2010/10/20 - 2010/10/20
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Decoさん
この旅行記のスケジュール
2010/10/20
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JR土讃線に乗車、阿波池田で徳島線に乗り換えて徳島市へ。
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旅行記も終盤へ。
10月19日は高知市内を観光後、JRで徳島へ。友人と食事をしましたが、ここでは高知市内の行動をアップします。
短めの旅行記になります。ご了承ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 私鉄 徒歩
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2010年10月18日。この日は徳島へ向かいますが、昼過ぎまで高知市内の散策を楽しみます。
私は数度高知を訪れていて、時間も限られており、この日は今まで訪れたことのない「自由民権記念館」、再訪ですが「高知文学館」と「高知城」を訪れました。
宿泊した高知№1ホテルは、ビジネスの狭い部屋ながらも屋上に展望露天風呂があり、ライトアップしたお城が見えてきれいでした。ただし、私が宿泊したときは、洗い場も露天で、寒い季節は厳しそうではあります。
夕食に外出をするときに加湿器をたのんだら、部屋に入れてもらったりしていて、親切なホテルでした。
さて、この日はちょうど日曜日で、有名な日曜市が開催されていました。ネットに上げるため、写真に目隠しをしていますが、皆さん、朗らかで屈託のない笑顔。まっこと土佐の人は大らかぜよ。日曜市 市場・商店街
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車椅子で楽しんでおられる方も。皆さん仲がよさそうで笑顔です。
話が逸れますが、私の愛媛の知人友人、皆高知が好きなようです。大らかで仲が良くて…ということです。前々回の旅行記で出てきた吉田町のAさんも「四国で学芸員の集まりがあると、愛媛はバラバラに行くけど、高知はいったん集結して一緒に来るのよね。仲が良くて羨ましい…」
確かに、私が以前高知で個人的にお話させていただいた方々も大らかで情が厚く気が良い人が多い…ような気がします。坂本龍馬のお国柄ですからね。 -
途中、名物のアイスクリンを購入。
この写真もネットに上げるため、販売の方の顔が見えないようにトリミングしていますが、にこやかで良い表情をされています。1×1=1アイスクリン グルメ・レストラン
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はりまや橋電停から土佐電鉄の市電に乗って、桟橋通四丁目で下車。「高知市立自由民権記念館」へ。立派な建物です。
高知は、明治維新の原動力の一勢力でした。戦国時代に長曾我部氏の侍たちの多くは一両具足と言われた半農半武でした。この一両具足が活躍し、長曾我部氏は四国一円を席捲。ほぼ四国全土を平定するところまできましたが、秀吉に敗れて臣下に。
関ヶ原の戦いで長曾我部氏は西軍についたため、領地を召し上げられ、「功名が辻」で知られる山内一豊へ。山内氏は長曾我部の旧臣と融和せず、弾圧しました。
幕末の維新で土佐は坂本龍馬など多くの志士を輩出しましたが、彼らの多くが郷士の身分であり、元をたどれば長曾我部氏の一両具足でした。江戸時代300年の不満が原動力となったのでしょうか。
さらに明治維新後は板垣退助らの自由民権運動へと引き継がれました。
この記念館でのキャッチフレーズは「自由は土佐の山間から」なのです。高知市立自由民権記念館 美術館・博物館
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エントランスに近づきます。なかなかに洒落た建物です。
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幸徳秋水展が催されていました。
内部の写真はありませんが、展示はとても真面目なもので、日本の民主主義を考える上でとても勉強になりました。
言論の自由とか思想の自由とか…、今の日本では保証されているようではありますが、かなり危うくなってきていると思います。また香港、ミャンマー、アフガニスタンなどのことを考えると、民主主義を育てるのは大変な年月と努力が必要であり、失うのはほんの一瞬であることを思い知らされます。 -
ぶれぶれの写真で申し訳ありません。
一階の入口から入ったところは、ホールのようになっていますが、喫茶コーナーがありました。この当時、ランチが650円でドリンク付き(写真)、モーニングもあって、良心的な価格設定でした。その後メニューの変更などがあったようですが、グー●ルの口コミで見ると、私と同じ感想の方が多いようです…が、コロナのためかなくなってしまっているようで…残念(公式サイトにも記載なし)。復活を望みます。 -
こちらはさらに見にくくて申し訳ありません。いろんなモーニングがあって、なんと400円。ケーキセット380円。2010年当時の価格ですが、それにしても安い!
