2022/05/15 - 2022/05/28
3位(同エリア356件中)
ねんきん老人さん
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急に思い立って福井県からいったん滋賀県に入り、メタセコイア並木に回りました。 そのため、もともと大雑把だった行程がさらに狂うことに。
いっそ丸一日ずれた方がそのあとが楽なので、予定にはなかった越前大仏へ。
結果として、「大きさを張り合う虚しさ」や「権威を真似る滑稽さ」をこれでもかというほど見ることになり、心痛む時間を過ごすことになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【 道の駅・シーサイド高浜 】
前夜、缶ビールを飲みながら地図を見ていて、琵琶湖北西岸のメタセコイア並木までは 片道 50 km ほどだということに気がつきました。
確たる予定に沿っての旅ではありませんから、帰りを1日遅らせれば簡単に行ける距離です。 考えるまでもありません。
そしてこの日、5 月 22 日、空はピーカン。 まずは、道の駅の裏、青戸の入り江に沿って散歩をします。 経年劣化で突っ張った足をほぐすためです。 -
【 メタセコイア並木? 】
旅先ではナビを使わないという無意味なこだわりを持つ私は、よく道に迷います。
この日も紙の地図だけを頼りに行ったり来たり、偶然こんな場所に出ました。 見事なメタセコイアが並んでいて、ここだ!と思い、何枚も写真を撮ります。
・・・でも、なんだか・・・。 考えてみると、有名な並木は道路の両側に巨木が並んでいた筈。 なんだ、違うじゃねえか。
後日、4トラ会員のRL-JPN さんがまったく同じ場所でまったく同じ角度の写真を撮られ、「並木発見!」と小躍りした直後に「あれ、なんで???」と考えたという旅行記を見つけ、失礼ながら笑ってしまいました。
RL-JPN さん、「ですよねぇ~!」 -
【 案内になってる? 】
さらにウロウロしていると、こんな案内が。
たしかメタセコイア並木はマキノ町ナントカという所にあった筈。
でも、これじゃあ分かりませんよ、マキノ町観光課さ~ん。 字が消えてますよ~! (正確には滋賀県高島市役所観光振興課でした)
-
【 高島市農業公園マキノピックランド 】
でもまあ、時間だけはたっぷりある年金生活者ですから、いくら迷っても最後には目的地に着きます。
マキノピックランドという所に着きました。 並木散策の基点です。 -
【 メタセコイア並木 】
駐車場からでも見えるメタセコイア並木です。
メタセコイアは生きた化石ともいわれる古い樹種で、樹高が最大で 50 m にも達するといいます。 高校時代、級友の重城君の家の庭に1本あり、広い庭を持つ金持ちは違うなと驚きました。 紫陽花一株でも邪魔になるような狭小の庭しかない我が家とは違うと、変な感心をしたことを覚えています。 -
【 直線道路 】
さあ、いよいよ並木の始まりです。
針葉樹特有の直幹と 2.4 km にわたる直線道路。 和辻哲郎さんを真似て言えば、このシンメトリックな景色を見ながら育った人と、海風にさらされて曲がりくねった松を見て育った人とでは、思考回路に違いが生じるのはごく自然なことだと思ってしまいます。 -
【 これでも成長半ば 】
ここに並ぶ木は、1981 年から植えられ始めたということですから、古いものでも 40 年しか経っていないのですね。
絶滅したと考えられていたメタセコイアが再発見されたのは前世紀だそうですから、寿命を見届けた人はいないのですが、たぶん2千年から3千年だろうということです。 むろんずっと成長し続けるわけではありませんが、相当な巨木になることは間違いないと思います。 -
【 陽光を浴びる樹冠 】
円錐形の木ですから、上にゆくにつれて木と木の間は開き、陽光がたっぷりと当たります。 それでいて重なり合った葉の裏側は陽を通さず、濃い影になっていますから、その対比は計算したように鮮やかで、首が痛くなるまで見とれてしまいました。 -
【 新芽 】
太い幹から新芽が。 桜などでもときどき見かけますが、これがやがて枝になり空を隠す日がくるのでしょうか。 -
【 若々しい枝 】
そんな新芽の近未来を思わせる若い枝です。
各枝が一斉に上を向いて伸びている様子が美しく、我が町の街路樹にも使ってほしいと思いましたが、これは広い土地だからこその美観で、電線だらけの狭い道には似合いませんね。 -
【 若木 】
かなり歩いてきました。 この辺りの木はまだ若いとみえ、枝も頭上を覆うまでにはなっていません。
そろそろ引き返しましょうか。 並木の尽きる所まで行ってみたいと思いますが、救急車で帰ることになってもいけないので、いったん駐車場まで戻って自分の車で行きましょう。 -
【 栗園 】
帰りは道路脇の植栽を見ながら、並木の外側を歩きました。
まずは栗の林が続きます。 マキノ町では昭和 40 年代から栗の生産に力を入れているそうで、この辺りには2万本の栗の木が植えられているとか。 -
【 さくらんぼ 】
意外なことに、さくらんぼも栽培されていました。
そのほかブドウやヤマモモなどもきちんと管理されているようで、産業として育てられていることが分かります。 -
【 気比の松原 】
予定外のメタセコイア並木でしたが、おおいに満足しました。 いつかは見たいと思っていましたが、この回り道をしなかったら、もう機会はなかったかも知れません。
このあとはちんちんたらたら寄り道をしながら三方五湖・気比の松原を楽しみ、敦賀湾沿いに越前岬まで行き、内陸に向きを変えて福井県の勝山市までやってきました。
( 写真は気比の松原です ) -
【 福井はやっぱり恐竜! 】
そして九頭竜川に架かる橋を渡っているとき、前方に恐竜の姿が。
おっと思ってハンドルを切ると、そこは「恐竜渓谷かつやま」という道の駅でした。
時間は午後5時。 まるで計ったような流れでこの日の宿が決まりました。
車を停め、恐竜のもとへ。 説明板があり、これがフクイラプトルという中生代白亜紀の恐竜であることが分かりました。 ここ勝山市で発見されたもので、全身骨格が揃っているという点でも注目の恐竜だそうです。
ちなみにラプトルとは「泥棒」という意味だそうで、ほかにもラプトルとついた恐竜が多いのですが、なにか訳があるのでしょうか? -
【 ピクトグラム 】
ここには、道の駅には珍しく、高速道路の SA のようなゴミ箱も設置されており、白一色の広いトイレも洒落ています。
う~ん、今日は宿を当てたぜよ。
私は道の駅を「星野リゾート」と呼んでいましたが、4トラ会員のちいちゃんさんから、「それは星の下リゾート」だとからかわれました。 やられた!
