東京2020を語り継ぐヨ！！　DAY 1 #54

2021/08/09 - 2021/08/11

「United by Emotion」。
そのコトバだけを信じて、ワタシ達は、今日この日まで生きてきた。
ココから先の未来は、TOKYO2020でしか拓けなかったの。

いつか旅につまづいて、
挫けそうになった時、
ほんの少しだけでも思い出してネ。
ワタシ達の、真夏の大冒険を。


DAY 2：
https://4travel.jp/travelogue/11713281/
DAY 3：
https://4travel.jp/travelogue/11717942/


☆各競技の説明においては、Tokyo2020・公式Youtubeチャンネルより、一部動画を引用させていただいております。
(動画内の日時は、延期が決定される前の日程となっています。)
https://www.youtube.com/c/tokyo2020/


☆TOKYO2020・公式ホームページ：
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/
https://www.tokyo2020.jp/

エリア 東京

８月８日(日)、夜。

７月２３日の開会式から１７日間、
開催された、スポーツと平和の祭典。
東京2020オリンピック競技大会。

期間中はずっと、見れる時間にテレビで試合を見て楽しんだケド、
その締めくくりとなる閉会式だけは、ホテルを予約して、
ゆったりくつろぎながら見たヨ。

選んだ場所は、２年３か月前の平成最後の日にもお世話になった、
「THE GATE HOTEL（ザ・ゲートホテル） 雷門」。
翌日と翌々日の予約もしてあるので、
なんと、史上初の３連泊と成ったヨ。

写真は、宿泊した人だけが入れる屋上テラスからの眺め。

ＴＨＥ ＧＡＴＥ ＨＯＴＥＬ（ザ・ゲートホテル） 雷門 ｂｙ ＨＵＬＩＣ 宿・ホテル

そして翌朝、８月９日(月)。

前回ビュッフェ形式だった朝食は、
ひととおりセットで提供する形に変更されていたヨ。

メインディッシュは３種類の中から、１つ選ぶこととなっておリ、
今日は「エッグベネディクト」を。
３連泊となったので、今回で全種類、
コンプリート出来てしまったのヨ…。

このホテルの詳細に関しては、
・https://4travel.jp/travelogue/11496056#photo_link_60119817
・https://4travel.jp/travelogue/11502576#photo_link_60349784
を参照のこと。

さァ、いよいよ出発。
オリンピックは昨夜に終わったばかりだケド、我々の物語は、
今、ここから始まるヨ！！

９時０８分発、
都営浅草線快特(羽田空港第１・第２ターミナル行)で大門駅へ。

そうそう、浅草線。
２年３か月前の元号改元の旅でも、
お世話になったヨ。

浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅

と、ここで。
今回のお話の”軸”となる、
オリンピックについて。

＜そもそも、オリンピックって何？＞

4年に一度開催される、
世界的なスポーツの祭典です。
スポーツを通した人間育成と、
世界平和を究極の目的とし、
夏季大会と冬季大会を、
それぞれ4年に一度開催しています。

2020年(開催は2021年)の東京大会は、
「全員が自己ベスト」
「多様性と調和」「未来への継承」
を３つの基本コンセプトとし、
史上最もイノベーティブで、
世界にポジティブな改革をもたらす大会とします。

大門駅で乗り換え。
９時２４分発、都営大江戸線六本木経由(光が丘行)で都庁前駅へ。

大門駅 (東京都) 駅

都庁前駅に着いたヨ。
このオブジェは、「幻想のオアシスー光の輪ー」という名前らしいヨ。

都庁前駅 駅

この特ちょう的な「組市松紋」のデザインは、
3種類の四角形の組み合わせによリ、
国や文化・思想などの違いを超えてつながり合う(多様性と調和)。
というメッセージが込められているとのコト。
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/emblem/

そして、このエンブレムに関して、
こんな興味深い情報も見つけたヨ！　是非参考までに。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/27/news108.html

