2022/06/11 - 2022/06/11
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ラムロールちゃんさん
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義経伝説の瀬見温泉で 温泉とレトロを満喫した後は、おしんの酒田へ向かいました。
酒田へは、泊りたい宿があったために訪れたのですが、お隣の鶴岡も含め、観るところがたくさんあって、結果的には大正解。
盛沢山で旅行記が長くなりすぎるので、行った喫茶店2軒(ケルン&さざんか)については、純喫茶シリーズの旅行記にて、こちらには入れませんでした。
あの頃をさがして・純喫茶(山形)酒田
https://4travel.jp/travelogue/11819858
- 旅行の満足度
- 5.0
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酒田を観光するには、車をどこかに置かないと。
宿の駐車スペースは少ししかないし、しかもまだチェックイン時間にはだいぶ間がある。
置かせて下さいというのは申し訳なくて、探して見たら、日和山公園に無料駐車場があった。
広いし、車の人は、ここに停めるのがおすすめ。
ついでに、公園をちょっとぶらり。日和山公園 名所・史跡
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かつては最上川の河口あたりにあり、酒田港への夜間航行の際の目印として活躍したという灯台もあった。
木造六角灯台 名所・史跡
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少し高台になっている駐車場から下りてくると、真言宗のお寺、海向寺が。
ここでは、即身仏を拝観することができる。海向寺 寺・神社・教会
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お寺の方に、いろいろお話を聞かせていただいた。
私が即身仏について知ったのは、小学生の頃。
食物を絶ってミイラ化していく…
疫病、天災、飢饉に苦しむ衆生救済のためとはいえ、そんなことを、自らの意思でするのって可能なの!?と驚いたものだけれど、今もやっぱり、そこのところ、想像がつかない。
なんて尊いことなのだろう。
12年に1度、衣替えが行われた際に裁断された、古い衣の切れ端を封じ込めたお守り、というのがあったけれど、ちょっと授与いただくことはできなかった。
なんだか、そのような有難いものを身に着けられる私だろうか…などと思ってしまって。 -
イチオシ
お寺を出て。
曇り空だからまだマシだけど、段々日差しが気になる時間になってきたな…と思いつつ歩いていると、こんな景色が。
こういうの、良いな。
(…って、即身仏の次がこれって、意図はないです。
本当です。
思いついて、消そうかと思いましたが、この写真は気に入ったので、入れておきます) -
そして、酒田の料亭文化について知ることができる、山王くらぶへ。
立派な料亭だった建物が、今は登録有形文化財になっている。山王くらぶ 名所・史跡
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しーんとした気持ちになった後は、一気に華やかな傘福で。
1つ1つの飾りには意味があって、見ていると楽しいけれど、キリがないぐらいある。
可愛い、可愛い。 -
タコさん(←チョイスは、私の趣味)は、豊漁祈願。多幸を願って。
赤い金魚は、病気から身を守ると言われ、元気に育つように。
ほおずきは女性の守り神、婦人病の薬効に願いを込めて。
唐辛子は、可愛い娘に虫がつかないように(笑) -
辻村寿三郎氏のお人形も、必見。
凛とした立ち姿。 -
1階は、このように、料亭文化の間、北前船の間、夢二の間、などと分かれていて、それぞれで過去の酒田を感じることができる。
-
おしんちゃんも居た。
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晴れてきて、どうしようもないので、日傘を探すべく、中町モールへ。
洋品店で発見した。
でも、ちょっと重い上に、高価…。
他にどこか…と更に探すと、無印良品のお店発見!