ちいちゃんさん、ここ「恐竜渓谷かつやま」は一級の星の下リゾートですよ。 -
【 発車オーライ! 】
翌朝、道を隔てたコンビニでパンとコーヒーを買ってきて朝食です。
メーター類もチェック。 血圧の薬もしっかり飲んで、万事オーケー。
写真の中央に写っている印籠にはもちろん薬が入っています。 -
【 福井県立恐竜博物館 】
さあ、出発。 フクイラプトルを見ながら朝食を食べたあとですから、まずは福井県立恐竜博物館に行ってみましょう。
道の駅からはわずか 5 km 、行く手に卵型のドームが見えてきました。 4トラの旅行記で見知っているその形に、早くもテンションが上がります。 -
【 フクイリュウ 】
博物館とその周りの森を「勝山恐竜の森」と呼んでいるようですが、そのアプローチにまず現れるのがフクイリュウ。
日本で発見された新種ということでフクイサウルス(福井のトカゲ・爬虫類)という学名を与えられ、大きな話題になったのが 30 年ほど前ですが、既にフクイリュウという呼び名が定着していたため、今でもそう呼ばれることが多いようです。 -
【 恐竜の森案内図 】
そのそばには、恐竜の森全体の案内図があります。 本の形で・・・洒落ていますね。 -
【 恐竜博物館駐車場 】
着きました、恐竜博物館です。
ですが、駐車場に注意書きが。 見学はすべて予約制であること。 入館は一日4回、それぞれ1時間半ずつの指定時間のみであること。(退館時間は自由)
それは知っていましたが、迂闊にも新型コロナウイルス対策の臨時措置だと思っていたので、このときは予約してありませんでした。
さらに読むと、予約はサイトからのみ可能で、窓口ではできないとのこと。 慌ててケータイでサイトを探し、検索してみるとこの日1回目の入場枠にまだ空きがあるということで、助かりました。
入口で予約済みの画面を見せると、係りの女性がにこやかに一言、「ハイ、70 歳以上ですね、無料です!」
予約に年齢の記入欄はありませんので、私の顔を見て判断したのでしょうが、その判断の速さに、こちらとしては複雑な気分も。 -
【 エスカレーターで地下1階へ 】
まずはエスカレーターで地下1階へ。 わくわく感がたまりません。
この建物、あの黒川紀章さんの設計だそうで、そう聞いただけでなんだか 730 円の入館料が安いような気がしてきます。 ( 私はタダですが ) -
【 ダイノストリート 】
エスカレーターを降りると、ダイノストリートというまっすぐな通りがあります。
両壁に魚竜などの実物化石がズラリと並び、気分は異次元の世界へと誘われてゆきます。
こういう導入部がある博物館や美術館というのは、否が応でも入館者の期待感を盛り上げてくれて、うまい演出だと思います。 -
【 カマラサウルス 】
ダイノストリートを抜けた所にあるのがこれ、カマラサウルスの全身化石のレプリカです。
アメリカのワイオミング州で発見された化石をこういう状態のまま日本に運んできて、4年がかりで骨を取り出し、組み立てたということ。 その組み立てたホンモノは館内に展示してあります。 -
【 ティラノサウルス 】
そしてここ福井県立恐竜博物館の象徴ともいえるのが、この動く恐竜です。
結構複雑な動きも見せ、その迫力に誰もがカメラを構え、たいてい動画モードで撮っています。
ただ残念なのは、大きさが実物の3分の2だということ。 あと3分の1、なんとかならなかったのでしょうか? な~んて、ただの観光客、それも無料で入った年金生活者の無責任な呟きですから、福井県の皆さん、ゴメンナサイ。 -
【 化石展示 】
館内には恐竜の骨格標本がズラリと並んでいます。 全部で 40 体を超えるそうで、そのほとんどは実物だというから驚きます。 残念ながら私の知識では骨格だけで種類を見分けることはできません。 ( 肉や皮が付いていても見分けられませんが ) -
【 オウラノサウルス 】
これは分かります。 背中に魚の背びれのような大きな突起があるのが特徴で、オウラノサウルスですね。
でも私が知っているのは名前だけ。 たぶん草食だろうと思いますが、それも当てずっぽうで、これでは孫の質問攻めには耐えられません。 -
【 エドモントサウルス 】
これはまったく分かりません。 この砂の上に倒れた独特の形からネットで調べたところ、エドモントサウルスだということが分かりましたが、それで終わり。 それ以上のことはご勘弁ください。 -
【 何が何だか・・・ 】
次から次へと、恐竜また恐竜。 一応各標本の前にそれぞれの名前が書いてあるのですが、恐竜の名前というのは全部カタカナですから覚えられません。
ありがたいのは、骨格だけの標本の下に生きた姿の模型が置かれていることです。 骨格だけだと同じように見えてしまう恐竜が実は様々な形をしていたのだということがよく分かります。 -
【 上から 】
恐竜というと、どうしても見上げることばかり考えてしまいますが、展示場の周りはスロープになっていて、上から見下ろすこともできます。
疲れてしまって全部は見られませんでしたが、博物館にはこのほかにもいろいろな部屋があり、さまざまな視点や体験から恐竜について学べるようになっています。 -
【 かつやまディノパーク 】
根気と体力があればもっと粘れたのですが、館内にいたのは3時間ほどで、もう一つの楽しみであったジュラシックパークの世界、「かつやまディノパーク」に移動します。
入園料は 600 円です。 -
【 ガオガオライドと恐竜ベンチ 】
なんだか遊園地っぽいなと思いながら入ると、さっそく目についたのがこれ、ガオガオライドです。 100 円入れると動くらしいのですが・・・。
園内にはまた、恐竜の形をしたベンチもあって、休憩もできます。 -
【 前座のお出まし 】
ディノパーク全体は森になっていて、遊歩道があります。
さっそく現れました。 名前は知りませんが、映画『ジュラシックパーク』の中でチョコチョコ走り回っていたヤツですね。 ここでは上半身をゆっくり動かすだけで、一歩たりとも歩きませんから、追いかけられる心配はありません。 -
【 ステゴザウルス 】
これはもう、誰もが知っているステゴザウルスですね。 背中に並んだ板のようなものが左右でずれているのが面白く、子供たちに人気があります。
森にはこのように沢山の恐竜が配されていて、どれも動くのですが、その動きは首を左右に振ったり手を上下させたりというだけで、怖くもなんともありません。
まあ、ターゲットは子供さんでしょうから、あまりリアルに迫ってくるのもどうかとは思いますが。 -
【 弱肉強食 】
オーッ! 肉食恐竜同士のバトルですね。
襲っているのはユタラプトルでしょうか? 肘と手首の間についたヒレのようなものからそう思ったのですが、写真を撮ってあとで図鑑で調べてみたところ、どうも首の後ろに生えているゴム管のようなものといい、足の太さといい、別の恐竜かもしれません。
まあ、今さら自分の不勉強を悔いても手遅れなんですが。 -
【 プテラノドン 】
これはプテラノドン。 幼稚園児でも知っている有名な翼竜ですが、ここではただ針金(?)で吊るされているだけで、飛ぶわけではありません。 -
【 テノントサウルス 】
テノントサウルスと書かれています。
ですが、帰ってから図鑑やネットでテノントサウルスの絵を見るとかなり違います。 解説を読んでも、この姿とは細部がいろいろ違います。 なんだっぺなぁ? -
【 パラ・・・? 】
この特徴的な形はよく見るのですが、名前が思い出せません。 たしか「パラ」ナントカといったように思うのですが。
図鑑で調べればすぐに分かるのでしょうが、あまりによく見る恐竜なので図鑑に頼るのがシャクです。 思い出すまでお待ちください。 -
【 ブルー 】
『ジュラシックパーク』で人間に懐いていた唯一の恐竜、ブルー。 なんという恐竜だったか忘れてしまいましたが、飼い主からはブルーと呼ばれていましたね。 -
【 トリケラトプス 】
やっと現れました、トリケラトプス。 もしかしたら私も最初に覚えた恐竜かもしれません。 小学生の孫もこれはすぐに見分けがつくようです。
-
【 ティラノサウルス 】
この地球上に恐竜がいた時代は1億6千万年間ぐらいだったそうですから、人類の歴史に比べたらずいぶん長いですね。 でも常に襲い襲われ、日常は大変だったようで、恐竜の寿命は平均30 年くらいだったといいますから、そう思うと「恐竜」という呼び名も、呼ばれる側からしたらちょっと不本意かもしれません。
な~んてとりとめのないことを考えながら歩いていると、私の足元に何かの気配が。 ヘビです!
