2021/08/08 - 2021/08/09
75位(同エリア307件中)
RAINDANCEさん
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北海道の真ん中やや東寄り、十勝総合振興局河東郡の町である上士幌とその周辺の町を訪れました。大雪山国立公園の東山麓に位置し、十勝平野の北端でもある上士幌は、面積の70%以上を森林が占める自然豊かな町です。北海道遺産となっている旧士幌線のアーチ橋群、公共牧場としては日本一の広さを誇るナイタイ高原牧場、糠平(ぬかびら)湖と源泉豊かな糠平温泉、そして熱気球の町としても知られています。
★北海道・十勝と言えばやはり牧場、そして美味しいアイスクリーム。
★ぬかびら源泉郷の宿に泊まり、北海道遺産を探訪。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎「ナイタイ高原牧場」のナイタイバーガー
◎「ドリームドルチェ」のアイスクリーム
△参考情報:幻の”十勝ボロネーゼ”
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この日は、帯広から国道241を北上し、士幌/上士幌町方面へ向かいます。
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…が、途上の町も寄り道。士幌町の南隣の音更町で「十勝牧場 白樺並木」へ。
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十勝牧場の入口から約1.3km続く白樺並木で、約70年前に牧場職員の手で植樹されたそうです。
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白樺並木の横にはひまわり畑。曇ってて映えませんが、それでもいい景色。
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東へ進路を取り鹿追町にも寄り道。
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寄り道の目的は、まず第一に十勝の小麦を使ったご当地グルメ「十勝ボロネーゼ」を求めてレストラン「大草原の小さな家」。十勝ボロネーゼのホームページを見て参加店ということで来てみたのですが、もうボロネーゼはやっていないとのこと。どうやら十勝ボロネーゼはご当地グルメにはなり切れなかった様です。残念。
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気を取り直して、そのまま北上し然別(しかりべつ)湖へ。この時は青空が見えていたのですが…
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鹿追町第二の目的地である然別湖についたら雨でした。イベントのライブ演奏も中止の模様。
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そそくさと引き返し、上士幌方面へ。途上の「扇ヶ原展望台」。
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この天気では、十勝平野を一望…とはならず。天気が良ければ景色良さそうですが。
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士幌町に入りました。
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そして上士幌町に入り、「豊岡見晴らし台駐車公園」にてトイレ休憩。
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次の目的地は「ナイタイ高原牧場」です。
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道道806号からナイタイ高原へ上がる入口。
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7kmほど走ると…
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「ナイタイテラス」に到着です。
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2019年新規オープンだけあって建物設備はモダンできれい、駐車場も広いです。
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牧場の最上部、標高約800mの高さに位置し、牧場・十勝平野・阿寒の山並みが一望できます。
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夏休みだけにかなりの観光客でした。
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が、座れないといほどではなく、「ナイタイバーガー(1,000円)」とフライドポテト(410円)とアイスティー(460円)をいただきました。
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これがナイタイバーガー。
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十勝ナイタイ和牛を使ったハンバーガーは美味しかったです。値段からすると思ったより小ぶりな感じでしたが、そこはテラスからの眺望料も入っているだろうということで納得することにしました。
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牧場ですから牛も見ておきましょう。ナイタイ高原牧場は、国営事業によって昭和47年(1972年)に完成、現在はJA上士幌町が運営してるそうです。
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育成牛預託専門の牧場で、夏は約250頭ずつに分けられた11群ほどの牛の群れが放牧されてます。
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ざっと2700頭ということですね。なにせ、総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)という日本一の広さの牧場ですから。遠くに米粒みたいに見えるのも牛。
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高原を下りて次に向かったのは、上士幌町の市街にある「ドリームドルチェ」。駐車場は満車、ひっきりなしにお客さんが訪れます。
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グループのドリームヒル牧場で搾乳後24時間以内の生乳を利用しているという、アイスクリームが自慢のお店です。
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妻興奮。どれにするか、なかなか決められません。
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やはりミルクの美味さが違いますね。ブドウ系が妻とかぶって色味が一緒になっちゃいました。
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ソフトクリームの評価が高い様なので、これでも良かったな~。
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このドリームヒル牧場、大雪で牛舎が倒壊した個人牧場主の集まりで法人化し成長したらしく、フレーバーの果物なんかも畜産バイオマスのハウスで栽培してるとか。美味しさ自体もさることながら、そういった努力でリーズナブルに美味しい乳製品を届ける姿勢は好感が持てます。
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さて、スイーツタイムをしっかり確保したところで、次の目的地である糠平湖方面へ。途上で見かけた「第三音更川橋梁」、昭和11年(1936年)竣工の旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋で、国登録有形文化財です。
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旧士幌線の痕跡が遺っています。
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こちらは「三の沢橋梁」。
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現在は遊歩道になっています。
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離れて見るとこのような感じ。木であまり見えませんが。
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古い鉄道にちなんだアトラクションも。
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足こぎトロッコ。
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さて、糠平湖畔に来た目的はこれです。「タウシュベツ展望台」。
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同じく旧士幌線の「タウシュベツ川橋梁」を展望できる場所です。このような林を抜けて…
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展望エリアに来ました。タウシュベツ川橋梁は、昭和12年(1937年)に建設されましたが、現在はダム湖である糠平湖の底にあります。冬にはその姿を見せるのですが、6月頃から沈み始め10月頃には完全に水没するらしい。8月なら少しは見えるかなぁ…と思ったのですが既に水没。
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さて、本日の観光を終えて「ぬかびら源泉郷」へ。
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この日の宿はこちら、「糠平温泉ホテル」。開湯100年の歴史がある糠平温泉の、昭和4年創業の老舗ホテルです。
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エントランスホールとフロント。
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エゾシカのはく製とロビーラウンジ。
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客室はバス・トイレは別で、建物・設備・風呂は基本的に昭和そのもの、ですが古くて困るとかいうことはなく、必要なメンテ/清掃は行われていて普通に快適に過ごせます。エアコンはなく扇風機ですが、涼しいのでOK。
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広縁には洗面台、冷蔵庫付き。
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これは…三幸製菓の”濃厚チーズ気分”!美味しいんですが、お着き菓子くらいは地元北海道のお菓子が良いのでは?
