上杉雪灯篭まつりが中止になった米沢・やまがた音と光のファンタジア

2022/02/12 - 2022/02/13

2/12-13で予定されていた米沢の上杉雪灯篭まつりが直前で中止になり、急遽予定の大幅な変更を余儀なくされた今回の山形観光。

結局山形蔵王、銀山温泉という、行きたくても行けなかった場所に首尾よくアクセスできる方法を見つけ、前半はその観光をしました。

後半は、滞在していた天童市内の観光地、隣町の寒河江のライトアップを見たり、おまつりはなくなりましたが、雪景色の米沢を楽しみました。

勿論米沢牛もね！

エリア 天童温泉(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

2/11-13の山形観光。

まず山形蔵王に行き。

次に銀山温泉。

ここからは、銀山温泉から戻っての話です。

天童は、この地を治めていた織田家が将軍家の献上品として贈っていたことから、おそばが有名なのだそうです。

ということで、遅めのお昼でおそばを食べました。

宿泊していた滝の湯さんのすぐ近く、水車生そば。

水車生そば グルメ・レストラン

将棋そばを注文。

太目のお蕎麦は、思ったよりボリュームがありました。

２日目は宿泊先を滝の湯からホテルビューくろだに移動。

最初米沢泊を考えていましたが、色々シミュレーションした結果急遽変更しました。
滝の湯の連泊を最初考えましたが、ちょっとお支払いできない額になってしまって、お財布優先でこちらに。

色々評判で古いだなんだテリブルな書き込みを見たのですが、本館の部屋も完全にリノベーションされていて、きれいなビジネスホテルのようでした。

ホテルビューくろだ 宿・ホテル

ホテルのカギ。

天童でよく見かける「左馬」のデザイン。

・「うま」を逆から読んだ「まう」という音は、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を思い起こさせるため、縁起が良いとされる
・「馬」の字の下の部分が財布のきんちゃくの形に似ており、富のシンボルとされている
・普通とは逆に馬が人をひいてくることから商売繁盛に繋がるとされている
・馬は左側から乗るものなので、左馬を持つ人は競馬に強いといわれている

