神々が集う出雲へ行こう！～境界の半空（なかぞら）を旅する（2021年12月1日から7日））No.1

2021/12/01 - 2021/12/07

写真は出雲への車窓から見えた日本海の
荒ぶる波が打ち寄せる海岸線の風景です。
（窓ガラスが海風で運ばれた波雫（しずく）で
少し汚れているのがご愛敬です）

12月初めは旧暦で10月です。
10月は一般的には「神無月」ですが、
ここ出雲には全国の神々が
一堂に集う「神在（あり）月」となります。
この時は八百万の神々で「三密」状態ですが
コロナウィルスも畏れ多くて
今月は出雲にはやってこないと信じています。

＜私たちは何故12月初旬の旅を決意したのかでしょうか？＞
日本で2021年７月上旬から9月下旬まで猛威を振るっていた
コロナ第５波のコロナ感染者数が11月に入って嘘のように
静まってきました（世界中で”これは奇跡だ！”と言っています）。
最盛期の8月20日の一日新規感染者数は約26,000件でしたが
11月20日の一日新規感染者数は111件と『激減』しています。
（なんと最盛期の約1/230です）
※因みに11月2０日のアメリカ合衆国の1日新規感染者数は
約126,000件で日本の約1,130倍です。
アメリカの人口は約3億2000万人で日本の人口約1億2000万人
（約2.7倍）と比較しても日本のコロナ感染者数が奇跡的に少ない
ことがわかります。
日本の人口数で換算すると126,000件×0.4=50,400件となり、
500倍の感染者数になります。
因みにお隣の韓国の11月20日時点でのコロナ新規感染者数は
約3,200人で日本の約30倍です。
（12月17日時点の韓国コロナ感染者は7,435人です。）
韓国の人口は約5,100万人（日本の半分くらい）ですから日本の
人口に換算すると一日の感染者数は6千人を超えて日本の60倍の
コロナ旋風が吹いていると言えます。

11月末にデルタ株に変わって新たにオミクロン株が登場し、
世界中を席巻する懸念が発生しています。
日本も12月末からこのオミクロン株によるコロナの第6波が
到来することが予想されています。
12月16日の香港大医学院発表によると
オミクロン株の増殖速度はデルタ株の約７０倍だそうです。
（怖い～！）
でも重傷者や死者は少ないようでこれが救いです。

コロナ旋風が瞬間的に収まっている、
「今しかない！今だから行ける！12月初旬の今だ！」と
二人で決意して急遽今回の旅行計画を作成しました。
旅行計画には、本来の旅行目的以外に大阪のお墓参り、
親戚との食事会（4人だけの集まりです）、
北九州にある故郷の現状確認と盛りだくさんの内容に
なってしまいました。
（正味6日間でこれだけの内容を消化できるかなぁ…？）

今回の旅のテーマはローカル鉄道線で初冬の出雲の海辺を
走り続けることでした。
車窓に流れ去る寂しい海岸線を眺めているとアイルランドの
アラン諸島で見た海の色に似ているのを思い出しました。
アイルランドは妖精たちが住む国です。
今回の旅で訪ねた出雲の国も古き神々や妖精たち
（日本では「妖怪」と呼ばれていますが）が住んでいます。
今度の旅の半空（なかぞら）ではどのような出逢いが待っている
のだろう…。

10年前、2011年9月に初めて個人旅行で訪れた国が
アイルランドでした。
「どうしてアイルランドなの？」と聞かれると
「小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）がダブリンで幼いころ
暮らした”The Town House Hotel”に宿泊したかったからです。」
というのが大きな理由です。
ハーンはケルト人の父親とギリシャ人の母親の血を受け継いで
いました。
ケルトは妖精の国、ギリシャは古き神々が生きていた国です。
ハーンの心の世界ではケルトの妖精とギリシャの神々が混然一体
となって彼独自の物語が綴られていたに違いありません。
（参考ブログ）
還暦夫婦　
アイルランド　ケルト文化　ゴールウエイ　
妖精の家　アラン諸島（2011/09/20 - 2011/10/01）
https://4travel.jp/travelogue/11025903

