい神様の代理の方がなさったようで、心温まる話であります。やはり万の神様は欧米や中国にはおらず、日本独自の神様なのでしょうか。

    岡本君の話も良かったです。あんないたずらされても、やはり仲良き友達です。
    これが大人になってされたら、怒る事必至です。
    なぜ、幼き頃のおふざけは楽しき思い出となって残るのでしょうか。
    岡本君と神話の国のお話が混じって、まるで夢の世界に居るような心地よさを感じました。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/12/24 17:25:24
    非現実世界の心地良さ
     olive kenji さん、こんにちは。
     出稿早々にご丁寧な書き込みをいただき、恐縮しております。 一行一行読み飛ばさずにお付き合いくださっていることがよく分かり感激です。

     伊勢神宮を素通りし、赤福を買わない伊勢志摩旅行。 さすがolive kenji さん、今年の「へそ曲がり大賞」は貴下に決定です。 私は出雲大社だの、次回に予定している水木しげるロードだのと定番中の定番を回ってきましたので、今さらながら身の縮む思いです。

     神話の世界というのは洋の東西を問わず、殺し・盗み・淫蕩・悪だくみのオンパレードですね。 思うに、現実世界で強い制限に縛られている人間の本性が、「物語」として自由に語られるからではないかと私は思っています。
     リッツカールトンはさすが一流の宿泊施設だけあって、お客様のグレードが高く、どこの誰が忘れたか分からないケータイをわざわざ店まで届けてくれるという気高さを教えてくれました。
     私はその後、トイレはもちろん、レジでも役所の窓口でも、ケータイや財布を何気なくその辺に置くという悪癖がなくなりました。 今回の2週間の旅行で身についたのはそれだけですが、大きな収穫です。

     岡本君については、その他にも工場に忍び込んでアカを盗んで鉄くず屋に売りに行ったり、民家の留守をねらってイチジクを盗みに行ったり、思い出が尽きません。 なのになぜか今は音信不通で、どこにいるのかも分かりません。
     もし彼がフォートラ会員であったら、すぐに「俺のことだ!」と分かるでしょうから、是非連絡をしてほしいところです。

     今日は朝から各地の大雪のニュースで大騒ぎです。 香川は暖かいイメージがありますが、くれぐれも油断なきようお過ごしください。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
     

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