2022年　紀ノ国で夏休み３～北山川で筏下り♪新宮城と絶景カフェと熊野詣で～

2022/07/25 - 2022/07/29

遠い昔 なにかで見た、筏の上で踏ん張り 川を流れ下っていく人たち。
それが「北山川 観光筏下り」という大自然アクティビティと知ってから幾年月、
「足腰弱ってくるまえに体験したい！！」と思いつつも なかなか機会に恵まれませんでした。

最終日は いよいよ念願の筏下り！！

ゴトビキ岩さまや熊野の神様方にもご挨拶して、ダンナさんが行きたがった続日本100名城の新宮城・赤木城（←ケンカになった^_^;）の城攻めもしてまいりましたー。

エリア 和歌山

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

「注意書き」

神倉神社の石段は急勾配なので、高齢の方・飲酒している方・踵の高い靴での登拝はできません。
滑りやすい靴も危険です。

事前に調べていたので靴も持参していましたが、トライするかどうかは現地で判断しようと思っていました。

どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・。

でもきっと最初で最後の機会。
のぼろう！

源頼朝が寄進したと伝わる538段の石段。
下からだと それほどには見えませんが、右カーブした先には山肌にへばりつくような階段が続き、

立っていられなかった私は 四つんばいで這いのぼる、、、

ここらへんまでは振り返って写真を撮る余裕もあったのですが…。
気を抜いたら ゴロゴロと落ちていってしまうーーー。

この写真に小さく写っておられる方のように、下の鳥居で参拝される方も多数。

後半、やや緩やかになった階段途中で のぼってきた道をパチリ。

先は崖のように見えますが、この下にも階段が存在。
あまりの角度のため 見切れてしまうのです。

帰りにすれ違った外国人男性は 山の装備で歩いていました。

千穂ヶ峯へと向かうのかな。

あと少し、

あっ、見えてきた！

神倉山は 神武天皇が東征の際に登った天磐盾(あまのいわたて）であるともいわれているそう。

熊野の方言でヒキガエルを意味するご神体、ゴトビキ岩は

社殿と一体化。

最後の石段をのぼり おまいり。

神倉神社 寺・神社・教会

左側には 新宮の街並みがひろがっています。

ここから下を見るだけで

なかなかの怖さ。(^^;)

熊野大神が最初に降臨したとされ、毎年2月6日に行われる「御燈祭り」の舞台でもある神倉神社。
白装束に荒縄を締めた男たちが、御神火を移した松明を持ち、山上の神倉神社からのおそろしく急な石段を駆け下りる勇壮な祭り。

地上（太鼓橋のところ）で「のぼったの？」と話しかけてくれたオジサマ。
「早い人は1分半くらいでおりてくるよー、死人出てるのに隠してるんじゃないかと思うよ、ワハハ」と。
それは冗談としても、捻挫くらいは十分あるだろうなぁ。

中間あたりにある「火神社」と「中ノ地蔵堂」
下りは ここから女坂へすすみます。

しかーし 木の根いっぱいの斜面は滑りやすく 女坂という名のまるで獣道。
あの急階段より視覚的にはラクだけど、どっちもどっちって感じです。

熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、初めて真新しい社殿を麓に建てて神々を祀ったことから、この神倉神社に対して「新宮社」と呼ばれています。
（ウェブサイトより）

