2021/09/24 - 2021/09/27
82位(同エリア758件中)
まつじゅんさん
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この旅行記スケジュールを元に
盛り沢山の東京スポーツ観戦+α旅の第7弾、3日目(その2)です。
ある意味、この旅で一番力が入っています。
大相撲9月場所千秋楽を12時過ぎから表彰式、相撲協会の親方解散式等、19時近くまでじっくりと観戦してきました。
今回は写真が多いので、画像結合ツールを多用していますので、少々小さく、見難いかもしれませんがご容赦ください。
千秋楽を見たいという奥様の希望でしたが、千秋楽にしかない行事も多く、協会挨拶や三役揃い踏み、表彰式だけでなく、特に面白かったのが初日前に「土俵祭」で降りてきた神様を、天に送り返すために行われるという、行司さんの胴上げは、TVでも放送されることは稀で面白かったです。
まず、表彰式後「出世力士手打式」という、番付に四股名が載っていない新人力士が土俵に上がり、来場所から番付に記載されるので、皆様応援お願いしますという紹介があり、「神送りの儀式」に移り、新人力士が御幣という神祭用具を持った行司さんを胴上げします。↓
https://youtu.be/TohKAEsDehg
9月場所の優勝は、千秋楽までもつれましたが、照ノ富士を追いかけていた妙義龍が負け、結びの一番を待たずに新横綱 照ノ富士の優勝が決まりました。
この場所の後、休場していた横綱 白鵬の引退発表があり、照ノ富士が一人横綱として、これからの相撲界を牽引していく始まりの場所となりました。
両国駅前で簡単に夕食を頂き、両国橋経由で都営浅草橋 東日本橋まで歩き、無事ホテルに帰着しました。
充実の3日目、無事終了です。
4日間の行動は次の通りです。
◎2021年9月24日(金)
大阪空港→羽田空港→ホテル→神楽坂(昼食)→黒塀横丁等散策→東京大神宮→飯田橋駅エフェ→小石川後楽園→日中友好記念館→野球殿堂博物館→
東京ドーム(巨人vs阪神)→ホテル
◎2021年9月25日(土)
ホテル→トキワ荘 →新宿三丁目棲家(昼食)→明治神宮→日本オリンピックミュージアム→神宮球場(ヤクルトvs中日)→ホテル
◎2021年9月26日(日)
ホテル→すみだ北斎美術館→復興記念館→慰霊堂→旧安田庭園→両国第一ホテル(昼食)→国技館(大相撲9月場所千秋楽)→ホテル
◎2021年9月27日(月)
ホテル→皇居→警視庁→法務省→中銀カプセルタワー→ソラマチ(昼食)→深川不動尊→羽田空港→ 伊丹空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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JR両国駅から国技館通りと呼ばれる道路があります。
広い幹線道路で、両側にホテルやちゃんこ料理のお店が立ち並び、国技館の大屋根の風景と重なって、大相撲の街と言う雰囲気があります。
JR両国駅西口前には「力相撲」の像、歩道には両側に計6体の横綱土俵入りの銅像があり、その下には横綱の手形が彫られていました。国技館通りの力士像 名所・史跡
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「美味しさと文化の今を江戸空間でつなぐ」をコンセプトにした「江戸NOREN」の内部です。
歴史ある両国駅の旧駅舎に、江戸の町屋を意識した吹抜け空間に原寸大の土俵が作られています。
ちゃんこ霧島も出店されていましたが、コロナで臨時休業と表示されていました。
一日も早く、相撲見物の後はちゃんこ料理屋、という流れに戻って欲しいですね。両国江戸NOREN 名所・史跡
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国技館の入口には櫓が建てられ、周辺には力士名や部屋名の書かれた幟が数多く建っています。
