2023/09/03 - 2023/09/03
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チャッピーさん
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以前から気になっていた旧国鉄士幌線タウシュベツ川橋梁。NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターのX(旧Twitter)を毎日確認しているのですが、アーチ状で見られるのもそろそろかな…と思い、急遽オットさんと日帰りでツアーに参加してきました。
日帰りなので時間の許す限り滞在したかったので、ANA4761便(AIRDOとのコードシェア便)羽田6:55発で帯広に行き、帰りはJAL576便帯広20:15発の羽田行きで帰ってきました。
お時間がありましたらお付き合いいただければ幸いです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おはようございます。朝食の画像から失礼します。先週に引き続き今週は帯広空港から糠平湖を目指してオットさんと二人で日帰りの旅に行ってきます!
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ANAのスイートラウンジ、随分と拡張したんですね!いつもはソファ席ではなく入口正面のブース席に座るので全然知りませんでした…
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7:11テイクオフ。上昇してさほど経たずに利根川が見えてきました。その隣千葉県柏市の手賀沼が見えます。
余談ですが、利根川は別名「坂東太郎」といいますが、なんで坂東太郎というかというと、坂東とは昔、関東平野の呼び方で、この関東地方を流れる最大の川が利根川になります。昔から大きな川は地名や人名にたとえて呼ぶ習慣があり、利根川は坂東太郎(長男)と名付けられたそうです。
因みに九州の筑後川は築紫次郎(次男)、四国の吉野川は四国三郎(三男)になります。 -
カニのハサミみたいに見えるのが日本第2位の湖、我が故郷の霞ヶ浦が見えます(笑)
羽田空港へは実家から高速に乗っても1時間以上かかるのに、飛行機だと5~10分くらいで霞ヶ浦が見える場所まで飛んできてしまうのね~。ジェットエンジン恐るべし。 -
AIRDO機内スープの飲み比べ。ホタテスープ(左)とオニオンスープ(右)。
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北海道と太平洋の境目。上の方が釧路方面。
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8:20過ぎ、帯広空港に着陸しました。20数年ぶりの帯広空港です。ご無沙汰しております!
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今回はニッポンレンタカーで日産の軽自動車をレンタルしました。これから観光地に寄りながら糠平湖に向かっていきます。
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まず最初にやってきたのは広尾線幸福駅跡です。駐車場すぐ近くに恋人の聖地 モニュメントというものもありました。鐘が鳴らせるようですが、私は上手く鳴らせませんでした。
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国鉄時代に活躍した車両2両
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車両内
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愛の国から幸福へのキャッチフレーズで有名な幸福駅。
20年以上前に来たことがあったのですが、昔より随分きれいに整備されていることにびっくり! -
売店
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駅名標
ここは撮影スポットかな? -
次に車を走らせて着いたところは、広尾線愛国駅跡。
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駅舎内
硬券切符の乗車券箱や制服などその他諸々展示してありました。 -
石像
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駅名標
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次にちょっと寄り道して稲田カラマツ防風林にやってきました。高くまっすぐにのびたカラマツが印象的です。紅葉の時期に行くともっと美しい風景が見られると思います!
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糠平湖に向かう前に豚丼を食べてから行こうと言うことになり10:30から営業している音更町にある「豚丼のかしわ」に行きました。ちょっと早かったかな?と思ったら大間違い。営業開始時間の5分前に到着したところ、既に数組順番待ちをしていました。
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10:30になりオープン。5分経たないうちに満席になりました。
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私は炭火焼き豚丼(小、漬物、味噌汁付)800円とセット(小鉢2個、サラダ)400円。かみこみ豚というのを使用していて、お肉はとっても柔らかく、タレは甘すぎずとても美味しかったです٩(♡ε♡ )۶
ごちそうさまでした!! -
国道241号線をどんどん北上していき、道の駅 ピア21しほろでトイレ休憩です。とてもきれいな施設で、士幌の特産品なども沢山売っていました。
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店内。特産品などが沢山売っています。
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牛のオブジェ。
さぁここを出発して糠平湖を目指しましょう! -
国道273号線を北上し、糠平湖へ向かう途中に第三音更川橋梁があります。橋を渡りきった左側に駐車場があるのでそこに車を止めて撮影しましょう!