そして外へ出ると…、
な、何ですって！？
メッチャ、ドシャ降リじゃなイ！！

ここ歩いていて、少し気まずかった。
行った時期もそうだし、
周りに誰も居ない…。

東京都庁 名所・史跡

都庁に関しては、
あまりいい写真が撮れなさそうな上、
入るのも気まずいので、
すぐに引き返しました…。

と言いつつもう一枚。
これが一番「都庁を撮った」って感じがするかナ。

ちなみにこの日(８月９日)は、
都庁の閉庁日だったという。チョット来るのが早すぎたみたいだったヨ。

都庁前駅 駅

この、駅のいたるところで見られる、
"Tokyo2020"のラッピングも、
本当だったら、オリンピックの会場に向かうみんなの気持ちを、
最高に盛り上げてくれる…はずだったのにネ。

１０時２８分発、
都営大江戸線六本木・大門方面(都庁前[折返]行)で、代々木駅へ。

ここでJR線に乗り換えるヨ。
１０時４４分発、山手線渋谷方面行で、原宿駅へ。

代々木駅 駅

原宿駅に着いたヨ。
この駅も、見事にドレスアップ。

原宿駅 駅

昨日終わったとはいえ、
オリンピックの気分が盛り上がってきたところで…、

おや、向こうに見える建物は…？

代々木屋内総合競技場 名所・史跡

会場No.③　国立代々木競技場(代々木第一体育館)
競技：ハンドボール
東京1964大会で水泳とバスケットボールの会場として使用されました。
高張力による吊り屋根が特徴的で、
現在でもオリンピックレガシーとして世界的に高い評価を受けています。

「４トラベルの皆様、初めまして。
　あなたが、４年前から日本各地を旅してきた、
　美織(みおり)お嬢さん…ですね？」

…ン、キミは？
もしかして、オリンピックの！？

ミライトワ
「そうです！　僕はミライトワ。
　東京2020オリンピックの公式キャラクターを務めていました！」

何でココにいるの？

代々木第一体育館 名所・史跡

　ミライトワ
「僕は、あの閉会式を見ていて思ったんです。
　大切なのは、オリンピックを開催し終えたその先の未来なんだと。
　
　なので僕は、オリンピックがこの街で開催されていた記憶を、
　オリンピックにすべてを賭けてきた人たちの、夢、希望、願いが、
　この街で確かに輝き続けていたという記憶を、
　今日から手探りで、集めて行こうと思ったんです。」


そうなんだネ…。
色々と大変だったと思うヨ。
…今も大変？

あ、そうだ！
いいコト思いついたヨ！

だったら、そのお手伝いを、
ワタシ達がしてあげるヨ！
「オリンピックの記憶」を集める、
お手伝いをネ！！

もちろんリーダーは大賛成だヨ！
オリンピックを開催したことも、
「最後まで走り切った」コトもネ！！

ミライトワ
「そうそう、
　先ほどの代々木第一体育館では、
　ハンドボールが行われました！」

https://www.youtube.com/watch?v=zgyBzg4IABM

選手同士の派手なぶつかり合いも、
魅力の一つだよネ！
よくぞ今やれたと、本当に思うヨ。

歩道橋の向こうから、何か見えるヨ。
あれは何かナ？

ミライトワ
「よくぞ見つけてくれました！
　これは"五輪橋"と言って、
　1964年の東京五輪を記念して作られた橋です。」

ミライトワ
「この橋は、当時の選手村と競技場を結ぶ道路整備の際に、
　架けられた橋なんですよ！」

五輪橋 名所・史跡

ミライトワ
「この地球儀は９０年代初頭に飾られたもので、
　"世界は一つ"というメッセージが込められているんです。
　橋にはオリンピックにちなんだ、
　柔道、体操、陸上競技の３種の装飾があります。」

そうそう、競技場側から見るのと、
駅側から見るので、
景色が全然ちがうよネ！
競技場側からのは今の東京の街並み、
今見ている駅側は自然豊かな古き良き日本の姿って感じでネ。