この櫓に太鼓があり、人を呼び寄せるために打つ、という他に天下泰平、国土安穏、五穀豊穣等の平和を祈念して打たれるそうです。
太鼓は、場所中の朝「寄せ太鼓(朝太鼓、一番太鼓)」と、千秋楽を除く毎日、興行の終了を知らせる「跳ね太鼓」(明日もお越しください、という意味で、千秋楽や一日興行の場合は打たない)が打たれるようです。
コロナ禍で開場が12時なのですが、番付の若い力士は取り組みを終え、風呂敷片手に部屋へ。
千秋楽の祝いの準備に向かうのでしょうか。両国国技館 名所・史跡
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流石、相撲の本拠地国技館。
国技館に一般の人も受診できる、整形外科の診療所があるんですね。
2021年3月、響龍さんが取組中にすくい投げを食らい、土俵に頭を打ち付け倒れたまま動けなくなりました。
担架で運ばれるまで約6分を要した事で、危機管理という観点で意見が出ているようですが、最近は怪我が多くなっているように思います。
稽古不足と言う人もいるようですが、力士の大型化(体重が重い)が進んでいる事も一因だと思います。
土俵から落下の際に痛める事も多く、土俵を低くするとか、溜部分にクッション材を敷く等の対策が有効に思うのですが・・・。両国駅 駅
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国技館に入場すると正面に、力士なら一度は抱いてみたい優勝賜杯や顕彰のトロフィ等が陳列されています。
詳しくは名古屋場所の旅行記参照↓
https://4travel.jp/travelogue/11700552 -
国技館に入場したら、先ず買い物が定番らしいです。
確かに名古屋では、商品の種類も量も少なく、番付表やパンフレットさえ購入できなかった私達。
今回は沢山設置されている、売店巡りからスタートです。
スイーツ親方の店では、「こんなに食べたら糖尿病になるな」と思う位、美味しそうな商品が多くありました。
私はお土産に、新製品の「北の富士カレー」を購入しました。
あれっ、北の富士さんって相撲協会の人では無かったと思うのですが、協会とコラボしているのでしょうか。
国技館カレーを凌ぐ売り上げでした。
本日の座席:2階西 4列…つまりイスA席。
座席からの眺めはこんな感じです。 -
コロナ禍で、力士との直接的な触れ合いが出来なくなっているので、等身大のパネルや顔出しパネルが多く用意されています。
原寸大の力士写真幟なんてのも販売していましたが、何処に飾るんでしょうか。 -
国技館の収容人員は11,098人。
今場所は、上限5,000人で開催されます。
感染防止はきちんとしており、観戦中のマスク着用を常に警備員の方や、時には協会のジャンバーを着た親方が、常に場内を廻っていて確認と注意をしています。 -
大関と、こちらで触れ合って下さいとの事でしょうか。
原寸大のパネルが展示されていて、皆さん記念撮影に勤しんでおられました。
奥様はファンを公言している「正代」とピースポーズで収まっていました。
結びの一番で横綱 照の富士に勝つことがあれば、優勝決定戦(対象が大関で無いのが情けないですが)と言う可能性も残っているだけに、頑張って欲しいものです。
私は貴景勝の、突き押し相撲が好きですね。 -
国技館の四方に飾られている優勝額。
明治42年5月場所から両国国技館の完成を記念し、時事新報社が最優秀成績の力士の額を国技館内に掲げたのが始まりのようです。
昭和12年1月場所からは、毎日新聞社(当時は東京日日新聞)の表彰となっています。
合計32枚、6年間は掲示して貰えるという事ですね。
今は、白鵬の額が圧倒的に多いですが、これからは照ノ富士が増えていくのでしょうか。
貴景勝や正代の両大関にも頑張って欲しいですね。
