長崎県離島紀行・その9.野母商船/太古 乗船記(船内編)

2021/09/29 - 2021/09/30

第203部-893冊目　9/18
(令和3年11月13日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

今年4月、博多-対馬比田勝航路に就航していた「フェリーげんかい」の旅から半年‥
同航路に新造船「うみてらし」が就航しました。
そこで今回は対馬・五島列島を巡るフェリー旅を計画したのですが、長崎旅なので長崎市内にも行ってしまおうと、まるごと長崎5泊6日の旅にでました。

本編は、博多-五島航路に就航する、野母商船/太古に乗船し、船内の様子をご案内します。。

・表紙画像‥博多-五島航路に就航する、野母商船/太古。

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令和3年9月27日～10月2日 5泊6日

9月29日(水) 第3日目-4　はれ
①野母商船:太古.福江行
博多.23:45～(船中泊)～福江.8:15

★宿泊‥太古：グリーン寝台。

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ファミリーマートベイサイドプレイス店‥564円
野母商船‥7,130円

エリア 博多(福岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

21:11
博多ふ頭第2ターミナルです。
対馬から戻って来ました。

フェリーに乗って対馬から戻って来たばかりですが、引き続きフェリーで五島列島に向かいます。

船内に食堂はないので、博多埠頭第1ターミナルにあるファミリーマートで買い物をしていきましょう。

今宵の宿となる、野母商船/太古。
今夜はこのフェリーに船中泊します。

博多-五島航路に就航する野母商船/太古。
サービスレベルは離島航路随一！
太古は、五島列島を巡る小さな豪華フェリーです。

=太古=
船種‥フェリー
総トン数‥1,598ｔ
全長‥94m
全幅‥14.4m
航海区域‥沿海
所有/運用‥野母商船(株)
船籍‥日本.福岡
建造所‥白杵造船所
就航‥平成26年7月7日

フェリー太古 乗り物

乗るぜ、太古！
わくわくしてきましたよ。

21:48
太古は23:45出航ですが、2時間前の21:45から乗船できます。
では、乗船しましょう。

乗船するとカウンターがあって、ここでグリーン和室以上の船客は、客室/寝台の指定を受けます。
また、等級変更もこちらで伺います。

太古の上級船室は、利用区間の運賃(スタンダード)+画像の各等級料金を加算して算出します。
グリーン和室と寝台は1名様の料金。
ツイン・ファミリー・スイートはルームチャージ料金です。

例として、博多→福江を2名でスイート利用の場合、運賃4,930円×2名+スイート17,600円=2名で合計27,460円となり、1名あたり13,730円となります。

私が利用するのはグリーン寝台。
下から3番目の船室となり、階段2段式の寝台となります。

￥Bグリーン寝台(博多→福江)運賃+G寝料金=7,130円

私の城はコチラ。
乗船時、船員様が案内してくれます。

寝台の内部。
このこじんまり感が引きこもるには最適ですね。

寝台には、トゥルースリーパー・枕・毛布・シーツ・ハンガー・スリッパが備えられており、シーツはセルフで敷きます。

太古のグリーン・ツイン・ファミリーの船室には、低反発マット.トゥルースリーパーが採用されているんですよ。

寝台内には、寝台灯・コンセント・小棚・空調吹出口があります。
この手の寝台は暑くなりやすいのですが、空調吹出口から冷風が出てくるので、快適に眠れました。

寝台にはテレビがあります。
2段式寝台にテレビがあるのは、さんふらわあと太古だけだと思う。

ロールカーテンを下げると、プライバシーが確保されます。

荷物はコチラに置けます。

=救命胴衣着用法=
これは重要です。
よく見ておきましょう。

=船内案内図=
太古の船客区画は、1Fと2Fの2層です。

※野母商船/太古船内案内の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

では、恒例の船内視察を始めます。
まずは、1Fから見てみましょう。

=案内所=
船内・筆談器設置のご案内を承ります。
車椅子の方が利用しやすい低台カウンターと筆談器・AEDを設置しております。

案内所は売店を兼ねており、五島列島のお土産や太古オリジナルグッズの販売を行っております。

=太古運航スケジュール=
博多発五島向けは夜行。
五島発博多向けは昼行のスケジュールで運航されております。

=貴重品保管庫=
相部屋の場合、貴重品はコチラに預けると安心ですね。

=エレベーター=
かご内奥143cmの奥行の広いエレベーターです。
手すりを両側・正面壁に、操作盤を両側に設置しているので、車椅子のお客様も安心してご利用頂けます。

=案内モニター=
船舶の現在地と運航情報が表示されます。

=ゲームコーナー=
フェリーの定番、スロットがあります。
意外と利用あるんですよ。

=喫煙室=
船内は個室を含めて禁煙です。
おたばこはコチラでお願いいたします。

=洗面室=
白を基調とした洗面所です。
手をよく洗いましょう。

=トイレ=
ウォッシュレット付きの清潔なトイレです。

=多目的トイレ=
シャワー設備・オストメイト設備を搭載した多機能トイレです。
出入口幅90cmを確保し、非常呼出装置も整備されているので、安心にご利用頂けます。

船旅の救世主‥
G○RO袋は船内各所に配備されています。

おっ！
アルミ洗面器にセットされた、G〇RO袋も配備されていますよ。

=シャワー室=
無料でご利用になれます。
石鹸やシャンプーなないので、各自でご準備願います。

=貸し毛布=
100円入れて利用します。

=スタンダード=
船旅の基本‥
2等にあたる大部屋の和室です。
こちらは、先着順自由席となります。

￥スタンダード(博多-福江) 4,930円

スタンダードには、女性専用席があります。

=リラックスルーム=
高性能電動マッサージ椅子が配備。
10分200円です。

=キッズルーム=
お子さまがのびのびと遊べる空間です。

キッズルームの脇にはアンパンマンのジュース自販機があります。
おねだりさせて、収益をあげるようになっているんですね。

=自販機コーナー=
カップ麺・菓子・アルコール・ドリンクの自販機があり、飲食コーナーが併設されております。

缶ビール‥280～330円
発泡酒‥220～260円
缶チューハイ‥200円
ウイスキー‥270円
焼酎/ハイボール‥220円
清酒‥280円
ドリンク類‥110～160円
カップコーヒー類‥150円
カップ麺‥210円
スナック菓子各種‥110円
菓子パン各種‥140円
アイスクリーム各種‥150～250円と、言ったところですね。

