春の奈良・京都7日間の旅　⑤　創業400年、日本一の保津川下り

2022/03/16 - 2022/03/16

京都の1日目は保津川下り。京都駅から、山陰本線（嵯峨野線）で亀岡駅まで行き、歩いてすぐの乗船場から、川下りです。

当初はトロッコ嵯峨駅から､旧山陰本線を走るトロッコ列車に乗って、トロッコ亀岡駅まで行き、連絡バスで川下り乗船場に行く予定でした。でも、天気予報を見ると、16日の水曜日ならお天気がよさそう。あいにく、水曜日はトロッコ列車の運休日ですが、青空の下の川下りを選ぶことにし、トロッコ列車はあきらめました。

川下りは、ずいぶん昔の木曽川の日本ライン下り以来。吉本のお笑いタレントさんのような船頭さんのトークに笑いながら、スリルも味わい楽しい2時間となりました。

エリア 亀岡(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 船 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時30分にホテルを出発、歩いて地下鉄四条駅。
7時50分に四条駅発の地下鉄で京都駅着7時56分。

京都駅 駅

8時16分京都駅発の園部行嵯峨野線（JR山陰本線）に乗車。

JR山陰本線(嵯峨野線) 乗り物

京都を出るときは、学生風の方が何人かいたのだけれど、途中からはこんな感じ。

保津峡駅。

橋上にかかる無人駅で紅葉の頃など絶景だそうです。後程、この下を船でくぐりました。
　

保津峡駅 駅

9:00亀岡駅着。

亀岡駅 駅

迷いようもないくらい、駅を降りると、保津川下りの案内板が目に入ります。

保津川下り 乗り物

京都サンガのホームスタジアムが亀岡駅のそばにあります。

サンガスタジアム by KYOCERA 名所・史跡

駅前は、整備されています。

ここにも、保津川下りの案内板、迷うことなさそう。

駅そばのサンガスタジアム。

2020年完成だから、まだ新しいのね。

蹴鞠像？

この蹴鞠像はサンガの後援会が、スタジアム落成記念に贈呈したそうです。

さすが、京都のチーム。

さて、立派なサンガスタジアムを横目に見て、少し歩けば保津川下りの乗船券売場のある建物に到着します。

乗船券は1人4100円。

保津川下り 乗り物

乗船券売場の前にありました。
旧山陰本線時代のジオラマかな?

『嵐山、愛宕、保津川下りご案内』の図。
吉田初三郎さん１９３０年作。

有名人のサインもたくさん。

蒸気機関車に引かれて走る山陰本線。

そしてその下を行く川下り線。

そうそう、疑問に思っていた、下った船はどうやって元に戻すのかということ。

昔々は、船頭さんたちがロープで引いたそうですが、今はこの通り、クレーンでトラックに積んで戻します。

早くつきすぎてしまいましたが、一番乗りめざして、乗り場へ行くことにします。

あそこが乗り場かな？

既に船はスタンバイOK.

思っていたより、小ぶりの船でした。

黒と赤い3本。

船頭さん用の救命胴衣です。

わたくしたち乗客も救命胴衣をつけて、午前10時さあスタート。

船頭さんたちが腰に巻いている赤いものが救命胴衣です。

いざというときに広がるのでしょう。夏でも暑くなくて良さそう。

木の倒れたあと。

2018年7月の西日本豪雨や、同じ年9月の台風21号でかなりの倒木などあったとのこと。

船頭さんたちが総出で、復旧作業をしたそうです。

なんと2018年は、8月17日から10月13日まで川下りが出来ず、110人の船頭さん総出で復旧に当たったとか。

間近で見ると結構流れが速いですが、これを竿一本で操る船頭さんたち、さすが力持ち。

嵯峨野線の鉄橋をくぐります。

ところどころ、竿がちょうど一本入るくらいの穴の開いた石があり、船頭さん、ひょいと竿を石の穴に差します。

またまた鉄橋。

「鵜」が石の上で休憩中。

川幅の狭いところに来ました。

船頭さんの腕の見せ所。

慎重に、慎重に。

何とか狭いところ無事通過しました。

広いところに来て一安心。

またまた鉄橋をくぐります。確か保津峡駅だったかと思うのですが。

亀岡に来るときに、通った橋上駅です。

右手に見えるのがトロッコ保津峡駅。

トロッコ保津峡駅 駅

トロッコ保津峡駅。

ここでも鵜が休憩中。

6つ目の鉄橋。これが最後かな。

こんなすれすれのところを通ります。

11時45分、嵐山の下船場に到着。

向かいに屋形船。

嵐山 紅葉

三人の船頭さんたち交代で漕いでくれましたが、ものすごい力がいるのだろうなあと感心。

創業400年！日本一の川下り！！
ハイ、パンフレット通りの、楽しい川下りでした。


2023年03月30日　付記
一昨日、この保津川下りで痛ましい事故が起こってしまいました。
川下りを楽しませてくれた船頭さんたちの心痛を思うと、何とも言えません。