宝塚の老舗「ホテル若水」に県民割を使って初めて宿泊。花のみちも久しぶりに歩いてみました。　

2021/12/22 - 2021/12/23

ご訪問ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
穏やかな一年でありますように。
今年も皆様の旅行記を楽しみに、どこへ行こうかワクワクしながら過ごせる事を願って。

宝塚市は、宝塚歌劇で有名かと思います。阪急電鉄の小林一三氏の手腕で、温泉施設に客を呼び込み電車の利用客を増やすため、宝塚歌劇の前身である少女歌劇団が作られた事は知られています。そう、今の宝塚駅近くの武庫川沿いは温泉街でした。阪神淡路大震災で川沿いの古い木造建築は全てなくなってしまいました。また、ウイルキンソンがここ宝塚市で生まれています。工場は移転してしまいましたが、炭酸水の工場があった位ですから、もちろん炭酸せんべいも宝塚のお土産の定番です。
宝塚ファミリーランドも近くにありました。今は、残念ながらニトリ、ユニクロ、ベビーザらスにジョーシンの大型店舗に変わってしまいましたが。映画撮影所もありました。
取り壊された前宝塚ホテルのあった宝塚南口は、全国初の自治体駅前再開発で、マンションの下に駅から続くショッピング街サンビオラがあります。残念ながら往時の賑わいは消えてしまいましたが、浜田雅功が美味しいと言ったルマンのたまごサンドの本店も近くです。どれも美味しいサンドイッチ専門店。私は、フルーツサンドが大好き(^^)
車で30分の有馬温泉に行かなくても金泉銀泉に入れる街宝塚。安藤忠雄設計のナチュールスパ宝塚で両方楽しめます。経営が厳しくてこの先どうなるか分からないので、お早めの訪問をお勧めします(^_^;)

宿泊したホテル若水は老舗の温泉旅館。父が一度泊まってみたいなと呟いたのを忘れていない娘(*^^)v
宿泊しなくてもランチを食べて無料で入浴出来るのが人気です。何度か訪れていますが宿泊は初めて。ベッドの部屋に奮発はできませんが、この時期のため安いプランがあり、実質一人13000円で泊まることができました。

過去形の多い紹介でしたが、静かな良い街です。
翌日、残りのクーポンを使うため再度宝塚駅方面へ行き、久しぶりに駅から宝塚大劇場、手塚治虫記念館に続く花のみちを歩いてみました。
手塚治虫も幼少期を過ごした宝塚。
表紙は昔の寶塚温泉街、武庫川に架かる宝来橋です。

エリア 宝塚(兵庫)

クリスマスですね～。
チェックインの際、クーポンを頂きました。

宝塚温泉 ホテル若水 宿・ホテル

部屋は12畳ほど。縁側の椅子が4つあるのがいいです。対岸がよく見えます。

鏡台が別に設えてある辺りは、高級旅館の佇まい。

反対側に冷蔵庫やドリンクスペース。
部屋を広々と使えますね。

洗面所はツーボウル

実篤の絵が館内にも飾ってありましたが、複製かな。

部屋からの眺め。赤屋根は宝塚大劇場。手前が移転した新しい宝塚ホテル。昔の温泉施設、駐車場跡に建てられました。8月に行われていた宝塚花火大会は、昔は温泉客のために川の真ん中に見えている場所から上がっていました。つい最近まで行われていたのですが、予算不足とマンションが近いため、もうここから花火が上がる事はないでしょう。

宝塚駅方面。武庫川に架かる宝来橋。今はS字橋と呼ばれる方が多いかも。左端がワシントンホテル。その奥に見えるのが阪急宝塚駅。マンションの間に阪急電鉄の高架が見えています。

では、父とウエルカムドリンクを頂きにラウンジへ。

夜のバーはまだ閉店中です。

誰もいません。セルフなので気兼ねなく。

川沿いの特等席に父が陣取っています。

部屋からの夕暮れの街

仕事帰りの時間。こっちは優雅だよ(^^)