八咫烏神社と手力男神社。

平重盛の手植えと伝えられる 推定樹齢千年の梛（ナギ）。

大きくて 包み込むような雰囲気をもった御神木でした。

弁慶の出自は速玉大神につかえた熊野三党のひとつ 鈴木一族とされる伝承があり、神宝館のまえには武蔵坊 弁慶の像。

カウンターで接客中？（笑）

不思議な、鼻長い手水舎の龍。

神門をくぐると

熊野速玉大社 寺・神社・教会

トトロにでてきそうなオガタマノキ。

清々しい気分になる緑の幹と枝。

朱塗りの社殿がならぶ境内。

おまいりしましょう。

鳥羽上皇・後白河上皇の行幸は 三十三度にもおよんでいます。

城攻め前に腹ごしらえ。

カフェ丹福さん。

入口が道路に面しておらず、路地に入った所にあるのでちょっと迷います。

◆カレーランチセット 1,200円
セットドリンクは「アンバー」というフローラルな紅茶を。

木材がふんだんに使われ、オサレで温かみのある空間。

新宮3ヶ所めの目的地、新宮城跡。
続日本100名城です。

今は丹鶴城公園となっています。

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

大手道を歩いていくと

山に石垣、眼下にはミルキーブルーな熊野川。

もひとつ枡形をとおって

ここらへんからが本丸。

上部の勾配が強くなっている 武者返しの石垣。

熊野川に面した水の手には港跡があり、洪水にそなえ6ｍもの石垣が築かれ 備長炭を専売していた水野氏の炭納屋跡もあるそう。

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

つながっている道がなく、行くことができない出丸。

まぁ 暑くて倒れそうだったから、たとえ行けたとしても行かなかったけど…。

新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園

青空にそそりたつ隅石と、鐘の丸の石垣をながめながら駐車場にもどります。

阿須賀神社。

阿須賀神社 寺・神社・教会

おみくじが八咫烏。

隣の新宮市立歴史民俗資料館を見学、新宮城の御城印をもらいます。

新宮市歴史民俗資料館 美術館・博物館

「赤木城（←続日本100名城) のスタンプもらって 御城印を買いたい」とダンナさんが言うので、

道の駅 九郎兵衛の里にも寄ることにします。

道の駅 熊野 板屋九郎兵衛の里 道の駅

◆めはり寿し 160円
◇うめ寒天 300円

ここで 赤木城を見にいきたいダンナさんと、疲れと暑さにやられ 宿で休みたいやっちまの夫婦喧嘩勃発。
結局 1時間だけという約束でひとり出掛けていったダンナさんでしたが、時間になってももどらず。

そんなに城行きたいのなら 一人で城だけ旅に行きなはれー！！

道の駅 熊野 板屋九郎兵衛の里 道の駅

おくとろ温泉やまのやど。

館内には 特産品のじゃばら商品などを販売するコンビニショップじゃばら屋、

レストラン じゃばら食堂、

おくとろ温泉　やまのやど 宿・ホテル

日帰り入浴も可な温泉、

そしてコテージ風宿泊施設があります。

今晩のお部屋は龍の口。

間取りは

ツインベッド、リビング、

和室、

ミニシンク、洗面所とトイレ。

明日は念願の北山川筏下り。

楽しみ～～♪

夕食はじゃばら食堂で。

おしながきに「よこわ」とあった刺身、「マグロの味がするんだけど…」と？？？
調べてみたらクロマグロの若魚のことで、一地方しか通用しない地方名のようです。
さっぱりしていて かなり好み♪

熊野牛バラ焼きしゃぶも美味しい。

じゃばら食堂 グルメ・レストラン

あまごの塩焼きや

うなぎホイル蒸し、天麩羅、

御飯は山菜の釜めし。

いちごのプリンでごちそうさまでしたー。

おはようございます。

朝食は朝7時、

一番早い時間にお願いしました。

だって今日は筏下り、食べてから時間をおきたかったの。

もうワクワクが止まらなーい。（笑）

予約はWEBで、クレジットカードで事前決済（大人6,600円/名）してあるので

観光案内所で受付し 乗船場まで運んでくれるバスの号車を確認、

手荷物をロッカーにいれたり トイレをすませたりしながら、待合室で待ちます。

10時40分、筏専用バスに乗りこんで

オトノリまできました。

北山川観光筏下り 乗り物

全員で筏師さんからの注意事項を聞き、先に出発する筏から乗りこんでいきます。

各自 500mlのペットボトル1本を このホルダーに。
夏は水分必携です。

いきなりの難所で洋服ビッチャビチャー(^^;)のあとは のんびりポイント。

のんびりポイントでは筏師さんが人力で筏をすすめなければならないため

体力的には大変なんだそう。

北山川に足を浸け、ながれていく私たち。

水深20ｍもあるところがあるんだって。

急流では立ちあがって 手すりをしっかり握り、

ゆるやかなところでは 細ベンチのような板をまたいで座ります。

それにしても暑い！
日差しが皮膚にささっているかのような感覚です。
半袖できてしまったことを後悔。
すぐに乾いて 日焼けも防げるラッシュガードを着てくればよかったな。

