来る年にすべてを持ち越して…　年末年始は、金沢で過ごしたヨ！　金波荘宿泊編 #49

2020/12/31 - 2021/01/01

新型コロナウィルスが増長を重ね、
一時は、この話を公開することさえ、
はばかられた今日この頃。

年に一度の大晦日、ただ家の中で、
むなしく引きこもって終わるなんて、
ワタシはつらい、耐えられない…！😭
でも、このコロナの状況で、
今まで通リの旅行なんて…！😭

そんな中で、
リーダーが持ち出した一つの提案。
それが今回のお話だヨ。

能登島大橋を見るコトも、
総湯につかるコトなく終わったケド、
ここのお宿で年を越す事だけが、
そもそもの目的だったし、
人との接触も極力少なくできたので、
結果オーライと考えるヨ。

お宿自体は、
海が間近に見えるお部屋で、
なかなか良かったヨ♪


翌日：
https://4travel.jp/travelogue/11679472

エリア 金沢(石川)

１２月３１日(木)大晦日に出発。
はくたか591号(金沢行)を利用した。

金沢駅 駅

次の列車を待つまでの間で、
朝食をとることにしたヨ。
新幹線や特急の車内での食事は、
なるべく控えたいからネ。

「ドンク ＪＲ金沢駅店」にて。
ピザトーストセットを頼んだヨ。

朝食を食べた後の空き時間は、
駅周辺をちょっと見まわしてみたヨ。

このランタンは、
前回の旅行先・月岡温泉でも、
似たようなのを見たヨ。

前回の旅行は９月半ばのコトだケド、
１１月に入ってからは、
コロナの感染状況が、急速に悪化。

とうとう今日この日まで、
感染者はただ増え続けるだけだった。

そんな状況だったので、
例年のような長距離・長期の旅行は、不可能と判断。
今年はどうするか、どうすればいいと思い悩んでいたけれど、

大晦日と元日の１泊２日だけ、
それも地元からあまり遠くない場所で年を越そうというコトで、
決定した次第だヨ。

金沢だったら、感染者の特に多い、
８都府県を通らずに済むからネ。

※８都府県：
　・首都圏
　（東京、神奈川、埼玉、千葉）
　・愛知
　・関西（大阪、京都、兵庫）

時間が近くなってきたので乗るヨ。
８時５６分発の特急、
「能登かがり火１号」に。

乗ったのは自由席。
後ろを振り向いても、だれもおらず、ガラガラ。

…そりャそうだヨ。　当然だヨ。

金沢から１時間で、
「和倉温泉」に着いたヨ。

和倉温泉駅 駅

ちなみにこの列車は、
ここで折り返して、大阪行きの特急「サンダーバード２０号」になるヨ。

ここの待ち時間は省略。
この後お宿に行くまでの時間、
チョットローカル線に乗ってみるヨ。
１０時３９分発、のと鉄道・穴水行きで出発。

旅先で乗るローカル線はいつもいい。
年末年始に乗るのは特にネ。

能登中島駅を過ぎてからの車窓は、
それは白銀の森を駆けめぐるようで、
なかなか気持ちがよかった。

そこを抜けた先に広がる、
七尾湾の景色が素晴らしかったヨ。

しかし終点まではいかず、途中駅の「西岸駅」へ。

西岸駅 駅

一見何の変哲もない駅だケド、ココに何があるっていうの？

そのヒントというのがこの"駅名標"にあるらしいヨ。

この"ゆのさぎ"というのにピンとくる方は、どれくらいいるのかナ？
その答えは駅舎の中に。

見覚えある？　そう思ってくれれば、うれしいヨ！

１年前に行った、
金沢の奥座敷・湯涌温泉。
そして「花咲くいろは」のお話。
その作中に登場する、
"湯乃鷺駅"のモデルというのが、
この西岸駅だったんだヨ！

そのため作品の舞台のモデルとなった
湯涌温泉から離れた所にありながら、
ポスターなどが並んでいるヨ。

駅に置かれている交流ノートには、
湯涌温泉で毎年１０月に開催される「ぼんぼり祭り」を待ち望む声も…。

今年はコロナウィルスのために人を集めること自体が出来ず、
去年の台風ですら延期にとどまったのが、中止が決まったヨ…。

「花咲くいろは」は、放送からもうすぐ１０年目となる今でも、
多くのファンに愛されていて、
名古屋や関東といった場所から金沢に訪れた方も多いコトが分かるヨ。

春は、まだまだ遠いヨ。
この西岸駅も桜並木で彩られ、
色々な場所で、温かい季節を楽しめるコトと思うヨ。

コロナウィルスが来てからの、二度目の春…。

「そして桜と言えば、私の地元！
　私たちの旅日記を見てきた人なら、
　分かるよね！？
　
　今年のお花見は上越・高田の桜に、
　ぜひとも、ご用命を！」

あともう一日で新しい年という、
本当なら、とてもめでたくて、幸せな時だったのにネ。

今年は、どうだった？

どうだった…って言われてもネ。

去年…2019年の頃だったら、
リーダー曰く、それこそ、
「仕事なぞクソクラエだ！
　あんな奴らのために！
　テメエらの都合なぞ知った事か！」
…と言って、旅行のキャンセルなんて一切せず、
ワタシを優先して、ワタシのために、
旅行を強行したんだケド。