令和2年初場所で平幕優勝した奈良出身の徳勝龍もありました。
平成25年九州場所まで62年間に渡って着色してきた佐藤さんが引退したことに伴い、今はデジタル処理したカラー写真に変わっていますが、倉吉の琴桜記念館にあった優勝額が色あせていない事に驚き、凄い技術力に感動しました。↓
https://4travel.jp/travelogue/11719771 -
入場した時は幕下中位から上位の取り組みの最中でしたが、時間経過と共に徐々に観客も増えてきました。
さすが国技館は名古屋の体育館等の一時施設でなく、相撲を見るための施設という感じがしました。
今回は2階、西椅子席Aでしたが、名古屋より土俵が見えた気がします。
1階席への通行が出来ないので、北の富士さんが放送席に入ったときに見に行けなかったのが心残りですが、満足です。 -
今場所の結果です。
千秋楽妙義龍が勝って、照ノ富士が負けると決定戦だったのですが、照ノ富士は強かったですね。
幕内優勝:横綱 照ノ富士 13勝2敗 伊勢ヶ濱部屋 5回目
殊勲賞:前頭4枚目 大栄翔 10勝5敗 追手風部屋 4回目
敢闘賞:該当なし
西前頭六枚目阿武咲が、千秋楽勝利、妙義龍が優勝すれば受賞、と言う条件つきでしたが、2人とも条件を満たませんでした。
技能賞:前頭10枚目 妙義龍 11勝4敗 境川部屋 6回目 -
場所後に白鵬引退のニュースが飛び込んできた9月場所ですが、新横綱とは思えない不動心で、15日間膝とも闘いながら照ノ富士が2場所ぶり5回目の優勝で終わりました。
新横綱で優勝した力士は、明治44年の夏場所以来9人目というのは驚きましたが、それだけプレッシャーが強く、重圧に押しつぶされる難しいものなのでしょうね。
九州場所を待たずに、年間最多勝も決まっています。
上位の取組結果です。
●正代 8勝7敗 寄り切り ○照ノ富士 13勝2敗
○御嶽海 9勝6敗 押し出し ●貴景勝 8勝7敗
●妙義龍 11勝4敗 肩透かし ○明生 8勝7敗
○大栄翔 10勝5敗 押し出し ●逸ノ城 8勝7敗 -
優勝額が周囲を囲む雰囲気は、特別なものを感じますね。
椅子席というのは、齢を重ねてくると「楽だなぁ」と切に感じました。 -
協会ご挨拶。
八角理事長(第61代 横綱 北勝海)から、千秋楽を迎え挨拶がありました。
この時土俵に上がれるのは、横綱、大関、関脇、小結という役力士、言い換えれば力士の顔となる面々、自覚と節制が求められる立場を忘れてはいけませんね。
朝〇山もきちんと考えて、一から這い上がる気持ちが欲しいですね。
今場所の十両優勝の阿炎も、何か吹っ切れたかのような立ち振る舞いを感じました。 -
幕内力士土俵入りの前に、十両以下各段優勝力士の表彰が行われます。
十両は阿炎(錣山部屋)、十両5枚目で13勝2敗、2回目で14日目で決めました。
言動が問題視され出場停止となっていたのですが、その間にしっかり稽古し、心身鍛え復帰してからは圧倒的な強さで番付を戻していっている印象です。
来場所は幕内復帰するでしょうね。
幕下:東幕下四十三枚目 深井(高砂部屋)7勝0敗
三段目:東三段目二十一枚目 藤青雲(藤島部屋)7勝0敗
序二段:東序二段六十三枚目 日翔志(追手風部屋)7勝0敗
余談ですが、この3人は、平成9年生まれの同学年らしいです。
序の口:東序ノ口二十枚目 瀬戸の海(高田川部屋)7勝0敗 -
東方 幕内力士土俵入りです。
最後に大関 正代が土俵に上がりますが、勝ち越し云々ではなく、来場所は優勝に絡んで欲しいですね。 -
西方 幕内力士土俵入りです。
こちらも最後に大関 貴景勝が上がります。
名古屋場所で私達の前で怪我をして休場となりましたが、今場所は無理しないでと思っていましたが、何とか勝ち越しでホッとしています。
地力はあると思うのですが、相撲のスタイルが一直線で、それが好きな理由でもあるのですが、怪我しそうで冷や冷やです。 -
初めて観る、横綱 照ノ富士の土俵入りです。
新横綱として臨んだ9月場所。