夕食は部屋食なので落ち着きます。
冬の膳～五感で味わう冬の候～
一の膳。先付、八寸、刺身、河豚ひれの土瓶蒸し。
酒飲みは誰もいないので、ふぐひれ酒でしょ、とはなりません（笑）土瓶蒸しは良い味わい。美味しかった。

二の膳。左から時計回りに、野菜炊き合わせ、帆立西京焼と赤こん、わかさぎ天婦羅と海老芋、河豚皮と野菜ポン酢浸し。
この後、三の膳。撮り忘れ（汗）
お椀は丹波黒豆味噌でした。
お料理のランクは低い方ですが、あまり食べない高齢の両親には丁度です。食べない物は長男が食べました(^^)

夜の宝塚ホテル。

実はこの日、出かける前に母の調子が悪かったのですが、夕方には何とか回復。周期的に寝込むのですが、そこまでにはならず一安心。そのため食後遅くに温泉へ。
宿泊客以外の入浴もあるので夜の方が落ち着くかも。

宝塚温泉 温泉

宝甲の湯へ

宝甲の湯の説明板

広々としています。

湯上がりの冷水

内湯。
人がいないせいか、換気しているのか、洗い場さむ～い！お湯もぬる～い(ﾟ∀ﾟ)
湯気が立っていません。一気に凹む。あかんやん。。

露天風呂へ

あったか～い。これこれ！生き返る～(⌒▽⌒)

休憩スペース。左にはマッサージチェアが2つ。両親は堪能した様子。

休憩処もあります

通路の掲示を少しご紹介。
ウイルキンソン氏も写ってる。

明治時代に最初に架けられた橋でしょう。

温泉は炭酸を感じないのではないかな。塩味があります。

温泉街に洋風建築の建物は目を引いたでしょうね。宝塚大劇場の前身というべきでしょうか。私が幼い頃の宝塚温泉はザ・温泉って感じの建物だった記憶。とても広くて2階に食事ができる大広間があって。

昔は道後温泉みたいに堂々とした佇まいだったのですね。

宝塚第一ホテルの間欠泉。30分に一回5分程度吹き上げていたそう。カラー写真なのでホテルはいつまであったのでしょうか。

若水だけになった宝塚の温泉旅館。歴史が続いていってほしいです。
ちなみにワシントンホテルにも温泉があります。

朝食は食事処で。右に見える鍋が名物の豆腐鍋。火にかけて固めます。

山茶花 グルメ・レストラン

ホテル勤務の長男が、うちの朝食よりよっぽど良いと言う。え？どういうこと？？老舗ホテルなのに。。ま、洋食と比べても～ということにしておきます。近場なので長男を誘うとオッケーだったので仕事休みの日に合わせました。
そのため、今回は湯上がりの父を待つ必要がなくて楽でした(^_^;)

中居さんが言われるには今朝は当たりの日らしいです。焼き魚が鯛のカマ。いつこれに当たるかは分からないそうで。
後ろのテーブルの方が美味しい美味しいと何度も言いながら食べておられました。
ホント美味しかったです。ごちそうさま。

部屋から見えた武庫川にはサギや鴨。一列に魚狙っているけど、魚いるのかなぁ。

朝食後、コーヒーを頂きにロビーラウンジへ。
開店休業状態で他に誰もいません。
父の通院があるので、早めのチェックアウトとなりました。移動に疲れないので近場も良いね。