※観光案内所には更衣室もあります

前方の筏の人たちが、先頭から順に視界から消えていきます。（笑）

こんな感じで乗ってまーす。

最後にカックンと右に曲がり

ゴールです。

筏はここで解体され

パーツになってクレーンで空中を舞い、トラックで乗船場まで運搬して再度組み立てられます。

昼ごはんの後 お茶したくて

↑道に迷っている、の図

瀞峡の

断崖絶壁に建つ

瀞ホテルにやってきました。

https://dorohotel.jp/

おくとろ温泉のある北山村は和歌山県の飛び地。
車で10分ほど移動しただけですが、ここは奈良県吉野郡十津川村。

わぁぁぁ♪なんてステキな景色。

目に映るのは なんと表現したらいいのか、重くなく暗くもない深ーい緑色。

本来は焼き菓子が売り切れたら閉店なのだそうですが、

電話で状況をお聞きしたあとの、タッチの差での到着＆遠方（神奈川）からうかがったという事情もあり 「飲み物だけでもどうぞ」と言ってくださいました。m(_ _)m

◆色川紅茶のティーソーダ 600円
◇温州みかんジュース 500円

私たちがいた短い間にも ランチ予約の電話がなっていました。

熊野本宮大社。

http://www.hongutaisha.jp/

導きの神鳥、八咫烏が羽をひろげる手水舎で手を清め、

熊野本宮大社 寺・神社・教会

おまいり。

境内に黒い八咫ポストが設置されていました。

熊野本宮大社 寺・神社・教会

「祈 コロナ終息」
マスクはお手製ですね。(*^-^*)

日本サッカー協会のシンボルとしても有名な八咫烏。
秋にはワールドカップがありますもんね。
頑張れニッポン！

瑞鳳殿の店舗でお茶しようかと思いましたが、

餡子を搗きたてのお餅でつつみ、玄米粉をかけた「もうで餅」を おウチ土産に買ってかえることに。

ダンナさんが『最後のゴハンは「海鮮寿司とれとれ市場」で食べよう』と言うので 白浜のとれとれ市場へ。

これクツエビ！?
食べたーい。
珊瑚礁さんでは、「終わり（←秋冬が旬 ）」って言われちゃったんだよね。

とれとれ市場南紀白浜 市場・商店街

市場内を歩きまわってみたけど お店が見つからない。

・・・道路をはさんで外にあるお店でした。ヾ(ﾟдﾟ; )

メンドくさくなってしまったので、白浜空港で具だくさんサンドイッチを買って機内へ。
アドベンチャーワールドが見える～。
バイバイ、パンダちゃん。

ちょっとサビしく、そしてホッとする旅の終わりはもうすぐ。
長い旅行記を覧いただき ありがとうございました。

南紀白浜空港 空港

この旅行記へのコメント （6）

• puyomushiさん 2022/08/27 09:42:39

  筏下りと石段のぼり

  やっちまさん、おはようございます。
  
  筏下りとはこのアトラクション！でしたか。
  ご夫婦仲良く、あんよを川につけるお姿は涼しそうですけど
  急流を立ったまま踏ん張るのはなかなかの体力消耗＆暑そうです。。。
  下りきった筏はどうするの？？と思ったら、解体で上流に贈られるのですね。納得。
  
  神倉神社の石段のぼり、私はアンコールワットを思い出しました。
  本当に急で、四つん這いにならないとのぼれないし、下りは驚異的に怖かった(;'∀')
  アンコールワットはリピ確定の場所のはずですが、体力があるうちに！って改めて思いました。
  
  それにしても、ご主人のお城熱はヒートアップの一方で、もう尊敬の域でございます。
  瀞ホテルのカフェで私ものんびりしてみたい。
  住所が奈良と言われても、頭が混乱する関東人です(*^-^*)
  
  puyo

  やっちまさん からの返信 2022/08/27 20:53:31

  RE: 筏下りと石段のぼり

  puyomushiさま　こんばんは。
  
  筏下りアトラクション、私はとてもとても楽しかったです♪
  急流は「きゃー」とか言ってるうちにスグ終わるのですが、のんびり流れている時間のほうが日差しチリチリと暑く 消耗しちゃいました。
  
  > 神倉神社の石段のぼり、私はアンコールワットを思い出しました。
  > 本当に急で、四つん這いにならないとのぼれないし、下りは驚異的に怖かった(;'∀')
  
  私もなるべく早くアンコールワットに行きたいです！
  四つん這いはカッコ悪いかもしれないけど、安定しますよねー。(*^-^*)
  驚異的に怖い下り、私でもおりられるかなぁ、ちょっと心配。
  でも・・・のぼったら おりないわけにはいかないですもんね。（笑）
  
  > 住所が奈良と言われても、頭が混乱する関東人です(*^-^*)
  
  あのあたりはカーナビがたびたび「和歌山県にはいりました。奈良県にはいりました。（三重県にはいりました、もあったかな）」と案内してくるので面白いです。
  私は「どこにいるのか全然わかんなーい」と笑ってごまかしました。
  
