2021/11/05 - 2021/11/08
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RAINDANCEさん
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新潟県中南部、中越地方の市である十日町を訪れました。魚沼地方の7市町村のひとつなのでコシヒカリが美味しい米どころ、そして多くの棚田があります。清津峡や松之山温泉など、景観も温泉もグルメも豊富な盛り沢山な町です。
★紅葉を見に、アートでリニューアルされた日本三大渓谷のひとつ「清津峡」を再訪。
★米どころ十日町、秋の水鏡シーズンを迎えた棚田群を巡る。
★日本三大薬湯のひとつ「松之山温泉」に泊まり、「オズボーンの雄牛」に遭遇。松之山名物料理を地酒と共に。
★その他、美人林など豊富な十日町の見どころを巡る。
[いただいたご当地グルメ/郷土料理]
◎しんこ餅
◎菜々煮、湯治豚、醗酵豆腐
◎鯉料理(洗い、鯉こく)
◎棚田鍋
◎松之山産コシヒカリ
◎きのこ朝まんま
◎へぎそば
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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関越自動車道を北上し、十日町市に入りました。
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十日町市に入り、まず向かったのは「清津峡」。
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紅葉の期間はチケットの予約購入でないと清津峡トンネルには入場できません。
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駐車場は、清津峡の近くと手前にあり、どちらになるかは車の出入りのタイミングにより運次第。並んで係員の指示を待ちます。
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残念ながら係員に遠い方の駐車場に案内されました。
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とはいっても、清津峡入口までは徒歩で大してかかりません。この辺りが一番近い駐車場。
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清津峡は、上信越高原国立公園に指定されたエリア内にあり、国の名勝・天然記念物にも指定されてます。
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こちらは以前泊まったことのある「清津館」、川沿いの露天風呂が素晴らしい宿です。その時の旅行記はこちら。
https://4travel.jp/travelogue/10989238 -
清津館の横にある「清津薬師堂」。
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以前は無かった施設「清津峡エントランス ペリスコープ」。ここには後で立ち寄り。
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清津川沿いの紅葉を眺めつつ清津峡トンネルへ。
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以前訪れた時から随分とアート化されました。ここは「Flow」。
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ここは「しずく」。
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そして終点は「ライトケーブ(光の洞窟)」。
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清津峡の景観を反転して映す「水盤鏡」。これも以前には無かったもの。
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かなり混雑していて、無人での撮影は難しそうです。しかも、水鏡の奥へ進むのに行列が出来ていて、奥で立ち止まって景色を見づらい状況。
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水盤鏡に映る演出に気を取られがちですが、日本三大渓谷の一つにも挙げられる渓谷美を直に鑑賞することが、言うまでもなくここを訪れる最大の意義です。おースゴい。
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ペリスコープに立ち寄ります。
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さすがは米どころ、米粉のクッキーがありました。ひとつ購入。
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さて、清津峡をあとにしてここからがメインイベント…十日町の棚田巡りです。
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まずは「留守原(るすばら)の棚田」。国道405で津南町から十日町に入るとすぐに姿を表します。
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それほど大きな棚田ではありませんが、向かいの山の紅葉と相まって良い景色。
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続いては「星峠の棚田」、十日町市の西の端ギリギリに位置しながら、十日町を代表すると言って良い棚田です。
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約200枚もの水田。水鏡と雲海で人気の棚田ですが、観光地ではないので注意が必要です。
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この時間はやっぱりこの角度かなぁ。雲ひとつない快晴の青が水鏡に映って素晴らしい眺望に。
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こちらは「蒲生(がもう)の棚田」。星峠の棚田から少し東に戻ったところにあります。
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そして、その近くの「儀明(ぎみょう)の棚田」。水田の間に立つ山桜がシンボル。
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さて、棚田巡りは一旦小休止し「道の駅まつだい ふるさと会館」に立ち寄り。
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道の駅ですが、北越急行ほくほく線の鉄道の駅でもあります。
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ふるさと会館でちょっと物色してから…
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…続いて向かったのは「美人林」。まつだい駅からは5kmほど南。
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大正末期に伐採された林に若芽が芽吹き、100年経ってこの様なブナ林になったそうです。
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その美しさから付いた名が“美人林”。色んな角度でその美しさを探ってみましょう。…水。
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…空。
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…陽。こういうのもアリかも。
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さて、美人林をあとにして寄ってみたのが「最後の教室」。美人林からは結構距離がありますが、名前がそそるので寄ってみたくなりました。
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旧東川小学校を舞台にした現代アート作品。十日町に来たなら“大地の芸術祭”作品を少しくらいは見ておこうということで。
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クリスチャン・ボルタンスキーというフランスのアーティストによるものだそうです。
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人間の存在と不在、生と死…が一貫した彼のテーマだったそうな。あとになって知ったのですが、私たちがここを訪れる4ヶ月前の21年7月にボルダンスキー氏が病で亡くなられていたとのこと。
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棚田巡りに戻って、予定していた最後の「狐塚(きつねづか)の棚田」へ。直線的な四角い水田が並ぶ棚田でした。
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棚田巡りを終えたところで、やってきたのは「松之山温泉」、草津や有馬とともに日本三大薬湯とされる温泉で、以前から訪れてみたかった温泉です。
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そしてこちら「松之山温泉 和泉屋」がこの日の宿です。
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昭和30(1955年)年築の木造建築、客室は5つというこじんまりした旅館です。う~ん、私たち好み!
