山形レトロ旅・瀬見温泉ぶらぶら

2022/06/10 - 2022/06/10

土砂降りだったのが、嘘のような快晴。
義経さんも映える、瀬見温泉。
念願のお宿に泊まって、温泉満喫！な旅行記…なんですが、あまりにも良い宿すぎて、それはそれで１つの旅行記にしたいので、とりあえず、瀬見温泉の観光編です。

エリア 最上・舟形(山形)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

走行している間に、天気が変わり、今度はギラギラに暑くなってきた。
さっきから、頭痛がするのが気になる。
かなり痛い。
もしかしたら、熱中症かも…。
水を買ったりするタイミングを失って、飛行機を降りてからは、カルデラ温泉館で飲泉しただけだから。

痛いなーと思いながらも、とりあえず、昼食のためにやってきた、川の駅・ヤナ茶屋もがみ。
頭痛薬を飲むには、まず、何か食べた方が良いだろうということで。

川の駅 ヤナ茶屋もがみ グルメ・レストラン

ギラギラの太陽の下、気づいたことが。
カルデラ温泉館に、傘を忘れた！
入った時はまだ降っていたのに、出る時はあがっていたせいだ。
兼用傘だったのに…
痛いほど照ってるのに…

すぐ電話して確認すると、やはりあった。
さすがにもう戻れないので、どうしようかと思ったら、着払いで自宅へ送って下さるとのこと。
感謝。

でも、ここから先、日傘無しは辛いな…。

ここの良いところは、川（というか、成合淵）を眺めながら食事をいただくこともできること。
晴れ晴れする。
しかも、このあたりの名産の鮎が食べられるので、瀬見温泉を1.5kmほど越えて、ここへ来た。

鮎さん、来た来た。
ただの塩焼きなのだけど、本当に美味しかった。
そして、食べ終わったら、薬を飲むまでもなく、頭痛が治った。
え？朝おにぎり１つで、お腹空いてたせい？(≧▽≦)

2階の展示コーナーのようなところも見てみた。
うう、私の好きな、剥製が…。
好きなんだけど、怖い。
怖いんだけど、好き。

お土産物も、充実。
じゃあさ、帽子売って無いかな？
日傘があったらベストだけど、さすがに無いだろうから、麦藁帽とか？

美味しそうだったので、笹もちを購入。
以前は和菓子、ことにあんこの和菓子は、どちらかと言うと苦手だったのだけれど、温泉旅行でいただく機会が増え、何故か、好きに。

あっ、帽子発見！
いやいや、これはダメだ。
さすがに、頭のおかしい人だと思われてしまう。
このパンダ、白眼だし（←そういう問題じゃない）

結局帽子はパンダしかなく、パンダを購入…は、しなかった。
ハンカチを乗せて耐えることにする（←意味あるのか？）

写真は、瀬見温泉の無料駐車スペース。
奥に居るのは、今回の旅の相棒（←つまり、私しか観光してない）

瀬見温泉の、せみ、という名前の由来は、諸説あるようで。
最も有名なのが、弁慶の薙刀説。
それは…

兄・源頼朝から逃れて奥州へ落ちのびる道中、この地に差し掛かった時、義経の妻が急に産気づいて一行はストップ。
産湯を探して沢へ下った弁慶は、彼の薙刀「せみ丸」の石突きで、川辺の岩を突き破り、そこから温泉が湧き出した。
それが、瀬見温泉、というもの。