15日目ですが、貫禄十分で美しいですね。
白鵬と同じ不知火型ですが、師匠である9代伊勢ヶ濱親方(第63代横綱 旭富士)と同じ型で、白鵬が土俵入りで批判されていた最後に腕を開くというオリジナルが無く、師匠のスタイルと同じと言う、オーソドックスなカタチですね。
横綱としての意識、願いが伝わってくるような気がします。 -
照ノ富士は結びの一番ですが、先に相撲を取る妙義龍が負けた時点で、照ノ富士の優勝が決まるという展開となっています。
まぁ、妙義龍が勝っても、結びで照ノ富士が勝てば照ノ富士の優勝という、星一つの優位さがありますが、どのような気持ちなんでしょうか。
超凡人の私は、平常心というのが一番難しいと思いますが、横綱は超越した「心」を持っているのでしょうね。
妙義龍が勝ち、照ノ富士が負けた時の優勝決定戦を見たいと思う、ミーハーな私です。 -
幕内取組前の呼び出しさん総出で、土俵整備です。
手慣れた動きで、これから始まる戦いの場を綺麗に整えていきます。 -
掃き清められた土俵上で、千秋楽の行事である「これより三役」という、結びの3番の取組に出場する力士6人が、東西それぞれ3人ずつ土俵に上がり、三役揃い踏みが行われます。↓
https://youtu.be/N5rXlkROWwg
通常は、土俵下に次の二番をとる力士が控えているのですが、千秋楽だけ最後から四番目の取組の仕切り中に、花道から最後の二番を取る力士が同時に入場し、控えに3人ずつ待機します。
普段は取組に勝った力士は、次の力士に力水を付けるために土俵下で待機しているのですが、「これより三役」は6人のみで進行するため、最後から四番目の取組の力士は両者ともにそのまま退場します。
東方力士3名が土俵に上がり、前に2人後に1人の扇の形をかたどって揃って四股を踏み(写真)、後の二番を取る二人は控えに戻り、次いで西方力士3名が土俵に上がり、前に1人、後に2人と東方と前後逆に並び、同様に3人揃って四股を踏む(動画)、という一連の儀式が「三役揃い踏み」です。
この三番に勝った力士には、懸賞金(熨斗袋)に加えて、弓矢に関するものが与えられます。
「役相撲にかなう」と、勝った力士の四股名が呼び上げられ、一番目の勝者には「小結にかなう」の意味で矢が、二番目の勝者には「関脇にかなう」の意味で弦が与えられる。
結びの一番の勝者には、本来は「大関にかなう」という意味で、弓が与えられることになっていたのですが、現在は弓取力士が代わって弓を受け取り、弓取式を行っています。
弓取とは、このような意味があるんですね。 -
秋場所の優勝争いは、14日目を終えて単独トップで2敗の横綱 照ノ富士と、3敗の妙義龍に絞られていましたが、二番前で妙義龍が新関脇 明生に肩透かしで敗れてしまいました。
その時の場内は、声を出せないはずなのに、物凄いため息や悲鳴が聞こえた気がします。
皆さん、めったに見る事が出来ない、優勝決定戦を期待していたのかもしれませんね。
結びの一番前の雰囲気も凄かったです。
「横綱らしい一番で優勝を決めて欲しい」という想いや、奥様のように「正代が頑張って、一泡吹かせて欲しい」という双方の想いからか、凄い拍手になっていました。
新横綱の優勝は、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降では、昭和36年九州場所の大鵬、昭和58年秋場所 隆の里、平成7年初場所 貴乃花、平成29年春場所 稀勢の里以来で、4年半ぶり5人目です。
千秋楽まで優勝を争った34歳、妙義龍も立派でしたね。 -
千秋楽も、正代は良い所なく照ノ富士に完敗。
今場所の照ノ富士は、力強い四つ相撲で8日目までただ一人勝ちっぱなしでしたが、まわしを取ることができなかった9日目の大栄翔、12日目 明生に黒星を喫しました。
それでも、負けた後も落ち着いて立て直し連敗せずに、気迫で優勝を勝ち取りました。