安くて軽いのがあったので、購入した。
はー。 -
イチオシ
お次は、車で鶴岡まで走り、旧善宝寺駅 鉄道記念公園へ。
ここにも無料駐車スペースがあって、駐車できた。
そして、旧善宝寺駅へ。
柵があって中へは入れないけれど、廃墟好きにはタマラナイものがあった。 -
せっかくだから、目の前の善宝寺へも行ってみる。
想像していたのの何倍??ってぐらい、大きなお寺だった。
それもそのはず、登録有形文化財がたくさんある、曹洞宗の名刹だった。 -
この五重塔も、登録有形文化財。
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ラストは、加茂水族館、通称かもすい。
鶴岡まで足を伸ばしたのは、ここを観たかったから。鶴岡市立加茂水族館 動物園・水族館
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うわー
小さなクラゲがいっぱい。 -
細麵のような脚。
切れたら痛いとかあるのかな。 -
イチオシ
ちょっと不気味な感じがあるのがまた良い。
-
あはっ!出た、ケサランパサラン!初めて見た。
なんだか可愛い。
説明文によると、
「庄内地方には(原文ママ)元禄時代から、おしろいを食べる正体不明の物体を、天から降って来た宝物として大切にして来ました」
ケサランパサランを持っていると、衣類が豊富になる、病気に罹らない、金持ちになる、などの良いことがあるとか。
でも、他人に見せると効果はなくなるそうなので、このコたちを誘拐しても無駄。 -
大量の海月。
幻想的な水槽。
ここは、水族館一推しの映えスポットなので、入れ代わり立ち代わり人が前に立ってあれこれポーズを取って写真撮影、なかなかフリーにはならなかった。 -
お土産コーナーで、海月傘購入。
真ん中の水色の、みずくらげ。
歩くと、縁がひらひらして、ほんとに海月みたいな傘だ。
飛行機で持ち帰る際、お隣さんに申し訳ないので、預け荷物にした。
ふたを開けてみると、お隣は空席だったけど…。 -
そして、今夜のお宿。
最上屋旅館。
大正15年にできた商人宿。最上屋旅館 宿・ホテル
-
外観も素敵だけれど、中は、想像以上に贅を尽くしたつくりになっていた。
5間(約9m)節のない、正目の一枚板でできた廊下、屋久杉の天井、見るべきものは、本当にたくさん。 -
年代物の金庫。
ご主人に、ひとつひとつエピソードを交えて説明していただくのがまた楽しくて。 -
いろいろ素晴らしいものがあった中、地味だけれど、私が一番気に入ったのは、これ。
ねじ巻き式の、ハエ取り機。
後ろの円筒に砂糖水などを塗っておくと、惹かれて留まったハエが気づかないぐらいゆーっくりと回って、気が付いたら中に閉じ込められてしまう仕組み。
見かけのラブリーさに騙されそうになるが、ハエにとっては、恐ろしい機械だ。
まあ、閉じ込められるだけで、鉄の処女方式ではないのだけれど。 -
さて、私が泊めていただくのは、3階の四畳半二間続きのお部屋。
急な階段(これは、上から見たところ)を3階まで上がる必要あり、それがまた、秘密基地風味で楽しい(大きな荷物をあげるのは大変かと…) -
大正時代の、建築当時のままというのが、良い。
風情ある丸窓。
冷房は、なし(現在のままを残すため、今後も取り付けないそう)←このあたりのきっぱりした感じが、ニヤッとしてしまう -
隣の部屋へ行くのに、ちょっとかがまなければならないのがまた、イイ感じ。
-
ところで、私は、宿泊前に宿のクチコミを結構チェックする方で。
しかも、良いクチコミでなく、悪い方の詳細を見る(←私が許容できることなのかそうでないのかを見極めるため)
ここのクチコミを見ると、ごく少数だけれど、大変悪い評価が付いていることがあり、宿の方は気難しいのかな、どうなんだろう…と、少しだけ心配していた。
が、実際来てみると、ご主人は親切な方で、私はとてもリラックスできたし、宿泊を楽しめた。
ただ、できないことはできないというスタンスで、高級旅館のような"お客様は神様"という方向性ではない分、レトロ旅館ならではの不便さなどの点で、すれ違うことがあるのかなというのが、泊ってみての感想だ(何事も、合う合わないはありますしね) -
夕食は、1階の食堂で。
とても美味しくて適量、良い夕食だった。
やはりこちらも、お米が美味しい。 -
小鍋も、お肉がやわらかくて良かったな。
この後、喫茶店「山茶花」へ行ったのだけど、それは純喫茶シリーズの旅行記で。 -
イチオシ
トイレとお風呂は一階にあり、共同。
でも、お風呂は鍵があって貸し切りにできるので、宿泊客同士譲り合って入れば問題なし。
おやすみなさい…
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旅行記グループ
山形レトロ旅
この旅行記へのコメント (6)
-
- fuzzさん 2023/04/19 16:03:35
- 即身仏の次
- ラムちゃん、こんなっしー☆
即身仏の次に新巻鮭、なんと出来過ぎな♪
新巻鮭って、山型でも作るんですね。
岩手の沿岸地方ではメジャーです。
ケセランパサラン、主人の口から何度かその言葉を聞いた事があります。
私はなんだか分からなくて同意できなかったんだけど。
岩手の方言じゃなかったんですね。
岩手も広いから沿岸・盛岡周辺・県南と方言が異なるのでてっきり方言かと。
幼い頃によく見たって言ってました。
宿の口コミ、私も見ます。
それは私も良い方ではなくて悪い方を参考に。
この程度なら許容範囲とかって事なんですが、主人は坊ちゃん育ちなので・・・
二択で、安くなくても新しいホテルの方を選びたいと。
悪い方を信じずにホテル選びをして成功率が低い事が多くて。
この位ならーって思って実際は悪い口コミどおりって事が結構あります(笑)
台湾のホテル、大丈夫だといいなあ・・・
fuzz
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/04/19 20:37:08
- Re: 即身仏の次
- fuzzちゃん、こんなっしー♪
新巻鮭、メジャーなの?