などなど言い伝えがあるそうです。

ホテルにチェックインし、荷物を置いた後は、公園でクリスマス～バレンタインのライトアップをしているらしい寒河江に行きました。

天童市営バスが３００円でお隣の寒河江まで運行しているので、活用させていただきました。

バス待ちの間ちょっとお散歩。
こちらは天童温泉の源泉のやぐらだそうです。

天童からバスで約４０分で寒河江に到着しました。
そのバスは１日５往復。

公共交通機関も先細りで、
老人にクルマを捨てろと言っても困っちゃいますよね。

寒河江駅 駅

駅の隣には神輿会館。

冬で入り口が閉鎖しているようでしたが、外からも神輿の様子が見えました。

寒河江神輿会館 美術館・博物館

最上川ふるさと総合公園で、毎年やまがた音と光のファンタジアを開催しています。

寒河江駅からは公共交通機関がないので、タクシーで。
観光客向け片道５００円割引のチケットをくれました。非常に助かりました。

最上川ふるさと総合公園 公園・植物園

そのタクシー代を払って向かった先のイルミネーション。

こんなのしかありません。

え、マジで・・・

まぁ来てしまったので、夜暗くなるまで公園内のセンターハウスでコーヒー飲みながら待ちました。

次の電車の時間までも結構ありましたし。

ショボいなぁと思っていた印象は、夜になると一変しました。

イルミネーションが１５分に１度、音楽とともに色々な色に変化していきます。

規模は大きくないのですが、雪も相まって幻想的できれいなんです。

見た時は四季をイメージしていたのか、色がピンク→緑→赤→白に変わっていきました。

これは冬のイメージ。

少し離れてみると、これがまた美しい。

最初見てショボいなんて思ってすいませんでした。

一つ問題があり、この公園にタクシーで来る人なんていないので、帰りのタクシーをどこに呼んだらいいのか・・

公園の隣に日帰り入浴の「寒河江花咲か温泉 ゆ～チェリー」があったので、
ここに来てもらいました。

地図で見ると徒歩２０分と書いてますし、
催し物の案内にもそう書いてありました。

いや、メーター３回ぐらいは上がったので、３０分以上はかかると思いますよ。

寒河江駅内。

左沢線１００周年まであと７０日なのだそうです。
そして、４両編成で誰も乗っていない電車が来ました。

こんな感じで鉄道路線はドンドン衰退していくのでしょうか。

夜ご飯は山形駅内か、ホテル近くのガストを考えていました。

しかし、電車の中で探しているうちに天童駅近くで評判のいいお店を発見。

國丼 グルメ・レストラン

國丼さん。

夫婦でやっている小さなお店です。

なんとこの焼き肉丼６００円。
冷奴は３５０円で追加しました。
丼もの全体的にボリュームあって美味しいですし、お店の方も親切で、
とても気に入りました。

一度来たらリピートしちゃうようなお店です。

ホテルまでは１ｋｍ以上ありますが、もうバスも走っておらず、タクシーにお金を払いたくなかったので、所々雪もきれいに残っている歩道を歩いて帰りました。

翌朝はホテルの朝食から。

ホテルビューくろだの朝食会場は５階で、天童の街や周囲の山々を見渡せます。

食事は日本の朝食という感じで良かったです。

ただ、混んでると一人の人は相席になりそうな感じはしました。
ご飯が置いてあるところに座れという感じだったので。

直前まで、この日は朝早い新幹線で米沢に移動し、米沢城跡を見て天童に戻り、夜の銀山温泉へのGURURIに乗る予定でした。

ただ、東京で夜に降雪予報が出ており、終電の新幹線で帰った挙句に途中で足止め食らったらアウトなので、予定をガラッと入れ替えた次第です。

GURURIの米沢市周遊バスに乗って向かった先は・・

街の少し北東にある、将棋村天童タワー。

ここにGURURIのバス停が設けられています。

将棋むら天童タワー グルメ・レストラン

目的は、この時期ならではの天童雛。

天童雛の将棋駒までありました。

そして、裏にある日本庭園。
奥の細道にちなんで芭蕉庭園と名付けられています。

将棋むら天童タワーにはお土産屋さんもあるのですが、
市内に戻るGURURIのバスの時間まで４０分以上残して暇に。

せっかく天童まで来たので、GURURIは待たずに、タクシーで天童織田の里歴史館に行きました。

タクシーの運転手さんに「天童織田の里歴史館」といってもハァ？って感じで、
郡役所という名称の方が通じるようです。

天童織田の里歴史館(天童市立旧東村山郡役所資料館) 美術館・博物館

ここには、天童の名家が作った雛飾りが多数展示されていますが、一部を除いて撮影禁止でした。

そしてそれより興味を引くのは、天童織田家に関する展示。

先日群馬の甘楽（小幡城）に行きましたが、小幡からこの地に転封されてきたそうです。

郡役所の目の前にバス停があり、天童温泉方面、山形駅方面に３０分から１時間に１本バスが出ています。

荷物をホテルに預けてあるため、天童温泉バス停からホテルに戻って荷物を拾い、
もう一度天童温泉バス停に向かい、山形駅行きのバスに乗車しました。

電車が来るなら電車が一番速いのですが、電車もかなり本数が少ないです。

山形駅で軽く食事をして、お土産屋さんも見て、その後在来線で米沢まで移動する予定です。

昼食はロッテリア（笑）

ロッテリア、高くなったなぁ。
モスバーガーより高いじゃん・・・

米沢行の電車。

新幹線もありますが、在来線でも４０分ですからね。こちらで。

山形駅 駅

米沢駅に着くと、心の底から愛している新杵屋の売店があるじゃないですか。