コロナが終息したら復活してもらいたいです。 -
自由民権記念館を出て、市電で市内に戻り、鏡川沿いを歩きます。
ゆったりと広い川面。周囲には緑も多く、高知市内でも大好きな場所です。鏡川 自然・景勝地
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途中「高知県立文学館」を見学(写真は無し。このときは旅行記などまったく想定していませんでした…すいません)。石川啄木展が催されていました。
ここでアンケートに答えますが、回答者の中から入場券送付というのがあって、これに当たって入場券が送られてきました。さすがに福岡からは行けなかったけど…嬉しかったです。
高知文学館から北上して高知城へ。県庁の先に天守閣が見えます。
*位置情報は高知県立文学館にしています。高知県立文学館 美術館・博物館
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自由民権運動の板垣退助像が。
板垣退助銅像 名所・史跡
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高知城天守閣をバックに板垣退助像。
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こちらは山内一豊の奥方像。司馬遼太郎の「功名が辻」の千代があまりにも有名ですが、正確な名称は不明のようです。
実は、ここには山内一豊の銅像もありますが、撮影していませんでした。
山内家は子孫の方がいらして、先代(もしかしたら先々代)のご当主は、司馬遼太郎を尊敬していた…けど、「功名が辻」での一豊像には不満だったそうです。そりゃ小説では奥方が美人で賢くて性格も良いスーパーウーマン。一方の一豊は奥方に助けられたような印象が強く、最後は土佐での長曾我部侍の弾圧などかなり厳しく描かれましたから。
でも、私は小説の一豊の描き方も好きでした。有能な奥方の意見を巧く取り入れつつ、上手く家中を取り仕切るとこなぞ、只者じゃありません。実際の一豊も、かなりの人物だったと思います。
千代の出身地は、近江説と郡上八幡拙があります。「功名が辻」では近江(滋賀県)説で書かれています、実際には郡上八幡説の方が有力に思えます。
*NHKの大河ドラマでは、近江説を取りつつも郡上八幡説の設定を取り入れて、うまく折衷していたように思いました。 -
一豊の妻についての説明です。
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天守閣のある本丸へ向かいます。
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天守閣に到達します。実はこの天守のある本丸は二の丸から入りますが、この二つの場所は山頂にあり、独立しています。二の丸からは橋のような廊下の建物を通らなければならず、ここを落としてしまえば本丸に入るのはとても難しくなります。
高知城 (高知公園) 名所・史跡
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天守閣をズームで撮影。
高知城は山内一豊によって築かれました。一豊は元々秀吉系の大名で、静岡県の掛川を領地としていましたが、関ヶ原のでの戦いで功績を上げ、土佐へ大幅加増で封じられました。
高知城は全国12現存天守の一つですが、小高い丘の上に建つ平山城。築城にあたって、一豊は元の領地の掛川城を懐かしみ、その姿を高知で再現したとされます。一度焼失しましたが、1749年に旧来の姿で再建されました。
天守の構造は、大きな館上の建物の上に望楼を載せた「望楼型天守」。他に櫓などを併設しない独立型の天守です。
*現在の掛川城は木造で再建された天守ですが、破却前の正確な姿はわからず、上記の言い伝えから高知城を参考にして再建されたとそうです。 -
天守の下には「懐徳館」という御殿風の建物があります。
一豊と奥方(千代)は、御殿が完成するまで、ここで生活していたそうです。高知城懐徳館 美術館・博物館
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立派な現存の建物ですが、あまり武張った感じはなく、親しみやすい(という表現は微妙ですが)建物でした。
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NHK大河ドラマ「功名が辻」で仲間由紀恵さんが着ていた着物も展示されていました。
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天守閣からの眺めです。
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天守閣の黒鉄門です。これで高知城見学を終わり、市電を乗り継いで高知駅へ。
そこからJRで徳島へ向かいます。
徳島ではサンルート徳島が日曜日でお安い価格で出ていたので、宿泊。展望風呂に、当時の客室にはPCも備え付けられ、とても便利なホテルでした。
その日は徳島在住の友人と久しぶりに会い、ホテル二階の中華レストラン「桃李」で食事。お互い元気でいることを喜びました。
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