今場所は、宮城野部屋の力士がコロナに感染した事から、同部屋の白鵬が休場となり、新横綱の場所でいきなり一人横綱となり、そのプレッシャーの中で最高位の責任を果たしたのは立派だと思います。
翌日の27日に「横綱として900勝」を目指していた白鵬が899勝での引退が報道され、これからしばらくは一人横綱の重責を背負う事になりますが、「心・技・体」一体となった横綱像を築いて欲しいと思います。 -
弓取り式です。
今場所の2日目から、44歳 伊勢ケ浜部屋所属の東序二段45枚目 聡ノ富士再登板しています。
弓取りを担ってきた幕下力士が、初日の相撲で負傷し急きょ代役を託されたようですが、弓取り力士は、横綱が所属する部屋か一門の幕下経験者というのが慣例のようです。
聡ノ富士は2013年初場所に初めて、弟弟子の横綱 日馬富士の時に任され、2018年初場所まで行っていたそうです。
3年8カ月振りの再登板ですね。
「流れだけは確認して、あとはぶっつけ本番」で行ったそうですが、「やってみたら体が動いた」との事で、5年以上磨いてきた技術は錆ついておらず、キレのある弓さばきは健在で、久しぶりに大銀杏を結い、化粧まわし姿で立ち回る表情は凜々しかったですね。
同部屋の照ノ富士が新横綱として臨む場所というタイミングに、「感慨深い」と話していたそうですが、怪我で転落した照ノ富士の頑張りを、近くで見ていただけに、今場所最高位へ上り詰めた弟弟子に代わり、作法を心得た力士が土俵上で弓を受け、勝者の舞を演ずる儀式という弓取式にもドラマを感じます。
昭和以降で最年長の弓取り力士だそうです。 -
表彰式です。
ホント、優勝したら色々頂けますね。
それも商品は自動車や旅行では無く、米、肉、野菜という食材が多いです。
優勝者への副賞ですから、個人に向けてなのかもしれませんが、そんな大量に食材を消費できないと思うので、結果として部屋に贈るという事になるんでしょうね。
照ノ富士は今年3回目の優勝で、八角理事長は談話で「横綱相撲だ。初日から8連勝して、ここ数日は膝に力が入っていないような感じがしたが、柱としてよくやってくれた。新横綱として立派な場所だった。」と高く評価しました。
次の九州場所に向けても「優勝したことは大きいし、新横綱としての優勝は自信にもなる。」と期待を寄せていました。
師匠である伊勢ヶ濱審判部長は「15日間、落ち着いて相撲を取っていた。十分、責任を果たしたのではないか。取りこぼしもあったが、結果がよかったのではないか」。
弟子の横綱土俵入りについても「初めてなので疲れが出たかもしれないが、土俵入りというのは逆にやると気合いが入るものだ。」と話し、「上出来じゃないか。来場所もこの調子でやって欲しい。」と称えています。 -
優勝力士インタビューで、照ノ富士から「一生懸命やってよかったなと思う。その日の一番に全力をかけて、土俵の上で一生懸命やっている姿を見せられればいいと思っていた。」と語りました。
新横綱の15日間については「考えすぎてもしかたがない。一生懸命やるだけだ。土俵の上で頑張っている姿を見せるのが、お相撲さんの仕事だと思ってやっていた。」と振り返り、横綱土俵入りについては「うまく出来たかなという不安もある。」と真摯で丁寧な受け答えに、観客から大きな拍手が送られていました。
今後に向けても「自分ひとりだけではこんなに活躍できない。親方、おかみさんはじめ後援者の皆さん、家族、国技館に足を運んで下さる皆さんのおかげで、ここに立っていることをありがたいと思って、来場所に臨んでいきたい。土俵に上がっている以上は全力を出して精いっぱいやっていきたい。」と、泣かせるようなことをサラリといえる人ですね。 -
三賞の表彰です。
今場所は結果的に、敢闘賞は該当者なしとなりましたが、平幕で気を吐いた力士へのご褒美ですね。
妙義龍は前頭十枚目の位置で、照ノ富士を1敗差で追いかけ優勝決定戦もありかと期待させた功績は大きく、6回目の技能賞は当然かと思います。
