2019/01/04 - 2019/01/04
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モボ101さん
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2019年の年始に真夏のオーストラリア、メルボルンとシドニーに行きました。メルボルンに入り、夜行列車で移動してシドニーから帰る7泊8日のスケジュール。航空券の高いこの時期でも、出発日を12月31日まで遅らせて、通常料金に戻った航空会社を選定。
メルボルンとシドニーは、1993年以来の26年ぶり。今回は気楽な一人旅。2度目なので前回に見た、カンガルーもコアラもペンギンパレードも、羊の毛刈りもなく、トラムや蒸気機関車を求めて鉄道旅行の現地滞在正味6日間。
0日目
成田から中国国際航空で上海浦東乗り継ぎ。
1日目
空港からバスでメルボルン市内へ。無料区間のトラムで巡るメルボルン。トラムの全型式制覇。
https://4travel.jp/travelogue/11717478
2日目午前
メルボルン・サザンクロス駅から、中距離列車V/Lineでキャッスルメインへ。ヴィクトリアンゴールドフィールズ鉄道の蒸気機関車と、100年前のヴィンテージ客車。
https://4travel.jp/travelogue/11717704
2日目午後
メルボルンの北西130kmのベンディゴ。クラシックなトラムで巡る、ゴールドラッシュの面影の残る街。
https://4travel.jp/travelogue/11718690
3日目午前
メルボルン・フリンダースストリート駅から、メトロでベルグレーヴへ。丘陵地帯を走る蒸気機関車の牽く観光列車、保存鉄道パッフィンビリー。100以上年前の機関車とヴィンテージ客車。
https://4travel.jp/travelogue/11720192
3日目午後
メルボルン・フリンダースストリート駅のメトロとサウスバンクプロムナード、セントパトリックス大聖堂見学後、夜行列車XPTでシドニーへ。
https://4travel.jp/travelogue/11721569
4日目午前
シドニートレインズで街歩き オペラハウスのサーキュラーキーとシティー。
https://4travel.jp/travelogue/11722491
4日目午後
トラム代行バスで行くパワーハウスミュージアムとダーリングハーバー。
【この旅行記です】
5日目午前
シドニーから列車とバスを乗り継いでニューサウスウェールズ鉄道博物館へ。
https://4travel.jp/travelogue/11723906
5日目午後
ピクトンから列車を乗り継ぎシドニーへ 夜のハーバーブリッジとオペラハウス。
https://4travel.jp/travelogue/11723999
6日目午前
シドニートレインズに乗ってシドニートラム博物館へ。
https://4travel.jp/travelogue/11727155
6日目午後
オーストラリア鉄道の旅(その11 シドニートレインズで渡るハーバーブリッジとシドニーライトレール)
https://4travel.jp/travelogue/11727329
シドニーから北京へ
7日目
北京乗り継ぎで羽田着。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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午後になって、ホテルにチェックインできる時間がきたので、シティーからセントラル駅近くのホテルまで歩いて戻ります。その途中には、19世紀末から20世紀はじめのゴールドラッシュの時代に大量に建設され、今も残る煉瓦造りのテラスハウスの街並み。
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隣と壁を共用する二階建ての長屋で、都心に近いけど、観光客が入り込まない場所にひっそりと残っています。
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ビルの谷間の煉瓦造り、年代を感じさせる建物は、ホテルのすぐ前のパブレストラン。
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ホテルにチェックイン後、しばし休憩してから再びセントラル駅へ。鉄道関係の展示のあるパワーハウスミュージアムに行こうと、駅正面2階のトラム乗り場に来たら何やら立て札が。線路工事で、セントラル駅からコンベンション間は運休してバス代行だとか。
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案内に従って、間近にシンボルの時計台の見える駅の横側へ。
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案内のスタッフがいて、行き先に LIGHT RAIL REPLACEMENT と表示したバスが次々に来ます。トラムではなく、ライトレイルと言うんだ。
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バスの車窓に折り返し待ちの車両が見えてくると、トラムと接続するコンベンションに到着。
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代行バスから降りた乗客がトラムに乗り換え。しまった、途中の停留所の案内放送がなかったので、1停留所行きすぎた。
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歩ける距離だけど、代行バスでは運賃の収受(オパールカードの読み取り機へのタッチ)を求められなかったので、セントラル駅方面のバスでエキシビションセンターまで1停留所戻ることに。
