【北海道】小樽・積丹半島の旅[2021年7月]

2021/07/19 - 2021/07/21

7月19日から2泊3日で北海道の小樽、積丹半島へ。前回は強風で歩けなかった神威岬の遊歩道「チャレンカの道」に再チャレンジ―。積丹半島では旬のウニ、小樽市内ではお寿司屋さんの美味しい料理に舌鼓を打つ旅です。

エリア 積丹半島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆はじめに
今回の日程は、宮古島へ向かうはずでした。しかしながら、出発直前に台風6号が発生。しかも宮古島のある先島諸島を直撃するコース。やむなく宮古島の予定をキャンセルしたのは出発前日。空白となった休みをどうしようかと、しばし逡巡―。

ステイホームはもううんざりなので、どこかへ出掛けようと決心。しかし準備の時間は無いに等しい。こんな時はある程度土地鑑があって、やりたいことが明確にある場所がいいだろうと、小樽へ行くことに決定。小樽でやりたいこと―。

【その1】神威岬の先端まで歩く（前回は強風のため遊歩道が閉鎖されていた）。

【その2】積丹半島でウニを食べる（前回の6月訪問時は小樽の三角市場で食べて、時期が早いと味がイマイチなことが分かり、積丹半島では食べなかった）。

【その3】小樽で寿司を食べる（前回は緊急事態宣言中のため寿司店が休業中だった）。そんな旅の日程は次の通り。

◆旅程
▽7月19日(月) 1日目
　[航空] 羽田 0820 - 0955 新千歳　JAL505
　[鉄道] 新千歳空港 1030 - 1147 小樽　エアポート快速
　[バス] 小樽駅前 1200 - 1421 神威岬　神威岬行
　[観光] 神威岬
　[バス] 神威岬 1517 - 1735 小樽駅前　小樽駅前行
　[宿泊] ドーミーイン PREMIUM 小樽
▽7月20日(火) 2日目
　[バス] 小樽駅前 0900 - 1052 島武意海岸入口　神威岬行
　[観光] 島武意海岸
　[バス] 島武意海岸入口 1244 - 1435 小樽駅前　小樽駅前行
　[観光] 小樽市内
　[宿泊] ドーミーイン PREMIUM 小樽
▽7月21日(水) 3日目
　[鉄道] 小樽 0819 - 0857 札幌　快速ニセコライナー
　[鉄道] 札幌 0912 - 0950 新千歳空港　快速エアポート
　[航空] 新千歳 1055 - 1230 羽田　JAL506

◆旅行本編
▽7月19日(月) 1日目
羽田～新千歳の航空券を買ったのは日付が変わり、出発日の未明。こんな時は株主割引券がとても有難い。

そして旅立ちの朝。横浜からバスで羽田へ向かいます。

横浜シティ エア ターミナル 乗り物

羽田の第1ターミナル（北ウイング）に到着。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

保安検査を受けます。

時間調整はサクララウンジ。

羽田空港国内線ラウンジ 北ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ

飲み物は冷たいお茶。

搭乗時刻に合わせてゲートへ移動。

座席はクラスJ。出発直前の予約なので、窓側は確保できませんでした。

ドリンクサービスはミネラルウォーター。

新千歳空港到着は約5分遅れ。この関係で、予定していた小樽行きのエアポート快速への乗車は微妙な状況。

新千歳空港 空港

急ぎ、空港地下の新千歳空港駅に移動。発車ベルが鳴っていたので、反射的に飛び乗ったのですが、乗った電車は札幌行きでした。

新千歳空港駅 駅

1駅だけ乗って、南千歳で下車。次の小樽行きのエアポート快速へ乗り換えました。

座席を確保したら、「海天気」というサイトで神威岬の天候を確認。風は7.1m。前回、神威岬を訪ねた際もこれぐらいの風が吹いていて、岬の先端まで行く「チャレンカの道」は閉鎖されていました。でも、今回はなんとしてでも岬の先端まで歩きたい―。この日遊歩道が閉鎖されていたら、翌日再々チャレンジするつもりで、小樽からバスで神威岬に向かうことに決定。

列車は5分遅れで小樽駅に到着。

JR小樽駅 駅

駅でお昼用のおにぎりを買おうと思っていたのですが、時間に余裕が無くなり、荷物をコインロッカーへ預けて駅前のバスターミナルへ。

神威岬行きのバスに乗車します。北海道中央バスはスイカ、パスモなど交通系ICカードが利用できます。

進行方向右側の席が海側の席です。潮見町バス停からはローソク岩が見えます（運転手によっては、乗降客が居なくても少し停車してくれるので、車窓から写真が撮れます。当然ながら、停車しない運転手もいます）。

