2019/01/02 - 2019/01/02
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モボ101さん
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2019年の年始に真夏のオーストラリア、メルボルンとシドニーに行きました。メルボルンに入り、夜行列車で移動してシドニーから帰る7泊8日のスケジュール。航空券の高いこの時期でも、出発日を12月31日まで遅らせて、通常料金に戻った航空会社を選定。
メルボルンとシドニーは、1993年以来の26年ぶり。今回は気楽な一人旅。2度目なので前回に見た、カンガルーもコアラもペンギンパレードも、羊の毛刈りもなく、トラムや蒸気機関車を求めて鉄道旅行の現地滞在正味6日間。
0日目
成田から中国国際航空で上海浦東乗り継ぎ。
1日目
空港からバスでメルボルン市内へ。無料区間のトラムで巡るメルボルン。トラムの全型式制覇。
https://4travel.jp/travelogue/11717478
2日目午前
メルボルン・サザンクロス駅から、中距離列車V/Lineでキャッスルメインへ。ヴィクトリアンゴールドフィールズ鉄道の蒸気機関車と、100年前のヴィンテージ客車。
https://4travel.jp/travelogue/11717704
2日目午後
メルボルンの北西130kmのベンディゴ。クラシックなトラムで巡る、ゴールドラッシュの面影の残る街。
【この旅行記です】
3日目午前
メルボルン・フリンダースストリート駅から、メトロでベルグレーヴへ。丘陵地帯を走る蒸気機関車の牽く観光列車、保存鉄道パッフィンビリー。100以上年前の機関車とヴィンテージ客車。
https://4travel.jp/travelogue/11720192
3日目午後
メルボルン・フリンダースストリート駅のメトロとサウスバンクプロムナード、セントパトリックス大聖堂見学後、夜行列車XPTでシドニーへ
https://4travel.jp/travelogue/11721569
4日目午前
シドニートレインズで街歩き オペラハウスのサーキュラーキーとシティー。
https://4travel.jp/travelogue/11722491
4日目午後
トラム代行バスで行くパワーハウスミュージアムとダーリングハーバー。
https://4travel.jp/travelogue/11722529
5日目午前
シドニーから列車とバスを乗り継いでニューサウスウェールズ鉄道博物館へ。
https://4travel.jp/travelogue/11723906
5日目午後
ピクトンから列車を乗り継ぎシドニーへ 夜のハーバーブリッジとオペラハウス。
https://4travel.jp/travelogue/11723999
6日目午前
シドニートレインズに乗ってシドニートラム博物館へ。
https://4travel.jp/travelogue/11727155
6日目午後
オーストラリア鉄道の旅(その11 シドニートレインズで渡るハーバーブリッジとシドニーライトレール)
https://4travel.jp/travelogue/11727329
シドニーから北京へ
7日目
北京乗り継ぎで羽田着。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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キャッスルメインからV/Lineのディーゼルカーで30分、ベンディゴ駅に到着。 ベンディゴはメルボルンから北西に131km、人口75,000人のヴィクトリア州で4番目の街。1850年代にヨーロッパ移民が開拓を始め、ゴールドラッシュの時代には多くの中国人移民も金鉱で採掘にあたっていたのだとか。
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駅前には、キャッスルメインで見かけたのとよく似た、2連のレンガ造りの倉庫のような建物。側面には貨物ホームのような一段高くなった部分も。今は、ディスカバリー・サイエンス & テクノロジーセンターとして、科学技術の体験学習ができるような施設に使われているらしい。
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駅から旧市街の交差点を目指します。沿道の商店街には、ゴールドラッシュの名残を伝えるような建物が並んでいます。
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駅からの通りがトラムの通るメインストリートに出会うところが、チャリングクロスの交差点。ここまで徒歩で10分ほど。1881年に造られた噴水は、大英帝国ウエールズの王女の名前を付けた、アレクサンドラ噴水
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その横に立つのは、第一次世界大戦と第二次世界大戦のベンディゴ慰霊碑。
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真夏のクリスマスから1週間後。隣の公園には、まだクリスマスツリーが残っています。右の奥に見えるドーム屋根は、ソルジャーズメモリアル・インスティテュート・ミリタリーミュージアム。
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チャリングクロスの交差点に、屋根とベンチのあるトラムの停留所。
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その脇には、1990年に設置されたベンディゴトラム100周年の碑。ベンディゴ市内にトラムが登場したのは1890年。バッテリー駆動の車両で運行を開始。今なら最新型でも、当時のバッテリー駆動では路線のこう配に対応できず、わずか3か月で運行停止。1892年には、ベンディゴトラムウェイズ会社が蒸気動力のスチームトラムで運行を開始。電化して、電車が走り始めたのが1903年。
