長崎県離島紀行・その10.野母商船/太古 乗船記(航海編)

2021/09/30 - 2021/09/30

第203部-894冊目　10/19
(令和3年11月15日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

今年4月、博多-対馬比田勝航路に就航していた「フェリーげんかい」の旅から半年‥
同航路に新造船「うみてらし」が就航しました。
そこで今回は対馬・五島列島を巡るフェリー旅を計画したのですが、長崎旅なので長崎市内にも行ってしまおうと、まるごと長崎5泊6日の旅にでました。

本編は、野母商船/太古(博多→福江)8時間25分の航海の様子です。

・表紙画像‥五島列島若松瀬戸を航行する野母商船/太古。

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令和3年9月27日～10月2日 5泊6日

9月29日(水) 第3日目-4　はれ
①野母商船:太古.五島福江行
博多.23:45～(船中泊)～

★宿泊‥太古：グリーン寝台。

9月30日(木) 第4日目-1　はれ
①野母商船:太古.五島福江行
～(船中泊)～福江.8:15

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支出‥0円

エリア 五島列島(長崎)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

博多-五島航路に就航する、野母商船/太古です。
これから、この船で五島列島の福江へ船旅に挑みます。

フェリー太古 乗り物

博多→福江・運航スケジュールです。

博多.23:45
↓
宇久島/宇久.3:55-4:05
↓
小値賀島/小値賀.4:40-4:50
↓
中通島/青方.5:40-6:05
↓
奈留島/奈留.7:25-7:35
↓
福江島/福江.8:15

※野母商船公式サイト・航海ルートの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

只今、福岡県博多港です。
博多-五島航路に就航する野母商船/太古に乗りました。

後ろには、先程乗って来た九州郵船/うみてらし(博多-比田勝)が停泊しているのが見えます。

▼うみてらし乗船記

22:30
ゴゴゴゴォー

あっ！
九州郵船/うみてらしが対馬/比田勝へ向けて出航しましたよ。
私が対馬から乗って来た船です。

うみてらしは闇の中へ。
さよなら～

夕食にしましょう。
比田勝の食堂で、名物のとんちゃんをお弁当にして頂きました。

とんちゃんは、豚ロース肉を醤油や味噌をベースに、ニンニク・胡麻油など数種類の調味料に漬け込んだ比田勝のソウルフード。
戦後、在日韓国人から伝えられた焼肉料理を、地元の精肉店が工夫を重ねることにより比田勝に広まったと言われています。

■対馬比田勝名物.とんちゃん丼‥￥950
■FM海鮮ちゃんぽん‥149円
■博多麦焼酎かのか‥214円

船旅にはカップ麺。
これが美味いんだな。

そろそろ出航時刻なので甲板へ。

あっ！
うみてらしが出航した後、博多-壱岐-対馬航路に就航する九州郵船/フェリーちくしが接岸していますよ。

フェリーちくし 乗り物

神聖なる出航の儀(単に眺めるだけ)に、起立して参列する筆者。(笑)

ホーサーがビットから外されました。

・ホーサー‥係留用ロープ。
・ビット‥係留用鉄杭。

23:47
ゴゴゴゴォー
船体が離岸していきます。

海沿いに煌々と灯りが広がる博多の夜景が美しい。

博多よ。
二度目のさらばじゃ。

博多→福江 225.6km/8時間30分の船旅が始まりましたよ。
太古は九州北部の海岸線を西へ向かい、平戸島辺りから五島列島へ南下します。

0:30
では、寝ましょう。
就寝。

4:00
おはようございます。

博多から4時間10分。
太古は第1寄港地、宇久島/宇久港に接岸中です。

まだ真っ暗で、周囲は何も見えませんね。

宇久島/宇久港を定刻に出航。
この後、小値賀島・中通島・奈留島を経由して福江島へ向かいます。

まだ眠いです。
もうひと眠りしましょう。

6:30
再びおはようございます。
再び目が覚めたら、夜が明けていました。

おぉぉー
これはすばらしい景色ですぞ。
こちらは左舷に見える五島列島/若松島です。

そして、右舷には中通島が見えます。

太古は小値賀島/小値賀港・中通島/青方港を経由し、航海速力19ノット(約35km/h)で順調に航行中。
果てしなく続く航跡を眺めます。

あっ！

中通島からお日さまが出てきましたよ。
日の出です。

太陽の光が海面を照らします。
これは美しい！

ありがたや～
ありがたや～

日の出を拝む筆者。

五島列島の中心に位置する若松瀬戸を航行中。
若松瀬戸は西海国立公園に指定された中通島と若松島を隔てる南北15kmの海峡です。

若松瀬戸は複雑に入り組んだリアス式海岸の狭い海峡です。
ぱっと見は穏やかそうですが、潮流が複雑で速い難所となり、太古は巧みな操船で航行しております。

この船旅のハイライト。
中通島と若松島をつなぐ美しいトラス橋、若松大橋の下をくぐりますよ。

太古は船速を落とし、ゆっくりと若松大橋に近づきます。

狭い海峡ゆえに橋下の通過‥
船客は見ていて楽しいが、操舵室は緊張に包まれていると思う。

さぁ、この船旅のハイライト！
橋下を通過しますよ。

6:43
橋の真下です。
このアングルは、船旅ならではの醍醐味です。

若松大橋 名所・史跡

若松大橋を無事に通過。
パチパチパチ‥

若松大橋が離れて‥

若松瀬戸をゆっくりと航行していきます。
これだけ狭い海峡を1,500t級のフェリーが航行するのは、日本国内ではここだけなんです。

まるでドナウ川をクルーズしているみたいだ。←(行ったことないけど)

若松大橋は全長522m。
少し離れたところで、ようやく橋の全景をカシャ。

若松大橋から先は、海上に浮かぶ島々の間を縫うようにして航行します。
地図で見ると、島々に挟まれた狭い海峡を航行しているのがよくわかりますね。

7:01
難所、若松瀬戸を無事に通過しました。
パチパチパチ‥

太古は五島灘を北西に進路をとり航行しています。

7:11
奈留島沖を航行中。
左の湾へ太古は入ります。

第4寄港地となる奈留島港に寄港します。
接岸態勢に入りましたよ。

7:22
接岸完了。
パチパチパチ‥

今朝は質素にパンの朝食。

■高級クリームパン‥98円
■もっちミートパン‥108円
■麦茶

7:40
ゴゴゴォー
奈留島を出航しました。

五島の島々を眺めながらの航海。
今回は海況が良いので、動揺もなく快適な船旅になりました。

太古の操舵室下には、前方が眺められるデッキがあるんです。

こりゃ、タイタニックごっこができそうだ。

正面をズームすると‥
福江の街が見えてきましたよ。

8:10
福江港に入港します。

神聖なる接岸の儀(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

福江港ターミナル沖を航行。
接岸地点が見えてきましたよ。

船体を狭い湾内で回頭し‥

接岸態勢に入り‥

ホーサーがビットにつながれました。

あぁ、楽しい船旅が終わっちゃうよ～

8:18
接岸完了。
パチパチパチ‥

8:20
名残惜しいですが、下船しましょう。

博多から225.6km/8時間30分の船旅が終わりました。

本編はここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-