2022/06/10 - 2022/06/11
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ラムロールちゃんさん
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今回、なぜ瀬見温泉をチョイスしたかというと、それは、喜至楼に泊まりたかったからです。
私は本当に、古い建物が好きで、それだけのために行ったと言っても、全く過言ではありません。
しかも素敵温泉まであるのですから、それはもう、行くでしょ?といった感じで決めた山形行きでした。
その、旅のメインである喜至楼のみの旅行記です。
最初に申し上げます
絶賛いたしますが、あくまで古いモノ好きの、レトロマニアの言うことなので、現代的キレイさや、便利さ、ムダのなさをお求めの方は、話半分にお聞きください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今夜のお宿、喜至楼。
どっしりとした構え。
宿泊者は、本館からではなく、別館から入るよう書かれていたので、ここから入ったわけではないのだけれど。瀬見温泉 喜至楼 宿・ホテル
-
イチオシ
本当に、古くて立派な建物。
ここに泊まるんだと思うと、わくわくする。 -
フロントは、無人だった。
呼びかけてみるけれど、誰も居ない。
しばらーく待ってみたけど、誰も来ない。
電話してみたら、行きますとのことだったけれど、なかなか来られない。
荷物だけ置いて存在を残し、廊下を少し先へ入っていくと、掃除機の音がした。
あ、人が!
掃除していらっしゃる人、発見。
声をかけると、すぐチェックイン手続きをしてくださった。
そうこうするうちに、本来の受付をしてくださる方が車で現れたりする、のんびりなお宿。
まあ、仕方がない。
伺った話では、今夜のお客は私一人なのだから。 -
しん、と静か。
本当に、雰囲気が良い。
ここ、全部ひとり占めなのかと思うと、あまりの贅沢感に震える。
人によっては、こんなに古い物に囲まれて、広いところに一人だけなんて、怖いと思われるかもしれないけれど。 -
喜至楼の歴史が、展示されていた。
-
ここに挙げたのは、ほんの一部。
たくさんの古い物たちが、ひっそりと息づいていた。 -
イイなあ。
-
階段を上がって、左手にあるのが、今回の私のお部屋。
この鯉が、素晴らしいんだ、ほんと。 -
表側から見た鯉。
-
イチオシ
見入ってしまううつくしさ。
-
もう、言うことがない。
全てが百点満点のお部屋。 -
やっぱり、チェックインできる15時すぐに来て良かった。
お部屋も良いけど、早速、お風呂へも行ってみよう! -
途中、本館の入り口も探検してみた。
-
お女将さん、お世話になります。
-
ローマ千人風呂へ続く廊下。
…って、千人どころか、今夜は私一人で貸し切りだけど。 -
この感じも、何とも言えない懐かしさ。
こういう雰囲気に慣れ親しんでいたかというとそうではないけれど、何かこう…、DNAに呼び掛けてくる感じ? -
脱衣場。
このわんことおじいさんにも、会いたかった。
ここ掘れわんわん、で、温泉が出たの?
それとも、「あっちへ行っとれ、入るのはわしが先じゃ!」って言われてるの? -
憧れの、ローマ式千人風呂!
本来なら混浴(女性専用、男性専用の時間あり)なのだけれど、今夜は、ずーっと私一人のもの。
源泉が熱すぎるので、天然の沢水を使って加水されているそう。
やわらかいお湯。
ちょうど良い湯加減で、ゆっくり、ゆったり、いつまでも。
ところどころ(というか、かなりたくさん)、湯舟の底のタイルがはがれているのも、味? -
部屋に戻って、購入した笹まんじゅうを いただく。
しーんと静かで、ああ、落ち着く…。
こういう時間が、たまらなく好きだ。
温泉ひとり旅って、温泉に入るだけでなく、これ込みで完成される気がする。 -
その他、購入したものたち。
この「美味しいきのこ」、冷たいおうどんに、大根おろしと一緒に乗せたら最高に美味しかった。
一人で一袋使っちゃう、プチ贅沢。
きのこうどんなのか、うどんきのこなのかわからない量だった。
サイダーは、お風呂上りに。
ご当地茶も大好きで、どこへ行っても買う。 -
そして、動画を撮ったりあれこれしているうちに、夕食の時間が。
んー、この感じ、良き!