大きさは定かではありませんが、ちょっと緑色がかったような、茶色のような・・・とにかく、ヘビです!
私は神が犯した唯一の過ちはこの世にヘビという生物を作り給うたことだと考えているくらいで、ヘビがいると分かった園内にそれ以上は留まれません。
我ながら後期高齢者とは思えぬダッシュで車に戻りました。 -
【 清大寺 】
動悸と呼吸が収まる間もなく着いたのがここ、大師山清大寺です。
いわゆる越前大仏の鎮座されるお寺というだけで、それ以上のことは何も知らずにやって来たのですが、案内図を見て伽藍の豪壮さにまず驚きました。 -
【 門前町 】
ですが・・・、門前町を歩いてみると、まだ3時前というのに軒並みシャッターが下りていて、まるでゴーストタウンのようです。 -
【 大門 】
角を曲がると、正面に大門が見えました。 そこまでの店はやはりどこも閉まっています。
左側の一番奥が拝観券の売り場で、そこだけは開いていました。
門前町に休日があるとも思えないので、どうしてどこも閉まっているのかと聞いてみたところ、「みんな、やめちゃったんですよ」という返事。
あとで分かったのですが、今営業している店は1軒だけだそうです。 -
【 大門 】
拝観料は 500 円。 これも最初は 3000 円だったものが 2500 円に下がり、さらに 1000 円となり、今では 500 円になったということですから、なんとも切ない話です。
ちなみに私が車を停めてから出発するまでに出会った人類は、この券売所の女性一人だけでした。 お坊さん? 見ませんでしたねぇ。 -
【 仁王様 】
大門には身の丈 7.8 m の金剛力士(仁王)像が睨みを効かせています。
この像、中国産だそうで、えっ、あのパクリ王国?と思ってしまいましたが、そういえばこの大門そのものも奈良の東大寺を模したというのが売りになっているそうです。
有名なものに似せて作ったというのがセールスポイント? それって、中国流じゃないですか? -
【 中門 】
大門の奥には中門があり、その向こうになにやら豪壮な建物が。 -
【 大仏殿 】
それが大仏殿。 これまた東大寺大仏殿を模して造られたということで、さらにリーフレットには「東大寺大仏殿を上回る」とその大きさが語られています。
「模す」とか「上回る」ということに価値があるとも思えませんが、まあ、集客や自己満足がケシカランということもないでしょうから、いっぺいっぺ。 -
【 十二支御守本尊 】
自分が未(ひつじ)年であることにとりわけ思い入れがあるわけでもないのですが、つい探してしまいます。 未年といえば大日如来様。 ほーっ、なかなか美男子ではないか・・・。 そう思いましたが、よく見ると各仏様の前についている「〇年生まれの御守本尊」という文字はビニールシートに手書きしたような案配で、そのシートも剥がれかけていたり傾いたりしています。 -
【 手水舎 】
これは仕方がない。 コロナ禍でどこの寺社も手水舎の使用を止めていますから、仕方がありません。
と思いつつも、水が抜かれているため龍の台座が本来の水面の位置で宙に浮いているのがなんとも侘しい感じです。 -
【 五重塔 】
大仏殿に向かって左には五重塔があります。 これまた「京都の東寺を抜いて日本一の高さ」と書かれており、やたらあちこちと張り合っているように感じてしまいます。 -
【 壊れた手摺り 】
さてそれではいよいよ大仏殿に。
でもちょっと・・・。 階段に高齢者の救いの神ともいうべき手摺りがありましたが、それが壊れて外れたままになっていました。
ゴーストタウン化した門前町といい、壊れた手摺りといい・・・。 -
【 越前大仏 】
大仏殿に入りました。 正面に大きな毘盧遮那如来像、いわゆる越前大仏が鎮座されています。
中国洛陽市の龍門石窟にある毘盧遮那仏を「模した」ものだそうで、奈良の大仏を「2m 上回って日本一」という説明もあります。
とにかくここでは有名なものを「模す」ことと、大きさ・高さで「日本一」だということが何にも優先しているのですね。
模倣よりも独自性、先例よりも「控え目に」という価値観はないのでしょうか? -
【 奉納仏 】
これはよくある奉納金の証としての仏像ですね。
この清大寺、そもそもはこの地の大金持ちが 1987 年におっ建てた観光施設だったようです。 ですから当初は宗教法人格ももたず、固定資産税を払っていたらしいのですが、思うように客が来ず、税の滞納が続いて差し押さえとなり、大仏と大仏殿以外の建物すべてが公売に出されたとのこと。
当然といえば当然ですが買い手はつかず、市はとうとう滞納された税をすべてチャラにするという荒療治をしたものの、これだけの規模ですから維持費もべらぼうで、今は市にとって頭痛の種でしかない大変な遺産のようです。 -
【 2階ギャラリーから 】
金堂内には2階ギャラリーがあり、内部全体を見渡せるようになっています。
3面の壁には座高約1mの仏像がびっしりと納められていますが、その数もまた膨大で、1281 体あるということです。
まあ、改めて大仏様の大きさを拝したところで清大寺を辞し、そろそろ寝場所を探すことにしましょう。 -
【 道の駅・一乗谷あさくら水の駅 】
県道 31 号線を福井方面に向かっていると、道路脇に水車小屋が見えました。 写真で見ていた一乗谷あさくら水の駅に違いありません。
なにはともあれ、車を停めます。 -
【 ビオトープ 】
道の駅全体を包み込むようにビオトープが広がり、小さな魚やカエル、名前の分からないトンボなどを見ることができました。 -
【 足羽川基幹分水工 】
足羽川の基幹分水工です。 な~んちゃって、「基幹分水工」という言葉は初めて知りました。
いろいろ難しいことが書いてありますが、つまるところ、この下流の農地に水を分けるための施設だそうです。
奈良時代からこの辺の農業用水をめぐる争いがあり、江戸時代から大規模な工事を繰り返していたようですね。
写真の奥がその分水施設で、足羽川から引いた導水路の右側が水の駅、左が駐車場です。
ビオトープと分水工をじっくり見て回ったら夕方の5時を過ぎてしまいましたので、ここで寝ることにしました。
県道に接した狭い駐車場と水路を渡らなければならない薄暗いトイレ。 やや難はありましたが、公園で寝ることに比べれば、ま、いっぺ。
なにより、クーラーボックスには冷えたビールがありますから、今夜もきっと、いい夢が見られることでしょう。
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この旅行記へのコメント (22)
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- 白い華さん 2023/09/01 13:41:49