※以下、第三音更川橋梁近くにあるパネルより
旧国鉄士幌線の上士幌と十勝三股の間には音更川の渓谷を進むため、多くのコンクリートアーチ橋を採用しました。主な理由は材料となる砂利などを現地調達することによる建設コストのカットと大雪山国立公園にかかる橋のため、周辺の自然景観との調和を図るというものでした。
第三音更川橋梁は現存する北海道内の鉄道用コンクリートアーチ橋としては最も古く32mアーチスパン(径間)は最も大きなものです。この橋梁の成功により日本各地で大きなアーチ橋がたくさん作られるようになりました。また、設計計算や施工の状況が克明に記録された資料が残されており、学術的にも大変貴重な橋梁として評価されています。 -
第三音更川橋梁を後にし、次は士幌線第四音更川橋梁跡です。
※以下、北海道 上士幌町HPより抜粋
国道273号鱒見トンネル北西側に位置しています。
音更川に架かるところは36mの鉄の桁橋でしたが、今は撤去されています。残ったアーチの上には木が茂り、歳月を感じさせます。(1936年/長さ91m) -
ツアーまで時間があるので、ひがし大雪自然館に行ってみることにしました。ひがし大雪自然館にはひがし大雪博物資料館とぬかびら源泉郷ビジターセンターに分かれています。
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館内入った目の前のコーナーひがし大雪博物資料館です。順に見ていきましょう。
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上段:ハナカジカ
東大雪地域では音更川やきれいな水に生息しているそうです。
下段左:キタサンショウウオ
十勝や釧路などに生息し、湿地や湿原、森林などに生息しているそうです。絶滅危惧ⅠB類(EN)。
下段右:エゾサンショウウオ
北海道に生息し、湿地や湿原、森林などに生息しているそうです。 -
世界の昆虫 チョウやガの仲間
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世界の昆虫 甲虫
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ぬかびら源泉郷ビジターセンターでは東大雪の多様性に富んだ生態系や自然などについて紹介しています。
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士幌線糠平川橋梁跡が見られるというので車を置いて、ひがし大雪自然館奥の階段をおりて遊歩道を歩くことにします。
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階段をおりるとこの案内板があるので、左矢印のネイチャートレイルという方に歩いていきます。
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この道は旧線路跡ですね。こちらを約5分ほど歩きます。
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士幌線糠平川橋梁跡
4連のアーチを持つコンクリートアーチ橋。糠平川河口に架設されました。 -
糠平川
さぁそろそろツアーの受付時間になるので戻るとしましょう。 -
ツアーの集合場所はひがし大雪自然ガイドセンター。先程のひがし大雪自然館から車で1分ぐらいの場所です。
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センター内
ツアー開始時刻の30分前から受付が始まります。ツアー料金はこの受付時に支払います。クレジットカードなどは使えず、現金のみとなります。
ツアー予約の際に希望のサイズを記入しましたが、受付後、長靴のサイズ合わせになります。長靴はツアー代に含まれています。
今回は車2台に分かれてのツアーとなりました。 -
センターを出発してガイドさんのお話を聞きながらタウシュベツ川橋梁に向かいます。橋梁に行くには林道手前にゲートが有り鍵が掛かっているのでガイドさんが鍵を開閉して進みます。一般車でも林道ゲートの鍵を借りれば、個人で無料で訪問できますが、道が狭く足場の悪い道を15分位?行きますので、ツアーで参加するのが良いのかなと思います。
過去には車が斜面から転がり落ちたり多々事故が発生していたそうです。また今夏は林道でクマをよく見かけたそうなので、ゲートの鍵がないからといってくれぐれも歩いてタウシュベツ橋梁まで行くのはやめたほうがいいかもです。
ゲートからタウシュベツ橋梁までは歩くと1時間位かかるようで、尚且つ♫ある日森の中くまさんにであった~♪になったら危険ですからね! -
ゲートを通って進むとこの赤白↑のアーチ型車止めが左右目に入ります。ここは旧線路跡で、ここを鉄道が走っていたそうです。
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駐車場に車を置いて足場の悪い旧線路跡を200メートルほど歩くと…
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正面に橋梁発見です!
ただ発見前に、先程旧線路跡を歩いて来たにも関わらず、糠平湖を見回して橋梁がナイナイ!と探してしまったのでしたー!アチャ~!!
他のツアー客のオジサマも私と同じ事を思っていたらしく二人で笑ってしまいました(^_^;) -
ガイドさんにベストポジションの撮影場所を教えてもらいながら各自フリータイム。ひたすら橋を撮りまくる。橋の下は崩落の危険性があるので、入れないようにロープが張ってありました。
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戦前29橋、戦後20橋のアーチ橋が作られ、現在も二連以上のアーチ橋が12橋残っているそうです。廃線後はひっそりと森の中に佇んでいたアーチ橋でしたが、2001年北海道遺産に認定されて広く知られるようになりました。
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タウシュベツ川橋梁は1939年の士幌線開通に合わせて作られた橋で、糠平ダムの完成とともにダム湖内に放棄されてかなりの年月が経過しました。ダム湖内に橋があるので極寒な冬場で湖が完全氷結しぶ厚い氷に覆われて、その氷が発電の放水で橋を削りとりながら水位を下げていったり、コンクリートに染み込んだ水が内部で凍って膨張することによって劣化が進んでいるそうです。
今年は既に3ヶ所の側壁が崩落していて、橋全体の劣化が進んでいるそうです。繋がっている姿が見られるのもあと僅かかもしれませんね。 -
さて、波がない水たまりを探してタウシュベツ橋梁のリフレクションを撮ってみましたー!これがなかなか上手く撮れない!!