ただ、決定戦になり優勝すれば技能、敢闘のダブル受賞だっただけに、もうひと踏ん張りを期待しましたが、7勝7敗で勝ち越さなくては関脇を守れない明生も気合十分で、肩透かしであっけなく負けたのは残念でした。
殊勲賞は前頭四枚目 大栄翔。
9日目に新横綱に初黒星を付けたのだから当然でしょうが、優勝争いにも絡んで欲しかったですね。 -
https://youtu.be/TohKAEsDehg
史上初の無観客開催となった2020年の春場所で、NHK総合テレビが出世力士手打ち式と神送りの儀式を完全生中継した事が話題になりました。
通常では、午後6時の放送終了時間内に行われる事が殆どですが、取組みや表彰式が早く終わった事で、儀式の模様を最後までカバーすることができたらしいです。
この事で、初めて儀式を知り、興味を持っていただけに、千秋楽ならではの儀式を生で見る事が出来ました。
神送りの儀式は、御幣を携えた行司を土俵の真ん中で新序出世披露を終えた力士等が胴上げし、土俵に降りてきた神様を天に送り返すために行う儀式です。 -
土俵づくりのことを「土俵築」と言うらしいです。
神さまを降ろす神聖な場として、また安全に競技が行えるように作る事ですが、両国国技館では、前々場所(両国では年3回の開催で、次の場所は地方場所の為)で使用した土俵の表面を20㎝ほど削り、8t程の新しい土を盛って作成するようです。
地方場所では45名程の呼出さんが総出で、およそ3日間かけて一からつくり上げるようです。
土俵の中央には、神様への供物が納まっています。
これを「鎮め物」といい、千秋楽終了後の神送りの儀の後に、埋めた鎮め物を掘り起こしているレアな場面です。 -
大相撲千秋楽も、取組み終了から表彰式、神送りの儀まで、一連の行事を終えました。
観客は殆どいなくなった18時40分頃、そろいのジャンバーを着た親方衆が土俵周辺に集まってきました。
協会役員の方々の姿は見えませんが、結構名高い親方の姿もあります。
何するのかなと見ていると、何やら話しの後一声かけ、どうやら解散式のようで、海上警備や販売に当たっていた親方衆がお勤めを終え、帰っていきます。
私達もそろそろ退館しなくては、と言う事で外に出て国技館の夜景を眺めていると、横を井筒親方(元豊ノ島)が、背広に着替えて歩いて帰っていきました。 -
今場所で印象に残った取組みは、宇良の危険な程の勝利への執念ですね。
10日目に照ノ富士と当たった宇良は、大関から怪我と病気で序二段に転落しても横綱に上り詰めた照ノ富士と同じく、怪我で前頭四枚目から序二段に落ち、そこから前頭六枚目に這い上がってきた、苦闘力士同士の初顔合わせでした。
幕内上位の成績によるのでしょうが、横綱と前頭6枚目が10日目の結び、というのもあまり例は無いかと思いますが、宇良の執念と気持ちに、照ノ富士が真摯に答え力の差を綺麗に見せた、という大一番でした。
宇良は照ノ富士の足を取りにいったり、自分のスタイルを存分に出し、照ノ富士は廻しを取ったら離さないという、各々のスタイルが随所に出た一番ですね。
結果、1分32秒で照ノ富士の上手投げで決着したのですが、宇良は体が裏返しになっても照ノ富士の廻しを右手で掴み、さらに左手でも廻しを掴もうとして、顔は上を向いてぶらさがっていました。
叩きつけられた李したら危ないですし、足が逆なったりして怪我をしてしまう、と思う位の体制でしたが、勝利への執念は凄まじかったです。
今後の対戦相手は、宇良が廻しに喰らいついていないか、行司さんも確認した方が良いと思わせる相撲でしたね。
その後の宇良への対応で、照ノ富士の偉大さ、目指すべき相撲の姿を垣間見れた気がします。
横綱という力士憧れの最高位に到達した以上、膝が悪かろうが、土俵入りで体力を使おうが関係なく、他の力士は宇良だけでなく、あの手この手で戦いを挑んできます。
その力士達を、衰えを今までとは違った手法で、なりふり構わず勝利への執念を見せて叩き潰すのも、強い横綱像を目指す方法としてはアリですし、最強という「力」の到達点になると思います。
