2021/08/06 - 2021/08/08
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RAINDANCEさん
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北海道中東部(道東地方)、十勝総合振興局の市である帯広を訪れました。この街は、北海道開拓時代の名残であり世界的にも珍しい形態を持つ「ばんえい競馬」が唯一残り、食においては素材がストレートに美味い北のグルメが味わえる街です。
★帯広市街の天然モール温泉のホテルに泊まり、ばんえい十勝や牧場を見学。
★名物の豚丼やカレー、帯広スイーツを堪能。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎「とん田」の豚丼
◎「六花亭」の”サクサクパイ”など
◎「インデアン」のカレー
◎「柳月」の“三方六”、”あんバタサン”など
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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帯広へのフライトはそんなに早い便ではなかったのですが、電車が遅れたりして慌ただしくなるのもイヤなので羽田空港の近郊にて前泊。「リリーフプレミアム羽田」にチェックイン。
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京急蒲田駅と糀谷駅の中間にあるホテルです。いずれの駅も徒歩6~7分といったところでしょうか。フロントが外国人というのは今や当たり前、低料金もうれしいホテルです。
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建物は新しくてきれいで、客室は非常に快適、充分です。
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携帯充電コードやら、空気清浄・加湿器など備品も充実。
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バスルーム。水回りも新しいので気持ちよく使えます。シャンプー類はあまり見ない種類…いい香りです。
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朝晩いつでもいただける無料の軽食(カレーとうどん)とドリンクは有難い。
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せっかくなので、朝食にいただいていきましょう。
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羽田空港に到着。
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ANAで予約しましたがコードシェア便のAIRDO(エアドゥ)でした。
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1時間40分ほどのフライトで「とかち帯広空港」に到着。ばんえい競馬の巨大馬のオブジェがお出迎え。北海道独自の文化として、世界で唯一のスタイルを持つ「ばんえい十勝」、北海道でもここ帯広に残るだけということで、もちろん訪れる予定です。
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予約していたレンタカーをゲット…
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まずは、帯広空港から1kmほどと近場にある「ばんえい牧場十勝」へ。
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「ばんえい十勝(ばんえい競馬)」の競走馬である”ばん馬”の繁殖・飼育を目的にしている観光牧場で、2018年にオープンしました。そのログハウス。
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ログハウスの内部。レストランになっています。
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見学するにはここで入場券を購入します。(大人ひとり700円)
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ログハウスの横には、小動物に触れあうコーナー。餌やりも出来ます。
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ばん馬は、調教で使うようなオーバルのコースの柵内に放牧されています。コースを歩きながら馬を観察。馬はやはりデカいです。仔馬もいますね。
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お食事中です。
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こちらでも食事中。ばんえいの馬は元々輸入された軍馬が主流で、いわゆる一般的な競馬のサラブレッドがせいぜい500kg越えなのに対して、ばん馬は1トン前後と巨体です。近くで見るとすごい迫力!まるで”松風”の様です。
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牧場をあとにし、「ばんえい十勝」が開催される帯広市街へ向かいます。
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…こーんな、ザ・北海道的な風景を眺めながらまず目指したのは…
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…帯広市郊外にある豚丼の「とん田」です。私たちの旅の主要テーマであるご当地グルメは欠かしません。ココでランチと決めていました。
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夏休み、人気店だけにかなり待たされました。駐車場はレンタカーor道外ナンバーだらけ。
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豚肉にはロース、バラ、ヒレがあるのですが、私はバラのみに設定されているオプションメニューの”オニオンのせ”を選択。脂身の旨味があるバラの方が好みで、かつ賄い料理から誕生したというオニオンのせも賞味したかったので。
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妻は「ロース・バラ盛り合わせ」。ロースは妻から少し貰う作戦です。ぶた丼の始まりはロースぶた丼で、基本のぶた丼を押さえるならロースということらしいので。さすがは人気のとん田、豚肉の量と厚み、肉の柔らかさ、タレとの絡み…どれをとってもその後道内で食べた他の豚丼より美味しかったです。
