いちはらアート&紅葉ライトアップ・ツーリング

2021/11/28 - 2021/11/28

最近急に寒さが深まり、秋は何処・・・という感じですが、春に養老渓谷の素晴らしい景色を見たので、秋の紅葉の季節も見たいと思い、出かけることにしました。
ついでに「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」の展示作品を、小湊鐵道沿いに見て回ろうと思います。

エリア 市原(千葉)

• 交通手段: バイク

上総川間駅
今回は小湊鐵道のとある沿線から始まります。

上総川間駅 駅

思わず線路に出たくなりますが一応、駅なので。

駅前の風景。

周り田んぼなので、夜に来たらクリスマスのイルミネーションが映えることでしょう・・・

Nostalgias
ハバナ在住の芸術家、ジョアン・カポーテの作品。

こちらは地味目のスーツケース。

色とりどり。

公式サイトによると、キューバ人である彼がニューヨークを旅したときのスーツケースが元で、中にあるレンガの壁は、再び戻ることの難しさや人生の障壁のメタファーであるということです。

上総鶴舞駅
次はお隣の駅にやってきました。

上総鶴舞駅 駅

もし鉄道で来ていたら、一駅毎に降りて見て回るのはなかなか大変だったかも知れません。

田舎の無人駅に突如現れる、女の子の写真。

試着駅。
成田久氏による作品。後で調べると、構内にこの子が着ているのと同じ服があって、文字通り試着できる駅だったらしい。けど自分は気づかなかった。

正直、始発駅と終着駅にかけて試着駅、だとしたらちょっとオヤジギャグ入ってない？（笑）
でも女の子の魅せ方は、やはりプロなのだと思わせられる。

駅構内という日常の場所に、商業的なポスターではない肖像が置かれる、この存在感。

これがストーリーなら・・・世界を救うためにこの子の助けが必要になるかもしれない。

私が大写しに撮っているからエキセントリックに見えるかも知れませんが、駅舎の雰囲気と意外にマッチしているんですよこれが。

青い服。

おかっぱ。

ホームに出てみました。

下り方向。

ホームが石。

かずさつるまい
かずさかわま　かずさくぼ

国登録有形文化財　上総鶴舞駅本屋

そして駅の前には銀杏の大樹が。

そびえ立つ生命力。

こんなにも高く伸びる。

まるでアイデンティティーを誇示するように、一枝の葉だけがぶら下がっていた。

落葉の絨毯。

というわけで上総鶴舞でした。

そしてまた別の木です。

上総久保駅 駅

空と銀杏。

色づいた葉。

青い空に美しい枝葉が映える。

上総久保駅

かずさくぼ

かずさくぼ
かずさつるまい　たかたき

あっ、お邪魔しまーす。

上総久保駅ホテル
西野達氏の作品。

ホテルの部屋という私的な空間に、駅という公共の場所を取り込んでいる。

シャンデリア。

我々が普段利用するホテルもアートなら、我々の旅もまたアートなのかも知れない・・・（良いこと言ったつもり）

上総久保駅

・・・ということでした。

次は高滝湖へ。

市原湖畔美術館 美術館・博物館

市原湖畔美術館の駐車場へ停めます。
標識もデジタル。

市原湖畔美術館

Watermark
色部義昭＋アートフロントギャラリー作
無数に開けられた孔によって房総の詩歌が浮かび上がる。

飛来
篠原勝之作

高滝湖 自然・景勝地

空を見よ、自分を見よ
ウラジミール・ナセトキン作

高滝湖の湖畔にそびえる藤原式揚水機。

藤原式揚水機

この地域で使われていた揚水機を模したオブジェだそうな。

展望塔としてはこのときは閉鎖されていた。

高滝湖の鳥居。あちらにも先日来ました。

レイクラインに架かる橋。

光る水面。

伸びる影。

戻りますか。

今のLvではとうてい敵わないのでスルー。

ここも、Lvが上がってから回収に来るけど今はスルーするしかない場所、みたいな。

Heigh-Ho
KOSUGE1-16 作

市原湖畔美術館に入りました。800円。
常設展の撮影はできません。それ以外は可のようです。

Toy Soldier
KOSUGE1-16 作

美術館の監視員として派遣されました。

翼
ターニャ・バダニナ作

何かこういう、シトいそう・・・

鉄道ミニチュア

おれん家

ワインディングロード。

踏切

企画展では、
「森―湖：再生と記憶」
と題して、彫刻家の戸谷成雄氏の作品が展示されていました。

双影景
鉄芯を埋め込んだ木のブロックをチェーンソーで彫っているのか、すごいな・・・。

デッサン

精密なデッサンもすごい。

落下

落下

落下

これ、実体に見えるものが影で、影に見えるものが実体ってやつでは・・・分かる人には分かると思いますが（笑）

露呈する《彫刻》
黒い線

露呈する《彫刻》
彫り込み線

露呈する《彫刻》
鉄線

視線体－散

視線体－散

視線体－散

雷神-09

雷神-09

水根 II（スワ）

水根 II（スワ）

界面体 III（ドローイング）

全体として、間違いなく本物。
正直、世の中にここまですごい彫刻家がいらっしゃるとは知りませんでした。
この企画展「森―湖：再生と記憶」は2022年1月16日まで開かれるようです。