- 「バブル時代・・の 大仏」は、ご迷惑!の 産物。
- 今日は。
『越前 大仏』が 存在すること!は 知っていました。が
階段・・の 手すり!も、 ちょん切れていたり。
現在は「そんな・・感じ。で 寂れちゃっているんですね~」。
1980年代・・の バブル期。
次々「バブル(泡)の 富豪」に なった・・お金持ち。が
地元!に「金儲け ? それとも、信心深い! お寺造営 ?」
バカでかい!「巨大・・な 仏像」が 出来たり・・しましたよね~。
ご本人様・・も「あちら」に いってしまい、
残された! ご遺族・・も「こんなもの・・要らない。維持できない」
って 解ります。
現在は、「勝山市」の お荷物・・って
この 流れ!も 「いかにも・・(こう、なるでしょ)」って 感じ。が しました。
(苦笑)
日本各地!に「巨大な 仏像」が はるか・・遠く。から 見えたりする。
と
私は「こんなモノ・・要らない(のに)」って 思いながら、眺めるんですよね~。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
でも、滋賀・マキノ・・の『メタセコイア 並木』は、
『越前 大仏』と
バブル時期!と 同時期・・の「40年もの」ながら
現在は「遠方から、訪れる! 価値ある・・観光名所」に 成長~。
日本でも「珍しい~! 風景」で、私も 行ってみたい」と 思う・・場所。
超リッチ!な「お金持ち」は
自己顕示欲・・を 控え目!に お願いして
「世の中・・の 困った!人々に 寄付する」。
そんな・・寄付文化が 広がれば。。。
と
思いながら、この 旅行記を 楽しませてもらいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
お上手に 作られた・・助手席の「大板」に 載せた・・「パソコン台。スマホ台」と
3つ!が とても、便利そう。
で
「素敵な・・一人旅」で、羨ましかったです。
これからもよろしくお願いします。
- ねんきん老人さん からの返信 2023/09/01 19:24:46
- 信仰の裏付けのない巨大仏像って、なにか寂しいですね。
- 白い華さん、わざわざの書き込み、ありがとうございました。
仰るとおり、バブル景気に乗って一儲けした「富豪」は調子に乗ったのでしょうか、あちこちで同じようなバカなものが作られましたね。
ある所ではお寺のようなものだったり、巨大な観音像だったり、別の所ではテーマパークであったり・・・。 それらが次々と閉鎖され、雑草だらけになった跡をいくつ見たことでしょうか。
本当の金持ちとにわか成金はやっぱり違いますね。
メタセコイア並木は見事なものでした。 にわか作りの大仏と違って、自然の力で徐々にその景観が出来上がっていったものですから、見ていても「いやみ」を感じませんでした。 これから何百年と成長して風格を備えてゆくのだと思うと、自分では見られなくても楽しみが増す気がします。
一人旅用の助手席の小道具を褒めていただいて恐縮です。 実用一点張りで塗装もしていないので、お目を止めていただいて、却って慌てました。
これからも使うつもりで物置に保管していますが、その機会があることを祈らずにはいられません。 なにしろ私は今80歳ですから、どこに出かけるにしても、いつも「これが最後だろうな」と思っているのです。
でも、白い華さんに褒めていただきましたので、是非また助手席にそれを設置して車中泊旅行に行こうという気になりました。
ありがとうございました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- mom Kさん 2023/08/13 01:15:37
- 全然
- 無意味なんぞではないと思いますよ、ねんきん老人さん。「旅先・・ナビ・・・」私は、方向を読む力を退化させたくないのと、何だか癪なんです。地元の人に尋ねる時のためらいも旅の修行ですし、お互いマイノリティ同士、頑張りましょう。
- ねんきん老人さん からの返信 2023/08/13 09:25:46
- ヤッターッ!
- mom K さん、おはようございます。 書き込みありがとうございました。
ナビ忌避派の同士を得て、ヤッターッという気分です。
「方向を読む力を退化させたくない」という言葉、すごく共感します。旅先で「海はあっちだっぺ」「村は坂の上じゃね?」という自分の感覚を頼りに道を探すのは旅の醍醐味ですね。
「地元の人に尋ねる時のためらい」というのも、本当にそのとおりです。
旅先でナビを使わないというポリシーを我ながら時代遅れだと思っていたのですが、改めて旅のあり方を考えることができました。
力強い同士がいらっしゃることを励みに、これからもその姿勢を貫きたいと思います。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- とらじろうさん 2023/06/15 23:48:44
- ヘビ苦手だったなんて かわいいです♡
- こんばんは!
4トラのログインをもっとマメにしようと反省する楽しい旅行記をありがとうございます。
スマートフォンのホルダーとタブレットホルダーが素朴なお作りですが絶妙な角度と使い勝手の良さ、ピッタリに固定できて目を奪われました!!
2つを使いこなしていらっしゃっていて素敵ですが、さらにねんきん老人さんのセンスを垣間見れました。
メタセコイア並木は芽吹いた緑が綺麗ですね。
葉が落ちるときにはお掃除が大変そうですが、それもまた肥料となり土が育ちますので、ずっと景観を維持していけるように自治体さんに頑張ってもらいたいです。
田んぼのアマガエルの鳴き声がうるさいと苦情が来る世の中ですから…
このお寺はツッコミどころが満載で面白いです笑
人がいないのも納得なような。
でも
広さも雰囲気もあるので、アニメやゲームの世界を少し取り入れてオタクさんたちの撮影スポットとしたら人気が出るんじゃないかしら?と思いました。
参道はコスプレ衣装のレンタルやヘアサロン
ロッカールーム、更衣室などに使ってみたりと妄想が膨らみます('∀'*)エヘヘヘ
恐竜博物館の係の女性は、70才以上の方を見抜く超能力の持ち主ですね。
若いか若くないかぐらいしか分からないです。
年寄りの付き添いをすると、たとえ雨でも病院の中でも帽子をかぶっている高齢の方が多いので勝手に年齢を想像して聞き耳を立てていますが、70才はまだまだ若々しく元気いっぱいで年齢を聞くとびっくり!の私の年齢当ては外してばかりです。
水路を渡ったおトイレとは水の駅を名乗るだけのことはありますね。
これだけきちんと整備されている用水路なら、悪天候の中に様子を見に行く方もいないだろうと安心しました。
いい夢は見られましたか?
