
2022/05/15 - 2022/05/28
3位(同エリア1009件中)
ねんきん老人さん
- ねんきん老人さんTOP
- 旅行記103冊
- クチコミ14件
- Q&A回答2件
- 422,785アクセス
- フォロワー249人
同じ所に二度行くと、前回見落としていた事物の多いことに気付きます。
三度行くと、それまでの見聞がどれほど浅薄であったかを思い知ることになります。
京都府宮津市の智恩寺。 そこに建つ多宝塔の斗組(ますぐみ)は、他では滅多に見られない精緻を極めたものですが、それを知ったのは前回お参りから帰ったあとのことでした。
今回は意識して多宝塔を目指します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【 余部鉄橋 】
浦富海岸を楽しんだあと、何か所か寄り道をしながらも順調に進んでいたところ、路面の亀裂で通行止めという箇所があり、迂回を余儀なくされました。 まあ、車の旅ではときどきあることですから、「しゃあねえ」と。
それでも余部鉄橋には午後4時過ぎに着き、さっそく見学します。
地上41mに架けられた長さ300 m の鉄橋を渡る山陰本線の列車。 いつか自分も乗ってみたいと思っていたのは、鉄道ファンでなくても皆同じだと思います。
その鉄橋から突風にあおられた客車7両が脱線転落したのが 1986年の暮れも押し詰まった28日。 長くなるのでその経緯は省きますが、そのときのニュース映像は今でも覚えています。 -
【 残された橋脚 】
その現場がここ。 当時の橋脚の一部(鉄)が残され、隣りにコンクリートの橋脚が新しく作られています。 -
【 エレベーター 】
餘部駅(無人駅)までは歩いて登ることもできますが、今はガラス張りのエレベーターもあります。 クリスタルタワーというそうですが、せっかく「餘部」という響きの良い駅なのに、なんという俗っぽい名前をつけたのでしょう。
ちなみに、あまるべは「余部」と書きますが、駅だけは「餘部」となっています。 これは兵庫県姫路市と岡山県新見市を結ぶ姫新線にある「余部(よべ)駅」との混同を避けるためのようです。 -
【 餘部駅 】
エレベーターを降りると、そこはコンクリートで埋められてはいますが、かつて列車が通っていた線路の跡です。 覗き窓があり、地面からの高さを実感できます。
写真の金網の左側には現在のホームと線路があります。 -
【 事故現場 】
古い線路は駅の東側で途切れています。 その先がまさにあの大事故の現場で、こうして途切れているのを見ると胸が詰まります。
この高さでこの線路。 やっぱり怖いですね。 -
【 日本海 】
線路のすぐ北側には日本海が広がり、見下ろせば艶やかな漆黒の瓦を葺いた家々が密集しています。 地理的にみて石州瓦の黒かなと思いましたが、ただそう思っただけで、それを裏付ける知見はまるでありませんから、信用しないでください。 -
【 橋脚基部 】
残された古い橋脚の基部です。 見るからに頑丈そうで、事実あの事故は鉄橋そのものの損傷ではなく、客車が突風によって脱線したというものでした。 -
【 慰霊碑 】
新しい橋脚の麓に「慰霊碑・聖観世音菩薩」と書かれた像が建っています。
当然あの脱線事故の犠牲者の安寧を祈るためのものでしょうが、そのことはどこにも書いてありません。 そばに観音像と余部鉄橋についての説明板がありますが、そこでも事故のことについては一言も触れられていません。
そういえば、この旅行記の2枚目に使った「空の駅」の説明板にも事故のことはまったく書かれていませんでした。 敢えて事故の記憶を消そうとしているのでしょうか? -
【 道の駅・あまるべ 】
さて、空の駅の下に「道の駅・あまるべ」があります。 今日はここで寝ようかと思っていたのですが駐車場が狭く、食堂も3時までということで既に閉まっています。
売店でパンでも、と思いましたがそれらしいものも見当たらず、どうも居心地は悪そうです。
やむなく、ほかで泊まる所を探そうと、出発します。 -
【 夕日ケ浦 】