ただ、照ノ富士はそのような相撲では無く、「横綱相撲」という様々な意味合いを持つ言葉でしか表せない相撲だったと思います。
孫悟空とお釈迦様の関係のような、超越した神の領域ですね。
私もいままで生きてきた過程で、次々と問題が生じ、コロナ禍等想像できない事も起こりましたが、照ノ富士のように、なにがあっても不動心を心がけて、謙虚に一日一日を暮らしていければ、と思います。 -
千秋楽まで混戦を繰り広げた展開は面白かったですが、大関以下の存在は薄しと感じました。
千秋楽の取り組みでも、結びの一番で照ノ富士は、眉間にしわを寄せた金剛力士像のような顔つきで、顔も体も真っ赤になる程気合が入っていましたが、対戦相手の大関 正代は不安げな顔つき。
この段階で勝負あったという感じですね。
貴景勝との大関対決も飛ばされるような、不甲斐ない成績で勝負がついても正代には「ちゃんとしろ。」と言いたくなりました。
正代は腰高や、つま先立ちが多いから力が出ないと指摘されることが多いですが、要は自分のスタイルを極め、強くなることを目指し、頑張って欲しいと願っています。
北の富士さんも「妙義龍が負けると、照ノ富士が負けても自動的に優勝が決まるなんて取組は最悪で、何の意味も持たない取組を作ったのはどういうことか。」と
お怒りだったようですが、確かに白鵬、朝乃山を始め十数人の休場力士続出で、盛り上がりに欠けた場所を平幕力士の活躍で面白くしてくれたのに、台無しになってしまったのは事実ですね。
結びで照ノ富士vs妙義龍という、直接対決を組んでおけば、たとえ妙義龍が敗れたとしても納得がいくし、勝って決定戦にでもなれば、もっと盛り上がったんだろうなと思います。 -
相撲終わりのいつもの反省会ですが、飲食店は時短営業で、居酒屋も酒類の提供はできない状況です。
密も嫌だし、この旅行中の夕食はコンビニ商品が多かったですが、今日はまだお店は開いているという事で、簡単にこちらで頂くkとにしました。
ラーメンと餃子、チャーハンを頂きながら奥様と9月場所の総括です。
千秋楽、大関 貴景勝も関脇 御嶽海に押し出されて、両大関共8勝7敗で終わってしまいました。
貴景勝の怪我からの回復状況を知るすべもありませんが、何とか勝ち越して来場所カド番にならずに良かったと思います。
関脇 御嶽海は、9勝6敗で地位は守ったものの、ファンの期待はもっと上ですよね。何度も裏切られていますが、間違いなく大関に近い力はあると思いますが、13日目に見せ場なく照ノ富士に寄り切られた相撲を見ても、波がありすぎますよね。
正代を含め、期待されていて地力もあるのに、来場所での奮起を願う事で一致し、福岡場所のチケット争奪戦に参加する事が決定しました。
名古屋~9月場所~福岡と、三場所連続の期待が高まりました。 -
都営浅草線 東日本橋駅に向かう途中、両国橋を渡ります。
両国は相撲の他、忠臣蔵ゆかりの場所で、何年か前回向院や力塚、吉良屋敷跡を廻ったのですが、旅行記がありません。
外付けHDがクラッシュして、写真が飛んでしまった時代かもしれません。
両国橋は、本所から泉岳寺に向かって江戸市中に入る道として一般的ですが、討ち入りの後、浪士達は永代橋ルートを取りました。
理由としては、両国橋を渡ると武家屋敷街を通ることなり、15日は大名、旗本の登城日にあたっていたので、不測の事態を懸念して、大石内蔵助は墨田川を南下して永代橋で隅田川を渡り、霊岸島から鉄砲洲に出て、汐留橋、金杉橋から泉岳寺という町人街を行くコースを取ったと言われています。
振り返るとスカイツリーが綺麗に見えていました。
宝町からホテルへ無事到着、いよいよ最終日ですが、また詰め込みすぎた工程を組んでいるだけに、無事飛行機に乗れるでしょうか。
本日、これまで。両国橋 名所・史跡
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