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パワーハウスは、20世紀の初頭に建てられた、市内を走るトラムや可動橋等のインフラに電力を供給するための発電所。1960年ごろまでに使命を終えた建物は1988年に改装され、Museumof applied arts & sciences になり、その展示は乗り物や機械、コンピュータなどの科学技術と芸術です。
博物館の展示の中から、鉄道に関係するものだけを簡単にご紹介します。
別の旅行記、"オーストラリア シドニー パワーハウスミュージアム"では、展示内容を詳細に紹介していますが、ここでは、写真が重複しないように配慮しています。パワーハウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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煙突の正面に“1”のナンバーを付けた蒸気機関車。シリンダは動輪の内側に2気筒を配置し、軸配置がB1で、3軸の炭水車を連結。英国のロバート・スチーブンソン会社が1854年に製造。1855年に開通したオーストラリアニューサウスウエールズ州で最初の旅客列車を牽引した1号機関車。
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キャブに屋根のない古典的なスタイル。機関士と機関助士の人形が乗務しています。
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3軸のテンダの台車。この時代は、ブレーキ旧に木片を使用していたらしい。すぐに摩耗して頻繁に交換を要したのでしょう。
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1号機関車が牽く列車は3両の客車を連結。1両目は1等の2軸客車。オリジナルは、1857年に英国で製造された3等客車で、事業用に改造されていたものを当時の1等車の形態にしたもの。
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2両目は2等の2軸客車。1854年に英国に発注した12両の2等車のうちの6号で、1855年にニューサウスウエールズ州で最初の鉄道として、シドニー-パラマタ線の開業初日に運行。その後事業用に改造されていたが、オリジナルのスタイルに復元。
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3両目は、窓ガラスのない3等の2軸客車。ニューサウスウエールズ州で最初の鉄道が1854年に英国に発注した12両の3等車のうちの2号。その後改造されていたが、オリジナルのスタイルに復元。
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どれも足回りは、貨車のような板バネの台車。
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蒸気機関車1243号は、ニューサウスウエールズ州営鉄道向けに製造したオーストリアの国産機で1882年製。
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軸配置2Bのテンダ機で、英国から56両輸入し、地元産業育成のためオーストラリアで8両製造。
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1243号機のキャブ。
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1880年代のニューサウスウエールズ州営鉄道の客車は、両端がオープンデッキの木造車。
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オール板バネの古風なボギー台車。ブレーキシューは鋳鉄製に。
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路面電車の前身、乗合馬車が掲げる行き先のマーチンプレイスは、シドニーの中心部。後ろに飛行するロケットとは、何ともミスマッチ。
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運転台の正面に窓(ベスチビュール)のない2軸の路面電車は、1898年製でシドニーのC型。
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米国から輸入した台車に、オーストラリアで造った木造車体。
パワーハウスミュージアムには、鉄道車両以外にも各種の展示物があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11619285 -
閉館時間になったので博物館をあとにして、先ほど行きすぎたトラムのコンベンション停留所近くのハーバーサイドへ。深く入り込んだ海はコックルベイ。
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ダーリングハーバーと呼ばれるこの一帯には、停留所名にもなっているコンベンション&エキシヒビションセンターの他に、ショッピングセンターに加えて水族館やカジノも。
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ダーリングハーバーマリーナ。近くには入場無料の国立海洋博物館もあったけど、残念ながらもう閉館の時間。
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賑わうハーバーサイドのレストラン。
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メニューにオージービーフのステーキと赤ワインのセットがあったので、今日はここで夕食に。
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