第一次世界大戦後に、準政府機関であるビクトリア州電力委員会が買収して、州内のバララットやジーロンとともにベンディゴのトラムを運行してきたが、赤字のため1970年に民間のバスへの置き換えを決定。1972年にトラムの通常運行を廃止。同年から一部の路線を残して、観光用にビンテージカーを運行して現在に至ります。 -
現存の路線は、市の南西部にある金鉱跡の博物館 Gold Mine から、古い街並みが残り歴史的建造物が多い旧市街を経て、ゴールドラッシュの時代に多くの中国人労働者が滞在していたことから中国仏教寺院の残る北東郊外の JOSS HOUSE の間、片道所要21~22分。10時から16時まで、昼休みを除いて30分間隔の運行です。
金鉱博物館方面から電車がやってきた。 -
ポール集電の木造ボギー車44号は、1914年に南オーストリア州の州都アデレードで製造された、メルボルンのトラムE型で、1951年にベンディゴに譲渡。2010年に、 メルボルンでの製造当時の姿に復元したもの。
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当時のメルボルンのボギー車で一般的な、前後のオープンデッキの乗降口に加えて、中央3ヶ所に扉のない出入口を設けた構造。独立した運転室もオープンで、扉は無し。側面窓は下降式。正面3枚窓のうち、中央が横にスライドして開く構造が珍しい。
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44号はチャリングクロスの停留所で乗客を乗せ、JOSS HOUSE 方面に向かいます。この先は、センターポールの複線区間。電柱にはサンタクロース。
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しばらくすると、複線区間を GOLD MINE 行きの369号が来ます。一端にポールを装備しているものの、シングルアームのパンタグラフを使用。
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ポイントを渡って停留所に停車した369号に乗車。運転士から乗車券を買い求めようとすると、終点の金鉱博物館の受付で購入するようにとのこと。
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369号は1929年製、アデレードのトラムH型。側窓は2段で上段が固定、下段が下降式。
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車体の中央部は転換式のクロスシート。真ん中に仕切りがあるのは、昔は喫煙室と禁煙室にでも分けていたのでしょうか。
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電車はチャリングクロスから数分で、終点の GOLD MINE に到着。ここにあるセントラル・デポラ・ゴールド・マインは、ベンディゴで一番最後まで金を採掘し、1954年に閉山した金鉱山跡を活用した博物館。ゴールドラッシュの時代の展示と、地下の坑道を巡るガイドツアーがあるが、ここに来た目的はトラムだけなので、博物館の受付ではトラムの乗車券だけを購入。
セントラルデボラ ゴールドマイン 建造物
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観光用のトラムなので、乗車券は全線乗り放題の2日券のみ。AU$18、1500円弱でなかなかいい値段。2日も要らないけど、トラムの維持のための寄付のようなものでしょう。
向こうにもう1両のトラムがいるけれど、次の JOSS HOUSE 行きは、369号がそのまま折り返すらしい。両端のドアは両開きの4枚折り戸で外開き。 -
台車は郊外電車のようなイコライザー式。アデレード時代は連結器を装備して、2両編成の運行も行われていたらしい。
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ポールを降ろして、隣の線路に停車しているのは、2軸車の302号。
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再び369号に乗車。転換式のクロスシートは、ベンディゴ旧市内の車窓観光に最適。ゴールド・マインを発車した車窓に、尖塔の高さ87mのサクレッド・ハート大聖堂。メルボルンのセントパトリック大聖堂、セントポール大聖堂とともに、オーストラリア最大の教会の一つ。完成は1977年で新しい。
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先ほど乗車したチャリングクロスの交差点のすぐ先の公園の中に建つ、ソルジャーズメモリアル・インスティテュート・ミリタリーミュージアム。オーストラリアは隣国ニュージーランドとともに、英国の自治領として本国を支援するために、第一次世界大戦で派兵しており、植民地時代から現在までの軍事紛争と平和維持におけるビクトリア州の貢献に関する展示があるのだとか。
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公園内の隣には、金鉱開発でベンディゴの発展に貢献した英国人、ジョージ・ランセルの像。
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ゴールドラッシュ時代の建築の最高傑作とされる、ベンディゴを代表する4つ星ホテルのシャムロック。19世紀末の建設で下層部はコロニアル、上層部はバロック。内装も19世紀の豪華でノスタルジックなものだとか。