夜は2回は必ずトイレに行くので寝不足ぎみのとらじろう
- ねんきん老人さん からの返信 2023/06/16 13:45:37
- とらじろうさんの書き込み集を出されたらいかがでしょうか。
- とらじろうさん、こんにちは。 書き込み、ありがとうございました。
車内のタブレットフォルダーなどの写真を丁寧に見てくださって、驚きました。 次回があるとしたら、ホルダーにニスでも塗って、もう少しきれいなものにしようかと思ってしまいます。
メタセコイアの落葉については考えたことがありませんでした。 でも考えてみれば、あれだけの大木の葉がすべて落ちるのですから、その量たるや大変なものでしょうね。 仰る通りカエルの鳴き声にも文句を言う世相ですから、今後周囲に住宅が増えてきたらどうなるでしょうか? どうかマキノ町にはクレーマーに負けずにこの木々を百年・二百年と守ってもらいたいものです。
笑ってしまうのは越前大仏と門前町の今後の生き残りに関するとらじろうさんのアイデアです。 オタク御用達の撮影スポットですか!?
参道に溢れるコスプレーヤーたち・・・日本の一大聖地としてオタクYOUが盛り上がっている様子を想像すると「これだ!」と思ってしまいます。
また、とらじろうさんのお話で「いるいる!」と大声を出したくなったのは、病院で雨の日、しかも建物内なのに帽子をかぶっている高齢者が多いことです。 言われてみるまでとくに意識はしていなかったのですが、確かにそうですね。 そういうことをうまく捉えていらっしゃるとらじろうさんのユーモアセンスにも脱帽です。
夜2回のトイレ。 どうして私のことを知っていらっしゃるのだろうと思ってしまいました。 でも私は、そのたびに眠れずぼんやりしている時間が好きなのです。 たまに(ごくたまに)朝まで一度も目覚めないということがありますが、なんだか残り短い人生から貴重な時間が失われたような気がしてしまうほどです。
あれやこれや、とらじろうさんのエッセイ集に収めていただきたいお話が満載で、楽しませていただきました。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- mistralさん 2023/06/04 21:41:46
- 滋賀から福井へ。
- 年金老人さん
こんばんは。
いつもご訪問をありがとうございます。
今回の旅行記は、私も最近良く訪れる滋賀県から始まりましたので興味深く拝見しました。
旅先ではナビはお使いにならない。それでも
いくら迷っても最後は目的地に着きます。
これは名言ですね。とかく最短時間で目的地に辿り着こうとしますが、時間に余裕があるなら迷うのも旅、迷った先で思わぬ出会いがあるやもしれませんね。
滋賀県西部?にあるというメタセコイア並木、最初は、あれっ、ちょっと違うという感じでした。
その後現地に無事到着され、両側にずらりと続くメタセコイアの並木は流石に立派なものでした。
黄葉のころもきっと素敵なことでしょうね。
福井県はさすがの恐竜の県ですね。
ジュラシックパークさながらの博物館があるんですね。
肉食恐竜にもびくともされない年金老人さん、ヘビが苦手だったとは意外なことでした。
mistral
-
- mistralさん 2023/06/04 21:41:45
- 滋賀から福井へ。
- 年金老人さん
こんばんは。
いつもご訪問をありがとうございます。
今回の旅行記は、私も最近良く訪れる滋賀県から始まりましたので興味深く拝見しました。
旅先ではナビはお使いにならない。それでも
いくら迷っても最後は目的地に着きます。
これは名言ですね。とかく最短時間で目的地に辿り着こうとしますが、時間に余裕があるなら迷うのも旅、迷った先で思わぬ出会いがあるやもしれませんね。
滋賀県西部?にあるというメタセコイア並木、最初は、あれっ、ちょっと違うという感じでした。
その後現地に無事到着され、両側にずらりと続くメタセコイアの並木は流石に立派なものでした。
黄葉のころもきっと素敵なことでしょうね。
福井県はさすがの恐竜の県ですね。
ジュラシックパークさながらの博物館があるんですね。
肉食恐竜にもびくともされない年金老人さん、ヘビが苦手だったとは意外なことでした。
mistral
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- ふわっくまさん 2023/05/12 12:14:01
- 印籠に薬・・
- ねんきんさん、こんにちは。
私の掲示板でも書きましたが、地震の影響はあまりなかったご様子でホッとしております。
さて「この印籠が、目に入らぬか!」と高く掲げたところ、中身が薬だったなんて・・
・・またクスっと、ウケさせていただきました(笑)
今回滋賀のメタセコイア並木で新緑というか、新芽を観察され・・
福井の恐竜博物館や、かつやまディノパークまで行かれたのですね。
そちらでは恐竜より恐ろしい、ヘビの気配が・・
慌てて車に戻り、清大寺で気を鎮められたのが伝わってきました。
その清大寺⇒名前はとても良いのですが、奈良東大寺を模して造られた感じで・・
・・少し複雑な、気持ちですね。
けれど全体的には爽やかな空気も感じられて、さぞかしぐっすり眠られたのではーと思いました。
ふわっくま
- ねんきん老人さん からの返信 2023/05/12 14:20:26
- 大きいことはいいことだ! ・・・?・・・
- ふわっくまさん、いつもながら独りよがりの雑感を述べただけの拙稿にお目を止めてくださって、ありがとうございます。
ふわっくまさんの天橋立、飛騨高山ご旅行記で、これまた自分の思い出と重ねた勝手な感想をお送りしましたところ、ご丁寧な返信をいただきまして、ありがとうございました。
妻が、旅行に出るととても楽しそうだったこともあって、毎年妻の命日前後にはついつい出かけるということが続いていましたが、それをふわっくまさんが覚えていてくださったことに感激、恐縮しております。 また、5月8日という日も覚えていてくださるなんて、望外のことで言葉もありません。
今回はメタセコイア、恐竜、越前大仏と、どれも大きなものばかりを見て歩いた旅行記でしたが、なんでも大きければいいというものでもないと思いました。
へび嫌いというと聞こえがいいのですが、実際は嫌いというより怖い、気持ち悪いという感じです。 へびは目もよく見えなくて、味覚もなくて、ただただ獲物の体温だけを感じて襲うのだそうですね。 首尾よく仕留めても、ただ呑み込むだけで、そのあとはひたすら消化を待ちながらじっとしているという・・・、いったい何が楽しくて生きているのか分からない動物です。
私はロビンソン・クルーソーのように絶海の孤島で一人で暮らしてみたいという気持ちは強いのですが、へびというヤツは信じがたいような孤島にもたいていいるようなので、それを思うと実行には移せません。
今月23日から出かける予定にしていますが、そのためには所属しているいくつかのボランティア団体に嘘を言って体をあけなければならず、これがなかなか難題です。 どうやら「あいつは毎年この時期になると冠婚葬祭で忙しくなるようだ」という声も出ているらしく、嘘も難しくなってきました。
まあ、私もこの先何年も生きている訳ではありませんので、今回もあれこれ嘘を並べて、なんとかして出かけたいものだとは思っています。
ねんきん老人
-
- nimameさん 2023/05/11 09:52:32
- 福井の恐竜!!
