3~5日目：ブレッド（スロベニア）

2022/06/29 - 2022/07/01

在仏の日本人夫婦です。
普段の生活ではコロナ以前にほぼ戻っている感じです。
フランスではマスクを着用している人はほとんど見かけなくなりました。
ワクチンパスなるものも22年夏現在では必要ありませんので、
自由に移動ができます。
今回の旅行は、私や妻がまだ行ったことがなかった
旧ユーゴスラビアの国々にとても興味があり、
ボスニアヘルツェゴビナまで車で行ってきました。全走行距離は4800kmでした！

今回のメイン目的地の一つ、
スロベニアのブレッド（湖）にいよいよ到着する日です。
到着した際には雷を伴った大雨の中でしたが、部屋に入ったら止み太陽が出てきてそれはそれはいい天気に恵まれた素敵な2泊3日の滞在となりました。
20年夏のスイス旅行同様に最強晴れ女の妻に感謝、感謝です！


スロベニアに来て感じたのですが、会う人達が皆傲慢でなく接してて気持ちがいい人たちばかりでした。これから行くクロアチアやボスニアヘルツェゴビナでも同じでした。フランスではお店等でどちっがお客かわからない対応を時々され、今回のドイツでもホテルではあまり気持ち良い感じではなかったので、スロベニア以降の感じは本当に素晴らしく、それもあって今回の旅行は大満足で終わった気がします。

1泊目バーデンバーデン（ドイツ）
2泊目アウクスブルク（ドイツ）
3,4泊目ブレッド（スロベニア）
5,6泊目プリトヴィツェ（クロアチア）
7,8,9泊目サラエボ（ボスニアヘルツェゴビナ）
10,11泊目モスタール（ボスニアヘルツェゴビナ）
12,13,14泊目ザダル（クロアチア）
15,16泊目ロヴィニ（クロアチア）
17泊目イゼオ（イタリア）
18,19泊目シャモニー・モンブラン（フランス）

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドイツからスロベニアに陸路で入るにはまずオーストリアを通過しなければなりません。途中ザルツブルグを通るので立ち寄ろうかと一瞬考えましたが、大きな街だし今回は断念。オーストリアもスロベニアも日本やフランスのように高速道路に料金所は基本的にありませんが、高速道路を走るには有料でVIGNETTE(ヴィニェット）と呼ばれる通行証のようなものを買う必要があります。スイスに車で行かれた方ならご存知のフロントガラス貼るシールと同じですが、オーストリアもスロベニアも今はデジタル・ヴィニェットになっており、ナンバープレートを購入時に登録するだけで、シールを貼る必要はありませんでした。行く前は国境付近で買うのかな？と具体的によくわからなかったのですが、ドイツの高速道路のサービスエリアで二カ国分のヴィニェットを購入することができ、事前に安心でした。
スーパーのレシートの様な感じのペラ紙をもらって登録完了。簡単でした。オーストリアは最低の10日分、スロベニアはクロアチアからフランスに戻る際に少し横切るので30日分を購入。

ブレッドで2泊したASTORIAホテル。少しだけ追加料金を払ってバルコニー付きの部屋にしました。湖から近くとても便利な場所にあり、綺麗なホテルで皆様にもお勧めできるホテルです。

15時頃にチェックインし、その時は雷雨でしたが、程なく雨が止み、太陽が出てきたので早速湖にでかけます。湖畔まで徒歩5分もかからない場所。
その湖とは「アルプスの瞳」と呼ばれるブレッド湖。

ついさっきまで大雨だったのにこの綺麗な湖の水！船底に魚が沢山寄って来ます。この船（手漕ぎ）に乗ってブレッド湖にある島「ブレッド島」に渡ることができます。本当は翌日にゆっくり行こうと思っていたのですが、ちょうど16：00発に間に合いそうで船頭さんが乗りなさい、乗りなさいと手招きしていたので早速乗り込みました。16：00発と言っても15人乗り位の船にある程度お客さんが集まるまで出発を遅らせる感じで、ゆるく遅れて出発。
船から手を伸ばして水に触れてみましたが結構温め。実際に遊泳が許されているエリアでは泳いでいる人たちが沢山いました。

イタリア、ベニスのゴンドラのように歌を歌いながらといった感じではありませんが、手漕ぎでゆったりとしたスピードでブレッド島に向かいます。片道30分弱位だったと思います。島に着岸したら船頭さんにXX時にここ出発ですよ！と声をかけれて、確か45分ほど島で時間があった記憶です。
島には聖マリア教会とアイスクリーム屋があるだけの小さな島ですが、
45分は時間を持て余すこともなく、短すぎず、ちょうど良い時間配分だったと思います。

教会にはいるには有料です（一人１２ユーロ）
高いな…と思いますが、せっかくここまで来たし、お布施と思って入りました。写真は無いのでお許し頂きたいのですが、紐を3回引くと鐘が7回なる仕組みの鐘があり、鳴らすと愛が叶うのだとか。上手く3回引きとちゃんと7回なりますが、我々の前の人たちは強すぎるのか上手く7回鳴っていませんでした。