適当な寝場所が見つからないままに走っていると、京丹後市の夕日ケ浦海岸に出ました。 有名な場所ですが、私はこれまで来たことがありません。
言うまでもありませんが夕日の美しいことで知られ、その写真も沢山見ていますが、まだその時間にはちょっと早かったようです。
ですが、この浜を有名にしているもう一つのフォトジェニック・ビュー「ブランコに興ずる子供」があつらえたようにそこにいてくれました。 -
【 何の駐車場? 】
道路の案内標識に「伊根」の文字が見え、それに従って進むと、こんな場所がありました。 広い駐車場。 ただし真っ暗で、古ぼけたトイレだけがあります。 立入禁止ともなっていないし、ここで寝ることにしましょう。 (写真は翌朝のものです)
朝、食べ物が何もなかったせいか、薬を飲むのを忘れました。
そうそう、薬といえばずっと血圧の薬を飲んでいるのですが、最近、なんだかもう一種類の薬が処方されるようになりました。 何の薬だか分かりませんが、これで毎朝2錠。 そのうち3錠、4錠と増えていくのでしょうか? -
【 道路に猿 】
丹後半島を反時計回りに走っていると、道路に猿がいました。 急ブレーキをかけると道路脇の擁壁に登ってゆきましたが、数えてみると8匹、いや、今この写真を見ると子供を抱いているようですから9匹で、じつに悠々と、ふてぶてしいくらいの態度でした。 -
【 琴引浜 】
網野町の琴引浜です。 言わずと知れた鳴き砂の浜で、歩くと砂に含まれる石英がこすれてキュッ、キュッと音がします。 タバコの灰を耳かき1杯落としただけで鳴らなくなると言われていますが、実際にはそんなことはなく、ここでも多くのゴミがありましたが、きれいな音を出していました。
ただ地元の方々がいつも清掃をしているということで、観光客の意識が問われるところです。 -
【 伊根湾遊覧船 】
同じ道を戻り、伊根町の日出桟橋にやってきました。 伊根湾めぐりの遊覧船(25分)に乗るためです。
10時出航ということで、今は9時40分過ぎ。 どうやら乗客は私1人らしく、これはラッキーと乗船券を買います。 あとで行く傘松公園へのケーブルカー往復券とセットで割安になるということで、これまたラッキー。 さらにかっぱえびせんがついてきて、トリプルラック! -
【 団体さん、ゴトーチャク! 】
と思ったら、あと10分ぐらいというときになってクラブツーリズムのバスが2台ご到着! ドヤドヤッと客が降りてきました。 ワイワイガヤガヤ船に乗り込み、私は一番あと。 個人で乗ったのは私1人でした。 -
【 待ち構えるカモメ 】
船の周りには、早くもお約束のカモメがスタンバイしています。 -
【 伊根の舟屋 】
出航するとすぐ、舟屋群が見えてきました。 海上から見るのは初めて。 やっぱりこの角度から見るのがいいですねえ。 -
【 舟のガレージ 】
これもいい。 漁師さんたちの利便性を優先しての建築ですね。
ただ、これだけ隣家と接していると、茶碗を投げ合っての夫婦喧嘩などお隣りさんには筒抜けでしょうねえ。
もっとも、二階が居住スペースといいながら、実際にここに住んでいる例は稀だそうで、たいていは道を隔てた山側に居住用の家を持っているのだとか。 -
【 トンビにえびせん 】
船客たちは競ってかっぱえびせんを放り投げ、群がるカモメが器用にそれをキャッチ。 遊覧船ではお馴染みの遊びですが、ここではカモメに混じってトンビが寄ってきます。 これは私にとっては稀有の体験で、間近で見るトンビが大きいことに驚きました。
おい、トン公! おめえにはプライドっちゅーもんがねえのか? トンビには油揚げって決まってんだろう。 えびせんなんか狙うようンなっちゃーおしめえよ。 -
【 舟屋群 】
さらに舟屋が続きます。 このような舟屋は230 軒ほどあるそうで、国の伝統的建造物群保存地区になっているとか。 -
【 釣り用浮き桟橋 】
おっとー、これは釣り用の浮き桟橋ですね。 はっきりとは見えませんが、小鯖のような魚が釣れているようでした。
浜ちゃーん、ちっちぇーなー! -