あの時から10年が経過し、再び小泉八雲
（ラフカディオ・ハーン）に会うため出雲へ出発しました。

後は以下のブログで旅の顛末を報告いたします。

（今日のコロナの様子）
12月16日発表では
コロナ感染は小康状態（例えば：東京30名、千葉3名、大阪14名、
沖縄6名）です。
２５の県でコロナ感染者数が「０人」です。
最近少し増えてきて日本全体で176名（12月16日時点）。
全国の死亡者数は1名、重傷者数は27名で増減なし。

世界中では７７ヵ国でオミクロン株発生しており
既に29万人が感染、一日の死亡者数は7千人となっています。

＜旅のスケジュール＞
このJR西なびグリーンパスの
チケットはシニア世代で一週間前購入、
西日本の駅か旅行社のみ発売です。
大阪に行くけどその時では間に合わないので
個人ツアーにしました。
阪急交通社 トラピックス大阪 国内フリープラン
松江エクセルホテル東急
大阪府発　中国地方　5日間　西なびグリーンパス　
切符が自宅に送付された。
グリーン車などの指定席は期間中８回まで。
ＪＲ西日本全線乗り放題（西なびグリーンパス）
松江1泊5日一人39,100円

12/01 (水曜日)
　06:57空港第２ビルジェットスターGK203便　手荷物7キロまで
　成田ターミナルT3　08:40フライト1時間 45分　到着10:25
2人12460円　手数料一人630円込み。
キャンセルオプション一人1200円含む

2021年12月1日
からくさホテルグランデ新大阪タワー　￥6,336 ツイン
関西空港駅からなんば駅まで南海電鉄（乗車44分）
なんばパークス2階でランチ
関空ちかトクきっぷ： 1,020 円　関空の券売機のみ、地下鉄と
南海電鉄の乗り換えは難波駅のみ　地下鉄は１回乗れる　
12月2日(木)
松江エクセルホテル東急　松江駅徒歩３分
06:00発、新大阪。新幹線みずほ601号・鹿児島中央行
岡山06:50着
07:05発 岡山ＪＲ特急やくも1号・出雲市行
鳥取県、米子09:15着09:44発 米子
ＪＲ境線・境港行15駅10:25境港着
見学　　水木しげるロード
11:31 境港ＪＲ境線・米子行15駅12:12着
12:19発 米子ＪＲ特急やくも7号出雲市行12:40松江着
バスレイクライン7番　他に市バス1番など
松江城へ　大手前降りる　小泉八雲館見学。
松江城　680円　団体540円武家屋敷310円小泉八雲410円
　3館まとめだとで1100円　クレジットカード

12 月 3 日 (金) ,山口県長門市　
ファミリーロッジ旅籠屋ハタゴヤ　クイーンベッド2台
(7時からパンとドリンクの朝食)計￥9,392　
06:23 松江ＪＲ特急スーパーおき1号新山口行
06:47出雲市着　歩いて３分で電鉄出雲市7：15発
　500円現金のみ。川跡駅　乗り換え7：34出雲大社駅着　
10:22出雲大社前　一畑電車大社線・川跡行4駅10:33着
10:37発 川跡乗り換え出雲市10:46着徒歩でJR出雲駅
バスで正門からJR出雲駅へ30分530円スイカ使用可。
旧大社駅へは徒歩15分　見学9時から　修理中で入れず。
11:24発出雲市ＪＲ特急スーパーおき3号・指定席、
新山口行13:04着乗り換え13:11発 益田JR長門市行　
普通席16駅15:02着
バス長門市駅15:16発15：34仙崎駅着 の
ブルーライン交通の市内循環に乗車した。
駅の反対側に回ったり時間が長くかかった。
　　サンデンバス　長門市駅15：26発
　　仙崎駅の次はセンザキッチン15：32着
　　防長バス　長門市駅15：29発
帰りはセンザキッチンからバス17：11発　
仙崎駅17：13長門市駅17：19 着と早かった。
駅の手前の岡田病院前で下車　セブンイレブンの裏の
ファミリーロッジ旅籠屋ハタゴヤまで徒歩3分

