新型コロナによる海外旅行おあずけ期間に書きたかった昔の旅行記を書かなきゃ企画<br />（とりあえず国内の夏旅を計画したのでようやく安心して旅行記に向かう）<br /><br />世界一の星空のテカポを後にしてバスは最後の宿泊地クライストチャーチへ向かった。<br />ベルトラで予約したGreatSightsのバスは毎日運航しているけど同じ車体ではなく、<br />テカポから乗ったバスはwi-fiが繋がらなかった。<br /><br />この頃はまだsimを使っていなかったので迎えに来てもらうはずのクライストチャーチのホームステイ先と連絡が取れず焦った。<br /><br />バスを降りたら電話ボックスがあるんだろか？<br />どうやってかける？コインがいるんだろか？<br />あっ、どっかカフェでwi-fi繋げるか！？<br /><br />ちょっとしたことでオタオタしてしまう色々不慣れな私たちには何でも経験なのだ。<br />

南島王道ルートのニュージーランドはやっぱり自然にあふれていた⑧クライストチャーチ前編

21いいね！

2017/12/11 - 2017/12/13

93位(同エリア870件中)

エリア

クライストチャーチ(ニュージーランド)

旅行の満足度: 4.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 20万円 - 25万円

旅行の手配内容: 個別手配

15:55テカポを出発したバスの窓からは一面のルピナス。
そして羊、羊、羊。もうこの景色も見納めかな～

途中休憩を挟んでクライストチャーチには20:00頃に到着した。
バス内のwi-fi問題はバスに添乗していた日本人スタッフに事情を伝えて
彼女の携帯電話からデザリングでlineを繋げてもらい、事なきを得たのだった。
無事に迎えに来てもらいホストのローソン家に到着。やれやれ～(*'ω'*)
（これは翌日の写真）

クライストチャーチで日本人女性とkiwi husbandの家族でホームステイを受け入れているSapporokiwis。
NZのことや暮らしのことを知りたいと思い人生初のホームステイをすることにした。
相部屋にもできたけどあえて個室を二つ借りる。
これで私と夫、お互い静かに眠れる(^_^;)
2011年の地震のあと家を建て替えたそうで、ゲスト専用シャワー室もぴかぴか。それにしても色々苦労があったことだろうな。
地図を見る

着いた日は夕食を食べてざっとした滞在中の説明を聞いて就寝。

翌朝は小学生の娘さんを車で学校へ送っていくのに便乗して、家の周りの雰囲気を見について行った。
NZでは家で子供を一人にしてはいけないという法律があると教えてもらった。

朝食の後は歩いてすぐのゴルフクラブへ。
ここクライストチャーチ・ゴルフクラブでは１か月のプランが約４万円だそうで、ゴルフ三昧のホームステイも可能なのだ。
日本が冬の間はここへ来て１か月ゴルフ三昧というのも悪くないな～と
贅沢な妄想を膨らませる。
地図を見る

ゴルフ場を見学中に洗濯機を回していたので帰って洗濯物を干してから
歩いて近くのショッピングモールへ。

ホスト家は便利な立地なのだ。
クリスマス前なのでビッグサイズのツリー。
フードコートでインドカレーのランチを食べて、今晩のビールなんかを買って帰った。
ホストのローソン家では高校生の息子さんが食事当番の日があり、その日は準備から片付けまで全部こなすのに驚いた。

私達は自分が使った食器を食洗器に入れたり、朝食はセルフでパンやヨーグルトなどある物を好きなように食べた。

ホストにバスの乗り方を教わり翌日のプランを立てる。本当はトランツアルパイン号に乗りたかったけどお天気と日程に無理があり諦めた。
残念。。。
翌朝、クライストチャーチの中心部へ出かける前にホスト家の前で写真を撮っていると。。。
ローソン家パパ（アンドリュー）と息子（タイ君）がテニスに行くと出かけるところだったので、一緒に記念撮影する。
私たちはバスに乗って街まで。
地図を見る