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…かといって、客室自体がこじんまりしているわけではなく、かなりゆとりある造り…
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別室の寝室。最近布団では腰が痛くなることがあるのでベッドはありがたい。
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快適かつ上質さを感じる室内です。
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お着き菓子は「しんこ餅」。上新粉(じょうしんこ・白米をひいた粉)が原料となっていることからその名が付いた、松之山温泉の名物です。
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さて、チェックイン&茶菓子で休憩した後は、暗くなるまでにはまだ時間がありそうですので温泉街周辺の散歩へ。
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温泉街に沿って流れる越道川の支流、その上流にあるのが「不動滝」。あれ?その横にあるアレは…
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あ、やはり!「オズボーンの雄牛」です!スペインでよく見るヤツです。元はシェリー酒の会社であるオズボーン社の看板で、今やスペインの国民的シンボルです。芸術家のサンティアゴ・シエラの発案によりオズボーン社の許可を取り大地の芸術祭2018年作品「ブラックシンボル」として出品されたそうです。知らなかったのでサプライズ&感動。
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そのすぐ近くには「松之山温泉 薬師堂」。
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創立年月は不詳。明治25年に焼失し、翌明治26年に再建されたそうです。
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雪深い冬にはここで「婿投げ・墨塗り」が行われることで知られています。
※「婿投げ・墨塗り」といえば、やはり”ひょんひょん”さんの旅行記です。
https://4travel.jp/travelogue/11097990
https://4travel.jp/travelogue/10852461
https://4travel.jp/travelogue/10638604 -
さてさて、宿に戻って温泉へ。
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5つの無料貸切風呂があります。こちらは「露天 元湯」、100%源泉掛け流しです。小さめなので2人まで…かな。
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こちらは「露天 野湯」、紅葉が綺麗な露天風呂でした。結構周囲から見えるので女性は湯浴み着可です。源泉掛け流しです。
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内湯の「古湯」。昭和29年建築時と変わらないレトロな扇形の浴槽で深さもあります。常時源泉流しの循環濾過式です。
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内湯の「双湯」、ぬるめと熱めがあります。古湯と同じく常時源泉流しの循環濾過式です。化石海水の塩化物泉ということだが、成分が濃厚であるらしい。
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温泉の後は夕食へ。
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左の前菜の皿は菜々煮、湯治豚、醗酵豆腐。これらは松之山温泉でしか食べられないらしい。他には茶碗蒸しに煮物。
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鯉の洗い。昔から鯉は山里の貴重なたんぱく源でした。
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岩魚の塩焼き。
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お酒はもちろん十日町の地酒で。
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松之山名物「棚田鍋」、棚田米の重湯ベースのスープに雪に見立てた大根おろしを浮かべたお鍋。
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天ぷら。
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日本酒おかわりは「霧の塔」、十日町の隣、津南の地酒です。
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鯉こく。松之山産コシヒカリとともに。
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デザート。いやいや…美味いお米と山里料理、楽しませていただきました。
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寝る前にもう一度露天風呂へ。
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翌朝…。斜め向かいは大きな酒店兼土産物屋の「十一屋商店」。
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朝食は、夕食とはうってかわってオーソドックスに見えます。
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…が、よく見ると「きのこ朝まんま」。オリジナル調味料の”まんまの味”を使って松之山産のなめこを焼き味噌仕立てにしたもの。名物のご飯のお供がしっかりついていました。
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チェックアウト後に向かいのお土産屋の十一屋商店へ。
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外観も大きいですが中も広いです。
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酒屋さんでもありますので、前夜に宿でいただいた地酒を買って帰ります。
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松之山温泉をあとにし、十日町駅周辺へ。十日町市博物館は月曜日は定休日でした。
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国宝のコレを観たかったのですが(これはレプリカ)…次回にとっておきましょう。
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続いては「道の駅 クロス10十日町」へ。
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大きな吊るし雛がありました。その大きさはギネス級らしい。
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「越後妻有交流館キナーレ」。建築家、原広司氏による設計で、大地の芸術祭の拠点施設として美術館と日帰り温泉があります。
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駅から3kmほど北の「笹山遺跡」へ。
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縄文時代の集落跡と、鎌倉時代から戦国時代の居館跡の重層遺跡なのだそうです。 国宝の火焔型土器が出土されたのがこの遺跡。
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竪穴式住居が復元設置されてます。
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十日町を去る前にランチです。「名代へぎそば 由屋」にて。
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十日町も魚沼地方の一部。そうなると「へぎそば」も外せません。
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天ぷら付けちゃいます。
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つなぎに布海苔を使い“へぎ”と呼ばれる器に盛られる魚沼地方の郷土料理。ダシにつけて布海苔が効いたツルツルの蕎麦を啜ります。美味ーい。
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十日町をしこたま堪能し、次の目的地である秋山峡へ向かいます。
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魚沼コシヒカリの棚田…米好き&棚田好きの妻のツボにはまりました。そして、渓谷と温泉好きな私には清津峡と松之山温泉…十日町は新潟の中でも私たちには絶好の遊び場になりそうです。
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