2021年12月4日土曜日
ホテルクラウンヒルズ小倉 　ツイン　　￥8,624　
大浴場、ブッフェ朝食　市税400円別支払い

JR長門市7:54発　 普通6駅　美祢8:32着　
美祢駅前8：38バス　土日曜時刻で秋芳洞9:04　
バス9：07発もあり
　　帰り予定、秋芳洞11:58バスで12:24美祢　
　　14:09○JR美祢発　　厚狭14:36着　
　　15:32発厚狭ＪＲ新幹線こだま851号15：54小倉着
実際は秋芳洞からバス1300円位でJR新山口へ。
新幹線に間に合うように走って乗車できた。
途中駅でのぞみに乗り換えて
12月2日に乗り換えで降りた岡山駅へ戻った。一筆書きか。
後楽園（8時から入園、シニア140円）
東口、1の乗り場　岡山駅　後楽園　
藤原団地線をご利用下さい（20　30分間隔運行）
岡山発のぞみグリーン席→小倉着

2021年12月5日　日曜日 プレミアホテル門司港
ツインルーム　6234円　市税400円追加支払った。
　小倉観光後、小倉城から西小倉駅徒歩10分
　スイカで入れた。九州は博多までの新幹線のみ
グリーンパスが使える。駅員さんに話して清算した。
新幹線改札は西なびグリーンパスは自動改札で入れる。
小倉発　グリーン指定の一つ前に乗車したので
普通席に乗車した　広島着
広島城は9時から入場できる　180円シニア料金
日曜日（1）13:30、（2）15:00：広島城二の丸　無料
歌、演劇、刀のショーで侍公演を行います。
広島バス　南改札口を出て100m直進する
広島駅南口前バスのりば、Bホーム7・8・9番
のりばより合同庁舎前経由のバスで約７分　
合同庁舎前バス停で下車、城へ北西へ徒歩約８分
帰り　城から７分歩き合同庁舎前バス停　
バスで広島駅へ　駅まで3分歩く
広島ＪＲ新幹線のぞみ博多行
新山口乗り換えＪＲ新幹線こだま851号15：54小倉着
ハローキティ新幹線車両は全車両で運転　　
2号車は座席までがキティちゃん仕様だった。

2021年12月6日　月曜日
ホテルWBFグランデ博多　￥6,314　ブッフェ朝食付
門司港など観光して小倉から博多へ新幹線　
JR西なびグリーンパス最終日5日目の乗車で自由席

2021/12/07 (火) ピーチ航空　MM524便
（二人合計）￥15,900　手数料一人600円含む
地下鉄で福岡空港へ移動　ｊｒのスイカが使えた。
福岡 12:55　東京（成田） 15:00　ピーチ航空MM524便
バスで到着口へ結構歩いて出口へ。
15:48空港第２ビル(鉄道)京成本線快速・三崎口行
3番線 成田15:55着乗り換え16:03発京成成田快速特急・京成上野行

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 Peach ジェットスター
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

写真は成田空港の出発ゲートで旅立ちを待っている人たち
の様子です。
感染者数が減少してきたとはいえコロナがまだ完全に収束
していないので旅行客もまばらで閑散としています。
雨風のため飛行機迄のバス輸送を中断していますと
アナウンスありました。