翌日、クーポンを使いたいお店が宝塚駅近くにあるのでやってきました。ソリオ宝塚前のクリスマスツリー。

大劇場に向かって歩きます。
この道は車道です。マンションの下2階までが店舗になっています。

2月末までアートフラッグが展示されています。たくさんあるのでお気に入りを見つけても面白いかも。

花のみち 名所・史跡

アートフラッグと宝塚ホテル

橋もかわいい。宝塚の市花は、もちろんスミレ。
令和に入りダリアも市花の仲間入り。

橋の下の照明は、スミレの模様。

左が宝塚ホテル。右手の店舗の中にもルマンのサンドイッチ屋さんがあります。浜ちゃんはこちらで買って食べていました。
歌劇の大階段？狭い狭い（笑）

もちろん宝塚歌劇に関する像が所々に立っています。ベルばらの像もあります。

スミレのプレートもあちこちに

手塚治虫記念館に向かって続く花のみち。
鉄腕アトムに

ジャングル大帝

大好きで毎週テレビで見ていたリボンの騎士

ブラックジャックに

火の鳥。
映画「阪急電車」に出てきた小林駅前に火の鳥の像があります。

このデザイン、いいな。
阪急電車の高架が見えています。この先花のみちは車道に当たり終わりますが、手塚治虫記念館の先にも昔の堰堤が続きます。この辺りで引き返します。

桜の時期も綺麗です。木は随分減りましたけど。

ソリオ宝塚の中にも撮影スポット。

ソリオ宝塚 ショッピングモール

買物も終わったし、さぁ、帰ろう。

音符が靴になっていた事に初めて気づきました。今まで見えていなかったのね。近場も良い所がいっぱい。でも元気なうちに少しでも早く海外へ行きたいなぁ。両親の世話、介護も目の前に来ているので動けなくなるでしょう。今が一番自由に動ける時期なのにコロナ禍のため残念です。残り少ない人生、老後ン千万問題なんて考えていたら出来ない旅。今年も消費に貢献していきます（笑）
見ていただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• pedaruさん 2022/01/21 06:25:19

  宝塚とは

  じんべいさん　おはようございます。
  
  私の向島の旅行記にご訪問くださってありがとうございました。
  さて、宝塚といえば宝塚歌劇しか知りません、ましてそれが町の名前とは手塚治虫関連で知ったほどです。
  お父様を老舗旅館に招待されて親孝行をなさいましたね。我が家で子供が招待するなんてことはあり得ません。たまに一緒に行こうと言えば、費用はこちら持ちになります。
  ホテル若水は名門らしく、部屋も浴場も高級感があり、一目で素晴らしい旅館だと分かりました。部屋から見える景色は、昼の景色、夜の夜景、どれも素晴らしく、花火の見物には最高ですね。
  阪神淡路大震災で由緒ある建物が破壊されて残念ですね。街の歩道には手塚治虫の作品のキャラクターが埋め込まれているのですね。ブラックジャックは最近、アマゾンのプライムビデオで見ています。子供のころから鉄腕アトムのファンでした。
  歩道にオシャレな五線譜と靴の音符、いつも通る道でも見落とすものはありますね。
  
  フォローしていただいて居りましたが、遅ればせながら、私もフォローさせていただきます。ダイビングがお好きなので「じんべいさん」なのですね、納得しました（笑）。
  
  pedaru

  じんべいさん からの返信 2022/01/22 18:04:42

  Re: 宝塚とは

  pedaru様、はじめまして。
  コメントありがとうございます。フォローまでありがとうございます。
  
  実を申せば、連れて行くと言いながら自分達の宿泊代は頑として出すと言ってきかない母親です。後の諸々はよろしく、というのが我が家のスタイルで押し問答ももうやめました（笑）
  なので親孝行とは程遠いものです。お褒めにあずかるものではなくてごめんなさい。息子達と出かける時は、親である私の財布。
  大体そうですよね～。出す気配すらないのは育て方が悪かったかとか思いつつ。いつになったら世話してもらえるやら。期待しないで待つ事にします（笑）
  
  宝塚は、何もないようで有名寺社もたくさん。機会があれば訪れてみてください。
  
  ありがとうございました。
  次の旅行記楽しみにしております。