
2019/11/05 - 2019/11/09
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mom Kさん
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もうずいぶん前になる。情報誌のお知らせページ、小さな写真だった。
最近、「五島」の文字を見るとしきりと
思い出す。
探しに行こう、福江島へ。
そこで出会えたのは、思いもかけぬ佇まい。
ポルトガルで、スペインで、イタリアで、
数多の教会に出会ったけれど、、、、。
ここは悲しいほどにつつましく、どこよりも祈りにふさわしい教会だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 レンタカー Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
五島への助走、浦上天主堂。
11月6日朝6時のミサ。
讃美歌の歌詞に潜伏キリシタンの姿が重なる。 -
長崎カトリックセンター。
かつてのローマ教皇もお泊りなったそうだ。
フランシスコ教皇来日迫り、そのお知らせ幕が窓にかかって、
不思議な高揚感。
ロビーで売られていた絵葉書は、長崎の世界遺産登録教会群。
その中から旧五輪教会を選ぶ。
私の記憶の教会は、なかった。 -
宿泊者は6時のミサに列席でき、その時刻にロビー降りると、
信者さん(スタッフ?)が案内してくださいます。
まだ暗く寒い。
参加者は私一人。
終えると、太陽が高くなりはじめました。
出発の時。 -
長崎港からフェリーで福江島へ。
早速レンタカーで一周。
島の大きさ、教会の多さに驚く。
内陸部に入ると、方向を間違えること再三。
この教会に向かう途中、峠からの海を眺める。
前方に見えるのも福江島。
この海を逃れ渡ってきた潜伏キリシタンたち。 -
懐かしい野焼きの匂い
-
バス停脇の空き地に車を置き、
あぜ道から細い山道に入ります。 -
屋根の十字架でようやくそれとわかるたたずまい
-
次に向かったところでした。全く予想だにしなかった教会に。
(何度引き返そうかと思ったほどの道でした。
車での離合不可でしたから。)
ずーっと、車にも人にも会わず。 -
小学校の跡。校舎も保存されています。
「半泊分校」の文字がかろうじて読み取れます。 -
目の前に小さな木造の建物。
気持ちをととのえます。
お花にたちどまり、降りてきた道を振り返って。 -
半泊教会
ニワトリが案内してくれました。 -
掲示板のていねいな言葉に「いずまいをただす」気持ちに。
-
アイルランドからの浄財で建てられたと。
彼の地の歴史を思い重ねる。
祭壇から振り返って撮影。
♪・・・その掟を愛する人・・♪
浦上で聴いた讃美歌の一節がリフレイン
祈りの空気に満たされて。
クリスチャンではないのにこみ上げる。
幾多の「慟哭」が聞こえるようで。 -
向こうは海。キリシタンであるが故、遥か向こう大村や外海から
渡ってきた人々。
着いたところは、住めない地。半数だけこの地に、
あとはさらに安住の地を求めて山を越えていったという。
ゆえにこの地は「半泊」 -
風景も
建物も
教会内に書かれていた言葉も
筆跡も
「静謐」に満ちていました。
守っておられる方を思います。
(無事に帰館して、女将さんに報告すると、「よく行かれましたねえ。道が大変だったでしょう。…あそこは、一人で守っておられる教会で、以前ドキュメンタリーで放映されたこともあるんですよ。…」)
ありがとうございました。
ありがとうございました。
唱えるように繰り返す。
これからも様々な所で教会に出会えるだろう。
その度に、この場所とこの半泊教会を思い出すに違いない。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- cocovanilaさん 2022/04/26 09:08:44
- 羨ましい
- mom Kazukoさま
はじめまして
半泊教会入られたのですね
羨ましい。
運転に自信のない人はやめた方がいいな口コミを見て、悩んだ挙句行きました。
対向車来ないでーと祈りながら…
無事対向車に会わず辿り着けました。
中に入れて良かったですねー羨ましい
復路 ナビが出なかったので 違う道に行ってみたら、
右往左往 私も迷子になりました。
五島列島本当にいいとこですね。
次は上五島も行ってみようと思います。
- mom Kさん からの返信 2022/04/27 07:35:22
- 宝物のような記憶
- cocovanilaさん、お入りになれなかったということですか。あの道を行かれて!・・・それはお気持ち想像できます。
私は、五島にも教会にもあまり予備知識なく、ただ会いたい教会があったのです。名前も知らないというのに、無謀です。五島の広さ、教会群の多さを侮っておりました。
教会内にメダイなどが無人販売されており、喜捨としてだと思いました。外の看板と同じ方かもしれません。書かれている筆跡に、まず心打たれました。言葉少ない文面の中にも心の静寂と清貧のようなものが感じられました。
無事帰館して、お宿の主に「半泊教会」のことを報告。あの道を行ったことに驚かれました。この数年前、テレビでドキュメンタリーが放映され、お一人の女性信者が守っておられると教えてくれました。私は、勝手に老婦人を想像していたので、やはりと合点できました。
私が探し求めていた教会が「旧野首教会」と、この旅で、判明。上陸するには、事前の申し込みが必要と知り、早速町にコンタクトを取り、翌年出かけました。
上五島 小値賀島から渡ります。私は、一人心ゆくまで、教会内、朝夕過ごさせていただきました。
「半泊教会」と「旧野首教会」、繰り返し思い起こし、人生の気づきを促し続けてくれています。
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