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ランチを終えたところで市街へ向かい、まずはホテルにチェックイン。画像は「広小路商店街」のアーケード。
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帯広で選んだ宿は「天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広」。JR帯広駅北口より徒歩5分のホテルです。帯広の繁華街にあり食事には困りません。
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エントランスホールとフロント。
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客室はドーミーイン式の機能的なもので使いやすく快適。
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ベッドは140mm幅です。
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クローゼットと洗面台、冷蔵庫。
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風呂はシャワーブースのみ(客室の風呂は基本使わないので充分)。
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トイレはシャワー室と別なのも良い。
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客室からの眺望。さきほど通ってきた広小路商店街が見えます。
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さて、チェックインを済ませたら「ばんえい十勝」を観に帯広競馬場へ向かいましょう…とその前に…
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スイーツの「六花亭」の本店がホテルのすぐ傍ですのでちょっと立ち寄り。
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私の趣味で「ばんえい十勝」に付き合わせるので、妻のご機嫌を取っておかねばなりません。
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店内は美味しそうなスイーツが山積み。六花亭は、昭和8年(1933年)に函館の老舗製菓「千秋庵」の暖簾分けとして帯広で創業し、昭和52年(1977年)に暖簾分けを返上して六花亭に改名したそうです。
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ちょっとしたイートインコーナーがありましたので、豚丼のあとのデザートということで少しいただいていきましょう。(2Fにも喫茶室あり)
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六花亭と言えば「マルセイバターサンド」が有名ですが、せっかくなのでカウンターで売っていた「マルセイアイスサンド」と「サクサクパイ」をいただきます。くー!やはり当地の乳製品は美味いですね。賞味期限3時間のサクサクパイは帯広でしか食べられないそうです。
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六花亭の斜め向かいの藤丸百貨店前に、ちょうどよくタクシー乗り場がありましたので、ここでタクシーに乗って帯広競馬場へ。ここら辺、なぜか鹿の像がたくさんあります。
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ホテルから1.5kmくらいで帯広競馬場に到着!ばんえい十勝(ばんえい競馬)の舞台です。
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競走で引っ張るソリのオブジェ。場内には「とかちむら」というお店群。
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ばんえい競馬をモチーフにしたイルミネーションも。
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こちらがスタンドのある施設です。
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入ってみると、ばんえい競馬のや歴史などを紹介するコーナーあり。ばんえいは”輓曳”と書き、”輓馬(ひきうま)で曳くこと”を意味します。北海道開拓時に農耕馬の力を試した”お祭りばん馬”が起源の様です。
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さっそく馬場の方へ出てみましょう。
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こちらが正面スタンドです。思っていたより大きいですね。
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こちらが馬場(レースをするコース)。
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スタンドの館内中央には、各レースの出走馬とオッズなどが表示される投票所があります。私は、Rakuten競馬のアプリを使いますので投票所での馬券購入はしませんが。
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売店もあります。
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ビール片手にレース観戦と行きましょう。
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メインレースの一つ前のレース(第9レース)が始まります。スタートゲート。
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スタートしました!重量450kgにもなる重いソリを引いてダートコースを進みます。ご覧の様な障害を越えて…ものすごいパワー、これぞまさに”馬力”。
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全長200m、障害を2つ乗り越えてゴール!走破タイムは2分を切るくらい。
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さて次は、20:10発走の第10レース「第一回とかちえぞまつ特別オープン」、この日のメインレースです。レース前のパドック。
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芦毛ですかね。カッコイイ!