- ねんきん老人さん・おはようございます。
今朝ニュースで地震木更津震度5と!!
えぇー今まで千葉に地震なんて聞いた事無かったけど!!
最近は自信が多いですね・・
それこそビックリしている事と思います。
とにかく被害の無い事を祈っています。
ねんきん老人さんのこの旅も・詳しく書かれていて・
ほんとnimameの知らない事ばかり!
メタセコイヤの木が見事なのは4トラで知りました。
でも若い木が植わっているのは知りませんでした!
そうですよね・・次の二世も育てておかなければ・・ですね。
福井の恐竜博物館も聞いた事ありましたが、読んでいると
かなり大きな施設なんですね!
歳とると一気に歩くの疲れるから・休み休み歩かなくては・・
でもヘビが大嫌い・・
nimameと同じ(笑)
熊とヘビどちらを選ぶ・・と聞かれたら熊・・の方がまし・・と答えてしまうほど嫌いです( ゚∀゚)アハ
そして印籠に薬が入っている。
中々風流ですね(^^)
前に何かで読んだような・血圧は日々気をつけなければ!!
nimameも今まで薬を飲んでいませんでした!
先生には時々相談していましたが・中途半端な数値で・
大体140から低い時は130位・・
安心していたら・先日何気に測ったら200超えーーー
その日は土曜日・如何する・・
消防に電話してアドバイス下さい(笑)
救急病院も直ぐ来いとは言わないんだよね・・
頭痛くない・吐き気しない・ろれつしっかりしてる・
だから本人はなお怖いのに!!
結果旦那の薬2日飲んで病院へ・・
つくづく思いましたよ。
最後は自分が判断して行動しなければ・・
ねんきん老人さんもお気をつけて過ごして下さいね。
まだ余震が続いているので、転ばない様に!!
nimame
- ねんきん老人さん からの返信 2023/05/11 10:57:15
- お礼の言葉が見つかりません。
- nimame さん、おはようございます。 「木更津」の文字に目を止めていただいて、地震よりもそのことにビックリです。 ありがとうございます。
幸い我が家はあちこちが緩んでいるせいで、地震の衝撃をうまく吸収してくれたのだと思います。 近所で屋根瓦が落ちたりという被害がある中で、私の家は無事でした。
揺れたときはまだ寝ていたのですが、へんに動き回るよりはと思って布団を頭までかぶってじっとしていました。 そのときに初めて我が家の布団が薄っぺらなことに気付き、これでは何の防御にもならないと思って雨戸を開けに立ち上がりました。
庭の一角にキンモクセイの落葉が分厚く積もった所があるのですが、そこに猪が暴れたような乱れがあり、なにごとかと考えたのですが、ふかふかの落葉をトイレにしている野良猫がその最中に大揺れしたのでビックリしてうろたえたのではないかなどと、呑気な想像をしています。
さて、メタセコイア並木や恐竜館についてお読みくださって、ありがとうございました。 その中でへびについてもご共感いただき、意を強くしています。 へびと熊・・・もちろん熊の方がずっといいですね。 くまのプーさんというのはいますが、へびのニョロタンなんていませんもの。 網走のような寒い所にもへびはいますか? (いないというお返事を期待しています)
血圧。 200を超えたことがあったというのは驚きですが、私も一度219という数字を見たことがあります。 まあ一度だけで、普段はだいたい150台です。 でも深呼吸をしながら数回計ると、そのうちの1回くらいは140台に収まりますので、医者にはその数字を報告しています。
医者は、140台でも安定していれば大丈夫だと言いますので、本当は安定していないのですが、嘘を言って旅行の許可をもらいました。
これからの季節、町内会などの仕事があれこれ待っているのですが、そちらにはまた別の嘘を言って、なんとか今月末に新潟から青森までの車旅に出たいと思っています。
nimame さんのご忠告もありますので、転ばないように気をつけて行ってきます。
いろいろご心配、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- チーママ散歩さん 2023/05/09 20:36:11
- 爬虫類は苦手でも、恐竜はお好きですか?
- 新作がアップされたのに大遅刻しました。
先生こんばんは。
滋賀県はまだ行ったことがなく、常日頃
行きたいなと思っている県なのです。
先生と同じでメタセコイア並木が
見たいと思っていました。
並木道の類似景色があるようですね。
どうやら注意が必要ですね。
大人も子供もわくわくする恐竜。
昔 恐竜キングがはやりましたね。
ちびっこがカードを宝物にしていた時代。
先生のおっしゃる通りで、カタカナの名前
なので覚えづらいんですよね( ´艸`)
化石の骨などを分析して、含まれる成分から
食べ物などああいろいろわかるのでしょうけれど...。
長い毛があったとか皮膚の色だとか
なぜなんでわかるのかしら?と不思議。
プテラノドンなどの翼竜。
博物館では飛んでいる姿をみるけれど、
実は飛ぶことが苦手だったという説もありますよね。
かなり重そうですものね。(笑)
高いところから 滑空はできても、地面を蹴って
飛ぶのが苦手だったとか。
こういう妄想で思いをはせるのは楽しいですね。
えっ? 先生恐竜は好きでも、へび嫌いなのですね。
爬虫類などが恐竜の皮膚のイメージ参考にしている
って聞きましたけれど(#^.^#)
- ねんきん老人さん からの返信 2023/05/10 10:18:07
- へびはいけません。 絶対にいけません!
- チーママ散歩さん、おはようございます。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。
メタセコイア並木、まだ新しい名所ですが人気がありますね。 帰ってからまたいろいろなブログを見ましたが、私の行った初夏とは別に、秋の黄色い並木、葉の落ちた冬の景色も素晴らしく、何度も行きたいと思いました。
恐竜、そうですよね。 骨だけではなく皮膚に覆われた生前の姿が図鑑などに出ていますが、チーママ散歩さんの疑問はもっともで、どうしてそんなことが分かるのだろうと思ってしまいます。 で、あれこれ調べてみると、その殆どは「想像」なのだそうですね。 ナンダカナー?
