2021/11/23 - 2021/11/27
2980位(同エリア4468件中)
mirilinさん
- mirilinさんTOP
- 旅行記135冊
- クチコミ40件
- Q&A回答20件
- 352,786アクセス
- フォロワー26人
この旅行記のスケジュール
2021/11/26
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
年に1度の会社の連続休暇は、これまで迷うことなく海外旅行に使っていました。
秋までには何とかなるんじゃないかとの儚い願いも、当然のごとく崩れ落ち、11月になっても長期休暇は残ったまま。
どうしよっかな~と考えていたら、ハタと気が付きました。コロナ禍の鎖国状態を逆手にとってやろうと。
これまでオーバーツーリズムで、ゆっくり観光できなかったところに行っちゃえと。
「そうだ京都行こう!」
いつも出張ついでとか、日帰りとか、せいぜい1泊程度でバタバタと回っていた京都を、腰を据えてのんびり回ってみようと。
そうとなれば、「そうだ京都行こう」のテーマ曲「私の好きなもの」のメロディーを口ずさみながら、旅のしおりを作って錦繍の京都に乗り込みました。
ちなみに、基本一人旅の予定だったのですが、最初の1泊はマリオットボンヴォイの無料宿泊特典を使って、「ウエスティン都ホテル京都」に宿泊することにしたので、最初の1泊だけ相方も参戦。その後の3泊4日はのんびりと一人旅を楽しみました。(相方は南禅寺の湯豆腐をメインの目的にして1泊だけで帰宅しました)
カメラ好きの御朱印(オールド)ガールは、一人旅の方が気を遣わず動けていいんだということを、昨年の和歌山の旅で知ってしまった私。今年もストレスフリーで楽しみました。癖になりますな~。
【第4日 総歩数 13,034歩】
Base in 京都花園→花園駅→馬堀駅→トロッコ亀岡駅→トロッコ嵐山駅→常寂光寺→祇王寺→嵯峨嵐山駅→花園駅→妙心寺長興院→花園駅→京都駅
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
4日目が始まりました。
2泊3日お世話になったホテル「Base in 京都花園」をチェックアウト。完全非接触型のチェックアウトなのでホテルの係の人は常駐していません。なので残念ながら荷物を預かってもらうことができないので、駅のコインロッカーに荷物を置いて、今日も嵯峨嵐山に向かいます。朝は、嵐山観光での一番人気「トロッコ列車」に乗る予定です。BASE IN KYOTO 花園 宿・ホテル
-
このトロッコ列車はものすごい人気で、とくに紅葉の季節は予約を取るのも至難の業。そこで、私は裏技を使いました。
トロッコ嵯峨野駅からトロッコ亀山駅に向かう列車は超混雑ですが、戻りは保津川下りの船に乗る人も多いので、比較的予約が取りやすいのです。そこでJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅の2駅先の馬堀駅まで行き、そこから7~8分ほど歩いたところにあるトロッコ亀山駅からの戻り列車を予約しました。馬堀駅 駅
-
同じように考える人も多いようで、馬堀駅からトロッコ亀山駅までは、のどかな田舎道には似合わぬ人の列ができています。でも、この人たちに付いて田園風景の中を行けば、自然にトロッコ亀岡駅に到着します。
人の列がなくても、案内板も出ていますし、迷うことはないと思います。 -
はい。無事到着です。
トロッコ亀岡駅 駅
-
駅名の表示板も木製で、雰囲気あります。
-
トロッコ列車は5両編成の全車指定席です。ただ、立ち席券もわずかですが当日販売されるみたいでした。ちなみにリッチ号(5号車)は側板や床まで素通しの車両で、開放感満点。写真も撮りやすいと思いますが、万が一雨天の場合は悲劇ですね。
もちろん一番最初に満席になってしまいますので、私が予約した時にはすでに満席。私は2号車のお席でした。 -
亀岡駅では、たくさんの狸さんがお見送りしてくれます。
-
朝9:30、亀岡発の一番列車は定刻通り出発。美しい保津川渓谷に沿ってゴトゴトと走って行きます。
-
途中では、保津川下りの船が眼下に見える区間も。お互いの乗客は手を振りあったりして、みんな楽しんでます。
-
さっき乗ってきたJR嵯峨野線が走っているのも見えます。
-