私は初めて見たよ!
で、ご主人様は、ケサランパサランをよくご覧になったと!?
えーーーっ!
すごい( ゚Д゚)
私はまた、ケサランパサランって、ツチノコみたいなものかと思ってた。
だから、今回見られて、ほんとに驚いたのだけど、それを何度もって。
ああ、だから 今、お幸せなのかも。
よく見かけても捕まえなかったのがまた良かったのでは?
今って、日本全国どこへでも行けるし、情報は一瞬で行き渡るけど、でも、どこに住んでいて何を経験して来ているかで、いろいろ違うんですね、きっと。
ホテル選び、難しいよね。
私も、成功したり失敗したり。
悪い口コミ通りは、知ってたのに~~~!!ってなる(/ω\)
台湾のホテルが、良いところでありますように☆
ラムロール
-
- 毛利慎太朗さん 2023/04/18 17:47:50
- 視点が違うのがフォートラの醍醐味です。
- ラムロームさん、最上屋さんの旅行記も興味深く拝見させていただき候。
柾目(まさめ)の廊下やハエトリ機に目が行くなんて、流石です!
柾目なんて言葉は中学の家庭科で聞いて以来ですなあ、懐かしい。
逆が「板目」で年輪の輪っかの感じが出てるんですよね~こちらも趣深いですが、柾目のスタッと整った感じも好きですねえ~。
ここは夕食も美味しいんですよねえ~。
バランスも整ってて、お酒と一緒だとちょうどいい量なんですよね。
お米も同感です、お米が古くなると改めて籾摺りをするらしいそうなので。
仙台のササニシキもいいですが、庄内米も好きですねえ、ここは確か、こしひかりだったと思いますが、「はえぬき」とか「つや姫」なんかも美味しいですよね。
今度旅に出たら、「お米」に注目してみようと思える内容でした。
最後にオタとして、旧善宝寺の電車に目がゆきました。
ここは1975年に廃止された、庄内交通の路線で、確か湯野浜温泉までいってたんですよね。
鉄道ファンとしてはここまで朽ちてくると悲しくなってくる感じですが、廃墟ファンとしては「萌」なんですね、なるほろ~。
でも、昔の丸っこい電車の面影は感じ取ることはできました、有難うございます。
毛利慎太朗
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/04/18 20:20:59
- Re: 視点が違うのがフォートラの醍醐味です。
- 毛利慎太朗さん、こんばんはー☆
本当に、何でもよくご存じですよね。
感心してしまいます。
いろいろなことに注目して、それについて考えたり、ということをされるからかもしれませんね。
そうすると、記憶が定着しますし、世界が広がるでしょう。
その点、この最上屋さんは、注目すべきものの宝庫でした!
お米に注目する旅、面白そうですね。
日本で泊まって食事をすれば、だいたいお米は出てきますもんね。
お昼もお米モノを食べれば、いろいろレポできそうです。
あー、鉄道ファンの方には、悲しい景色でしたね。
廃墟ファンとしては、物語を感じる朽ち方で。
もうすぐ50年になろうとする年月、そこにただ居るなんて、それだけでもう、物語です。
ラムロール
-
- てくてくさん 2023/04/17 22:10:23
- 即身仏
- ラムロールさま
こんばんは。
お釈迦さまは偶像を作るとそれを拝み、教えが蔑ろになるから、偶像は作るなと弟子に言ったのに、像法の時代になると仏像を作るようになり、皆拝むようになってしまった。
私もその即身仏を見ましたが、仏像と違いただ単に拝むものと違う厳かな存在でしたね。
加茂水族館のクラゲも良かったですが、一番の思い出はケセランパセランでしたね。初めて生で見ました。お金持ちになる!そんなご利益があるとは知りませんでした。まだケセランパセランを見つけていないからか…
てくてく
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/04/18 13:03:06
- RE: 即身仏
- てくてくさま
こんにちは☆
ああ、確かに、偶像があると、それを拝んで終わってしまいますね。
人間心理、面白いです。
普段、私はそれほどお寺に関心がある方はなく、ぜひ行きたい!というのも無いのですが、こちらには、ぜひ行きたくて行きました。
想像以上に、何か、胸にくるものがありました。
てくてくさまも、ケサランパサランでしたか♪
あれは、クラゲを凌ぎますよね。
妙に可愛かったので、愛でたくなりました。
あの子たち、時々おしろいもらってるのかな…、どこのメーカーのが食いつき?が良いとかあるのかな…(≧▽≦)
ラムロール
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