2022/03/30 - 2022/04/03
729位(同エリア1339件中)
実結樹さん
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江戸時代初期から連綿と続く犬山祭は今年で388回目を迎えます。
でも、去年・一昨年と表立った車山(やま)の巡行などはコロナで中止でした。
このままではお祭り文化継承にも影響するというので流石に今年は開催される事になりましたが日程は縮小され、初日は午後1時から始まり、2日目の夜車山(よやま)は無しという、なんだか中途半端な成り行きでした。
おまけに一番の見せ場:2日目朝の犬山城前広場への車山総揃えとからくり奉納は雨で中止になってしまいました (u_u)
犬山祭りは「二度より三度」といわれるように一回きりではその醍醐味に触れる事は難しいそうですが、
遠方からの観光客にとってはそうそう何回も来られるものではありません。
でも、一応、初日に365個もの蝋燭提灯で彩られた夜車山も、各町内でささやかに執り行われたからくり人形の様子も見られたので、取り敢えずは良かったとしましょう。
【4日目 4/2(土)】晴れ
06:30 ホテルにて朝食
08:00 成田山名古屋別院大聖寺
09:40 国宝犬山城
11:00 豆腐かふぇ浦嶌にて玉手箱ランチ
12:15 有楽苑 国宝如庵
★13:30 犬山祭の車山を各町内にて見学
15:30 ホテルにチェックインして休憩
★18:30 夜車山見学
20:00 犬山ミヤコホテル泊
【5日目 4/3(日)】雨のち曇り
★08:30 車山9輌犬山城前広場集結雨天中止
★がこの旅行記の範囲です
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【旅行4日目 4/2(土)】快晴
犬山城も桜満開でまさに絶好のお祭り日和国宝犬山城 名所・史跡
-
お城から真っ直ぐ南にのびる「本町通り」の両側も満開の桜
-
11:00 ランチは「食楽茶房 豆腐かふぇ 浦嶌」で「玉手箱会席」です
-
その後、国宝「如庵」もある「日本庭園 有楽苑」を一時間ばかり見学しました。
13:15 有楽苑を後にします。 -
13:30 そろそろお祭りも始まっている時間。
城下は人で溢れています。 -
例年なら
初日の土曜日は「試楽祭(しんがくさい)」、
翌日曜日は「本楽祭(ほんがくさい)」で、
朝から夜まで丸二日間行われるのですが、 -
今年は
4月2日(土) 13:00~21:00「場ならし」
4月3日(日) 08:30~16:00「からくり奉納」
というスケジュールで縮小開催なんです。
この「車山(やま)」は下本町(しもほんまち)の「應合子(おうごうし)」。
全13輌の車山のうち、唯一魔除けの「梵天」(屋根の前後に付ける白いハタキのような飾り)がありません。
その代わり「鬼瓦」が睨みを利かせています。
お祭りなどで曳かれる屋台は地方によって「鉾(ほこ)」「山車(だし)」「車楽(だんじり)」などと色々な呼び方がされますが、犬山の場合は「車山(やま)」といいます。 -
お囃子の小太鼓を担う子供達が着る「金襦袢」。
大変華やかで祭りに華を添えています。 -
「金襦袢」は嫁の実家が用意するもので、1着で高級車が買えるほどの高価なものだそうです。
なので昔は「娘は犬山には嫁にくれるな」と言われたとか。
現在は町内で所有するものを着回したりすることもあるそうです。 -
ちなみにこれはランチで行った「豆腐かふぇ浦嶌」の店内に飾られていた「金襦袢」。
金糸をふんだんに使った立体的な装飾の衣装なんですね。
一枚一枚柄は全て異なるそうです。 -
新町の「浦島(うらしま)」。
唯一、他の車山とは違い船の形をしています。
ところで、この白いビラビラが「應合子」の車山には無かった魔除けの「梵天」です。 -
こちらも子どもたちの豪華な金襦袢が華やか。
女の子でも着られるんですね。
車山と自宅間は地面に足を着けてはいけないという習わしがあり、誇らしげに金襦袢の両手を広げながら「てこ衆」の男性に肩車されて行き来するんだそうです。 -
浦島の横顔
-
本町(ほんまち)の「札の辻」はT字路になっていて「高札場 問屋場 火の見櫓跡」の石碑が建っていました。
城下町の中心地だったんですね。 -
今年は車山の巡行スケジュール等は一切分からないのです。
お祭りのパンフレットも全く入手できません。
基本的には各町内で独自に行うというのですが、やはりメインの本町通りにはあちこちの町内から車山が繰り出して来ます。