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こちらが私の本命、10番の”インビクタ”くん。オスの5歳、馬体重は1046kg。頑張れ~。
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さぁ、いよいよメインレースの発走。スタートしました!実況もスピーカーで流れます。
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このオープンレベルのレースだと、そりの重さは700kg!それを引きながら第1の障害を越え…
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第2の障害…第1の障害より少し高く、疲れる後半にいかにスムーズにここを越えられるかがキーポイント…なのだそうです。私の本命10番のインビクタくん、現在3位...あともう少し、差してくれ~。
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そして全馬、無事にゴール。
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着順表示盤には、1着10番インビクタ(2番人気)、2着8番コマサンエース(5番人気)、3着9番コマサンブラック(4番人気)…ということは…3連単的中!配当は131倍でした!思わぬところで旅の資金が増えました。
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戦い終えて…厩務員さんと思しきスタッフの手入れを受けます。
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ばんえい競馬は、今や帯広にのみ残る貴重な伝統文化でありつつも、重いソリを引かせムチで叩くとか走れなくなったら食用になるとかいう背景から、賛否両論があります。(2021年には騎手が馬の顔を蹴り処分を受けるという事件も)
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動物を扱うレジャーとされるものでは、人間の欲求・娯楽・商業要素は否めません。ですが、昔から共に生きる家族の一員として農耕馬に愛情を注ぎ、時に”お祭りばん馬”でその存在意義を示したであろう人間と”ばん馬”との関係は、今も変わらないと信じたい。
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さて、帯広競馬場をあとにして帯広市街へ戻り、向かったのはホテルから徒歩1分の「カレーショップ インデアン」まちなか店。明治32年(1899年)に帯広駅の待合所として創業した「レストランふじもり」の三代目が創業したのが「インデアン」。
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そして4代目の社長が”万人受けするカレー”を目指し全国のカレーを食べ歩いて到達したというのが今のインデアンのカレーなのだそうです。この「まちなか店」は2009年に12年ぶりに街中に復活したんですって。
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営業は21:00までなので、もう閉店間際。しかし、帯広のソウルフードにまで登りつめたカレーはどうしても食べておきたい…で、テイクアウトにしました。選べるルーのうち、インデアンルーの辛口をチョイス。
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ビーフカレー。帯広の素材を使い、家庭のカレーの様でありながら複雑な味わい...成り立ちも含めて、まさにソウルフルなカレーといえそうです。
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持ち帰ったカレーに、ドーミーインホテル系列の名物「夜鳴きそば」を合わせたカレー&ラーメンセットにして、完璧かつハイカロリーディナーとなりました。
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そして食後には、ドーミーインお馴染みの天然温泉へ。
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温泉は屋上にあることが多いドーミーインですがここは2F、露天風呂ではありません。
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長年かけて堆積した植物の亜炭層や泥炭を通って湧き出る植物性の有機物を多く含むという、アルカリ性のモール温泉です。
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無料のアイスキャンデーをいただき、休みにつきます。
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翌朝...
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朝食は味巡り小鉢横丁。
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安定のドーミーインクオリティでした。
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帯広名物の豚丼もありました!...が、なんちゃって豚丼...かなぁ。
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ホテルをチェックアウト後、帯広市の北隣の音更町にある「柳月スイートピア・ガーデン」に立ち寄り。
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柳月は、昭和22年(1947年)に帯広市でアイスキャンディーの製造を中心とする店を開業したことから始まったとのこと。
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このスイートピア・ガーデンは、平成13年(2001年)に工場兼店舗として完成し、同時にこの音更町に本社機能が移転されたそうです。
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昭和42年(1965年)には北海道開拓100年記念としてバウムクーヘンの「三方六」が誕生。「あんバタサン」もお馴染みですね。
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これからのドライブに備え、おやつにいくつか仕入れておきましょう。
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こんな感じで。
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さて、音更を抜けて北上し、次の目的地である士幌方面へ向かいます。
北海道開拓時代の名残である「ばんえい競馬」が唯一残る帯広は、豚丼にカレーに北のスイーツといった、素材がストレートに美味い北のグルメも味わえる楽しい街でした。
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