このトロッコ列車の線路はよくできていて、座席の右側に乗っていても左側に乗っていても、ちょうど同じくらいの時間川沿いを走るようになっています。ちゃんと車内アナウンスでも、「途中で川の位置が反対になりますから安心してください」とのアナウンスがありました。動き出したときに川側ではなかったお客さんが、席を立って移動しなくてもいいようにとの心遣いですね。
-
私は最初に川側の席だったので、後半は列車の車内越しに見る感じになりましたが、これはこれでなかなか乙なものです。
-
終着はトロッコ嵯峨駅ですが、嵯峨野の観光にはトロッコ嵐山駅の方が便利なので、ほとんどの乗客がこの駅で下車します。
私ももちろんここで下車です。トロッコ嵐山駅 駅
-
停車時間が結構あったので、列車の写真を撮りまくりました。
-
客車の色合いが私好みです。
-
そして多くの乗客が降りたせいもあり、トロッコ嵐山駅前は大混雑。久々の人混みです。
さぁ、今日の嵯峨野めぐりでは、昨日回りきれなかった紅葉の名所「常寂光寺」と「祇王寺」、そしてきれいな御朱印をいただける「證安院」に行く予定です。 -
トロッコ嵐山駅から、標識に従ってまっすぐ歩いていけばすぐに「常寂光寺」です。
まだ午前中ですが、今日は昨日より人出が多いような気がします。 -
「常寂光寺」は、もとは藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられる日蓮宗のお寺です。「常寂光土」に遊ぶような風情があるとこの名がつけられたとか。
ちなみに「常寂光土」とは、「宇宙の究極的真理としての仏陀が住する浄土で、永遠で煩悩もなく、絶対の智慧の光に満ちているという。四土の一つ。」と辞書にはあります。凡人の私にはよくわかりませんが、ありがたそうな場所のようですね (^^;;)
この太い角材を格子に組んで造られた山門は、江戸後期に作り変えられたものですが、閉門しても角柱の格子の間から参道が見えるという開放的な山門として有名です。常寂光寺 寺・神社・教会
-
そしてその先にある仁王門は、境内の建築物の中で一番時代の古いもので、貞和年間(1345~49)に本圀寺客殿の南門として建立されたものを、元和二年(1616)に移築したものだそうです。
紅葉に包まれた茅葺屋根の門はとってもフォトジェニック。カメラを向ける人垣が絶えることはありません。 -
イチオシ
仁王門を抜け長い階段を登って本堂に向かいます。
きれいな紅葉を見ながら登れば長い階段も苦にはならない…てことで。 -
本堂は、慶長年間(1596年~1615年)の建立で、豊臣秀吉の居城であった伏見城の客殿を移築したものです。
-
本堂横の庫裡の前あたりには、紅葉の間から控え目に柿の実も秋を主張してました(笑)
-
イチオシ
百人一首でも有名な小倉山の斜面に立つ常寂光寺の境内は数多くのもみじに覆われていて、もう紅葉の渋滞。ちょっとお腹いっぱいになりかけた時に、涼やかな竹林が現れます。
-
竹林と紅葉のコラボは他では見かけなかったので、とても新鮮で素敵でした。
-
参道をさらに上に上っていくと、多宝塔が現れます。
江戸時代の1620年の建立当時からここにある高さ約12mの立派な塔で、国の重要文化財にも指定されています。 -
小倉山の中腹にあるので、境内からは京都の街が見渡せて、なかなかの絶景です。京都の街を取り囲む山々まで見えますね~
-
鐘楼は、寛永18年 (1642) の建立ですが、梵鐘は第二次世界大戦中徴資に遭い、現在の梵鐘は、昭和48年に鋳造されたものだそうです。
-
「小倉山 峰のもみぢ 葉心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」
百人一首にも詠まれた常寂光寺の紅葉を堪能し、次の目的地に向かいます。 -
そしてここが次の目的地。というか、今回の嵯峨野訪問を決めた一番の理由がここ「證安院」さんの御朱印をいただきたい!という思いでした。
とにかくかわいらしい御朱印がいっぱいあるんです。
御朱印のご対応は13:00からで、まだ13:00までには1時間ほどあったので、場所だけ確認して食事でもしてこようかなと門のあたりをウロウロしていたら、中からちょうど奥様が出ていらして「せっかくいらしたのだから、いいですよ」と対応いただけることになりました。優し~い。證安院 寺・神社・教会
-
通していただいた広間には、ずら~っと美しい御朱印が並んでいました。
「ゆっくりご覧になって、選んだら声をかけてくださいね」と奥様はまた中に入ってしまわれたので、一人でゆっくり拝見することができました。 -