ローソク岩 自然・景勝地

美国に到着。往路、復路ともトイレ休憩があります。

トイレ休憩が終わり、バスは出発。車窓からは神威岬の先端にある神威岩が見えてきました。神威岬のお天気は良さそうですが、重要なのは風の状態です。

バスは神威岬のバス停に到着。

トイレを済ませ、女人禁制の門を目指します。

坂道を歩き、女人禁制の門に到着。やったー。神威岬の先端まで行ける「チャレンカの道」は開放されていました。

神威岬遊歩道 自然・景勝地

神威岬の先端に向かって左側から強い風が吹いていて、沿岸には白波が立っています。

岬の反対側は、岬が風を遮っているようで、波が穏やか。積丹ブルーらしい海の色をしています。

時折、体がぐらつくくらい強い風が吹いてきます。これ以上風が強くなると、遊歩道は閉鎖されるかも―。そう感じたので、足早に岬の先端を目指します。

藍色のような積丹の海はインディゴブルー。

神威岬灯台を通過。

神威岬の先端に到着。

神威岬 自然・景勝地

牙のような形をした神威岩。これにて、この旅行でやりたかった事【その1】神威岬の先端まで歩く、をクリア。

積丹ブルーのパノラマ写真。

展望台側から眺める神威岬。急に厚い雲が流れてきて、太陽の日差しを遮ったため、綺麗な積丹ブルーは見られなくなりました。

駐車場近くのカムイ番屋に移動。ソフトクリームを食べようとしたのですが、結構な人数が行列を作っていたので、時間が無く断念。

しゃこたん土産と喰処 カムイ番屋 グルメ・レストラン

バス停に戻ってきました。

小樽へ戻ります。

帰りのバスも海岸側の席を確保。

バスは小樽駅前に到着。

コインロッカーから荷物を回収し、ホテルへチェックイン。

天然温泉 灯の湯 ドーミーインＰＲＥＭＩＵＭ小樽 宿・ホテル

部屋はダブル。

入口横には壁を利用した洋服掛け。ハンガーには館内着。

トイレとシャワー室。

洗面コーナー。

机とテレビ。

ドリンクコーナー。ミネラルウォーター付き。

窓からの眺望はホテルの建物。

荷物を整理したら、夕食へ。

お店は、こだわりの日本酒を出す蕎麦屋「籔半」。

蕎麦・料理 籔半 グルメ・レストラン

まずは生ビール（ハートランド）。

1品目は「茄子と棒天（カマボコの天婦羅）とししとうの揚げ浸し」。

2品目は「そば屋のにしん棒煮」。

お好みで一味をかけて頂きます。

日本酒「るみ子の酒」。漫画「夏子の酒」に感銘を受けた蔵元の奥様が、作者の尾瀬あきら氏に手紙を出したのがきっかけで誕生した酒だとか。そば味噌はサービス。

合焼。合鴨の焼き鳥。

ニッカウイスキーの創業者、竹鶴政孝の実家「竹鶴酒造」の純米酒。昔ながらの日本酒の味。苦みのある酸味が特徴で、苦手な人も多い味。私の田舎にもこんな味の酒があったような記憶。もうそこは潰れましたが…。

〆は、おろしせいろ（地物粉）。

ホテルに戻り、お風呂へ。先客が居たので、これより先の写真は翌朝撮影したものです。

脱衣所。

洗面所。

ランドリーコーナー。

温泉分析書。泉質はナトリウム―硫酸塩・塩化物温泉。溶存物質は1.294g/kgと普通。泉温は33.6℃のため加温は必須。源泉地、湧出量の記載がないので、恐らく運び湯。加水、循環、消毒を行っている可能性が高いです。pH値は8.52なのでアルカリ性温泉。天然の保湿成分、メタけい酸は16.2mgと少量。