（駅を出ればすぐ新杵屋あるけどｗ）

新杵屋 米沢駅ホーム売店 グルメ・レストラン

牛そぼろの代わりに、米沢牛の焼肉が乗っている「米沢牛　牛肉どまん中」と傾奇者が俺を呼んでいる気がしたので、夜食用に買いました。

米沢駅前のモニュメント。

天童よりかなり雪が多い感じがしました。

といっても、駅前はしっかり除雪されていました。

米沢駅 駅

俺の新杵屋（笑）

春にまた花見で福島→喜多方→会津を考えているので、
その前に立ち寄りたいと思います。

米沢は遠回りなだけなのですけど、
テレワークで家で食べることも凄く多くなり、
米沢の味をストックする必要もありますので・・・

新杵屋 本社工場直売店 グルメ・レストラン

米沢駅からバスで米沢城址に行きました。
そのバスも１時間に１本ぐらいなので、タイミングは見計らっています。

松岬神社の上杉鷹山公。

松岬神社 寺・神社・教会

松岬神社は一応参拝できるように参道だけ除雪されていました。

前の旅行記でも書きましたが、元々は米沢の上杉雪灯篭まつりを見る予定だったのです。

しかしながら、オミクロン株の拡大で中止に。
灯籠を作る人（地元の高校生など）の感染リスクも無視できませんので、
仕方ないと思います。

上杉雪灯篭まつり 祭り・イベント

上杉景勝と直江兼続が主人公、ドラマ「天地人」の像。

天地人像 名所・史跡

上杉謙信像。

上杉神社前の上杉鷹山像。

なお、公園内でひとつだけ、除雪されず埋まっているものがあります。

伊達政宗公生誕之地の碑・・・

上杉神社。

僅かですが、このあたりには雪灯籠が。

上杉神社 寺・神社・教会

上杉神社に向かう参道にも雪灯籠が建っています。

天気も良くて、奥の山々もキレイでした。

米沢城跡・松が岬公園 名所・史跡

上杉神社内で驚いたのはコチラ。

上杉謙信公ゆかりの上杉神社内の絵馬。
絵馬に書かれているお願いごとの９割は
「ゆづが４A成功しますように」

フリーの選曲「天地人」にあやかって、この場所はゆづファンの聖地なんだそう。
まぁ、確かに。

勝負の神・軍神謙信なので、オリンピックでの勝負に勝つように絵馬に書かれてるのかな、それにしちゃゆづばっかだな、と思ってたんで、なんか納得。

上杉神社の隣にある小さな春日神社。

もとは上越の春日山に建てられた神社ですよね、たぶん・・（根拠なし）

お堀の上にも雪が積もっていたのですが…

一部融けているところでは、鳥が氷の上を歩いててなんかおもろかったです。

公園内の招魂碑。

自称憂国の志士・長州らによる戊辰戦争や西南戦争で亡くなった米沢の人を弔うために建てられたものだそうです。

明治維新は見れば見るほどクーデターだなと思います・・・
明治維新が美化されすぎているのが色々後世に問題を残していると思うのです。

招魂碑 名所・史跡

招魂碑から見た、福島県境の山々です。

名残惜しく灯籠を見ながら、公園を後に。

上杉城史苑でお土産とコーヒー休憩。

上杉城史苑 グルメ・レストラン

最後に見たのは上杉博物館。

上杉謙信／景勝と北条・武田などの同盟において、どのように意志の伝達が戦国時代に行われていたか、同盟の際のお互いの動きに対して気持ちをどう伝えていったか、見ごたえのある展示が臨時展示で出ていました。

インターネットも携帯も無いですからね。

米沢市上杉博物館 美術館・博物館

こちらは常設展示。

謙信／景勝の展示３割、鷹山７割という感じでしょうかね。

上杉鷹山の偉業については、３０分ごとに気合入ったドラマを館内の上杉鷹山シアターで見ることができます。

紺野美沙子と西村和彦を起用する気合の入れようです。
これだけでももう、入場料元取れますよ。

バスて米沢駅に。

バス停の隣が、まさかの日乃本帆布本店でした。
本店どころか、このお店の隣で商品作ってました・・・

見学もできるようでした。

日乃本帆布牛や 米沢本店 専門店

締めの夕食は、米沢牛の「米沢牛黄木 牛鍋おおき」で。
夜食に「牛肉どまん中」を買ってますので、１７時と少し早めの訪問。

米沢牛黄木 牛鍋おおき グルメ・レストラン

ステーキ食べるお金がないので言い訳しますが、
ステーキやしゃぶしゃぶなどで使ってお肉の残りで作っているであろう牛丼とか、鉄板焼きのお肉とか、ハンバーグとかもお肉は米沢牛なんですよ。

なので、牛鉄板焼き定食（１７００円）レベルでも、十分米沢牛は楽しめます。
ハッキリ言って、旨い。お肉の味が違う。

そして、負け惜しみ程度に米沢牛のお寿司１巻を注文し、
お肉の味をかみしめるのでした（笑）

駅に戻ると、駅の脇で駅員さんたちが集まっていて。

なんと雪灯籠が駅の脇に。
夜になったので灯りを入れていました。

こんな景色が本来は楽しめたのでしょうね。

でも、コロナ下なので、できる範囲で旅行するしかないです。
贅沢は言えません。

駅構内の「立ちそば処 鷹」

ここも新杵屋の経営だそうです。
普通の立ち食いそば（３５０円ぐらいから）に混ざって、
１１００円の牛丼があります。

この牛丼、絶対に美味しいと思いますよ。
恐らく米沢で一番コスパよく食べられる米沢牛の味ではないでしょうか。

今はお店がなくなってしまいましたが、
新杵屋の２階にお肉のレストランがあり、
そこで食べた１３００円の牛丼がメチャクチャ美味しかったです。

その味と同じでしょうからね。

立ちそば処 鷹 グルメ・レストラン

米沢から新幹線で帰宅。

帰宅後の楽しみは勿論、「米沢牛　牛肉どまん中」です。