ミライトワ
「こちら側には明治神宮に、
　1964年の大会当時に選手村のあった代々木公園がありますよ。」

ヘェ、ミライトワ君って物知りなんだネェ。

ミライトワ
「はい。伝統を重んじる古風さと、
　最先端の情報に精通する鋭い面を、
　併せ持っていることが、
　僕のウリですから。」

わぁ、カッコいい車！
東京2020大会の公用車だよネ！

…ワタシの実家の公用車？
それだってもう、シャレオツだヨ。
ワタシと妹の桜織(さおり)が二人で、
フロントにドンと描かれているの。

あの聖火リレーの時、ミライトワ君も山梨に来れたのかナ？

美織ちゃんの実家に関しては、前回のお話
https://4travel.jp/travelogue/11699191
を参照のこと。

ココから先が、若者の街・原宿を象徴する「竹下通り」だよネ。
ファッション等の若者文化の発信地としても有名な場所で、
日中は多くの人でにぎわう場所だヨ。

今は外を出歩くこと自体がそうそうないとはいえ、
それでも、人はそれなりにいるヨ。

竹下通り 名所・史跡

これはもちろん、
まあるい緑の「山手線」だよネ。

ミライトワ
「東京の主要都市を環状に結ぶ、
　JR東日本の代表的な路線ですね。
　最新の車両を真っ先に導入したり、
　力の入れ様が伺えます。
　ところで、正式路線としては、
　品川～田端までが山手線で、
　田端～東京と東京～品川は、
　東北本線と東海道本線の一部路線、
　というのは知ってました？」

…やっぱリ、
つなげてグルグル回れるような方が、
便利だからだよネ。

とまァ、色々と話を聞いたりしゃべったりしながら進んだヨ。
ココは千駄ヶ谷小学校前の交差点ヨ。

千駄ヶ谷トンネルを抜けた先に…！

ココだよネ！
つい昨日の夜に閉会式があった、あの場所！

会場No.①　オリンピックスタジアム(国立競技場)
開・閉会式
競技：陸上競技、サッカー
数々の名勝負を見守った国立競技場。
その歴史を継承しながら、日本らしいスタジアムに生まれ変わりました。
大会後は各種スポーツ・文化関連イベントに使用される予定です。

国立競技場 名所・史跡

「やっほ、
　わたし歌瀬吟(うたせぎん)。
　新潟・上越にあるお祭りマシンよ♪
　閉会式と開会式！
　もちろん、両方とも見たわよ。
　観客が誰も居ない会場でも、
　花火が打ち上がったあの瞬間は、
　とても目覚ましくて、
　ホレボレしたわぁ！」

吟ちゃん、話はそれくらいにするヨ。
リーダーなら、その先の事も語りたいだけ語ると思うし、
止めもしないと思うので。

ミライトワ
「感動を覚えていただけたなら、
　僕も嬉しいです！
　ここが陸上競技とサッカーで使われていたということは、」

https://www.youtube.com/watch?v=R9Mmn-e8eoM

吟
「もちろん知ってるわよ♪
　ただ純粋に"いかに速く走れるか"を競う競技だものね。
　ところで、あの聖火リレーの時、
　ミライトワ君も新潟に来れたの？」
ミライトワ
「ええ、本当に来れて良かった！！」
吟
「わたしも。当たった日にちが、
　その日で良かったわ！
　同じ火でも、
　希望を壊そうとする火があれば、
　希望をつなぐ火だってあるんだ、
　って、リーダーは言っていたの。」

ミライトワ
「だからこそ、
　多くの人たちの思いのこもった、
　この聖火を」

吟
「どんなことがあったって」

ミライトワ
「絶対に消させてはいけない」

ミライトワ＆吟
「必ずここに連れて行くとね！」

国立競技場を右手側に歩くと、
また次の会場があるみたイ。

会場No.②　東京体育館
競技：卓球
東京1964大会時に、体操競技、屋内プールで水球が開催されました。
1964年のオリンピックレガシーを有する施設の1つです。