ガイドさんにレクチャーを受け、いろいろな場所で撮ってみたけど、これが精一杯でした… -
小高い丘から
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糠平湖に水がないのでイヌタデが赤く染まってきました。
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逆光に負けずパシャリ
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朽ちてきて今にも崩れそうです。辛うじて繋がってる感じ。
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結構傷みが激しいですね。
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ここでもリフレクション撮ってみましたが上手く撮れてなーい!!
約50分ほど撮影しましたがあっという間に時間が経過してしまいました。
ガイドさんいわく、この糠平湖は夏よりも冬場が楽しいそうです。ワカサギ釣りやアイスバブル(凍った湖面の氷の中に気泡が閉じ込められてできるもの)のツアーなどが特に人気で糠平湖には1日に500人位人が集まるそうです。 -
駐車場に戻る途中にシカの親子と遭遇しました。逃げる気配はなく、ゆったりとお散歩していました。
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最後にカメラ目線いただきました!!
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来た道を戻り次の目的地へと向かいます。
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士幌線第五音更川橋梁跡
こちらは車窓となります。夏場は葉っぱが生い茂っていて橋があまり見ることが出来ないそうですが、秋から冬になるともっとよく見えるそうです。 -
次に向かったのが、士幌線幌加駅跡です。
線路の両端は蕗や草木が生い茂り、左側の茂みには、この駅の駅舎、駅長官舎、駅員宿舎の跡などが残っていました。
かつてこの周辺には商店などがあり約80軒ほどの家屋が立ち並び約350人ほどの住民が居たそうです。 -
ちょっと奥まで行くと幌加駅のホームがあります。このホームは登録有形文化財に指定されているそうですよ。
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次は士幌線五の沢橋梁跡です。こちらも国道に車を停めて車の中からの眺めです。小さくて木の葉っぱに覆われていたので見逃してしまいそうです。
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日が暮れてきました。最後の橋梁は士幌線三の沢橋梁跡です。ほぼ木に覆われて見えません(笑)でした。今回車窓だった橋は次に来た時は近くまで歩いてみたいなと思いました。秋の紅葉時期がいいかなぁ~。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- takaさん 2023/09/11 17:04:49
- 強行スケジュール!でも、羨ましい。
- チャッピーさん、こんにちは。
日帰り関東からの道内旅、その気力と体力に尊敬します。他にも行きたい所へ行き、タウシュベツ橋のツァーにも参加したのは凄いですね。
強行スケジュールにも拘らず、体力もありお若い証拠ですね。私も道内に住みながら、しかも1回は行きたいなと思っていますが、また未踏の地です。本当に羨ましいです。
旅行記を拝見すると日中のツアーがあるんですね。知らなかったです。私も過去に調べたことがあるんですが、朝のツアーしか知らなかったので。現地までは家庭の事情もあり、なかなか出るチャンスがなくて・・・・。
私もこのツアーに是非体験してみたくなりました。貴重な旅行記、ありがとうございました。「いいね」は明日ということでご了解ください。ありがとうございました。
taka
- チャッピーさん からの返信 2023/09/11 21:37:02
- Re: 強行スケジュール!でも、羨ましい。
- takaさん
こんばんは!
タウシュベツ橋梁に少し水が張ってる時でも良いかなと思ったのですが、崩落が結構進んでいるようだったので、11アーチが繋がって見られる今しかないと思い、日帰りで行ってきちゃいました。
いろいろな角度から写真に残しておきたかったので、Twitterで毎日水位を確認してここなら行ける!!という日を予約しました(^_^;)
下の娘が中学生になったばかりで土曜日も部活があるので、どうしても一人旅か、オットさんと行く日帰りかどちらかになってしまうんですよね。でもオットさんと行くと毎回車の中で軽く口喧嘩になって面倒なので本当は一人で行きたいところですが…
ツアーもその時によって早朝だけだったり、早朝、午前、午後もツアー開催だったりするようですので、なかなか出るチャンスがないとのことでしたが、もし行ける機会ができましたらtakaさんも是非行ってみて下さい!!
「いいね」は全く問題ありません!逆にコメントいただきありがとうございました!!
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