食事は、予約の時にチョイスができて、私のこれは、簡素な方の、湯治プラン。
豪華な方(山形郷土料理プラン)にすると、私はきっと食べきれないので…。
でも、もくずガニ鍋はどうしても気になり、湯治プランに、プラス700円で足した。
そんなことができるのは、公式HPからの予約のみ。
本館(バス・トイレなし)・湯治プラン1泊2食付き6,000円+カニで、6,700円。
なんというコスパの良さ!
*注:もずくガニと間違えていたので、書き直しました!(*ノωノ)
正しくは、もくずガニです。
毛利慎太朗様、ありがとうございました。 -
もくずガニは、お出汁のためのもので、身を食べるというのではない。
じわっと沁みる奥行きのある味わいで、足して大正解
お昼もいただいたのに、また鮎の塩焼き。
でも、美味しいので全く問題なし。
6月は、シーズンの始まりだしね。 -
お腹が落ち着いたら、夜も夜とて、温泉三昧。
こじんまりとした、オランダ風呂(こちらは女性専用の方。男性専用も有り)
オランダって、何がオランダなの?と思ったら、この後行った酒田にも、「オランダせんべい」なる銘菓があって。
そのオランダは、国のオランダではなく、「わたしたち」を「おらだ」と言うことなどから「私たちの米で作った私たちのせんべい」が「おらだのせんべい」「オランダせんべい」となったらしい。
これもその辺りか。
私は勝手に、小さいお風呂→おらの風呂だ→おらんだ→オランダ、だと思った。
つまり、独り占め、という感じ。
中らずといえども遠からず? -
イチオシ
夜のローマ風呂。
昼間よりも、雰囲気がある。 -
どんどん流れてくる~。
-
ところで、部屋のこの扉、何?
入口の上の高い位置にあって、留め具が無く、閉めても、
ふ・・・
と開いてくる。
知らないうちに、
ふ・・・
いったい何なの?空気抜き? -
部屋の中から見ると、こんな感じ。
そーっと閉めて寝たけれど、夜中のうちに、やっぱり開いていた。
何か入って来たかな?
来たかもしれないけど、私は霊感が無いので、問題なっしー。
いくらでも好きに来れば良い。 -
1階の会場で、朝食。
ご飯が多いように思ったけれど、いけてしまった。
山形のお米、美味しくて罪作り。 -
部屋からカメラを出して撮った写真。
どこを取っても価値ある宿泊だった。
旅先を瀬見温泉に決めて、本当に良かった。
この後、酒田へ移動。
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旅行記グループ
山形レトロ旅
この旅行記へのコメント (14)
-
- 唐辛子婆さん 2023/04/29 22:58:02
- 傘福
- ラムロールちゃん
この赤いのは傘福というんですか?初めて知りました。今年の雛祭りはどこに行こうかと調べ始めたら山形で享保びなばかり何ヶ所かやるみたいでとても興味があったんですけどちょっと遠いので都内にしてしまいました。来年はいってみなくっちゃ。
山形は結構好きなんです。
でも夜中になぞの扉が開く旅館に一人で泊るなんて、霊感がまるでなくても恐怖で発狂しさう!
でもいつか一緒に旅行してみたいと思うのは怖いもの見たさが深層心理に潜んでいるのでせうか?
唐辛子婆
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/04/30 20:35:49
- RE: 傘福
- 唐辛子婆さん、こんばんは☆
華やかで良かったですよー、傘福。
またぜひ行ってみて下さいませ。
山形、良いですよね。
私は、喜至楼を知るまで、それほど行こうというのがなかったんですけど、行ってみたら、大正解でした。
なぞの扉は、あそこまで高い位置でなかったら、ちょっと気になったと思います。
あまりにも高い位置なので、犯罪に利用する人は無いだろうなと。
虫もいませんでしたし。
(あくまでもリアリスト!笑)
一緒に旅行ですかー、良いですね、楽しそうです(≧▽≦)
ラムロール
-
- Mrunさん 2023/04/05 14:13:25
- え~もん、見せてもらいました。
- ラムちゃん、こんにちは。
山形のレトロ旅、最高やね。
雰囲気、よすぎですね。
お部屋の鯉、
贅沢なローマ風呂を一人占めしちゃって、
時間制限なしだなんて。
見るもの全てが、素敵すぎ!!