プテラノドンが滑空しかできなかったのではないかという説も含めて、次々と新説が出てくるので、そのうち「令和の時代にはとんでもない間違った説が横行していた」なんて言われるかも知れませんね。
へびはいけません。 私は爬虫類はとくに嫌いということもなく、たいていの爬虫類は触ることも平気です。 孫が遊びに来たときなどには庭でトカゲを捕まえて「恐竜の子供だ!」などと見せたりもしました。 妻が怒りと憎しみに満ちた目で私を見ながら逃げ惑ったことなども思い出します。
でも、へびはいけません! 昔、祭りの日などに神社の境内に見世物小屋が建つのが楽しみでしたが、ときにはそこに「へび女」などというものが出て、私は家に逃げ帰って真剣に「厄払い」などをしていました。
私は常々妻を人生最大の「当たり」だと思ってきましたし、今でもそう思っていますが、その妻は昭和28年、つまりへび年の生まれです。 そう知っていたら絶対に結婚などしなかったのに・・・。 まさに知らぬが仏ということでしょうか?
ねんきん老人
-
- yamayuri2001さん 2023/05/02 10:32:36
- 知られざる名所・・・
- ねんきん老人さん、こんにちは。
スッキリとしたメタメタセコイヤ並木、なかなか素敵ですね。
これがアメリカとなると 老木で10m以上ある大木になってしまうのですから
土地の古さには かなわないなと思いました。
お薬を ちゃんと印籠の中に入れるなんて、粋ですね!
恐竜博物館は 70歳以上は無料なのですか?
太っ腹ですね。
恐竜博物館行ってみたいです。
ダイノストリートを見て歩くだけで、テンションが上がりますね。
せっかくのティラノサウルスは、
やはり 実物大で作って欲しかったですね。
そうすると ジュラシックワールドのような迫力で
迫って来るのではないでしょうか・・・
それにしても 恐竜博物館は本格的なんですね。
これだけ恐竜の骨があると、最後
何を見てきたんだか分からなくなりそうですが、
ねんきん老人さんは しっかりと記憶していらっしゃるのが
素晴らしいと思います。
かつやまディノパークは、孫と行ったら大喜びしそうなので
行ってみたいなと思いました。
大体、人がいないのが素晴らしいと思います!
どこに行っても大混雑する日本・・・
空いている所はないのかと言いたいのですが、
探せばたくさんありそうなんですね。
清大寺というお寺は 驚きがいっぱいのお寺ですね。
このお寺の存在を ねんきん老人さんは、どうやって知られたのでしょうか?
こんなお寺を知っている人が少ないので、
多分 訪問する人もいないのではないでしょうか。
しかし、ここまで気合いを入れて作ったのであれば、
管理している福井市は、もっともっとPRべきですよね。
勿体無いなぁと思いました。
yamayuri2001
- ねんきん老人さん からの返信 2023/05/02 19:07:07
- まだまだ、見たい所、行きたい所は沢山ありますね。
- yamayuri2001 さん、こんばんは。 いつも丁寧に読み込んだ上でのコメントをいただき、ありがとうございます。 とても励みになります。
恐竜博物館は確かに見応えがありますね。 ただ、私のように無学な者は、見ているうちに疲れてしまいます。 結果的にあとになっても覚えているのは、行く前から知っていた物だけで、新しい知識はまるで得られていません。
それでも、頭の中だけで知っていた恐竜を実際に見たときの感激はまたひとしおで、漠然と抱いていたイメージがかなりリアルなものになりました。
仰るとおり、人がいないというのは素晴らしいことで、その点、清大寺は完全に無人の空間でしたので、私としては心行くまで見学できました。
ただ、全体にテーマパークの作り物みたいな感じで、お寺としての凛とした空気は感じませんでした。 有名なお寺の真似をしたり、大きさを競ったりということではなく、仏様そのものを拝する姿勢が必要だと思いました。
yamayuri2001 さんも是非お孫さんを連れて恐竜博物館とディノパークにいらっしゃってください。 おばあちゃんの株が上がることは間違いありません。 私もあのあと、孫にティラノサウルスの動画を送りました。 孫は興奮していたということです。
今月の末に新潟から青森まで日本海沿いに車旅をしたいと思っています。 それまで生きていればの話ですが、もし行けたら、またつまらぬ旅行記など投稿してみたいとも思いますので、そのときはまたよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- 小心者さん 2023/04/30 13:52:15
- コメント欄まで楽しいのか!
- ねんきん老人さん、こんにちは。
いつもながらユーモアも読み応えもたっぷりな旅行記、とっても楽しく拝見しました。
メタセコイアは大好きな樹なので、シンメトリーな並木の美しさに癒やされました。
私も70歳越えたらぜひ恐竜博物館を訪れ、一切の迷いなく「無料です!」と言われたいです(言われる自信満々 なんなら今からでもイケそう)
そして『清大寺』!
ゴーストタウンのような門前町、やたらと張り合う姿勢、彼方此方に漂う寂寥感と違和感…素晴らしいです!(そういうのが大好きなタイプ)
「こんな旅がしたい!」という思いがどんどん高まり、真剣に『ペーパードライバー講習』を調べてみましたが、高額すぎて気絶しました。
なんだ、あの料金は!
しかも車も買わないといけませんし…道程は果てしないようです。
『星野リゾート』には毎回吹いていましたが、『星の下リゾート』とはまた…
私もこんな上手いこと言ってみたいです。
小心者
- ねんきん老人さん からの返信 2023/04/30 16:30:40
- 田舎芝居のバタ臭さ!?