街の中心部は歩いて回れるほどの規模なのでバスターミナルから歩く。
街には2011年にニュージーランド南部を襲った地震の爪痕がまだ多く残っている。
復興のきっかけにと始まった壁画アートがあちこちで見られた。
街はあちこちが工事中でフェンスが張りめぐさられているが、整備が進み綺麗になった建物もありまさに復興途中の様子だ。
壁画だけでなく立派なアートもあちこちにある。
こんな可愛らしいワンコも。なごむ～
かと思えば崩壊したままの建物も多く残っている。
地図を見る

印象的なのは広い敷地の一角に置かれている白い椅子の数々だ。
イチオシ

地震で亡くなった185名ぶんの白い椅子を並べて犠牲者を追悼している。
車いすや赤ちゃん用もあり心が痛む。
犠牲者の７割がカンタベリーテレビビルの崩壊で亡くなっていて、ビル内に語学学校があり日本人を含めた留学生が亡くなったニュースは日本でも大きく報道された。

だけど2022年3月のグーグルストリートビューで確認したら、椅子はもう無くなっていた。経年劣化とコロナのせいだろうな・・・
地図を見る

2013年に建てられた紙素材でできたカードボード・カセドラル。
仮説の大聖堂で50年はもつというから驚きだ。

カードボードカセドラル (仮設大聖堂) 寺院・教会
日本人が設計したというこの建物は内部もほぼダンボールというこれまた驚きの大聖堂で、シンプルながらモダンな空間がとても不思議な印象を受けた。
修復中のTrinity Church
2022年3月のストリートビューではかなり復元されて綺麗になっていた。
確実に復興していることが分かるのは心強いものだ。
ああ、ここも崩れたままだ・・・このビルはこの後どうなったのだろう
崩れていない立派な建物は政府の行政機関のようだ。なるほど、やはり先ずはここを立て直さないとね。
痛々しい姿が目に入ってきたのは街のシンボルのクライストチャーチ大聖堂、カセドラルだ。
地震で崩壊したカセドラルは１０年の計画で修復される。

2022年3月のストリートビューでは大聖堂のファサード部分が復元されていた。こうして修復の様子が見られるのは、旅行記を今ごろ書いたおかげでもあり私の怠慢も少しは救われる思いがする。（勝手な言い訳）
街のシンボルだった大聖堂を取り壊して新しく建て直す案に、市民が総出で反対のデモを起こし復元案にまとまるまで時間がかかったため再建が遅れたそうだ。

いつか再建した大聖堂を見に行くことができるのかな～
「to gather , together」　市民の心意気がうかがえる
地図を見る

カセドラルスクエアでフィットネスに励む集団。

カセドラルスクエア広場・公園
広場では路上チェスを楽しむ人も。皆思い思いに街を楽しんでいる。
もとは街と郊外を結ぶ交通機関だった歴史あるトラムは、修復されて今は観光用として中心部の主要な場所を周回している。
地図を見る

そろそろ海外の味に疲れてきて吸い込まれるように入ったラーメン屋さんSAMURAI BOWL。

サムライボウル和食
見慣れたメニューがものすごく嬉しい。
お昼時もあるけど人気店で混んでいた。安心の味に翌日も再訪する。

旅先での食事がだんだん難しく感じる。特に海外は。
若い頃は何でも良かったのになぁ・・・
地図を見る

第一次世界大戦当時、近くの兵舎から戦地へ向かった兵士を称え、17000人を超える戦死者を追悼して建てられた追憶の橋。

ここも地震後、修復されて2016年から通れるようになった。

追憶の橋建造物
地図を見る

小雨が降りだし雨宿りに入ったアートセンター。
入ってすぐ観光局I-siteがあり、トイレを拝借。

アート・センター建造物
アートなお店がいくつもあり見るだけでも楽しい。
なになにこれー？　シンプルさに惹かれるなぁ
雨はやみそうにないのでスーパーでビールとワインを買ってバスで帰宅することにした。
帰ったら長男タイ君がラザニアを焼いていた。帰ったらご飯ができているなんて、あ～何というシアワセ♪

食後は翌日のプラン作り。明日はどこへ行こうかな～？