ホテル シャムロック ベンディゴ ホテル
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このホテルから、電車通りの向かい側に建つのが歴史的な郵便局。今はアートギャラリーになっているらしく、ツーリストインフォメーションも入居しているが、撮り損ねた。同時に建てられたのか、郵便局とそっくりな隣の建物はベンディゴ市役所。
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市役所斜め向かいのカフェも、歴史のありそうな建物で営業中。
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カフェの先で、トラムの路線は再び単線に。この場所に建つバルコニーを巡らせたコロニアル調の建物。
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その隣の石造りの建物の正面上部には、SCHOOL OF MINES AND INDUSTRIES、下部には MECHANICS INSTITUTE &FREE LIBRARY の文字。学校と図書館だったようだが、調べてみると今は BendigoTAFE 、職業教育研究所らしい。
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さらに行くと、赤レンガの学校があり、その先にトラムのすれ違いができる信号所。
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信号所の先に分岐線があり、ここでトラムは右折して脇道に入っていき、橋の上で停車。下車した乗客が向かうのはトラム博物館。電車はしばし停車後、JOSSHOUSEに向けて発車していきます。
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ここにはベンディゴトラムの車庫や修理工場があり、構内や車庫の一部をトラム博物館として公開。入場料金はトラムの2日券に含まれているので、下車した乗客はそのまま見学ができます。
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庫内には、ベンディゴ以外にもメルボルンやバララットなど、各地から集められた動態保存車や、修理中の車両、これから復元工事に取り掛かる車両などが収容され、工房の奥ではメルボルンの35系統シティーサークルで運行するW型の更新工事も行われています。
綺麗に復元されたベンディゴトラムの2軸車、オープンデッキの8号が庫外に待機中。まだ一部の座席の取り付けが終わっておらず、見学者が乗らないように黄色いテープを張っています。 -
車庫の中には動態保存車。奥には工事中の車両の姿も。
ベンディゴのトラム博物館と博物館が所有する車両については、こちらで詳しくご紹介しています。
https://4travel.jp/travelogue/11692381 -
トラム博物館の見学を終え外に出ると、先ほど GOLD MINE で待機していた302号が JOSS HOUSE の方向幕を表示して乗客を待っています。トラム博物館に立ち寄るのは JOSS HOUSE 行きだけ。GOLD MINE 行きは分岐線には入らず、表の電車通りを真っ直ぐに通過していきます。
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302号は1925年米国ブリル製の2軸車。アデレードのトラムが導入し、1936年にメルボルン郊外のジーロンに譲渡。1947年にベンディゴに来てから1972年の通常運行の廃止まで稼働。バーニーカーと呼ばれる、米国で普及したコストを削減しながら運行頻度の向上を目指す、小型軽量でワンマン運行に適した車両で、ドアは前方の運転席横に1個所だけ。車内は転換式のクロスシート。
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運転席の機器は、制御器とブレーキ弁、右にハンドブレーキの標準的な配置。正面の窓ガラスに吸盤でドライブレコーダーを取り付けている。
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運転士が乗ってきて発車。表のメインストリートに出ると、トラム博物館から先は旧市街が終わり郊外の雰囲気。
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幹線道路から横に入ったところが終点の JOSSHOUSE。本来はワンマン運行用の車両だけど、車掌さんも乗車していて、終点ではポールを後ろに付け替えるポール回しが行われます。
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しばし休憩の後、302号は折り返していきます。
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トラムの終点、JOSS HOUSE の停留所のすぐ先に、V/Lineの踏切。踏切の先に中国仏教の寺院があるので、30分後の次のトラムまでの時間つぶしに行ってみることに。
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中国寺院の名前は BENDIGO JOSS HOUSE TEMPLE。トラムの行き先はこれでした。
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このお寺、三国志の関羽を祀っているらしい。ゴールドラッシュの時代に、金鉱の労働者として中国人移民が働いていたことから、1871年に建立され150年。街中のキリスト教の大聖堂より歴史があります。