これは中本町(なかほんまち)の「西王母(せいおうぼ)」。 -
重さ3トン以上もあるという車山ですが、「手古(てこ)衆」と呼ばれる縁の下の力持ちの若者の踏ん張りで動いているんですね
-
こうして外から尽力している手古衆もいます
-
今年は各町内の伝統文化保存事業としてのお祭りという位置付けで、集客は目的としていないというのが建て前です。
なので露店の出店は無い方針ですが、その分既存のお店は大賑わいです。 -
元々「食べ歩きの街:犬山」を標榜しているので、露店が出なくても沿道のお店で十分対応できそうです。
でも、露天商の皆さんはここ数年本当に大変だろうなとお察し致します (-"-) -
お城の直ぐ近くで行列のできていた「木曽川商店」は漁協直営で、最近出来たばかりのお店
-
次々に炭火で焼かれていく鮎の塩焼きが美味しそう。
購入候補店に挙げよう! -
コロナなので間隔を保つようにとか、長時間の見学は止めるようにとかいうお触れが出ていましたが、そんなことは何処吹く風の大盛況です
-
ウ~ン「犬山ローレライビール」も美味しそう
-
でも、縮小開催という事で祇園祭や高山祭のように身動きが取れないような混雑でもなさそうです。
遠くに車山が見えます。 -
五平餅のお店
-
飛騨牛にぎりの「犬山牛太郎」
-
「どんでん館」の車山蔵が開いていたので、
-
14:15 中を覗いてみると、夜車山(よやま)に向けて提灯の飾り付けが行われていました。
これは
①鍛冶屋町の「壽老臺(じゅろうだい)」です。
各町の車山はそれぞれ町内の「車山蔵」に個別に格納されています。
でも、下記の3輛とともに4輛はこの「どんでん館」に常設展示・格納されています。
②下本町「應合子(おうごうし)」
③中本町「西王母(せいおうぼ)」
④名栗町「■英 (ほうえい)」
※「■」の漢字は「縫」からしんにょうを抜いた文字ですが、どんなに検索しても出てきませんどんでん館 美術館・博物館
-
有料施設ですがトイレを借りに入らせて貰います。
からくり人形が展示されていました。 -
2階の通路にあった、江戸時代の犬山祭を立体的に現した「立版古(たてばんこ)」
-
その向かいの「昭和横丁」に入ってみます
昭和横丁 グルメ・レストラン
-
ブラートヴルストフランクのお店
-
牡蠣か~ 美味しそう
-
顔出し?顔嵌め?パネル
-
アクリル板での仕切りなんて全く論外の満席
-
横丁内に鎮座する「わん丸君神社」
-
横道でも各町内の車山が散見できます。
メインストリートと違って電線は地中化されてはいないんですね。
名栗町の「ほう英(ほうえい)」 -
熊野町の「住吉臺(すみよしだい)」。
ここでは、 -
「住吉・白楽天」のからくりが披露されていました。
翌日の朝、犬山城前広場での車山揃えでのからくり奉納は雨で中止になりましたが、ここで見ておけたのでラッキーでした。
高山祭と同じような感じですね。 -
15:30 2時間ほど祭りを見てから、ホテルにチェックインします
犬山ミヤコホテル 宿・ホテル
-
お風呂も済ませ、3時間ほど休憩しました。
多分この時間に車山は各町内に戻って提灯の飾りつけでお色直しをする筈だと思います。
ホテルの食事処で夕飯を食べようと思ったら事前予約制で、急には用意はできないと言われました。 -
18:30 改めて夜のお祭りに出掛けます。
犬山城に再入場はできないものの、どんなふうにライトアップされているか近くまで見に行きましたが近付き過ぎて却って見えませんでした。 -
遠くから見るとこんな風ですが、私の腕では夜景は上手く撮れなくてこの程度だと笑って下さい (~_~;
-
神社のあたりは夜桜が綺麗です
-
夕飯を食べそこなったので、昼間、目を付けておいた「木曽川商店」に行ってみます。
大量の鮎がこの時間でも未だ炭火で焼かれていました。
今日は多分一年のうちでも一番の受難日で、多くの鮎が火炙りになったんでしょうね。
店員さんは何匹焼いたか把握できないと言っていました。 -
単品だと650円。
(生ビール or 日本酒のセットは1,000円)。
店奥にイートインスペースがあります。
連日毎食、食べ過ぎているくらいなので今日の夕食はこれでおしまいです。
やっぱ、お魚は下手な小細工しないで塩焼きに限ります。
頭まで完食、美味しかった! -
船形の「浦島」も昼間とは又違った風情です
-
1年の日数と同じ365個の提灯にろうそくの灯が入ります。
LEDライトじゃないんですね。 -
寺内町(じないちょう)の「老松(ろうしょう)」
-
魚屋町の「眞先(まっさき)」にハシゴが架かります
-
何か手直しでもあるのでしょうか?