12月1日（水）
5時半ごろの電車で成田空港へ向かうため
まだ暗い早朝に自宅を出発します。
今朝は旅立ちの初日なのに最悪なスタートでした。
テレビの天気予報を見ていると私たちが住んでいる辺り
は「暴風、竜巻、大雨に注意」というテロップが流れて
います。
雨雲レーダーを見ると茶色の凶悪そうな雨雲がズンズンと
我が家に迫ってきます。
私の”最強の晴れ男”という神話は忽ち崩れ落ちて行きました。
フライトの出発時刻があり、また交通機関の乱れも予想されます
ので「蛮勇を奮って」定刻通り家を出発しました。
外に出ると湿度100％の闇夜から横殴りの強雨が襲ってきました。
傘を差しますがあちらこちらの方角から雨粒が降り注いで衣服や
リュックサックを濡らします。
「しまった。旅行前にもっと防水対策をしておけばよかった！」
（しかし、後悔先に立たずです）
暫らく歩ていると少し雨脚が弱まってきました。
「なんだ！雨足が一番強い時に家を出発したんだ。」
最寄りの駅が近づいて来ました。
雨に濡れないところへはもう直ぐです。
すると突然、水溜まりで足を滑らせたのか前を歩いていた家内が
（歩道から20センチ位ある段差の道路へ）
（ズデンドウ！）と横倒しに転ぶではありませんか。
私は「あぶない！」と叫びますが”後の祭り（不謹慎ですね）”です。
幸いにリュックサックがクッションになったようで咄嗟に片手を着いた
指先を少し痛めただけで大きなけがはありませんでした。
（でも後で分かったことですがリュックサックの中は水浸し状態で
大変な状態になっていました）
2011年1月にイタリアのシチリア島を旅行した時も同じような事件が
ありました。
ツアー旅行では長距離を移動しますのでバスの座席に座っている時間が
長くなります。
家内がバスから降りようとしたとき私の目の前で最後のタラップが
高く膝がカクッとなり5歩くらいトットットッと前のめりに
よろめきました。
それからまるでスローモーション映像を見ているように彼女は前に
つんのめりながら顔からタイルの地面へっ突っ込んで行きました。
（私は見ているだけで何もすることが出来ませんでした。
見ていたダケ！？立ち直るかと思ったのに…。）
彼女のメガネは無残にも折れ曲がり、目頭の横は負傷していて
血が流れています。
大事には至らなかったので安心しました。
でもそれから顔にバンドエイドをずっと貼っていました。
それ以降は私はワイフビーターに思われない様にバスを降りるときは
私が先にバスから降りて出口で彼女の手を取ってエスコートするように
しました。
（まるでお姫様のように）
それを見ていたのか他のツアー夫婦もご主人が奥様の手を取って
エスコートするようになりました（他人迷惑な話です）。
バスから降りるときには気を付けましょう！
（参考ブログ）
還暦夫婦　アルべロベッロ　シチリア島のタオルミーナ
パレルモからフェリーでナポリ、アマルフィ
（2011/01/19 - 2011/01/26）
https://4travel.jp/travelogue/11028147

久しぶりの旅行なのに幸先の悪い出足でこれからの旅程が心配に
なりました。
でも「人生何事も塞翁が馬」のたとえの通り旅の吉凶、禍福は予測
出来ません。
「禍福は糾える縄の如し」の通り「不幸あれば幸福あり」で
その後の旅程は天気にも恵まれ「順風漫歩」となりました。
やっぱり私の「晴れ男」信仰はまだ生きていました。

成田空港第3ターミナル 空港

京成成田空港駅から第3ターミナルまで10分位歩いた。
駅からチェックインなどを経て出発ゲートまで速足でも15分はかかった。
出発を待っている私たちのフライトです。
時折、強い風と雨が機体と翼を叩いて
銀色の飛沫（しぶき）を立てていました。
外で働いている空港職員さんたちは大変そうです。

成田空港第3ターミナル 空港

それでも離陸したフライトが上昇し
黒い雲を突き抜けると
上空には白銀色の雲の絨毯が広がっていました。

私たちのフライトが関空に近づいてきました。
左に見えてきた大きな島は淡路島だと思います。

フライトは定刻通りに関西国際空港に着陸しました。
私たちはまずJRのみどりの窓口で【西なびグリーンパス】
の指定席を予約しました。
取りあえず松江方面までの始発のグリーン指定席を予約する
つもりです。
関空のみどりの窓口はすぐに見つかりました。

関西国際空港 空港

驚きました。
お客様が（私たち以外は）一人もいません。
もっと行列が出来ていると思っていたのです。
後ろで待っているお客様がいないのを「勿怪（もっけ）の幸い」と
私たちは全旅程の指定席を予約することにしました。
大分時間がかかったのですが全ての予約が終わるまで
私たちの後ろにお客様が立つことはありませんでした。
コロナ前までは外にまで列が伸びていたとのことです。
右手にも窓口があり女性職員の方が二人座ってました。
案内表示を見ますと「外国人専用窓口（中国語・英語）」
と書かれています。
インバウンド観光客専用の窓口です。
11月30日（火）の午前0時からオミクロン株の水際措置の強化
として政府が新規外国人入国の停止を講じましたので
その影響のためかここも「閑古鳥」状況でした。
突然家内が私に「案内の人に何か中国語で話しかけて！」と
命令してきました（この様な緊急指令はよくあることです）。
（もう～、仕方がないなぁ…）と思いながら
窓口に座っている女性の方に
「私は中国語を勉強しているのですが、
私の中国語は分かりますか？」
（我現在学中文，你懂我的中文?）
と話しかけました。
すると彼女から「えぇ？もう一度言ってください。」という
返事が返ってきます。
私は自信を失い、動揺しながら、もう一度ゆっくりした口調で
同じ中国語を繰り返します。
彼女は漸く（このお爺さんは私と中国語を話したいのだな）という
ことを理解したようで
ニッコリとしながら
「我懂你的中文（あなたの中国語わかりますよ）。」と言ってくれました。
（お嬢さん、ありがとう！）
私は厚かましくも更に
「謝々你（ありがとうございます）。
可以照片?（写真を撮っても良いですか）？」と聞くと
「写真を撮ってはいけません。すみません。」と素気無く
断られてしまいました。
（不届きな日本人観光客のお爺さんでした）