  やっちま
  

• ４人目のふーさん 2022/08/25 13:29:14

  パンダと筏下り

  やっちまさん、こんにちは！
  
  和歌山と言えばやっぱりアドベンチャーワールド♪
  そしてパンダ！
  パンダちゃんがたくさんいて見応えがありますよね。
  私が行った時は偉大なるお父さん永明がちょっと離れた場所にいたんですよ。
  そこに行くまでにみんなパンダに飽きたのか見学者がいませんでした。。。
  お～～～い！永明はすごいパンダなんだよ！みんな見てよ～～～
  って思っちゃいました。
  
  珊瑚礁さんの伊勢海老
  海老好きにはたまりません！
  
  「新宮城跡」は＜大手道を歩いていくと＞のコメントがある石垣の所が気に入りました。
  お天気も良く熊野川の色がとっても素敵です。
  
  筏下り、すっごく楽しそうです。
  足をつけることも出来るんだ。
  そして筏を解体して運ぶことにビックリしました。
  すごい本当に空中を舞っていますね。
  
  旅行帰りの空港
  さみしい気持ちになりつつもちょっとホッとする気持ちにもなりますね。
  

  やっちまさん からの返信 2022/08/25 15:49:43

  RE: パンダと筏下り

  ４人目のふーさんさま　こんにちは。
  
  そうなんですよねー。
  偉大なるお父さんパンダ永明を見ていたのも私たち夫婦だけでした。
  活発に動く彩浜ちゃんが隣にいるので、竹食べてるだけの永明を見る人はいなかったの。
  ホント、あんなにスゴイ永明をもっと見てよ！って私も思いました。
  でもでも、逆にたくさんの人間の視線に晒され続ける上野のパンダちゃんにはストレスあるかもしれないし、永明はあのくらいでちょうどいいのかもしれないと思い直しました。(*^-^*)
  
  > 「新宮城跡」は＜大手道を歩いていくと＞のコメントがある石垣の所が気に入りました。
  
  ふーさんさまは もしかして城のなかでも石垣好きでいらっしゃいますか？
  実はワタシ、先週末 ふーさんさまのご実家ちかくの姫路城にいっておりました。
  8月いっぱいの特別公開を知り、もう即断。
  その後「この暑さなのに…」とちょっと後悔（笑）。
  少しだけ天気が悪かったので、ダンナさんと別行動をとりつつ なんとか満喫することができました。
  
  > 筏下り、すっごく楽しそうです。
  
  関西に住んでいたら毎夏のイベントとしていきたいくらいです。
  私は そのくらい楽しかったので♪
  
  やっちま

  ４人目のふーさん からの返信 2022/08/25 16:55:22

  RE: RE: パンダと筏下り

  やっちまさん、こんにちは！
  
  > でもでも、逆にたくさんの人間の視線に晒され続ける上野のパンダちゃんにはストレスあるかもしれないし、永明はあのくらいでちょうどいいのかもしれないと思い直しました。(*^-^*)
  確かに！確かに！
  永明殿にはゆっくりと過ごしていただきたいです。
  
  > ふーさんさまは もしかして城のなかでも石垣好きでいらっしゃいますか？
  なんとなく最近気付いてきました。
  私、多分石垣が好きなんだわ〜
  
  > 実はワタシ、先週末 ふーさんさまのご実家ちかくの姫路城にいっておりました。
  > 8月いっぱいの特別公開を知り、もう即断。
  > その後「この暑さなのに…」とちょっと後悔（笑）。
  わぁ！いいなぁ、あの特別公開行かれたんですね〜
  ７月末にちょっとだけ実家に帰っていたんですよ。
  でもなんかいろいろ詰め込んじゃって姫路城行けなかったんですよね・・・
  旅行記、すっごく楽しみにしています。
  

  やっちまさん からの返信 2022/08/26 13:58:58

  RE: RE: RE: パンダと筏下り

  ４人目のふーさんさま　またまたこんにちは。
  
  アドベンチャーワールドで会ったパンダに詳しい女性は「永明は高齢だから…」と話してらしたし、ゆっくりのびのび過ごしてもらって 健やかに長生きしていただかないと。(*^-^*)
  
  > わぁ！いいなぁ、あの特別公開行かれたんですね〜
  > ７月末にちょっとだけ実家に帰っていたんですよ。
  > でもなんかいろいろ詰め込んじゃって姫路城行けなかったんですよね・・・
  
  城も楽しいですけど、ご実家では違う楽しみもありますものね♪
  
  やっちま