東京体育館 名所・史跡

吟
「卓球と言ったら、何といっても、
　"みまじゅんペア"よね！
　(伊藤美誠選手と水谷隼選手のこと)
　中国の選手に勝って、日本の卓球では初めて金メダルを手にしたわ！」

https://www.youtube.com/watch?v=y196JdTCq2E

ミライトワ
「まさに、卓球の歴史が変わった瞬間でした！
　ところで吟お嬢さん、
　卓球で使えるラケットの大きさは、
　どこからどこまでなのか、
　ご存じでしょうか？」
吟
「大きさに制限はないのよね。
　極端な話、みこしや火消しで使う、
　大団扇のようなラケットでも、
　ルール違反にはならない。」
ミライトワ
「もっとも、そんな巨大なラケットを使う選手なんて、
　見たことがありませんね。」

まず、重くて動かしづらいものネ…。

さァ、次の場所へ。
この千駄ヶ谷駅も、もちろんいい感じに"TOKYO2020"してたヨ。

千駄ケ谷駅 駅

ミライトワ
「国立競技場の使用している木材は、
　47都道府県から集めたもので、
　屋根下の三層の庇(ひさし)は、
　法隆寺の五重塔を参考にしました！
　この全体的な外見も、
　旧国立競技場(霞ヶ丘競技場)に、
　さりげ"似せている"感じですね。」

まさに「温故知新」ってやつだよネ！

この交差点を曲がった先に…、
何かあるかナ？

この道を進んでいぐみたいだヨ。

おおっ…、ココはァ！？
テレビとかで見覚えがあるヨ！！

日本オリンピックミュージアム！
ココにあったんだネ！
…ただ、入れなかったヨ。
どのみち予約制だもんネ。

日本オリンピックミュージアム 美術館・博物館

過去に日本で開催された大会の聖火台も展示されていたヨ！
左は1964年の東京大会、
右は1998年に開催された長野冬季大会のものだネ。

ミライトワ
「こちらの御二方は、
　近代オリンピックの功労者です。
　アジア初のIOC委員にして、
　日本のオリンピックの先導者、
　嘉納治五郎先生と、
　近代オリンピックの創始者、
　ピエール・ド・クーベルタン先生です！」

「オリンピズムの名の元に、
　オリンピックを現世に蘇らせ、
　大会のシンボルとしてなじみ深い、
　五輪の印を考案したのも、
　このワシじゃ。
　五つの輪…オリンピック・リング。
　これには、"世界五大陸の団結"
　という意味が込められておるぞ。」

それにしても、
こんなに人が集まっていたんだネ。
人気があるっていうのは、
うれしいコトだヨ。

でも、それゆえに長居はできないヨ。
サッサと引き返そう。

道の途中で撮った写真をいくつか。
熊野神社沿いの路地。

その突き当りになると、景色はまた都会的に。

外苑前駅の近くに来たものの、
乗りかえの都合で、もう一駅進むヨ。

外苑前駅 駅

次の駅「青山一丁目駅」までの道は、
大きな一本道だったので、
迷うことは無かったヨ。

１３時３１分発、
東京メトロ半蔵門線(押上行)で、
九段下駅へ。

青山一丁目駅 駅

乗りかえ先の九段下駅の階段。
ここのラッピングは、すごかったヨ！

１３時４５分発、
東京メトロ東西線快速(東葉勝田台行)で、竹橋駅へ。

九段下駅 駅

竹橋駅を出ると、
目の前にはパレスサイドビル。
エンブレムが白い建物に似合うネ♪

竹橋駅 駅

東京国立近代美術館では、
現在の国立競技場や高輪ゲートウェイ駅などのデザインを手がけた、
隈研吾氏の特別展が開かれていたヨ！

「隈研吾展　新しい公共性をつくるためのネコの５原則」
（2021年9月26日まで）

東京国立近代美術館 美術館・博物館

次の場所は、
北の丸公園の方にあって…、

確か、この先のハズなんだケド。

会場No.④　日本武道館
競技：柔道、空手
1964年大会で初めて正式競技となった日本の国技・柔道の会場として、
世界各国からの選手と観衆を集め、
世紀の熱戦が連日展開されました。

…って、見えないヨ！？　会場が！！
どこにあるの？　ミライトワ！

ミライトワ
「ええ、会場の日本武道館は確かにこの先にあります。
　でもここから先はもう行けないようでした。
　ボクも会場には入れてもらえないようです…。」

日本武道館 名所・史跡

https://www.youtube.com/watch?v=wlRPZEOCHqc
https://www.youtube.com/watch?v=DLQ3hTGeGn0