関西国際空港 空港

JRのみどりの窓口で指定席予約が終わりましたので次に
南海線の「関空ちかトクきっぷ」を購入しました。

南海電鉄 南海線 (空港線) 乗り物

途中で関空らしく外貨交換レート表がありましたので
写真を撮りました（2021年12月1日）。
外貨に対して円安傾向が進んでいるようです。
私たちがいつか海外旅行を再開するときには円高傾向に
なることを期待しています。
でも何時のことになるやら…？

りんくうタウンのホームで列車を待っていますと。
キティイちゃんのイラストが描かれた列車がホームに入ってきました。
今回の旅の目玉の一つは新山口から小倉までのJR線キティちゃん号の
こだまに乗ることでした（列車大好きの末孫のため写真を撮るためです）。
JRのとは車体のイラストが違っていました。
この偶然は「シンクロニシティ（意味のある偶然）」なのか
「セレンディピティ（偶然に幸運を呼び寄せる力）」なのでしょうか？
これからの旅程に何か良いことが起こる予兆（Prophet)だと感じて
しまいました。

りんくうタウン駅 駅

私たちはなんば駅に到着しました。
親戚夫婦との食事をとるために
なんばパークスにやって来ました。
難波は久しぶりですので「お上りさん」
状態で行き方が分かりません。
仕方がないのでお菓子屋さんのお嬢さんに
行き方を聞きました。
彼女は親切にもお店を離れてエレベーターまで
案内してくれました。
きっと田舎から出てきたお爺さんとおばあさんが
慣れない都会の道に迷って困っているに違いないと
思われたのでしょう。（お嬢さんごめんなさい。）

なんばパークス ショッピングモール

なんばパークスのレストランで親戚夫婦と昼食を楽しみました。
長い人生で思い出を共有できる人たちが段々と少なくなり
ましたのでこのような出逢いはありがたいと思います。
山頭火さんの「雪ふる逢えば別れの雪ふる」という一句
の深い意味が少し分かるような気持がします。
そのあとで両親のお墓参りを致しました。
全てが旅の通過点なのでしょうか。

なんばパークス ショッピングモール

その日はJR新大阪近くの
からくさホテルグランデ新大阪タワーに宿泊しました。
新しく清潔なホテルでした。
新大阪4番出口から線路沿いを行く。ローソンを曲がるとすぐで
全部で7分くらいです。
エレベーターで2階がフロントです。
アメニティーと、うまい棒10種類くらいがフロント横にあります。
フリードリンクサービスは３階で15―22時までです。
施設は新しく清潔で寝やすかったです。
3階の大浴場は湯舟が二つあります。
すぐ横のサウナは閉鎖されていました。
洗い場のシャワーの水圧が高く快適です。
また隣との壁が高いので横の人に飛沫がかからないので安心です。
たくさん宿泊した中で洗い場は最高でした。
換気のため大浴場の窓が少し開いていて少し寒かったです。

からくさホテルグランデ新大阪タワー 宿・ホテル

浴室も真新しい感じです。
今日も早朝から色々ありましたが
楽しい一日でした。
旅の疲れを取って早めに就寝することに
しました。
部屋の中はトイレと浴室と洗面所は別で使いやすいです。
日本の浴室と同じように洗い場があるタイプです。

明日は早朝6：00発のみずほ601号で
岡山経由、米子経由で境港の水木しげる通りを訪れます。
明日から妖精（妖怪？）達との出会いの旅が始まります。
早朝、フロントの横にあるチェックアウト機にカードキーを
差し込んで返却しました。

からくさホテルグランデ新大阪タワー 宿・ホテル

新大阪の新幹線乗り場です。
ホテルから駅入り口まで7分、
新幹線のホームまで15分はかかると思った方が良いです。
早朝（6時前）とはいえ乗車客はあまりいません。
コロナの影響は交通産業に大きなマイナス影響を
与えているのが良くわかる光景です。