Lost Windows
クワクボリョウタ作

映写機が回転することによって風景が移ろう感覚。写真だとなかなか伝わらない。

MUSEUM - STAIRS / ROOF OF NEEDLES & PINS
アコンチ・スタジオ作

MUSEUM - STAIRS / ROOF OF NEEDLES & PINS

田邉精肉店
美術館を出て、揚げ物屋さんへ。このお店は4travelで知りました。

田邊精肉店 グルメ・レストラン

えっ全部売り切れ？と思いましたが注文してから揚げてくれるそうです。
出来るまで10分待ってくださいだって。

店内に色々写真が貼ってあります。
お米も売っています。

イカメンチと白身魚フライを注文しました。
ソースお好みでどうぞ、と容器をボンッと置かれますので少しかけて出てきました。

やっぱり揚げたては美味いな～しっかりイカも入っているし。

IAAES (旧里見小学校）
もう一箇所くらい寄りましょう、ということで旧小学校へ。
IAAESは Ichihara Art/Athlete Etc School の略称だそうです。

母校を忘るな、の碑が。

入場料は300円でした。
2作品については作家さんが不在のため見られないということでした。
しょうがないので、とりあえず体育館の作品から見ていきます。

Artists' Breath Playback
高橋啓祐作

作品展示場と化した体育館。

ドキュメンタリーが流れているようにも見えるし色々流れてる。

パンデミックの中でアーティストの活動を伝えるメッセージを集めた「Artsits’ Breath」。

世界のアーティストのメッセージが生命の海でつながる。

「紅葉は　きれいだけれど　さびしいな」
そうだよな、そんな感じだ、小学生のときって。

なんかアサクリの最後の方みたい。ゲームの例えばかりですみませんが・・・。

校歌。

昔、登ったなあ・・・むしろ運動不足の今、登りたい。

モグラハウス
開発好明作
モグラは家出してしまいました、とのことです。それは残念・・・
この場所で見られる展示はこれで全てのようです。

里山食堂があります。
小学校でカレーを食べよう。

里山食堂について色々書いてあります。

校庭を見ながら里山カレーを。600円。
昔食べた給食のカレーって、パサパサの胚芽米に粉っぽいカレーだったような。でも最高に美味しかった。
これはもうちょっと、普通のカレー。

羽雄神社
小学校を出て養老渓谷に向かいます。

石神菜の花畑
ここへ春に来たときには一面の菜の花畑でした。
当然ながら、今その面影はありません。

養老渓谷リベンジ
https://4travel.jp/travelogue/11683552

石神の菜の花畑 名所・史跡

来た目的は、またしてもアート。
周りに人っ子一人いやしない。
どちらかというと、ダンジョンの隅っこにある10Gとかでさえ、わざわざ回収する性格なので（笑）

空への階段
ターニャ・バダニナ作

一段ごとに有り難い徳目が書いてあります。
愛、信仰、希望・・・新約聖書ですね。

全ての徳目を集めると、ここから空へ登っていける・・・かもしれない。
でも、私には難しい。自分で分かっているつもりです（笑）

ついに養老渓谷に来ました。
ここは去年の同じ時期、同じ場所で写真を撮っています。

小湊鉄道・いすみ鉄道の旅
https://4travel.jp/travelogue/11665355

山の駅 養老渓谷 喜楽里
来たのは春以来ですが、段違いに多い人出。

養老渓谷観光センター 山の駅 喜楽里 名所・史跡

ビッグワンバーガー 喜楽里店
前回来たときには休業していたハンバーガー屋さんです。
今回はカレーを食べていたので、またしてもパス。

目的は紅葉のライトアップですが、17時まではしばらく時間もあるしどうしようかなと。

駐車場から見える断層。

駐車場から見える紅葉。

川と崖。

遠見の滝

濃溝の滝っぽい風景。

上総中野駅に来ました。
ここへは昨年小湊鐵道からいすみ鉄道への乗り換えに利用して以来二度目です。

上総中野駅 駅

ここへ来たのは予定外でした。
来た理由は、駅近のガソリンスタンド。
「随分入りましたね、こんな山奥でガス欠したら困りますよ」
と注意されました。
そんな貴重なガソリンスタンドにも、設備の関係で今年いっぱいで閉店する旨張り紙がしてありました。
というわけで緊急時は今年中なら中野へ、来年からは絶対に街で給油してから来ましょう。

乗り換え終点駅ながら、安定の無人駅。

小湊鐵道バージョンの自販機。

去年来たときは乗客私一人だけでしたが、今はこの盛況。

車掌格好いい。

小湊鐵道。

先に小湊鐵道をお見送り。

いすみ鉄道の車両。

こちらもお見送り。
いやはや、良いところに居合わせました、これもガス欠の功名？

さて・・・。

粟又の滝 自然・景勝地

粟又の滝でライトアップを待ちます。
カメラだから明るく見えていますが、肉眼では暗くて足元もよく見えません。
そのせいもあってか、ほとんど若い人しか残っていません。

パシャパシャパシャ・・・とは言わない。

綺麗ですね。

私自身の肉体的手ブレ防止機能を使っています。というかこれが限界です（笑）

もうちょっと寄って・・・

別の角度から。

帰り道から。

山里のジェラテリア 山猫
ここ、春に来たときは開店準備中だったんですよね。ジェラートはあのとき食べたかった・・・今はちょっと寒い（笑）

山里のジェラテリア 山猫 グルメ・レストラン

駐車場に戻る途中。
空に明るい星が輝くので星座表アプリを開いたら木星だったんですよね。
あれっ金星は？と思っていたら、開けた場所で右下に一際明るい金星が現れた。
そして中間にあるのが土星。
歩きながらこんなことも分かるのだから人類の文明はすごい。

養老の滝展望台
最後にここでライトアップを見ましょう。

奥に見えるのが先程いた粟又の滝。

未だに付属レンズを使っているので、アップはこれが限界。
してもブレるだろうし・・・

美しい。

綺麗だなあ・・・。

紅葉を満喫しています。

これが自然の美しさ。

では帰りましょう。極寒の夜間ツーリングに出発！！（涙）