JRパス最大限利用してみた！5日目①　～京都（銀閣寺、旧邸御室、二条城、東本願寺）～

2022/05/12 - 2022/05/12

フランス在住です。2020年春、全世界的なコロナ禍になり日本一時帰国を延期、延期していましたが、2022年春、2年以上振りに一時帰国出来ました。滞在中1週間、JRパス7日間を使っての旅行。
若い時に日本を離れてしまったので、日本国内旅行は余りしたことありませんでした。今回、家族はフランスに置いて一人での一時帰国だったので、自分のペースで思いっきり。

JRパス(ジャパン・レイル・パス）とは外国人専用の乗り放題のチケット。
東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ」号・「みずほ」号以外は基本的にすべてのJR（バスや一部フェリー含む）が乗り放題となります。座席指定も追加料金なしです。

https://japanrailpass.net/about_jrp.html

日本国籍でも外国に10年以上住んでいる人は買うことが出来ます。
購入には色々と面倒なのですが、7日間グリーン車乗り放題で39600円と格安です。
東京と新大阪を往復したら元が取れます。
日本在住の友人に話をしたら「外国にいるからってこの料金はないよね…」と言われてしまい、
余り大きな声で言うのは気が引けてしまいますが、この恩恵を受けられるのは事実なので、今回7日間の間に、、、
東京→函館→仙台（途中下車）→東京→京都→金沢→松本→東京といつか行ってみたかった日本の旅行を楽しんできました。
実際に乗った区間（グリーン車）の料金は窓口で購入したら約13万円となり、9万円位得をした事になります。

京都では3泊しました。
本旅行記は5日目、京都での3日目となります。
本日も内容が濃い一日となったので、2回に別けて投稿します。

①日中訪れた、銀閣寺、旧邸御室、二条城、東本願寺
②夜の八坂の塔（法観寺）
https://4travel.jp/travelogue/11771068

まずは①になります。

エリア 京都

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

京都での3日目。天気予報は雨時々曇り。いい天気にはならなさそうです。
京都を訪れる前は漠然と金閣寺と清水寺を見られれば良いかなと思っていたのですが、初日に京都の偉大さを思い知りました。金閣寺を初日に訪れたので銀閣寺にも行きたくなりました。調べたら朝8:30より拝観出来るようなので、まだ修学旅行の学生が訪れる前にと思い、8:30に行きました。京都駅前のホテルからバスでの行き方に不安があったので、タクシーにて。確か8:00丁度に京都駅前からタクシーにのり、8:30丁度に銀閣寺に到着。数組の方がすでに同時刻にいらっしゃいましたが、最初は学生さん達はおらず、静かな雰囲気の中、見学できました。いきなりのこの景観。素敵です。

ここもお庭が立派で少し高台まで登ることが出来ます。上からの景色も良いですね！

観音殿銀閣、色んな角度から眺めます。雨が降ってきましたが関係なく楽しめました。

ここでも鶯が沢山鳴いており、目以外の五感で楽しむ事が出来ました。
実際に来ることが出来て心から感謝。

銀閣寺の次は嵐山にある「旧邸御室」
全く知らない場所でしたが、前日ホテルで着けっぱなしにしていたTVで特別公開中の特集を偶然目にし、これだ！行きたい！となった場所です。
通常は非公開で、2022年は5月7日から6月5日までの特別公開だったようです。
https://omuro-kyoto.jp/

本旅行記の表紙に使用しました、
一番の見どころは、大広間の花梨のテーブルに映る新緑リフレクション！

雨が降っていたので逆に緑が綺麗だったかもしれません。
ここは個人のお宅でもあるようで、靴下を履いていないと上がれないようです。今度いつ特別公開されるのかHPにはかいていませんが、もしタイミングが合うようであれば、行かれることお勧めいたします！

私が訪れた午前10:00頃は、全体で恐らく20名位の方が見学していました。
家としては大きいですが、大人数が同時に行くと入場制限をするかもしれませんね。まずは上の写真の広間で家の方から家の成り立ちや家の作りなどの丁寧な説明があります。6人位まとまって聞きました。その後は自由に見学出来ます。

隣の部屋で別料金でお茶を飲むことが出来ます。ここにも別の花梨の磨かれたテーブルが！入場料が1000円ですが、お茶代は700円。700円払う価値あると思います。

このお茶室は4名位しか入れませんので、入れ替え制ですが、15分位時間をいただけたので、美味しい抹茶とお茶菓子とともにこの贅沢な空間をゆっくりと楽しむ事が出来ました。

お庭に行くことも出来ます。小高い場所にお茶室。

家を案内してくださる方々は本当に親切で、色んな事を教えてくれて、
好きなだけいて良いんですよという事なので、お茶して庭見学後も他の方の邪魔にならない程度にゆっくりさせて頂きました、有難うございました。

この景色と空間、空気。私の人生の中でもトップクラスで印象に残った場所です。滅多に公開されていなく、たまたま何気なく着けいていたTVを見たこの偶然に感謝です。

写真の順序が変ですが、旧邸御室の入り口です。
本当はもっと良い行き方があるようですが、私は銀閣寺の後少し歩きバスにのり、映画村で有名な太秦近辺の停留所で降りて歩いていきました。

旧邸御室からJR花園駅まで歩き、JR山陰本線に乗り、二条駅へ。
銀閣寺に連れて行って来れたタクシー運転手さんが雨の日お勧め場所として仰っていた二条城に行きました。雨でも中の見学が出来るから、という事でした。

二条駅からだと少し歩きますね。でもお陰で二条駅のお堀沿いを歩くことが出来、京都のど真ん中にこんなにも広大なスペースがあることに感嘆しました。

大政奉還が行われた場所なんですね。勝手に江戸城で行われたのかと思っていました。お城（二の丸）の中は撮影禁止なのがとても残念ですが、当時の様子を人形で忠実に再現されており、とても興味深かったです。

廊下は歩くと鴬（うぐいす）の鳴くような音が聞こえるために「鴬張りの廊下（うぐいすばりのろうか）」と言われている事は聞いた事ありました。今回初めて体験して、これのことか！と実感。

運転手さんのおっしゃる通り雨でも楽しめますが、
せっかくなので、雨でもお庭を一回りしました。

お城の中も空いていましたが、お庭を見学している人には出会いませんでした。今度天気が良い時にまた来てみたいです。

雨が本格的に降り始め、一旦ホテルに戻ろうと思い、地下鉄で京都駅へ。
京都駅に着いたらお腹が空いている事に気づき、軽くランチ。
お腹が満たされたらそのままホテルは勿体ない気がしたので、地図を眺め、駅近くの東本願寺に立ち寄ってからホテルに戻るようにしました。

東本願寺到着。
うわぁーー。彫刻の精巧さもですが街のど真ん中に存在感ありの大きな門。
先程の二条城もですが、京都すごすぎ…　何度も言いますがここまで京都は期待していなかった自分の無知さに呆れる日々…

私の周りにも日本が大好きなフランス人が沢山いて、中には何度も日本に行く人達もいます。最初に日本を訪れるとゴールデンルートと呼ばれる、
東京→箱根→京都（奈良）というが一般的ですが、日本を好きになると今度は京都や関西でゆっくりという人が多く、ようやく分かった気がします。

雨脚が強くなり少し疲れたのもあり、一旦京都駅前のホテル（アパヴィラホテル）に戻りました。部屋で一休みして夕方、2日前の日中に訪れた法観寺（八坂の塔）に行きました。調べていたらライトアップされているようです。

今回の旅行記はここまで。次は夜の法観寺（八坂の塔）になります。