ミライトワ
「ここで行われた柔道は、言わずと知れた日本発祥の国技であり、
　1964年の東京大会で初めて正式競技に採用されました。
　ちなみに、日本は今日までに開催された大会で累計96枚、
　そのうち金メダルは48枚を柔道で獲得しています。
　
　これはオリンピックの全競技中でも最多です。
　やっぱり日本って強いですよね！」

吟
「その日本人選手のカッコよさは、
　東京2020で格段に輝いていたわ！
　大会二日目の7月24日には、高藤直寿(たかとうなおひさ)選手が、
　今大会の記念すべき金メダリスト・第一号になったんだから！
　
　その次の日だって、
　阿部一二三選手と妹の詩選手が、
　ともに金メダルをゲット！
　嬉しさは２倍、３倍と膨らんだわ！
　
　やっぱり"ＪＵＤＯ"ってすごい、
　素晴らしい！　これぞ国技、
　まさに"ＮＩＰＰＯＮ"だわ！！」

どうやら会場の日本武道館は、
公園ごと封鎖されていたようだヨ…。
バリケードで何も見えない会場で、
そんな熱い戦いが繰り広げられていたと思うと、感慨深いヨ。

さて、この後皇居周辺を周る…、
と言っても、全部回リ切るのはさすがに疲れるので、
歩けるところだけ歩くことにしたヨ。

むしろリーダーは、
熱さと過呼吸で倒れてしまいそう…。
ここまでずっと歩き続けてたもんネ。

なのでこうやってゴロンと横に…はならないで、
しばらく座り込んでいたのでしたヨ。

これは、この周辺に江戸城があった頃の「番所」のひとつで、
「大番所」って言うんだっテ。
ここには位の高い武士が勤めていたとのコトだヨ。

大番所 名所・史跡

こちらは「同心番所」。
ここには「同心」と呼ばれる武士が、
城に訪れる人の監視に当たっていたそうだヨ。

同心番所 名所・史跡

こちらの「三の丸尚蔵館」には、
主に皇室の宝物が展示されているヨ。

三の丸尚蔵館 美術館・博物館

まァ、ほんの少しではあったケド、
ココを出るかナ。

そういえば、この皇居外苑ではオリンピック競技のうち、
陸上競技の一つ・競歩が行われる予定だったんだっテ。
実際は、札幌の大通公園で行われたそうだヨ。

皇居外苑 公園・植物園

同じ東京でも、人も少なくて広々とした場所ってあるもんだネ。
密を気にする必要ゼロだし、何より空気が気持ちいいヨ。

ここは日比谷公園の第一噴水。
オリンピックマークの園芸装飾が、
ココにあるって聞いてきたんだケド。

どうやら昨日のうちに無くなってしまって残念…、

吟
「な～んて、言うと思った！？
　こんなこともあろうかと、前日に先回りして撮っておいたのだ！！
　良かったわ。昨日行かなきゃ無くなってたんだから。」

閉会式の行われた国立競技場のスタジアムは、
「日曜日の東京の昼下がりの公園」をイメージしていたそうだヨ。
奇しくも閉会式があったのは日曜日。
その東京の公園に、今日足を運んで、
東京の日常を、しみじみと感じたヨ。

本当は、今、
もっとにぎやかだったはずの公園で。

途中の道で見つけた「三菱一号館美術館(多分)」。
東京駅の駅舎とよく似た建物だケド、
パノラマで撮れなかったのが悔しかったので、
さっさと通リ過ぎたヨ。

三菱一号館美術館 美術館・博物館

会場No.⑤　東京国際フォーラム
競技：ウエイトリフティング
東京の中心・丸の内に位置する「東京国際フォーラム」は、
8つのホール、34の会議室などからなる総合的文化情報発信拠点です。