そんなこんなで、義経弁慶シリーズがいろいろあった。
これは、弁慶の投げ松。
子どもの誕生を祝って峠の頂上から投げた松が根付いて…
って、なんで松投げるの！？

弁慶の投げ松 名所・史跡

こっちは弁慶の硯石。
義経の子「亀若丸」の命名の際、弁慶が墨をすったという岩。
初夏の緑が、目に染みる。

弁慶の硯石 名所・史跡

少し歩いたら、義経さんが。
瀬見温泉ではもうこの姿ではないけれど、義経というとこのイメージなのかな。

小さくてかわいい駅発見。
JR瀬見温泉駅。
本当を言うと、こんな駅をめぐりながら旅したい。
会社員には時間が無くて、ついついレンタカーになってしまうのだけど。

瀬見温泉駅 駅

長閑…

そろそろチェックインできる時間なので、車を出して、移動（と言っても、無料駐車場から町中までは500mほど）

旅館の駐車場に停めさせてもらい、町中へ。
町もとっても静かで、あまり人がいない。

昭和な古い町並みって、落ち着く。
通りの向こうから、アッパッパを着た女性が現れそうな町角。

映画のセットみたい。
この建物１つで、物語がつくれそうだ。

こんなところにも、弁慶が。
私は、お酒の中では日本酒が好きなのだけれど、たくさん飲めるわけではないので、一人で飲むことは、ほとんど無い。
本当は、こういう地酒を楽しめると、もっと旅が豊かになりそうなのだけれど。

今夜のお宿の隣にある、湯前神社。
ここには、亀若丸が産湯をつかったと言われる場所がある。

飲泉もできるようでした（しなかったけど）

産湯 温泉

ついでに、すぐ傍の川辺へも行ってみる。
ここには、弁慶が岩を砕いて湧出させたと言われる、薬研湯（やげんのゆ）がある。
名前が良い。
青森にも、薬研温泉ってあったなあ。
ここ、足湯できるんじゃないかな。

薬研湯 温泉

と思って下りて行ったものの、断念。
だって…羽虫の死骸が…大量に…（←ほんっとうに大量！気持ち悪くなった）
やっぱり、奴ら…いえ、彼らは、温泉成分が好きなんだ。
死んでるけど。

まあ、いい。
今夜のお宿は、露天風呂ないし。
虫だらけだったけれど、なるべく虫のいないところに、指先だけ浸けてみた（それ以上浸けると、虫の死骸がくっついてくる。確実に！）
温かかった。

…って、前回に引き続き、締め括りが虫になってしまった。
あー…

この旅行記へのコメント （8）

• @タックさん 2024/12/06 10:47:47

  瀬見温泉から膝折温泉

  2025/05/21～
  
  ［瀬見温泉］予約しました ♨︎「小川屋」ってところ
  
  国道走りで『瀬見温泉～膝折温泉～』の予定です ♪
  
  @タック

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/06 11:05:11

  RE: 瀬見温泉から膝折温泉

  瀬見温泉も！
  せっかくだから、ちょうど良いですもんね。
  小川屋さん、地図を見たら、喜至楼の近くですね。
  …って、瀬見温泉狭いから、全部近くですが(笑)
  旅行記、楽しみにしています。

• fuzzさん 2023/03/24 23:58:35

  はくせい

  ラムちゃん、こんなっし。
  
  日傘兼用の雨傘を忘れちゃった・・・
  そんなハイカラな傘を売っていそうもない土地へ・・・
  
  ラムちゃん、色白だから大変なっしな。
  大丈夫でしたか？
  
  剥製、白鳥さん？
  確かに怖いけど好き。
  
  どこぞの団体からバッシングされそうだけど毛皮も好き。肉食も好き。生きている物の恩恵？鮎を食べて疲れがとれて頭痛が治った。そんな気がしますね(^_^)v
  
  今回の旅は、虫を無視できないね。
  
  fuzz

  ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/25 22:05:23

  RE: はくせい

  fuzzちゃん、こんなっしー♪♪
  
  結局、瀬見で外に出ていたのはこの時だけで、後はずーっと旅館に居たし、次に行った酒田で購入できたので、大過なくいけたよー。
  
  あ、fuzzちゃんも、剥製好き？
  まだ旅行記にするのだいぶ先になりそうだけど、他県で、剥製だらけの博物館へも行ったよ。
  
  ほんと、命をいただいて、元気が出たのかもね。
  生きていくってそういうことだし、感謝の気持ちを忘れなければ…って思ってます。
  
  …って、真面目な話だったのに、最後の最後、オチでそうきたか！(≧▽≦)(≧▽≦)
  
  これは、タイミングといい、座布団5枚ぐらい用意しなくっちゃ。
  
  ラムロール

• picotabiさん 2023/03/24 16:55:20

  ぷぷぷ

  わはは。ごめん、ラムロールちゃんほんと面白い
  また虫でしめくくり。くくく・・もーー・・で、お目当ての宿はまだなのー
  
  パンダの帽子かぶってほしかったなぁー(人ごと)
  でも変な目で見られるの必須になるから、
  ありえないよね。(自分がそうなったらを考える)
  