【 牡蠣棚 】
そして牡蠣の養殖も行われているようです。 -
【 傘松公園へ 】
楽しいことはあっという間に終わり、傘松公園に向かいます。 海沿いの178 号線を20分弱でしょうか。 -
【 ケーブルカー駅 】
うちわを振って客を呼び込むオバサンにつられて土産物屋の駐車場に車を停めます。
「土産は買ったかい?」
「今着いたところだよ」
「ほかで買っちゃダメだよ」
「値段だけ調べてくるよ」
まずはケーブルカーに向かいます。 -
【 ケーブルカーで上へ 】
ケーブルカーではだいたい前の席を選ぶのですが、ここでは最後尾に陣取ります。 この景色を見るためです。 -
【 股のぞき 】
山頂に着きました。
そして、誰が考えたか知りませんが、ここに来たら「股のぞき」。
確かに一味違う景観で、同じことを他の観光地でやってみても特にどうということはありません。
( この写真は、実際に股のぞきをしながら撮ったものではありません。 カメラだけを回転させたのですが、デジタルのせいか、ファインダーの画像はくるりと回って上下正常に表示されてしまいます。 それでもパソコンに移動すると逆さまに写っているのが不思議です。 アナログ老人には分かりません ) -
【 かわらけ投げ 】
ありました、やっぱり。
3枚200 円のかわらけを投げて、前方の輪を通すことができたら「願い事が叶うと言われている」と。
「言われている」って、言ってるヤツは責任をとれるのかい? 俺が投げて、もし通ったら「大谷翔平のルックスと才能を貰いたい」っていう俺の願いを責任もって叶えてくれるんだろうなっ!? -
【 リフトで下へ 】
下りはリフトにしました。 上りも下りもケーブルカーかリフトの好きな方を選べます。
でも、こちらは白髪の後期高齢者が一人で乗っているわけですから、若い二人がイチャイチャ乗っているリフトとすれ違うときなどは、ちょっとバツの悪いような気分がしないでもありません。 -
【 土産物店 】
リフトを降りて籠神社までの道には土産物屋さんが並んでいますが、うちわのオバサンに叱られますから、ここで買うわけにはいきません。 -
【 倭宿禰(やまとのすくね)命像 】
最初に現れるのが倭宿禰命の像です。
神武天皇が東征されたときに明石海峡で亀に乗って現れ、天皇を先導したとか。 今回初めて知りました。 -
【 眞名井稲荷社 】
眞名井神社の摂社で、もともとは眞名井の境内にあったものを平成3年に移したのだそうです。 -
【 拝殿 】
籠(この)神社の拝殿です。 ご祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)だそうですが、恥ずかしながら初めて聞くお名前です。 なんでもニニギノミコトの兄弟だということで、ニニギノミコトというお名前はなんとなく耳にしているものの、それがどういう神様なのか、これまた知りません。 -
【 狛犬 】
神明鳥居をくぐった先にある狛犬。 なんとも不細工な、と思ったのは私のお粗末な鑑賞眼によることで、由緒書きによれば鎌倉時代の作で魂を宿し、天橋立の松林に出没しては通行人を驚かしていたそうです。
それを知ったあの岩見重太郎が剛刀でこの狛犬の前足を切り払ったため、以後はおとなしく社前に控えているということで、なるほど前足には継いだ跡が残っています。
造形的にも胴と足がどっしりして、狛犬の最高傑作と言われているとか。
狛犬には珍しく、覆屋の中に置かれていますが、その覆屋も神明造りで千木も鰹木もつけられているという格式の高そうなもので、ただただひれ伏すしかありません。 -
【 一の鳥居 】
今回は傘松公園からの帰りに籠神社に回ったため、最後に一の鳥居から出るという順序になってしまいました。
少々気が咎めますが、ここからもう一度お詣りをし直すには気力と体力がちょっと・・・。 -
【 天橋立へ 】
次はこの日一番のお目当て、智恩寺を目指します。 雪舟の「天橋立図」にも描かれている臨済宗のお寺です。