島にある99段の階段。

鐘楼に登ってみました。本当に素敵な景色！

翌日に高台から湖を見た景色の写真になります。
これだと本当に湖と小島で「アルプスの瞳」と呼ばれる所以がわかりますよね！

船代は一人１５ユーロと決して安くはありませんが、
往復のゆったりとして気分が落ち着く船旅を味わえて、
乗る価値ありと思います。

最初の晩飯はホテルすぐ近くの気になったこのレストランで。

お肉の盛り合わせ的なものを頼んだらとんでもなくボリューミーなものが出て来ました！でも美味しいので完食です。リピートありのお店。

お約束の名物、クリームケーキ。街中どこでも味わうことができます。
単純に美味しいケーキ。

ブレッド2日目の朝、朝焼けのブレッド湖とブレッド島を見たくて私一人で5：00過ぎに起床。妻はぐっすり。湖は一周6kmとの事なので朝のウォーキングを兼ねてちょうどいい距離です。湖畔をぐるっと歩きやすく道が整備されており、起伏もそれほどなく本当に気持ちいいウォーキングコースです。
1週してホテルに戻ったらちょうど妻が起きててそのまま一緒にもう1週したので朝から2週（=12km）歩いた事になります。

朝5：23分の写真。夏至に近い日なのでもうすでに空は明るくなっていました。湖の向こう岸に見えるブレッド湖方面に歩いていきます。

流石にこの時間は歩いている人はほとんどいませんでした。独り占めの景色＠ブレッド城

段々とブレッド島が近く見えてきます。

山の上から日がさしはじめて来ました（5：47）

ここまで来るとブレッド島がすぐ近く、はっきりと見えてきました。絶景。

朝日に少し照らされてきました。
風で少し波が出てしまいましたが、
なんとか見える逆さブレッド島と聖マリア教会

幻想的な風景。これは早起きして少し歩いた人にしか見ることが出来ません。

妻と一緒に周った2周目、8：00頃にはすっかりと青空のブレッド島。
これはこれで絶景でした。

朝5：00過ぎにはまだ咲いていなかった睡蓮は
ホテルに戻る9：00頃には綺麗に咲き始めていました。

ホテルでゆったりと朝食を食べたあと、
車で15分位の場所にあるヴィントガル渓谷に行ってきました。
写真をみると20年に行ったスイスのトリアン渓谷（Gorges Du Trient）に似た所かなと思い期待せずに行ったのですが、正直トリアン渓谷よりも迫力あり、何しろ水の色が綺麗で、滝もありヴィントガル峡谷の方が感動しました。ただしその代わり結構歩きます。峡谷は一方通行で戻りは山を少し登って、牧場を通りと想定以上の距離と勾配でした。

※スイスのトリアン渓谷のブログは↓
https://4travel.jp/travelogue/11639801

このエメラルドグリーン！

川沿いを感覚的に2km位歩きます。緩やかな下り坂で木道で整備されているのでとても歩きやすいです。

しばらく行くと最初の滝。上には電車が走る橋があります。
タイミング合えば電車も一緒に見ることができるのでしょうね。

もう少し歩いたら2つ目の滝になります。ここが折り返し地点。
入り口で地図をもらえるので見ればわかりますが、右に回る道か左か、で
復路が変わりますがどちらにしても川沿いではありません。

復路は2つ目の滝の横を登り、登りきると牧場に出てきますのでそれを横断する形で最初に入った入り口（=駐車場）に戻ります。日陰が少なく日差しがとても強かった記憶が強いです。スマートウォッチの記録を見ると全部で6km少し歩いていました。元気な方であれば問題無い道ですが、何しろ峡谷は一方通行で引き戻しは厳しいので事前にわかった上で行かれることをお勧めします。

午後ホテルに戻り休憩。でも私はどうせなら上からブレッド湖を眺めて見たかったので一人でブレッド城へ。ホテルから直線距離は大したことありませんが、山の上にたつ城でこれまた結構急な階段を登ることになりました。
今日は朝からブレッド湖を2周歩き、ヴィントガル渓谷を歩き、ブレッド城まで登ると沢山歩いた一日でした。

汗ダラダラで到着しましたが、期待以上の絶景が待ってくれていました。
事前に色んな方の旅行記をみて見える景色は知っていましたが、やはり自分の目で見ないといけませんね！来て大正解です。

夕食は湖畔にあり、前日素敵だね！とみつけたVILA PRESEREN。テラスの一番前に座ることが出来て湖を眺めながら素敵な夕食でした。料理も美味しいい！

イカのフリット

お約束の名物クリームケーキ。

3日目の朝、今日は私の中で一番楽しみにしていたクロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園に向かう日です。朝食前に湖を半周（といっても同じ道を戻るので実質1周）しました。ブレッド城がある側は湖に対して木が沢山あり、ブレッド島もあまり見えず、反対側を歩くことをおすすめします。同じような写真ばかりですが、ブレッド出発の朝の写真を何枚かアップして今回の旅行記を終わりにします。