東京国際フォーラム 名所・史跡

吟
「この都会的な建物の中でウエイトリフティングっていうと、
　競技はホールの中で行われたのね。
　どんな感じだったのかしら？」

https://www.youtube.com/watch?v=lgqVyf0OOZ4

ミライトワ
「まずルールから説明すると、
　握ったバーベルを一気に頭上に持ち上げる"スナッチ"、
　一旦鎖骨の位置までバーベルを持ち上げてから、
　次に頭上まで持ち上げる"クリーン＆ジャーク"。
　この２つを３回行い、それぞれの最高重量の合計で競います！」
吟
「一見シンプルに見えても、細かいルールとかが色々あるのよね。」
ミライトワ
「この競技でも、
　ひと際異彩を放ったのが、
　台湾(チャイニーズ・タイペイ)の郭婞淳(カク コウジュン)選手！
　参加した選手中、スナッチでは唯一の100kg越え・103kgを持ち上げ、
　クリーン＆ジャークでは133kgという圧倒的な記録を叩き出しました！
　もちろん日本でも、安藤美希子選手が銅メダルを獲得するなど、
　なかなかの奮闘を見せました。」
吟
「世界には、それだけ人間離れした力を持つ選手がいるってことよね。
　ニュージーランド代表にトランスジェンダーの選手が選ばれたことも、
　話題になっていたわ。
　"元男性の参加は不公平"だとかの意見もあったようね。」

ミライトワ
「あれ…？、
　さっきから美織ちゃんと一緒に歩いているこの子は？」

このコはトキだヨ。羽のように軽いヨ。
佐渡島で出会って以来、ワタシとリーダーにすごくなついてくれてネ。
以来このコも、ワタシと一緒に日本の色々な場所に行ったヨ。

かつてトキが、日本中の色々な場所で見られたようにネ。

この紅のシンボルデザインも、
日本らしい美しさがあって好きだヨ。
ここは…スポーツスクエア？
大会の宣伝や関連する展示を、
ここで行っているようだヨ。

ミライトワ
「先客の方々も多いので、お互いに譲り合ってご覧くださいね。
　（都民の方優先…というのは、言ってもいいのかなぁ。）」

ちなみにリーダーは元東京都民。
まァ、トランスジェンダーみたいな人間だヨ。

…ン、あれ？
ミライトワ君　…どこ？？

ミライトワ
「フフッ、こ・こ・だ・よ！！」

ミライトワ君！　となりのコは！？

ミライトワ
「僕たちも、美織ちゃんと同じく双子のきょうだい！
　改めまして、僕はミライトワ。
　オリパラのうち、オリンピック担当で兄の方だよ！」
ソメイティ
「わたしソメイティ。
　まだ始まってないけど、
　パラリンピック担当だよ。」
ミライトワ
「ソメイティ、準備はいいかい？」
ソメイティ
「大丈夫。だって、あたし強いもん。
　いざとなったら誰よりもパワフル。
　ミライトワお兄ちゃんにだって、
　負けないぐらいなんだから！！」

…ソメイティちゃんと一緒に、
しばらくあの場所にいるみたいだヨ。
まァ、都合があるだろうからネ。

東京駅近くのこの通りには飲食店がたくさんあったヨ。
あれから飲食店…それも都会のお店にとっては、
大変な状況が続いたケド、それでも今を信じて前を向く。

…それが受け入れられるかどうかに関わらず、
人間的な"強さ"を感じていたヨ。
ワタシ達もまた、同じなのかもネ。

…着いたヨ。東京駅の赤レンガ駅舎。
昨日はここから宿泊場所に行ったヨ。

東京駅 赤レンガ駅舎 名所・史跡

駅前広場にはもちろん、
オリンピック・パラリンピックの、
有名なカウントダウン時計があるヨ。
すでに開催したオリンピックの方は、
今日の日付と時間。
開催前のパラリンピックは、
まだカウントダウンを続けているヨ。

近代的な大きなビルの立ち並ぶこの場所だからこそ、
駅舎のデザインが引き立つのかもネ。

東京駅丸の内駅前広場 名所・史跡

やっぱリ、この場所を通るのは少し不安…。
でも、今この時だけ…って思えばネ。

そしてココは懐かしのスターバックス日本橋口店。
来るのは６年３か月ぶり。
…この時、ワタシまだいなかったんだもんネ。

この日本橋口も、
６年前と変わっていなかったとのコトだヨ。

「United by Emotion」。
そのコトバだけを信じて、ワタシ達は、今日この日まで生きてきた。
ココから先の未来は、TOKYO2020にしか拓けないのだから。