前回お参りしたときに、なぜか多宝塔を見落とし、後日その精緻な組み物の写真を見て愕然としたのが忘れがたく、今回どうしてもその多宝塔を仰ぎたいと思ってのことです。
それともう一つ、天橋立の砂州を海上から見たことがないので、今回は阿蘇海北岸の一宮桟橋から南岸の天橋立桟橋まで観光船に乗ることにします。 -
【 観光船 】
乗るのはこれ、KAMOME12号です。 定員はなんと 120 名。 こんな小さな船に 120 人も乗った様子を想像するとゾッとしますが、幸いこのときは10名を超えるかどうかという乗客しかいなく、これなら万一転覆しても救命胴衣をいくつも貰えるのではないかと安心しました。 -
【 お約束のカモメ 】
さっそくカモメのお出ましです。
で、ふと沸いた疑問ですが、日本中で売られているかっぱえびせんのうち、人間が食べる量と、カモメによる消費量と、どっちが多いのでしょう? -
【 ここにもトンビが 】
カモメがかっぱえびせんを取るとき、首をひょいと曲げてくちばしで咥える器用さはお馴染みです。 人の手からはもちろん、空中に投げ上げられたものも見事にキャッチします。
ではトンビはどうでしょうか? これは船内アナウンスで初めて知ったのですが、足で掴むのですね。 なるほど、観光客の手からがっちりと掴み取っていきます。 くちばしは使いません。
長生きするといろんなことが分かりますね。 こんど孫に教えてやろっ! -
【 空中での食事 】
人の手からえびせんを掴み取ったトンビは、飛びながらそれを食べます。 鎌倉小町通りで食べ歩きをしているギャルたちも顔負け・・・と思いましたが、「ギャル」って、古かったでしょうか? -
【 砂州の松林 】
天橋立というのは宮津湾と阿蘇海を分ける砂州を橋に見立てての呼び名だと思います。
その砂州は全長約 3.2 km。 そこに約8千本の松が植えられているそうです。 15年ほど前にそこを自転車で走り、今そこを船上から見ている不思議な感覚に酔いながら、しばしの船旅を楽しみます。 -
【 智恩寺山門 】
天橋立桟橋に着きました。 智恩寺境内に直接入る道がありますが、ここはやっぱり山門からと、ちょっと回り道をします。
これがその山門です。 「黄金閣」と、いささか俗っぽく称されていますが、典型的な禅宗様式の山門だそうで、 8,780 人の大工が足掛け7年をかけて造営したということ。 ( この数字の意味は分かりません。 毎日8千人が作業をしたら混雑して仕事にならないでしょうし、交替制としたら何人が何日ずつ働いたのか? )
二階部分には釈迦如来像・両脇士像・十六羅漢像が安置されているそうです。
一階の扁額には「海上禅叢(かいじょうぜんそう)」の文言が。 意味は分かりませんが、解説によると海の上で禅を組むということらしい・・・やっぱり分かりませんが、ま、いっか。 -
【 山門軒下の斗組 】
山門の軒下には、私のようなシロウトでも分かる斗組(ますぐみ)が教科書通りに並んでいて、ほれぼれとしてしまいます。 -
【 多宝塔 】
そして、山門をくぐると左手にお目当ての多宝塔がありました。
こんな分かり易い場所にあるというのに、前回はなぜ見落としたのでしょう? 改めて自分の寺社参拝のいい加減さに忸怩たる思いが募ります。 -
【 多宝塔の斗組 】
これこれ! 写真で見て驚いた斗組です。 寺社建築の代表的な部分ですので、各地の寺社で目にしますが、これほど精緻で密集したものは滅多にないと思います。
実は私は庭に鳩小屋を建てたとき、2か所ほど斗と肘木を組んでみました。 組み合わせの数を減らしたいい加減なものでしたが、うまくいきません。 本来は釘やかすがいを使わず、接着剤も使わないのですが、私の技術ではどうにもならず、太い釘を使いました。 それでも結局安定せず、意味のない飾りになってしまったのは情けない限りです。 -
【 匠の知恵 】
近づいてみると、さらにその組み方に驚かされます。 立体パズルのように組まれた木製部品が重い上層を支えているそうですが、重力拡散という構造上のしくみと見た目の美しさをここまで追求しての組み合わせはいったい誰が考え出したものでしょう?