どれもこれも美しいので、あれもこれもと選んでいたら、なんと諭吉さんが飛んで行ってしまったのですが、これが目的でしたから良しとしました。おまけもいただけたし。
いっぱい選んだものの中の1部はこれ。御朱印帳も買っちゃいました。 -
素敵な御朱印をいっぱい頂いて、心も軽く、でも足はそろそろ重く(笑)次なるお寺へ。
次は、30年以上前に来て、その紅葉の美しさに感動した「祇王寺」さんです。祇王寺 寺・神社・教会
-
イチオシ
うんうん、やっぱり美しい。苔の上に降り積もる散り紅葉がいいんですよ。
奥嵯峨の風情たっぷりですよね。(*^ ^* )V -
茅葺屋根に降りかかる紅葉グラデーション。
印象派の画家を連れてきたい!! -
祇王寺は「平家物語」にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりによって都を追われるように去り、母と妹とともに出家し入寺した悲恋の尼寺として有名です。
絵馬もそんな白拍子の絵柄で美しいです。 -
そして、祇王寺さんの御朱印は、これまたとても雅な感じ。書体も絵柄も色合いも、私の好みドンピシャです。
-
さて、嵯峨野めぐりを終え、昨日は御朱印非対応日で涙をのんだ妙心寺の塔頭「長興院」さんにリベンジです。
お!門にしっかり「御朱印承ります」の立て看板がありますよ。
\(*T▽T*)/ワーイ長興院 寺・神社・教会
-
「長興院」は、織田信長の家臣「滝川一益」が1581年(天正9年)の暘谷庵(ようこくあん)跡に創建した寺院ですが、1686年(貞享3年)に現在の場所に移されたそうです。
玄関前の紅葉が輝いていました。 -
玄関前のお庭には紅葉のじゅうたんの上にたたずむ仏様がいらっしゃいました。
夕日に照らされて、とても神々しいです。 -
玄関に入ると、ダイナミックな墨絵入りの書置き御朱印がずらりと並んでいます。
これまたチョイスにとても悩んでしまいます。すでに「證安院」さんで諭吉さんとお別れしているので、ここでは野口さん数名程度に納めないと… -
そして選んだのがこれ。あと数枚頂きましたが (^m^)ゞ ポリポリ
書置きですが、ちゃんと名前まで入れてくださいます。
写真ではオレンジのハートで一応名前隠しました。
無事、素敵な御朱印をいっぱい頂いて、本日の予定はこれで終了です。
花園駅のコインロッカーから荷物をピックアップして、最後のお宿に向かいます。 -
今夜のお宿は京都駅前の「ロイヤルツインホテル京都八条口」
京都駅まで5分かからない場所にありながら結構リーズナブル。なのに、とてもきれいなホテルでビックリです。ロイヤルツインホテル京都八条口 宿・ホテル
-
お部屋も必要十分。新しいホテルなのでUSBポートや電源もいっぱいあって、とても使い勝手がいいお部屋でした。ダブルをシングルユースしたので、部屋着が2組ありました。
ここ大浴場もあるんです。この部屋着で大浴場まで行けて、ホントくつろげます。 -
大浴場があるので部屋のお風呂は使いませんでしたが、とても清潔なバスルームです。
-
夕食は、やっぱりお好み焼きが食べたくて、グーグル先生に質問したら、なんとホテルの裏に口コミ評価がめちゃめちゃいいお店があることがわかりました。
すぐに満員になっちゃうってことだったので、PM5:30のオープン時間に行ってみました。夢み家 グルメ・レストラン
-
噂にたがわぬふわふわの、これぞ関西のお好み焼き!これが食べたかったの!!
元々少食だし、一人だったので、いろいろ食べられないのがとても残念でした。
お座敷で飲んでいたグループに入れてほしかったぁ。
絶対おすすめ「夢み屋」さんです。
小さいお店なので、なるべく早い時間に行くことをお勧めします。 -
お腹もいっぱいになり、京都一人旅の最後の夜も更けてきました。
明日は、山科の毘沙門堂の散り紅葉の写真を撮りに行く予定で、人混みを避けるために早朝出発です。そのために京都駅前のホテルにしたんです。
さぁ、早寝して明日に備えます。おやすみなさ~い。
【総歩数 13,034歩】←昨日より1万歩も少ない!て、昨日が歩きすぎ(笑)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
mirilinさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47