洗い場。

内湯。

露天風呂。駅前のビル2階なので、解放感はありません。

お風呂からあがったら、部屋に戻っておやすみなさい。

▽7月20日(火) 2日目
おはようございます。まずは、朝風呂です。

部屋で一休みしてから、朝食へ。

朝食はビュッフェ。お好みの品を揃えました。

期間限定ながら、メロンが提供されていました。ラッキー♪

食後は部屋で休んでからホテルを出発。この旅行でやりたかった事【その2】積丹半島でウニを食べる、を実行します。

小樽駅前のバスターミナルへ移動。

神威岬行きのバスに乗車します。

なお、朝早く小樽を出発して、余市か美国をブラつく場合は、余市梅川車庫行きか美国行きのバスを利用します。時刻表は↓にて。
https://www.chuo-bus.co.jp/city_route/course/yoichi/

この日も海側の席を確保。

美国でトイレ休憩の停車。

島武意海岸入口でバスを下車。

道端に咲くアジサイが見ごろでした。

坂道を歩くこと約10分。島武意海岸駐車場横のお食事処「鱗晃」が見えてきました。

鱗晃 積丹本店 グルメ・レストラン

先に、積丹出岬灯台へ行こうと考えていたのですが、10日余り前に熊の足跡が確認されたそうで、灯台までの遊歩道は通行止めになっていました。

ならば、島武意海岸へ直行。トンネルをくぐります。

トンネルを抜けると、そこには積丹ブルーの景色。

日本の渚百選に選ばれている島武意海岸。

島武意海岸 自然・景勝地

白いアジサイが積丹ブルーの良いアクセントになっています。

お昼にはまだ早いのですが、食事処 鱗晃へ。

生ウニの赤白2食丼を食べたかったのですが、バフンウニが在庫切れとのことで、生ウニ丼（並）を注文。

10分程待って、生ウニ丼が配膳されました。これで、この旅行でやりたかった事【その2】積丹半島でウニを食べる、を実現。

6月に小樽の三角市場で食べたムラサキウニより味が濃く、やはり積丹のウニは7月、8月が美味しいようです。

食事を終えたら、再び島武意海岸へ。

バスの時間まで余裕があるので、渚まで降りてみることにしました。

SUPを操る人。

ピンクの花を咲かせるエゾフウロ。

渚に降りてきました。渚で見る海水は透明度は高いのですが、色はごく普通でした。

坂道を登ってきました。汗びっしょりで記念撮影。

島武意海岸のパノラマ写真。

お食事処 鱗晃へ戻ると、大勢の人。平日であっても、正午ごろは混むようです。

バス停まで戻り、小樽駅前行きのバスに乗車します。

終点、小樽駅前で下車。夕食にはまだ早いので、市内をブラつくことにしました。

旧手宮線の線路を渡り、運河の方向へ。

旧手宮線跡 名所・史跡

中央橋から眺める小樽運河。

小樽運河 名所・史跡

運河沿いを歩いて、浅草橋へ。

浅草橋から眺める小樽運河。

妙見川沿いに歩いて、堺町通りへ向かいます。

堺町通りをブラつきます。

堺町通り 名所・史跡

北一硝子三号館に入ります。

北一硝子 三号館 (旧木村倉庫) 専門店

北一ホールでひと休み。飲み物は、写真の色を考えてクリームソーダ。

北一ホール グルメ・レストラン

タイミング良くピアノ演奏が始まりました。石油ランプの柔らかな光とピアノが奏でる優しいメロディーがマッチして、とても良い雰囲気でした。

北一ホールを出て、ホテルへ戻ります。

堺町通りの街灯にはガラスの風鈴が付けられており、涼しげな音色を奏でます。

この日の小樽は気温が30度近くまで上がっていて、風鈴の音色がとても心地良く聞こえました。

再び旧手宮線の線路を渡ります。

ホテルに戻ってきました。

天然温泉 灯の湯 ドーミーインＰＲＥＭＩＵＭ小樽 宿・ホテル

温泉で汗を流します。

そして、この旅行でやりたいこと【その3】小樽で寿司を食べる、を実行するため、政寿司へ。

おたる政寿司 本店 グルメ・レストラン

本当は伊勢鮨へ行きたかったのですが、満席のため第2候補のお店となりました。

カウンター席に案内されて、まずは生ビール（サッポロクラッシック）。

料理の注文はお造りや焼き物、お寿司がセットになった「三代目厳選コース」。まずは、いかそうめん。ウズラの卵が入った特製ダレに、お好みでウニを入れて、細切りのイカをすすります。ウニは小樽産のムラサキウニ。まずはそのまま頂き、残ったウニをタレに投入しました。ウニを入れたタレで食べるイカはとても贅沢な美味しさでした。