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さっそく温泉へ。
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脱衣所です。
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温泉は豊富な湯量がかけ流しで、熱めが好きな方には最高です。
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アツアツのお湯がたっぷり注がれてます。
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昭和の雰囲気。誰も入ってきませんので独り占めでした。
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温泉の後は夕食です。ホテル付属のレストラン”ナウシカ”にて。
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料理は「山の幸プラン」の名の通り、ウドの酢の物やタラの芽、ワラビ、行者ニンニクのおひたし、蕗の煮物…などの山の幸が並ぶ料理、山菜好きの私にはピッタリ。
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日本酒は、今回の旅でこのあとに訪れる根室の地酒”北の勝”をチョイス。
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蕗などの煮物。
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揚げたて天ぷら。
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豚トロ肉と野菜の鉄板焼き。
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ごはんで締めて、ご馳走様でした。
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なかなか雨がやみません。雨音を聞きながら就寝。
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翌朝…
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朝食も”ナウシカ”にて。
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朝食も品数ボリューム共にたっぷりで、これでひとり8千円少しとは、充分満足できる宿だと思います。
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朝食の後はやっぱりカフェ。
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レストランの入口にはサイン色紙。”テルマエ・ロマエ”の作者であるヤマザキマリさんや…
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”粉雪”のレミオロメンさんが訪れたようです。
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朝食後、周囲の散歩。”レストラン ナウシカ”の外観。
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ぬかびら源泉郷には8件ほどの宿があるようです。そのひとつが”湯元館”、大正8年(1919年)に湯元館の初代経営者が大雪山の原生林の中に温泉を発見したのがぬかびら源泉郷の始まりなのだそうです。
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糠平温泉ホテルの前にある”糠平舘観光ホテル”。
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昭和初期には道東屈指の温泉地として賑わった温泉街も、他の多くの温泉地と同じように厳しい時代を迎えている様です。
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温泉公園が整備されていました。
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キレイな公園です。足湯もあり。源泉が豊富で素晴らしく、周囲の自然も良い環境の温泉地なので、コロナ禍の後にうまく整備すればまた賑やかさを取り戻せるのでは…という感はあります。
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温泉街の外れにある「ひがし大雪自然館」へ。あれ?警察官がいっぱい…謎のゆるキャラと共に…。
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あとで調べて、北海道警察のマスコット「ほくとくん」とわかりました。安全運転などの声掛けイベントでした。
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で、警察官たちに迎えられ妙な気分で「ひがし大雪自然館」の館内へ。
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この館は、”ぬかびら源泉郷ビジターセンター”と”ひがし大雪博物資料館”で構成されています。
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ヒグマ(はく製)。
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エゾナキウサギ(はく製)。鳴き声の演出あり。
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その他、大雪山国立公園及び東大雪地域の色んな生き物や自然について知ることができます。
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タウシュベツ川橋梁の情報も得ることができますよ~。2021年は7月17日に完全水没でした。
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レンタカーに乗り、ぬかびら源泉郷をあとにする途上、源泉郷の入口付近で立ち寄ったのがこちら。
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「上士幌町鉄道資料館」。
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昭和63年(1987年)に廃線になった旧国鉄士幌線の各種資料が展示されています。
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士幌線現役時代に運転席から撮影した帯広駅から糠平駅までの映像も、区間を選んで観ることができます。
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館外には「ぬかびら駅」の名残…かな?
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ダムに沈む旧線に代わる新線の建設工事での犠牲者を祀る殉職碑。
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資料館をあとにし、最後に立ち寄ったのが「糠平ダム」。
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昭和31年(1956年)に完成した、発電専用のコンクリートダムです。
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ダム建設に関わる慰霊碑。32名もの殉職者の名と出身地が刻まれています。インフラの開発や工事…我々の現在の生活の便利さの陰には、犠牲となった多くの方がいることを忘れてはなりませんね。
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”ぬかびら”とはアイヌ語で”人の形をした岩”という意味らしいです。音更川の沿岸にあったというその岩は、今は湖底に沈んでいるとのこと。
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大雪山国立公園の東山麓に位置し十勝平野の北端でもある上士幌…今回、十勝を訪れることになって色々調べて初めて知った町でした。北海道の人気観光スポットではあまり上位に出てこない十勝であり上士幌方面ですが(出てくるのはナイタイ牧場とタウシュベツくらいか…)、北海道らしい自然豊かで魅力的なエリアでした。次の目的地は、足寄・弟子屈方面です。
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