  こういうのどかなところだとホムセンで農作業用の麦わら帽子とか買うのいいかも。
  でも時間優先だったら、ハンカチでいっか。になるよなぁ・・

  ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/25 21:58:37

  RE: ぷぷぷ

  今思ったけど、パンダ帽、買って裏返して使うっていうのアリだったかな？
  いや…、なんか、ツバがクルッと内向きになっていて、妙ーな形か(≧▽≦)
  「あの人、なんだか変…」
  とかって振り返られる。
  
  …って、ああ、ホームセンター！
  なるほど、ツバのひろーい農作業用のがありそう、確かに。
  あったんだろうか？って思って地図を見てみたら、車で15分ぐらいのところにあったわ。
  それ被って酒田を歩いてたら、あちらは結構都会だから、それはそれで、
  「あの人、なんだか変…」
  って、振り返られるんだろうけど(笑)
  
  でも、次回から、田舎で何か足りないものがあったらホームセンターっていうの、覚えておこうっと☆
  
  ラムロール

• 毛利慎太朗さん 2023/03/24 16:52:18

  瀬見温泉(≧∇≦)

  ラムロールさん、こんにちは！
  予告通り「s温泉」に行かれましたね～
  旅館は別建て、って気持ちよく分かります、だって5年前に泊まってますもん。
  https://4travel.jp/travelogue/11384097
  
  >ヤナ茶屋もがみ
  チェックインまで時間があったので、温泉街からここまで歩いたことがあります。
  しかし、国道47号って意外に交通量が多くて、ビビりました。
  脇につり橋や遊歩道があって、そこも散策したりしましたが、残念なことに訪問から1か月後に台風で流されてしまうんですよね～
  https://ameblo.jp/dream-come-true-1021/entry-12401707390.html
  こうなることだったら、写真撮っておけばよかったです（泣）
  
  >鮎
  えっ、頭痛が治ったんですか、ホンマかいな！
  まあ、旬のものを食べると寿命がのびるといにしへの言い伝えがありますからね。
  まさに医食同源といえるでせう。
  若鮎は骨が柔らかくて旨いですが、8月あたりの肥えた鮎も脂がのって旨いです。
  子持ち鮎もうまいさうですが、いかんせん食ったか定かではないです。
  
  >義経伝説
  瀬見温泉で義経の妻が産気づいた話は有名ですよね～
  ところで、若君を出産した、と伝承にありますが、義経の子ってこの時点で女の子しかいなかったはず…と今になって調べますと、吾妻鏡には「女子と男子の子供あり」と。
  https://reki-historia.com/2022/01/14/yositune-tuma/#toc7
  
  それはさておいて、鳴子の方にも義経伝説があるらしく、なかなか産声を上げなかった義経の子供が、鳴子の湯につかったとたんに産声をあげ、それが転じて「啼き子（なきこ）→鳴子（なるこ）温泉」になったと「鳴子温泉神社」脇に碑がありますね。
  え、瀬見温泉も名湯なのに啼かんかったいな、とこの碑を拝見して思ったものです。
  
  ところどころ、似非関西弁で失礼しました。
  続きは「(´∀｀*)ｳﾌﾌ」ですね・・・
  
  毛利慎太朗

  ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/25 21:48:17

  RE: 瀬見温泉(≧∇≦)

  毛利慎太朗さん、こんばんは☆
  
  関西弁、お上手ですねー(^o^)／
  
  S温泉のKに5年も前にって、お若いのに、本当に、渋いところがお好きで。
  けどほんと、別建てになりますよねー、あそこは！
  素敵すぎますもん。
  
  それにしても、1ヵ月後に台風でとは( ﾟДﾟ)
  旅はやっぱり、いろいろなものが一期一会…。
  
  それぞれの季節の鮎。
  どれもとっても美味しそうですね。
  残念ながら、なかなか機会がないので、この時は、わざわざヤナ茶屋もがみまで行きました。
  
  鳴子にも義経伝説があるとは。
  瀬見でも産声をあげていたら、山形にも鳴子温泉ができて、ややこしいところでした。
  けど、瀬見に鳴子って、いいとこ押さえてますよね、義経サン！
  …って、違うか(≧▽≦)
  
  ラムロール