新大阪駅 駅

新幹線のホームにやって来ました。
人が居ません。
これは妖精（妖怪）の世界がもう始まっているのでしょうか？
私たちはこの世（此岸）とあの世（彼岸）のパラレルワールド
の出発ホームにやってきたのかもしれません。

新大阪駅 駅

ホッと安心しました。
ホームに入ってきたのはトトロの「ねこバス」
ではなく本物のみずほ601号でした。

新大阪駅 駅

それにしても乗客は少ないです。
JRの経営状況が心配です。
私たちももっと旅行に出かけなくてはと
強く思いました（本当です！）。

新大阪駅 駅

みずほの大きな瞳が何だか悲しそうに見えました。
（みずほも妖精の一人なのか？）

新大阪駅 駅

岡山駅で米子行きの特急やくも7号に乗り替えます。
ホームを見ると「一部の特急「やくも」の運休について」
という告知ポスターが掲示されていました。
2021年コロナの影響ですが半数近くのやくもが運休状態です。

岡山駅 駅

米子行きの特急やくも7号がホームに入ってきました。
何だか親しみやすい昔懐かしい顔立ちをしている列車です。
（最新の列車と比較して鼻が低く平べったい顔をしています）
グリーン車は1割しか乗車していません。
車掌さんも席のチェックだけで切符の拝見に来ませんでした。
（この旅は自由席以外は車掌さんは切符のチェックに来ませんでした）

岡山駅 駅

末孫のためにアップで写真を撮りました。
「やくも」は引き締まった男らしい顔立ちをしていると
思います。
車内の字幕の案内でトンネル内が分水嶺の最高地点との事。
単線なので対向列車が遅れたのか３分ほど遅れてました。
信号待ちで根雨駅（ねうえき）で2分くらい停車しました。
そのあと、遠くの山々と大山が見え富士山に良く似て
綺麗でした。
大山の山頂はもう雪に覆われていました。

岡山駅 駅

米子駅に到着しました。
境港行きの列車が出発するまで待ち時間が
少しありましたので駅の外へ出てみました。
駅のロータリー前には銀河鉄道999のような列車の
オブジェが展示されていました。
これは「だんだん広場」の時計塔です。
高さ12メートル幅12.275メートルと大きな建築物で
1995年4月作成です。
銀河鉄道と言えば2016年9月にカナダのイエローナイフ
で見たオーロラを思い出します。
滞在5日間の最後に見たのが最高でした。
漆黒の夜空に妖しく乱舞するオーロラを何かが一文字に
切り裂いて飛んで行きその間から夜空に輝く星々が
見えました。
オーロラの帯を切り裂いて飛んで行くのはきっと賢治の
「銀河鉄道」だと思いました
（本当はただの夜間飛行機だったかもしれませんが）。
不思議の世界は見えない水面下できっと繋がっていると
思います。
（関連ブログ）
還暦夫婦27日間カナダアメリカ周遊旅行
イエローナイフで5日目にオーロラを満喫
（2016/09/01 - 2016/09/06）
https://4travel.jp/travelogue/11175021

米子駅 駅

駅の隣でタレントのまつ子が食べた吾左衛門鮓
さば寿司をお昼に食べるため購入いたしました。
肉厚のサバで美味しかったです。
他にお土産を物色していると境港への列車が出発する時間が
迫っているのに気が付きました。
二人でダッシュ（？）して境港行きの0番ホームに走って行き
ました。
ホームではゲゲゲの鬼太郎列車が静かに私たちの到着を
待っていました。

米子駅 駅

米子駅から境港へ行く列車のホームへ走って向かいます。
「０（霊？）番ホームはこの先」という表示がありました。
0番ホームは1番線のすぐ横の前のホームです。
階段を登らないので助かりました。
ゲゲゲの鬼太郎のひとつ目玉のお父さんが案内しています。
ここから水木ワールドが始まります。
東階段にはネズミ小僧がいました。

米子駅 駅

ゲゲゲの鬼太郎号は私たちとその他の妖怪たちを乗せて
妖怪が住んでいる世界へ一路向かいます。
車窓からは懐かしい日本の風景が後ろへ流れて行きました。

次のブログでは水木しげるワールドの妖怪たちが住む街を
ご案内いたします。

JR境線 乗り物