-
練屋町(ねりやちょう)の「國香欄(こっこらん)」
-
曲がり角で車山が方向転換をします。
犬山祭では「どんでん」と「車切(しゃぎり)」の二種類の動かし方があるそうです。
「どんでん」は、車山を曳く手古衆が、辻曲りの時、掛け声もろとも車山の片側を持ち上げて素早く90度回転させます。 -
「車切」は男衆が一気に車山を横へ押し、音立てて地面を擦りながら車輪を動かすものだそうです。
これが今どっちの技なのか私には分からないのですが、いずれにしても気迫は感じます (^^; -
こんな(融通の利かない)車輪を人力だけで操るのですから大変ですよね
-
無事に方向転換をして粛々と我が町内に帰って行きます
-
二つの車山が連なりました。
城前広場に全部の車山が一堂にうち揃う様を見てみたかったのですがちょっと残念です。
でも、強風だったり雨が降らなくて良かった・・ -
19:45 余坂町(よざかちょう)の「宝袋(ほてい)」。
泊まったホテル近くの余坂町内の車山蔵(やまぐら)に格納されたところです。
翌朝のこの車山は ↓ -
【お祭り二日目 4/3(日)】
08:30 犬山城前広場で車山揃えがある予定なので、
07:45 ホテルをアウトして広場に向かいます。
その時は曇り空だったんです。
これは昨夜ちょうちん姿で車山蔵に格納された余坂町の車山。
一変して、提灯はすっかり取り外されていました。
何だか久々のトリミング後のトイプードルみたいだなと思いました・・ -
これはそのちょっと先の魚屋町の車山蔵。
07:55 未だ誰も傘を差していません。
でもお、
08:30に城前広場に集結ならもう出発していないといけないよね・・ -
札の辻の三叉路あたりから何だか道が濡れてきました
-
本町の車山は蔵に入らずシートが掛かっていました
-
08:10 犬山城前広場は閑散としていて閑古鳥。
通りかかった警備員さんにお尋ねすると、本日のからくり奉納は中止になったとのこと。
ガ~ン!!
道すがら予想はしていたけれど、やっぱりか・・
犬山祭保存会のネットでの中止発表は
08:09 遅いよ~ (ー ー;
犬山祭は「一日は雨になる」と言われているんだそうです。
「二度より三度の犬山祭」とも言うそうです。
昨夜、雨が降らずに夜車山は見られたし、
からくりは住吉臺の車山でちょっとだけですが見ているし、今回はまず及第点だと思いましょう。
今回は「昼車山と夜車山」しか見なかったのですが、「練り物」という催しもあるそうです。
趣向を凝らした子供たちの仮装行列で、3町内が現在までその伝統を引き継いでいるとのことですが、今年は行われたのかな?
この成り行きは、もう一度いらっしゃいという事かもしれません。 -
折角なので広場西側の「犬山神社」です
-
犬山城の西御殿が存在した場所で、成瀬正成以降の歴代犬山城城主が祀られています
-
4泊5日の旅も最終日です。
今日は元々、犬山では朝一で少しだけ「からくり奉納」を見るだけのつもりでした。
これから犬山遊園駅前の「パブレスト百万ドル」でモーニングしてから、名古屋に戻って、観光 & 名古屋めしです。
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