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踏切警報機が鳴り始めたので待っていると、ディーゼル機関車が牽引する客車列車のV/Lineが通過。
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ディーゼルカーへの置き換えで本数は少なくなったが、客車列車もまだ残っています。ローカル列車ながら時刻表のマークから、客車列車はビュッフェを連結しているようです。
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今度は、ベンディゴで交換してきたディーゼルカーが踏切を通過。ディーゼルカーの増備が続き、客車列車からの置き換えは進行中だが、ビュッフェ付きのディーゼルカーの新造も検討されているらしい。
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次のトラムは44号が来るかなと期待していたけど、姿を見せたのは最初に乗った369号。
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乗り放題チケットだから、もう一度 GOLD MINE まで乗車。ここで44号がポールを降ろして休んでいました。
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この44号の履いている台車が面白い。モーターの付いた動輪とモーターのない付随輪の経が大きく異なる、Brush22E型マキシマム台車。米国のブリル22Eの図面をもとに英国で製造したらしい。
動輪の軸重を増やしてスリップ防止になるとのことで、20世紀のはじめのボギー台車に採用され、ベンディゴトラムでは他にも使用している車両があるが、脱線しやすいという欠点のため、その後は車輪径の極端に異なる台車は廃れたのだとか。 -
44号の車内は3室に分かれ、台車の上で床が一段高くなった部屋はロングシート。ボックスシートの間に3個所の出入り口のある中央の部分は、前後のオープンデッキと同様に、乗降の便を考えて床を一段下げています。
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20世紀のはじめに低床車の発想があったんですね。
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金鉱博物館からチャリングクロスまで乗車したのは、また369号。そこから徒歩で、ベンディゴ駅に戻ってきました。
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メルボルンへの帰りのV/Lineも、往きと同じディーゼルカー。メルボルン側の先頭車に乗ったら、車内に Quiet carriage の表示。エレクトリックデバイスをオフに、携帯電話をサイレントモードに、お話しは静かにとのこと。
日本では車内の携帯電話は禁止だけど、延々と続くおばさんのおしゃべりは電話よりうるさい。JRにも Quiet carriage を導入して欲しいものです。ちなみに、ヨーロッパの列車の一部にも設定があります。 -
車掌さんが検札に来ました。半パンでラフな夏の制服。
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ベンディゴからメルボルンまで2時間。こんな車窓が続きます。
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V/Lineの車窓。
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牧草地には、刈り取った牧草のロールが散在。
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車窓にメルボルンの高層ビルが見えてきて、
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メトロの北メルボルン駅の上を乗り越えると、
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終点のサザンクロス駅に到着。
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乗車時には気付かなかったけど、隣のホームのディーゼルカーも、メルボルン側の先頭車には Quiet carriage の表示。
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夕刻のラッシュ時には、ディーゼルカーは2編成併結になり、客車列車の出番が増えます。30年前は、日本の鉄道もそうでしたね。
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側面に両開き扉が2個所の近郊型客車の車体は新しいけど、台車はオールコイルバネでも、ちょっと古風なイコライザー式を履いています。
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先頭に立つのは、動輪が6軸のディーゼル機関車。
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頭端式の3番線を前後で3Aと3Bに分け、2本の客車列車が発車待ち。
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ホームの先端まで来ると、線路を横断する長い陸橋をトラムが渡っていきます。
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サザンクロス駅から無料のトラムでホテルに戻り、1日が終わります。
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