JRパス最大限利用してみた！4日目①　～京都（伏見稲荷、竹林、天龍寺などなど）～

2022/05/11 - 2022/05/11

フランス在住です。2020年春、全世界的なコロナ禍になり日本一時帰国を延期、延期していましたが、2022年春、2年以上振りに一時帰国出来ました。滞在中1週間、JRパス7日間を使っての旅行。
若い時に日本を離れてしまったので、日本国内旅行は余りしたことありませんでした。今回、家族はフランスに置いて一人での一時帰国だったので、自分のペースで思いっきり。

JRパス(ジャパン・レイル・パス）とは外国人専用の乗り放題のチケット。
東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ」号・「みずほ」号以外は基本的にすべてのJR（バスや一部フェリー含む）が乗り放題となります。座席指定も追加料金なしです。

https://japanrailpass.net/about_jrp.html

日本国籍でも外国に10年以上住んでいる人は買うことが出来ます。
購入には色々と面倒なのですが、7日間グリーン車乗り放題で39600円と格安です。
東京と新大阪を往復したら元が取れます。
日本在住の友人に話をしたら「外国にいるからってこの料金はないよね…」と言われてしまい、
余り大きな声で言うのは気が引けてしまいますが、この恩恵を受けられるのは事実なので、今回7日間の間に、、、
東京→函館→仙台（途中下車）→東京→京都→金沢→松本→東京といつか行ってみたかった日本の旅行を楽しんできました。
実際に乗った区間（グリーン車）の料金は窓口で購入したら約13万円となり、9万円位得をした事になります。

京都では3泊しました。
本旅行記は4日目、京都での2日目となります。
この日の午後は奈良に行き、夜は大阪へ駆け足旅行。
それぞれの滞在先で旅行記を分けます。

①京都（伏見稲荷、嵐山竹林の小径、天龍寺、渡月橋）
②奈良（東大寺、興福寺）
https://4travel.jp/travelogue/11770753
③大阪（通天閣、戎橋）
https://4travel.jp/travelogue/11770765

本旅行記は①京都編になります。

エリア 京都

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

千本鳥居はヨーロッパでは京都というか日本を代表するイメージの一つとなっています。
数年前に妻と息子が日本に一時帰国した際に、京都へ小旅行をして伏見稲荷大社の千本稲荷を訪れました。当時は外国の方が本当に沢山いて、満員電車の中にいるような感覚で風情も何もなく、がっかりした話を聞いていました。今回まだ外国からの観光客は受け入れていない時期で、前日に静かな京都を見たので、もしかしたら朝一番で行けば、静かに参拝できるかも？と思い、京都駅前のホテル（アパヴィラホテル）を7:00前に出て、JR奈良線ですぐにある伏見稲荷大社に行きました。生憎の小雨でしたが、空は明るめ。本日もJRパスをフル活用出来ました。

7:00頃の境内は誰もいなくて本当に静か。神々しい雰囲気に包まれていました。地元の方のボランティアと思われる方が掃除していました。

ここからは傘を畳んで、鳥居を潜ります。

おー、これですね！参拝中2,3組とすれ違いましたが、静まり返って、鳥の鳴き声だけが聞こえる神聖な雰囲気。自然と鳥肌がたちました。

思っていた以上に千本鳥居はずっと奥まで続く長いトンネル。
更に山の上の方まで続いてお参りするのが本来の様ですが、手前で引き返しました。

右側の鳥居に入り、ぐるっと周って左側から出てくる、一方通行になっています。

時刻はまだ8:00前。まだ朝の早めの時間なのでもしかしたら嵐山の竹林の小径に行ったらまだ人は少ないかも？と思い急遽、嵐山へ。

JR奈良線に再度乗り、京都駅でJR山陰本線に乗り換え、嵯峨嵐山駅へ。
平日のこの時間、奈良線も山陰本線も通勤、通学の人達で物凄く混んでいました。皆さんこれから学校や職場に向かう中、一人遊んでいるおじさんが紛れ込んでしまい、なんだか恐縮な気持ちになりました。

嵯峨嵐山駅についたら雨は結構本格的に降り始めました。
雨と竹は風情があるだろうと思い聞かせ、歩きます。

じゃーん。まだ誰もいない竹林の小径。ここの少し手前から竹林が始まるのですが、正直このように綺麗に生えていなく、皆さんの写真はいい部分を上手く切り取っているのだ…　とがっかりしていたら、違いましたね！先に少し進めばこのように期待した竹林に辿り着きました。

笹の葉がお生い茂っているので雨はそれほど気になりませんでした。
雨の音と小鳥のさえずりに癒やされます。伏見稲荷大社もですが、本当に朝早起きしなければこの景色と雰囲気は味わえません。

個人的見解ですが、旅行中は早起きして眠ければ昼寝をする、というのが結果的に贅沢な時間を最大限使える事が出来るかと思います。

嵐山に来たので、渡月橋まで行こうと歩き始めたら、
天龍寺の裏口が目に入りました。天龍寺のことは全く知らずその場で知りました。その場で検索したら足利家や後醍醐天皇ゆかりの寺で世界遺産にも登録されているとのこと。もちろん中に入りました。
裏から入ったので最初は大きなお庭を歩きます。庭の最後に本堂が。

頭をガーンと打ち付けられる程の衝撃。
京都に来てまだ丸1日経っていませんが、今まで思っていた京都より何千倍も迫力があり、歴史深く、その中に大きな静けさが残る、無二の町と心から思いました。京都は本当にはまってしまいますね。

ここではパラパラと修学旅行の学生さんたちが来ていました。
自分の事を思えば言えませんが、皆若い時にこんなに素晴らしい町を見れるって本当にラッキーなことなんだよ！何十年か時が経ったら皆分かると思いますが…

別料金を払って、法堂「雲龍図」も見に行きました。
中は撮影禁止なので、外にあったパネルをアップして写真に収めました。

今回京都で思ったのは、中での写真撮影禁止が多いですね。
ヨーロッパではフラッシュは禁止でも撮影出来る所の方が多い気がします。
撮影禁止がこれだけ多いのはなにか意味があるのだろか？と思いました。

天龍寺を後にして渡月橋へ向かいます。
途中、私鉄嵐電の嵐山駅にあったオブジェ。なんだか忘れましたが最近話題のインスタ映えの場所らしいです。SNSはやっていないので素通りしましたが、記念に一枚だけ。JRパスでは使えないので嵐電は乗りませんでしたが、
電車だけは写真に収めました。

この辺りから沢山の人達が歩いています。修学旅行の学生が多いですが一般の人達も。やはりこの渡月橋は見るべき観光スポットですね！

まだ雨が降っていますが、予報だとお昼から晴れ間が出るそうです。

朝が早かったのもあり、一旦京都駅前のホテルに戻りました。
お昼すぎから、なぜそう考えたのか今では思い出せませんが、そうだ！奈良へ行こう！と京都で思い（笑）、奈良の大仏様を見て、地図を眺めていたらJRで大阪へも遠くなさそうなので大阪へ行く事に決定。

本旅行記は4日目①京都（伏見稲荷、嵐山竹林の小径、天龍寺、渡月橋）で一旦お終い。次回は②奈良（東大寺、興福寺）になります！