=電子レンジ=
船内に食堂はありませんが、持ち込んだ食材を温められるのは便利ですね。

=給湯コーナー=
熱湯と冷水があります。
カップ麺調理には欠かせないアイテムですね。

=右舷後方ラウンジ=
テレビがあるラウンジで、優雅なひと時をお過ごし頂けます。

中央後方はスタンダード船室です。
ラウンジを改装して設けられました。

後方左舷は。スタンダード優先席となっています。

=車椅子移乗スペース=
130㎝幅のワイドな空間が確保されているので、車椅子の移乗が楽に行えます。

=ペットルーム=
ペット様専用船室です。

次は2Fを見てみましょう。

=プロムナード=
大きな窓で眺めの良いプロムナードにはテーブルとソファを配置。
五島列島の眺めをご堪能下さい。

=2F開放デッキ=
テーブルとイスが配置されたデッキです。
潮風にあたりながら、快適なクルージングを楽しめます。

=釣竿置場=
離島航路には必需のアイテムですね。

=グリーン和室=
7名定員制相部屋の和室です。
寝床が確保され、トゥルースリーパー/毛布/枕が備えられております。

￥グリーン和室料金‥1,500円

※野母商船公式サイト・グリーン和室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=グリーン寝台=
2等寝台に相当する階段式2段ベッドの客室です。

￥グリーン寝台料金‥2,200円

=ツイン/ファミリー=
2名定員と4名定員の和室。
テレビ/トゥルースリーパー/毛布/低反発枕/スリッパが備えられ、ルームチャージの個室となります。

￥ツイン.ルームチャージ料金‥福江行5,200円/博多行2,600円
￥ファミリー.ルームチャージ料金‥福江行9,600円/博多行4,800円

※野母商船公式サイト・ツイン/ファミリー室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

=展望ラウンジ=
2F操舵室下右舷にあるラウンジです。
全等級のお客様がご利用になれ、お寛ぎ頂けます。

船首部開放デッキは、操舵室の真下にあるので、潮風にあたりながら前方の展望を楽しむことができます。

なんと！
太古には、近年の新造船には減りつつある船首部の開放デッキがあるのです。

=スイート=
1室しかない太古最上級船室です。
ツインルームですが、4名様までご利用頂けます。
客室にはシャワールーム/トイレも完備。
操舵室下右舷にあり、専用の開放デッキから五島列島の景色を眺め極上の船旅をお楽しみ頂けます。

￥スイート.ルームチャージ料金‥福江行17,600円/博多行8,800円

=屋上展望デッキ=
操舵室と同じ高さから島々の美しい風景を眺めることができる展望デッキです。

太古は1,500tほどのフェリーですが、大型船に引けをとらないハイクラスな船でしたね。
以上で、船内視察を終了します。

次回は航海編です。
本編はここまででございます。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

-つづく-

※野母商船公式サイト・航海ルートの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

この旅行記へのコメント （2）

• Akrさん 2021/11/14 10:35:49

  フェリー乗り継ぎとは

  オーヤシクタンさま
  
  こんにちは。
  博多に着いたらフェリー乗り継ぎで五島列島に向かうとは。
  うまくダイヤも繋がるんですね。
  しかし、この船は小柄ながらも設備は長距離フェリー並みなんですね。スイートまであるとは。利用した「グリーン寝台」は最近流行りのセパレートタイプの寝台ですね。同じような設備でも例えば太平洋フェリーだと「B寝台」だったりと会社毎にカテゴリーが違うのも興味深いですね。テレビの有無などなのでしょう。
  一番驚いたのは船内に「釣り竿置き場」があること(笑)
  五島列島は釣り客に人気なのですね。
  あと「緊急用」の洗面器。佐渡汽船で見た以来ですね(笑)
  
  楽しい船旅になりそうで。
  
  Akr

  オーヤシクタンさん からの返信 2021/11/14 11:45:39

  RE: フェリー乗り継ぎとは

  Akr様、こんにちは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  
  対馬から博多に着いたらフェリー乗り継ぎ‥
  これ、うまくつながるんです。
  ターミナルも同じなので、時間通りに進めばすごく便利です。
  
  五島航路就航船「太古」は離島航路の中でも造りが豪華なフェリーです。
  先代の太古からグレードを上げて快適なサービスをするようになりました。
  グリーンと言う響きが鉄道を彷彿させたと思います。
  各寝台にテレビがあるのは、さんふらわあと太古だけで、太平洋フェリーでも2段式寝台のB寝台にはテレビがないので、すごいと思いました。
  
  そして、五島・対馬と言ったら釣り好きのメッカで、釣り竿を持った方々もいらっしゃいましたね。
  かなりの大物が釣れるようです。
  
  私が乗った日は動揺しませんでしたが、離島航路と言うこともあり、生活物資の輸送も使命にあるので、時化の時も出航し、その時は揺れを覚悟しなくてはなにないのは、あの洗面器を見て感じました。
  
  この後は、五島の島旅です。
  お楽しみ頂けたら幸いです。
  ご覧下さいまして、誠にありがとうございます。
  
  オーヤシクタン。