飲み物を冷酒に変更。「真野鶴 大吟醸無濾過生」（佐渡 尾畑酒造）。このお酒、美味しくて、すぐにお代わりしてしまいました。

ここから4品はお造り。まずは、トキシラズ。上品な脂です。

ミズダコの炙り。

ホタテは、貝柱を手で割っており、ザクざくした食感が美味しさを引き立てている感じ。

マグロ。鉄っぽい旨みで、天然ものでした。産地は山陰の浜田。

焼きシシャモ。子持ちのメスでしたが、身もまずまずの美味しさでした。

ここから握り。ヒラメ。

冷酒を小樽の「北の一星 純米吟醸」に変更。

生ホッキ。

ボタンエビ（卵）。

ボタンエビ・頭の身（卵）。

マゾイ。

中トロ。

イクラ。

バフンウニ。

ヒラメのエンガワ（追加）。

キンキの炙り（追加）。

コースのお吸い物で〆。

美味しい夕食に大満足。ホテルに戻って、おやすみなさい。

▽7月21日(水) 3日目
おはようございます。この日も朝風呂へ。

そして、朝食。

朝からメロンのデザート。贅沢で嬉しい。

荷物を整理してチェックアウト。小樽駅へ向かいます。

JR小樽駅 駅

快速ニセコライナーで札幌まで移動。

札幌でエアポートライナーに乗り換え。

新千歳空港駅に到着。

新千歳空港駅 駅

保安検査を受けます。

新千歳空港 空港

サクララウンジで時間調整。

JAL国内線 サクララウンジ 空港ラウンジ

飲み物はトマトジュース。

搭乗時刻に合わせてゲートに移動。

座席はクラスJ。

ドリンクサービスはコンソメスープ。

羽田空港に到着。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

京急に乗って帰路に就きます。以上でこの旅行記を閉じさせていただきます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。※写真はキバナコスモス。

この旅行記へのコメント （4）

• toroppeさん 2021/08/13 09:50:33

  リベンジ

  神威岬はリベンジ果たせ良かったですね。我が家と同じで共感できました。
  伊勢鮨は2カ月前に予約して、行けました。

  つよしさん からの返信 2021/08/13 14:21:54

  Re: リベンジ

  toroppeさん
  
  掲示板へのメッセージ、ありがとうございます。
  
  伊勢鮨は2カ月前予約ですか。
  私の旅行計画は、3カ月ぐらい前にホテルと航空券を押さえるのですが、
  観光や食事処については、早くても出発の1カ月前からなので、
  人気の伊勢鮨は予約で一杯になってたのでしょうね。
  
  次回、小樽に行く際は、
  伊勢鮨を早めに予約するようにします。
  貴重な情報ありがとうございました。
  

• harurunさん 2021/07/25 08:10:10

  7月のご旅行…

  つよしさま
  
  おはようございます。
  
  7月のご旅行は宮古島では…？と思っていたのですが、台風に邪魔をされてしまったのですね…
  
  でも、でも、素晴らしい行動力！再びの積丹半島のご旅行も良かったですね。神威岬の先端までいらっしゃれたのですね！2日続けて小樽から神威岬とは…さすがです。積丹半島のウニは7月。私も積丹半島へは7月に行きました。
  
  小樽の伊勢すしさん、直前では厳しかったのですね。私も社長？のお人柄、大好きです。
  
  宮古島へのリベンジもありますか？
  そちらも楽しみにお待ちしています。
  
  harurun (^ー^)／

  つよしさん からの返信 2021/07/25 18:53:11

  Re: 7月のご旅行…

  harurunさん　こんばんは。
  
  7月の宮古島予定はコロナの関係で2度延期しており、
  今回延期すると8月の旅行予定と重なるため、
  緊急事態宣言中であっても「もう行こう」と決心したら、
  台風6号に直撃されて、キャンセルとなりました。
  
  伊勢鮨は、やはり小樽で一番のお店なのでしょうね。
  直前予約では席に空きはありませんでした。
  
  さて、宮古島の雪辱戦。8月、9月は予定がつまっているので、
  10月にホテルの予約を入れました。
  10月の沖縄はまだ海には入れるし、台風シーズンも過ぎてますし、
  ホテルの料金も落ち着いているので、狙い目だと思っています。
  
  10月になれば、予防接種も進んでいるでしょうから、
  コロナも収束に近づいていることを期待しています。