閉まらない扉は、ちょっと気になりましたけど…。
ほんまにえ~もん、見せてもらいましたわ。
ありがとうございます。^^/
Mrun
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/04/06 09:47:10
- RE: え?もん、見せてもらいました。
- Mrunちゃん、こんにちは☆
こちらこそ、そう言っていただけたら、嬉しいです。
ありがとうございます(^o^)丿
賑わう街からは距離があるけれど、行けばそれだけの価値のある場所だと思いました。
レトロ好きは、ハートを撃ち抜かれる(古っ!)こと間違いなし。
海外旅行ができるようになってしまったので、予算的に、これからは国内を周るチャンスが少なくなるけれど、良い思い出がつくれたなーと思ってます(*^^*)
ラムロール
-
- さとぴ。さん 2023/03/29 16:26:56
- キシロー。
- ラムちゃん、こんにちは。
キシローすごいですね。
山形県最古の温泉宿なんですね。
それを貸切ですか。なんて豪勢な。ハリウッドセレブですか。
ラムちゃん的にドストライクのお宿ですね。
あの扉なんでしょうね。
きっと増改築を繰り返して出来ちゃったのか。
夜中に座敷童子がのぞいてそう。
前話でツッコミ。
「いや、そこはラムちゃん、パンダ帽子でしょ」
かぶってほしー。
さとぴ。
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/29 21:41:38
- Re: キシロー。
- さとぴ。さん、こんばんはー♪
キシローって、そんな、スシローみたいな!(≧▽≦)
思わず、同じ平板読みしてしまいます。
または、キシベシローの略?
夜中に座敷童子が?
わー、あんな高い位置から覗くって、基本的にお化けや妖怪の類が怖くない私でも、ちょっとゾクッとします。
あはは、パンダ帽。
そんな姿でキシローに現れたら、速攻、扉を閉ざされそうです。
座敷童子よりコワいよー!と…
ラムロール
-
- てくてくさん 2023/03/29 15:03:16
- その選択はあまりにも渋い渋い
- ラムロールさま
こんにちは。
これまた渋い温泉旅館だこと。喫茶店といい、宿といい、年季が入った古いのがお好きですね。
私には、夕食、朝食はあのくらいがちょうどいい感じです。対馬のお造りには目がくらくら、胃袋がゲンナリしていましたから。
それにしても、夜になると開く謎の扉は怖いですね。物はなくならなくても、大切な記憶や心を盗まれたのでは?
てくてく
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/29 21:33:54
- Re: その選択はあまりにも渋い渋い
- てくてくさま
こんばんはー(^o^)/
そうなんです、何故だか、古いのが本当に好きで。
キラキラや "映え"よりも、古いものばかり探してしまいます。
対馬のお造り(笑)
私も、湯治プランでちょうどいい感じでした。
フードロスの観点から、プランが選べるのは良いですよね。
…えっ!記憶や心を!?
わー、それ、イイですね、それこそ、小説になりそうです。
朝起きたら何か失ってたら怖い…
代わりに違う何かを入れられるとか (*_*;
ラムロール
-
- ホーミンさん 2023/03/29 12:51:17
- 瀬見温泉 穴場ですね
- ラムちゃん
こんにちは。(o^v^o)
私が泊ったのは喜至楼の向いにある、ゆめみの宿でした。覚えていますよ、喜至楼を。
チェックアウトの時に「向かいの宿は営業してるのですか?」と聞くと、「してますよ、一応」との返事が戻ってきました。お客さんが泊まっている雰囲気はしませんでしたねぇ。
私も霊感無しの人間ですが、ふ・・・・っと開くと怖いわ。(-_-;)
古いけれど凝った意匠の趣のあるお宿ですね。お風呂の底をひっかいたら、タイルが外れそうなのも面白い。ん~~、ゆめみの宿も良かったけれど、喜至楼も味があり過ぎて良し。
このお宿には、羽虫はいなかったのですか?おサルも人間も羽虫も温泉好きで、もうこうなったら仲間ですね。
前の旅行記で思い出したのですが、昨年春に亡くなった溺愛犬がまだ元気だったころ、「死んだらはく製にしようか」と冗談で言っていたことがあります。でも19歳の老犬は毛並みもボロボロで死ぬ前は全然食べなくてガリガリでした。とてもはく製で懐かしむような状態じゃなかったです。そんな剥製を残して死んだら捨てるに捨てられなくて、息子たちも迷惑この上ないでしょうね。(*´艸`)
あ、熊本は天気予報が外れて、まあまあのお天気でした。助かったわ。
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/29 21:24:27
- Re: 瀬見温泉 穴場ですね
- ホーミンさん、こんばんは☆
一応ってひどいですねーーー!(≧▽≦)
リーズナブルで良いお宿なのになあ。
ちょっと、マニア向けなんでしょうか。
宿には、羽虫はいませんでしたよ。
もうこうなったら仲間。
ううーん、奴らも仲間と、認めるしかないのか。
みんなみんなともだち…
ホーミンさんのわんこちゃん、19歳までめいっぱい生きて、いっぱい思い出を残して旅立たれたのでしょう。
この上からだまで残されたら、どんだけやねん!って、ご本犬(人)から、ツッコミが入るところだったのでは。
熊本、雨ではなかったのですね。
良かった!