- 小心者さん、こんにちは。 書き込みをありがとうございました。
メタセコイアがお好きですか? 確かに大きさといい形といい、自然の造形力に驚きますね。 そのメタセコイアに目をつけた高島市にも拍手です。
恐竜博物館の「無料」。 無料という言葉が大好きな私ですが、ああもためらいなく言われると・・・。 でも、いやまだ60代だよと言って通じるわけもありませんし、鏡を見れば納得せざるを得ません。
小心者さんはそんなことを楽しみにせず、若さを保つ努力をしてください。新聞の下の方を見ると毎日「シミを防ぐ」とか「しわを取る」とか「猫背を直す」とかいう広告がデカデカと載っていますから、今からなら間に合います。
私はそういうことにまったく関心を持たずにいるうちに、気がついたら手遅れになっていました。
「ゴーストタウンのような門前町、やたらと張り合う姿勢、彼方此方に漂う寂寥感と違和感・・・そういうのが大好き」という小心者さんのノリ・・分かる分かる。 急に金持ちになった、いわゆる成金が自宅の玄関に虎のはく製を置いたりするバタ臭さって、憎めませんよね。 持っているものは全部飾りたいという趣味の悪い人にも笑ってしまいます。
日本各地にあるそういう「珍百景」を集めた本もあるくらいですから、「そういうのが大好き」という人は沢山いると思います。
小心者さんが喜んでくれると分かったので、次の旅行からはそういうものに出遭ったらバッチリ写真を撮ってくることにしましょう。 でも、よくある「エッチ系の珍品」にカメラを向けたりしたら、私の場合、本物の変態ジジイだと思われちゃいますね。
ねんきん老人
-
- pedaruさん 2023/04/29 15:41:52
- 大仏
- ねんきん老人さん こんにちは
ユーモアにかけてはolive kenjiさんやねんきん老人さんにはとても敵わないので、真面目な態度のみで臨みます。(ユーモアと真面目は反対語ではないのですが)
> 予約に年齢の記入欄はありませんので、私の顔を見て判断したのでしょうが、その判断の速さに、こちらとしては複雑な気分も。
その逆もありえます、先日コンビニでビールを買ったら、年齢認証が必要ですと、未成年ではない証明をせまられました。って、マニュアルどうりなのでしょうが、複雑な気分でした。
東大寺などが多くの見学者、参拝者で賑わう中、越前でもと一儲けをたくらんだのが仇となり、参拝料も値下げに次ぐ名値下げ、国宝の寺をまねるのが大きな間違いですね。
いっそ手入れをせずに荒れるにまかせ、ついには廃寺の雰囲気の中で、お化け屋敷にしたら観光客が集まるのではないかと、考えています。やっぱり駄目かなぁ。
pedarux
- ねんきん老人さん からの返信 2023/04/29 16:54:10
- いただきます!
- pedaru さん、早速の書き込み、ありがとうございました。
「真面目な態度」という言葉の意味が分かりました。 越前大仏を擁する大きな寺(観光施設)をお化け屋敷にするという「真面目な」ご提案、いだだきます!
確かに今でも少々それらしくなっていますので、わざわざ巨費を投じて工事をしなくても「荒れるにまかせ」ておけば、近々繁昌するかも知れません。願わくば、あの券売所の女性がそれまで退職せずに頑張ってくれるといいのですが。
コンビニでの年齢確認、これも「あるある」です。 私も数回経験し、あるときは少々ムッとしたのと、おふざけ半分で、「中学生なんだけど・・・」と答えたことがありました。 それに対して店員が発した言葉は「未成年の方にはお売りできません」でした。 私が70を過ぎて何年か経っていたときですよ!
仰るとおり店員はただただマニュアルに従っているだけで、状況を見て自分で判断するという行動がとれないのですね。 またあるときは私が領収書を頼んだところ、印刷されたものが出てきて、宛名が書いてありませんでしたので、「宛名に〇〇と書いてください」と言うと、「お客様に書いていただくことになっています」との返事。 「俺の字じゃあ、すぐに分かっちゃうから、ちょっと手数だけどあなたの字で書いてくださいよ」と頼んだのですが、「そういうサービスは行っていません」の一点張り。 とうとう店長らしい人が出てきて謝りながら書いてくれたのですが、店員にはマニュアルと違うことをして叱られたらまずいという考えしかなかったのだと思います。
なんだか日本はどうなっちゃったんだ、という気分ですね。
pedaru さんの買われたビールはさぞかしほろ苦いものだったろうと、失礼ながら笑ってしまいました。
ねんきん老人
-
- ねんきん老人さん 2023/04/29 07:47:28
- 朝から勉強になりました。 これだから人生は楽しい!
- olive kenji さん、おはようございます。
「病み上がり」と仰りながら懇切なコメントをお寄せくださり、ありがとうございます。 いつもながら慧眼に裏打ちされたユーモアがちりばめられ、真似られるものなら真似てみたいと思う文章で恐れ入りました。
「模倣をして本物より少しでも大きく高くする」というやり方。呆れるというか、情けないというか・・・。 〇〇より1m高い、などと聞くと、初めにサイズありきの姿勢が見てとれ、げんなりします。
小豆島の海峡のことはまったく知りませんでしたので、さっきWikipedia で読んでみました。 ギネス登録をめざして申請したものの通らず、書類を増やして再申請したというあたり、福井の清大寺にも負けぬ客集めの魂胆が見えますが、清大寺が失敗したインバウンド集めには成功したようで、まずはオメデトー!というところでしょうか。
ゼロ戦の3分の2,ビーナスの3分の2・・・そうですね。 博物館がレプリカを展示するのは展示が叶わぬ本物への理解を高めようということで、その努力はありがたいし、尊敬もしますが、それならやっぱりサイズも本物と同じにしてもらいたいものです。
恐竜の元祖が爬虫類だというご説には全面的に同感しますが、その恐竜に怯えていたDNAが現代人の蛇嫌いに繋がっているというお話は初めて聞きました。 膝を打つ思いです。
ということは、蛇に怯えるのは私だけではなく、人類として至極まっとうな感覚なのですね。 これからは胸を張って蛇嫌いを公言します。 ありがとうございました。
お体、じっくりと治してください。 私と違って残された時間がたっぷりあるのですから。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2023/04/29 06:45:02
- 強欲清大寺 VS 謙虚過ぎる恐竜博物館
- ネンキンザウルスロウジンドンさん こんにちは
まだ病み上がりで、4Tの皆様の旅行記を読んでいないのに、師匠のは何故か読んだ上にコメントまでするのだから、4Tの皆様への自分の薄情さ、気ままさが嫌になります。
福井県は存在感無いと言うのか、私のイメージはメガネと恐竜の産地?位しか思いつきません。勿論行ったこともありません。
その福井にして驚いたのは清大寺。模倣をして本物より少しでも大きく高くする、その根性にはおったまげたというか、その感覚がよく分かりません。正に強欲なる虚像寺でございます。見学者をインバウンド中国民を対象としていたのでしょうか。
何故なら、私の島に世界一狭い海峡と言う観光スポットがありますが、日本人観光客も見に来られますが、中国団体ツアーは必ずここに立ち寄りして記念写真します。
世界一と言う文言が好きなんでしょうね。軍隊も世界一を目指していますし。
それに反して、恐竜博物館のティラノザウルスの3分の2という大きさの謙虚さと言うか、残念さ。本物の大きさにするのには、予算が足らなかったのか、屋根の高さの規制が有ったのかしれませんが悲しくなります。
博物館へ行って、これがゼロ戦の3分の2です、ミロのビーナスの3分の2ですと言われても感激しないでしょう。ここは清大寺を見習って欲しいです。
帰りに蛇に遭遇してびっくりしたそうですが、これ正解です。
何故なら、今の学説では、恐竜の元祖は鳥類だと言う説が有力になっています。
私は、やはり爬虫類では無いかと思っています。
人間が蛇や爬虫類を嫌がるのは、大昔にそれに似たものに怯えていたからと言う説を読んだことがあります。
道端に突然、鶏が出て来ても驚きません。でも蛇が出て来たら一目散に逃げますよね。
やはり恐竜は蛇のご先祖様でございます。
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