何十年何百年と匠たちが受け継ぎ、発展させてきた知恵に驚くとともに、ここ智恩寺のご本尊が知恵の文殊菩薩であることも思い合せ、「知恵」というものへのめくるめく崇敬に、恍惚の時間を過ごしました。 -
【 力石 】
見事な建築に圧倒された私をからかうようなものがありました。
祭の余興などで力自慢を競った力石です。 3個あり、それぞれ130 kg、100 kg、70 kgだそうです。 むろん試してみようという気にすらなりませんが、立て札に「この石に触ると不思議に力と知恵が授かる」とあり、「どうぞご自由にお触りください」とも書かれています。
今さら触ってみたところで、私の力と知恵がそんなことでなんとかなる筈がないことは分かっていますから、これまた敬してなんとやらで・・・。 -
【 おみくじ 】
扇形のおみくじが松の枝にぶら下がっていました。 昔ながらの紙に書かれたおみくじはもちろん主流ですが、全国の神社や寺はあの手この手で売り上げを伸ばそうと、いろんな形のものを売っているようですね。
素焼きの狐やウサギ、ホタテの貝殻や繭玉、はてはダルマから野球のボールまで、これでもかと言わんばかりに珍しさを競っていますが、ここの扇子は形といい、なかなかのセンスですね。 ( 分かってくれましたか? → 誰でもゆーっぺ!)
-
【 文殊堂 】
さて、ご本堂の文殊堂です。 文殊様の座像が祀られているそうですが、秘仏であるため、ご開扉の日以外は拝観することができません。 -
【 ウクライナ避難民救援募金 】
ウクライナ避難民への救援募金箱が置いてありました。 自分はこうして遊び歩いているわけですから、お釣りでもらった小銭などを入れて何かしたような気分になるのは偽善のような気がして、入れませんでした。
( もちろん、ウクライナの悲劇を他人事と思っているわけではなく、自分の住む市役所の窓口には行っています。 ここ智恩寺で献金している人を偽善者だと言っているわけでもありません・・・言い方って、難しいですね ) -
【 絵馬 】
文殊堂の左側回廊は絵馬堂のようになっていて、沢山の絵馬が掲げられています。 もちろん参拝者の納めた絵馬も。
智恩寺にはそれ以外にもいくつもの見どころがあり、いちいちご報告したい気持ちはあるのですが、今回は多宝塔の斗組が目当てでしたし、長くなりますので割愛します。 -
【 道の駅・舞鶴とれとれセンター 】
智恩寺からは国道178 号線を1時間半ほど走り、舞鶴西港に面した「道の駅・舞鶴とれとれセンター」にやってきました。 ここで寝ようと思っていたのですが、来てみると港によくある海鮮市場のような所で、買い物客が多く、どうも落ち着きません。
車中でコンビニ弁当を食べながらしばらく車の出入りを観察していましたが、まるでスーパーの駐車場のように人も車も動いており、結局ここでの車中泊は諦めました。 -
【 道の駅・シーサイド高浜 】
そしてやってきたのは県境を越えて福井県の「道の駅・シーサイド高浜」です。
広くて一目で気に入り、泊まることにしました。
( 写真は翌朝撮ったものです ) -
【 道の駅・シーサイド高浜 】
ただ、トイレに入ってみると写真のような和式が2基あるだけで、これは困ります。 なぜなら、私は足腰が弱っていて、しゃがんだ姿勢を維持できないのです。 こんな所で用を足したら、終わって立ち上がるときに尻餅をつき、すっぽりと便器にはまって抜けなくなるに違いありません。 助けを求めたあとの騒動を思うととても利用する気にはならず、別のトイレを探してかなりの距離を歩きました。
幸いウォッシュレットつきの洋式が見つかりましたが、ここも2室しかなく、こんな広い道の駅を設計した人が、自分では利用する気がまったくないのだということが分かりました。 -
【 夕食 】
この晩の食事は、途中のスーパーで買った刺身と冷やしぜんざいです。
ご飯や麺のようなものはありませんが、心配はいりません。 カロリー源としてのビールを2本(本当は3本)、しっかりと摂取していますから。
ほろ酔い気分でパソコンの地図を見ていると、ここから50km強の所にあの「メタセコイア並木」があることが分かりました。 4トラの旅行記で知って是非行ってみたいと思っていた場所です。
明日の予定はすべて明後日に回し、メタセコイアを見に行きましょう。 帰りが1日遅くなる? なに、構いません。 年金生活ですから。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ねんきん老人さんの関連旅行記
天橋立・宮津(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
25
54