旅行記が楽しみです(*^-^*)
ラムロール
-
- fuzzさん 2023/03/29 09:13:22
- それ、オランダ
- ラムちゃん、こんなっし。
オランダ
岩手でも、その言葉を使います。
オランダ=オラの物だ
宿泊費(二食込)が、安いね!
昔ながらの温泉旅館。
どんな時代の人達が利用していたんだろうとか、時代背景と勝手に比べ会わせて妄想で短編過ぎる小説が作れそう♪
たった一人の宿泊客を贅沢と感じられるラムちゃんは、やはり凡人じゃないな!
変態?
あ、これは褒め言葉なっしな。
fuzz
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/29 21:10:55
- Re: それ、オランダ
- fuzzちゃん、こんなっしー(^^♪
あ、やっぱり、オラの物だ、なんだ。
岩手と山形、共通項あるね。
変態?
そうです、私は変態です。ははは!
宿泊中、宿の方も全然見かけなかったので、ほんとに、ひとりぼっちでした。
あっ、太田さん(胃)と一緒だったから、一人と一ヌイか。
国内は、荷物がシビアじゃないから、太田さん連れ。
小柄な ふなちゃんたちは、海外要員だ~☆(誰もいないと不安…)
ラムロール
-
- 毛利慎太朗さん 2023/03/29 08:30:57
- 喜志楼!
- ラムロールさん、昨日はどうも。
今日朝起きたら、旅行記が上がってたので、早速拝読(とはいえ、10番目くらいですが)
むむっ、これは昔の旅館を取材されている「etypeのガレージ」さんが泊まられた101号室では!
http://wk4868.livedoor.blog/archives/645273.html
障子戸の装飾ほかは、鯉の滝登りの彫刻があって、こりゃあ、「小粋な掛け軸」ときたもんだ!
>もずく蟹
正確には「もくず蟹」です、よく私も間違えやすいんだよなあ。
うちの地方でも、すいとんに入れて食べることがあります(かにばっと)、家では食べませんが、秋まつりの屋台で食べたりしますので、馴染みがある食材かと。
私が泊まったときは、湯治プランでもついたんですが、年たつと変わるもんなんですね。
>もずくガニは、お出汁のためのもので、身を食べるというのではない。
じわっと沁みる奥行きのある味わいで、足して大正解
なんと完璧な食レボ、100点です。
私はケチなので、蟹の身までしゃぶるクチで、この文章を読んで、己の所業を恥じてる次第で…
>喜志楼の湯加減
ぬるめなので、ラムロールさんが気に入られるのもわかります。
ゆったりくつろげるでしょ!
ぬる湯といいますと、長野県青木村・田沢温泉「ますや」もお勧めです。
ここも建物が文化財で、お恥ずかしながら、いったことがあります。
毛利慎太朗
- ラムロールちゃんさん からの返信 2023/03/29 21:02:40
- Re: 喜志楼!
- 毛利慎太朗さん、こんばんは☆
そうです、そうです、101号室です。
私ひとりでここに通されたということは、本館の一人向けではここが一番良いのかもしれませんね。
もくず蟹!なんてこった!
ご指摘、ありがとうございました(*ノωノ)
早速、修正いたしました。
岩手では馴染みのある食材なのですね。
私は今回の旅で初めて知りました。
かにばっと、ググってみると、美味しそう♪♪
宿の方がそう言われたのでお汁だけを味わいましたが、せっかくですから、身もトライしてみれば良かったです(≧▽≦)
(ほぼ無かったですが…)
以前は湯治プランでも付いていたとのこと、なんでも値上がりしていますしね…
田沢温泉「ますや」さんも、良い雰囲気ですね!
見てみて、こたつのある季節に行ってみたい気がしました。
海外旅行が始まってしまったので、予算的に、国内は今後なかなか難しくなりますが…。
ラムロール
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