幸いそれは2019年の時だけの話。
今はもう、そんなこと起こり得ない。
その憎き相手はもう職場をクビになった、
ってリーダーは、言っていたヨ。

去年のような旅行こそが、
「いつも通りであって、自分の、
　他ならない自分自身の、
　人生の中で唯一絶対の年末年始」
だったんだよネ。

ただ、この日のリーダーは、
ちょっと行動に後先の考えが無かったみたいでネ。

西岸から能登鹿島まで歩いて行こうとしたみたイ。
なんて無茶な…。

というか、能登中島と"能登鹿島"。
どちらも西岸のすぐ次な上に、１文字チガうだけなので、
ややこしいヨ…。

前日に、睡眠が足りなかったのもあるかもだケド、
途中で頭フラフラ、呼吸も乱れ始めてネ。

それで、やむなく駅に戻リ、
折り返しの列車に乗るコトとしたヨ。

明らかに苦しそうに席に倒れる一名。

今は、こんな状況下なのだから、
列車に乗り合わせた方達も、きっと気が気じゃなかっただろうと思う。

でもこの状況って、
今回が初めてじゃないんだよネ。
確か、今からちょうど一年前も、
同じような状況になっていたヨ。

#41「2019-2020、年越し旅行で日光・磐越を駆け抜けるヨ！」
https://4travel.jp/travelogue/11603196

この後は和倉温泉駅にもどリ、
すぐさまタクシーを手配して、
今日のお宿へと向かったヨ。

フロントの方の説明を聞いてる最中、
リーダーは見るからに苦しく、
気が気じゃなさそうな感じだったヨ。

「早く…、早く部屋に入れて…。
　そして、寝させて…。」
と、心の中で思ってたみたいだヨ。


それにしてもPCR検査って、
新型じゃない方のコロナでも、
引っかかる…のかナ？


…。

和倉温泉駅 駅

…気づけば、もうすぐ午後７時。

リーダーの体調も、すっかり回復したようで良かったヨ。
ワタシ達は夕食会場へと向かったヨ。

湯快リゾートプレミアム　和倉温泉　金波荘 宿・ホテル

夕食会場は、能登のお祭りをイメージしたつくりになっているとのコト。

大晦日と言えばコレは欠かせないヨ！
特製年越しそば！

ちなみに今回は、
「バイキングのテイクアウト」を、
初めて試みてみることに。

今年…２０２０年最後の夕食は、
お部屋の中で食べることにしたヨ。
リーダーの仕事場とかの安全も考え、
用心に用心を重ねなきャだからネ。

お寿司にデザートを手に取って、
後は天ぷらかナ。
年越しそばとイッショに食べるヨ。

追加メニュー「能登牛のステーキ」、
持ち帰る前に焼かなきャだめみたイ。

…これが思った以上に手間取ったヨ。
焼くのもそうだったケド。

食材をテイクアウト用の容器に、
詰めるだけでも手こずったし。
これを部屋に持ち帰っテ、
"いただきます"言えるまでに、
１時間半も時間が掛かっちャった…。

つゆ、たれの類はこんな感じ。
コレだけを分けて１つのビニール袋に入れたケド、
袋の底はビチャビチャ…。

そして持ち帰った食材が、コレ！
能登牛ステーキはこれとは別の容器に入れたヨ。

毎年恒例の「紅白歌合戦」を見ながらコレを食べるヨ。
…こういう大晦日の過ごし方、いいものだヨ。

そして今更だケド、
今日泊まったお部屋の中は、こんな感じだヨ。

紅白の途中だけど、ニュースが入ってきたヨ。

新型コロナウィルス、東京で…１３３７人！？
初の１０００人越えだヨ！！
全国でも過去最多の４５１９人！！

東京の状況は目も当てられないレベルだったし、
これは大晦日でワン・ツー・フィニッシュかと思ったら、

現実は、そのはるか上を行ったヨ…。

引き続き夕食。
能登牛ステーキはすっかり冷めきっているケド、
それでも、なかなか良いヨ。

今年は…とりわけ今年は牛をよく食べたなァ。
来年は今以上に食べるだろうだヨ。

何しろ２０２１年は「丑年」だから。

最後はもちろん「年越しそば」。
これも本来は温かいそばだったケド、
時間が経って「冷たいそば」に…。
でも、それもまた良しだヨ。

思えば、冬から春にかけて、
状況はどんどん張りつめていった。

何が何だかわから分からない。
一体何を恐れて、イベントを中止し、施設を閉鎖し、
今まで当たり前に動いていたものを止めるのか。

まったくもって理解できない。そんな時期だった。

そんな「未知の災禍」も、一時はよく分からないうちに終わった。
…そう思っていたのも束の間、
さらに大きな感染の波は、夏にあっさりと起きてしまった。

いかに予定があったとしても、
「予定通りにできるわけが無い！！」
そう断言した、あの夏。

１か月ほどの夏の自粛生活は、今でも印象に残っている。

この２０２０年、
感染状況は、最後の最後まで悪化していくだけで終わった。

気付いた時には、想像だにしなかった巨大な災禍が、
目の前に立ちふさがっていた。
そんな年だった。

…ここまで、心から祝う気になれない年の終わり、

…ここまで、めてたいと思えない新年のはじまりなんて、
想像だにしていなかったヨ。

唐突に表れた、分からないウィルス。
今、ここまで膨れ上がるなんて…。


「失われた一年」
「忘れたい一年」
そう言いたくもなるような２０２０年は、今幕を閉じたヨ。


そして、コロナは終わらない…！


…終わらせなきゃネ。