次は「日本橋」へ行ったヨ。

何やら人が集まって記念撮影を…！
一体何があるというの！？

日本橋 名所・史跡

これは…オリンピックシンボル！
オリンピックミュージアム前にあるのは知ってたケド、
ココにもあって、まだ残っていたとはネ！

ともあればワタシも、
記念撮影をせざるを得ないヨ！
どう？　似合う？この景色。
一生モノの記念になるヨ！

人がいったん離れたスキを狙って、もう一枚！
ちなみに、この五つの輪は「世界五大陸の団結」。
…という話は聞いた気がするケド、

吟
「どの色がどの大陸という決まりはないのよ。
　クーベルタン先生から、そのお話も聞いた気がするわ。」

日本橋と言えば、四隅には獅子、
中央には麒麟(キリン)の像があることでもお馴染みなんだケド、
本来無いはずの翼があるおかげで、
ドラゴンをイメージしていたのかと思ったヨ。

１７時３７分発、
都営浅草線快速(成田空港行)で、
浅草橋駅へ。

日本橋駅 駅

浅草橋駅で乗り換え、
１７時４９分発、
中央・総武線各停(津田沼行)で、
両国駅へ。

浅草橋駅 駅

両国駅。
この辺りも、色々なお店があってにぎわいそうな感じはしたヨ。

両国駅 駅

ココだってもちろん、"TOKYO2020"の仕様に。

会場No.⑥　国技館
競技：ボクシング
日本の国技である相撲の聖地です。
館内がすり鉢状になっており、
観客は四方から中央で行われる競技を観戦することができます。

両国国技館 名所・史跡

https://www.youtube.com/watch?v=iBWO1nqqJF0

ミライトワ
「吟さん、日本の国技と言えば柔道、空手、そしてもうひとつ、
　何を思い浮かべますか？」
吟
「ここは両国国技館…ってことは、
　"相撲"よね！　ドスコーイ！！
　…って、ミライトワ君、来てたの！？」
ミライトワ
「はい、先ほどJR線を使いまして。
　この会場では、ボクシングの試合が行われていました。」
吟
「ありゃ…。
　でも日本はよくやったわ！
　入江聖奈選手が女子ボクシング史上初の金メダル。
　田中亮明選手がフライ級では６１年ぶりにメダルをゲット！
　どちらも東京2020という場所で、快挙を成し遂げたわ！！」

刀剣博物館に行こうと思ったら、
時間切れだったヨ。
旧安田庭園は、まだ開いていたので、
そちらを見てみるコトに。

旧安田庭園 公園・植物園

そんなに長くはいなかったケド、なかなか良い庭園だったヨ。
江戸時代に、各藩の大名が造園の技術を競い合いながら造った、
「大名庭園」のひとつなんだっテ。

若乃花幹士(わかのはなかんじ、2代目)の優勝額のほか、
いくつかの優勝額が飾られていたヨ。
歴代横綱との背比べや、手形もあリ、
両国らしい、相撲愛あふれる駅だヨ。
ドスコーイ！

両国駅 駅

江戸東京博物館も、時間切れで入れなかったヨ…。
１８時１８分発、中央・総武線各停(中野行)で、浅草橋駅へ。

"顔が生命の～"でおなじみの、
善徳の人形があったヨ。
招き猫やダルマのオリンピックグッズも手掛けていたようだったヨ。

浅草橋駅 駅

１８時２６分発、都営浅草線(印旛日本医大行)で、浅草駅へ。

…戻ってきたヨ。

浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅

これで、今日・１日目のスケジュールは終わリ。
この日の夜はホテルでのんびりして、
やがて眠りに就くのでした…。
オヤスミ。

翌日に続く。

ＴＨＥ ＧＡＴＥ ＨＯＴＥＬ（ザ・ゲートホテル） 雷門 ｂｙ ＨＵＬＩＣ 宿・ホテル