旧青木家那須別邸

2016/07/01 - 2016/07/31

今回の訪問先は栃木県。
那須塩原市です。

白亜の美しい洋館があるって聞いて。
ちょっと見たくなって(*´▽`人)

▽使用機材：CANON IXY 150

エリア 黒磯(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0

むかしむかしのお大尽さまの別邸。
お金持ちの別荘です。

場所は道の駅の裏とゆーこともあり。
道の駅ついでにココ寄る人も多そう。

道の駅の裏手にゲートがあります。

昼間以外は門が閉ざされてると思います。
たぶん。

木立の中を抜けて行きます。

よく手入れされてて。
高原ちっくな雰囲気。

こんな雰囲気のトコなら、別荘を建てたくなるのもわかる～♪(〃'▽'〃)

すごい！ガチで別荘だ！
なんかフツーに迎賓館ちっく。

こんなお家に住みたーい！
o(≧▽≦)oｩｷｩｷ♪

で、こちらの物件。
かつては青木周蔵さんのお家でした。

青木さんは明治から大正にかけての政治家。
外務大臣までなった偉いひとです(〃'▽'〃)

もともと青木氏はココに農場を持ってたの。
青木開墾とも青木農場ともいわれる、大農場。

国から見渡す限りの原野を借り受けて。
開墾を始めたのが明治14年。

借受当時の面積は約577町歩。
約549ヘクタールです。

最終的には1580町歩まで開墾しました。
約1567ヘクタール。

わかりやすくゆーと。

開墾地の合計は東京ドーム333個分！
(´ﾟωﾟ):;.’:;ﾌﾞｯ

もっとわかりやすくがいーい？

札幌市＋江別市＋北広島市。
これでもまだ足りないです。

それぐらいの面積を開墾したの。
すごくない？Ｏ(≧∇≦)Ｏ

で、こちらのお屋敷。
先ほどの農場の管理事務所も兼ねてるの。

別荘って言ったけど、道楽ばっかじゃなくて。
実用的な要素も兼ね備えています(〃'▽'〃)

建物の設計は松崎万長氏。
松ヶ崎萬長と呼ばれるコトも。

明治・大正に活躍した建築家で。
ドイツ風の建築が得意です。

松崎氏は公家の出身とゆーこともあって。
若い頃は朝廷に仕えていました。

その縁で岩倉使節団にも加わり、ドイツで2年ほど建築を学ぶことになりました。
この後、建築家としての才能が花開きます。

この壁の意匠なんかも。
さすがは洋館とゆーカンジ。

鱗の形をしたスレート壁。
鱗壁ってゆーと、神戸・北野にある異人館街の『うろこの家』が真っ先に浮かんじゃう人が多いかもだけど。
ココのだって捨てたもんじゃない！(`・ω・´)

彼の作品はほとんど残っていなくて。
たぶんココのが唯一の現存物件。

台湾にも作品があるけど。
あそこも1個しか残ってないから。

ココが日本でたった一つの松崎作品。
貴重なスポットです！(*ゝ∀・*)b

この日は外観見学だったけど。
200円払えば、中の見学もできちゃいます。

時間のある人は、内部もゆっくり楽しんでくださいね♪
☆彡(*´ω`*人)

お隣に道の駅があることもあって。
こちらは『ついで』に寄る人も多いかな。

那須にはリゾートが多いのでー。
洋館を見ても、見慣れちゃってあんまりエモいと感じない人もいるかも？

そんなカンジの青木家別邸ではありますが。
ヨーロピアンな雰囲気が好きな人にはおススメ。

北海道や福島の安積のように。
フロンティアスピリットが今も息づく街。
なんかワクワクするよ♪(*^ヮ^*)

おしまい。