「能護寺」のアジサイ_2021_5月25日は未だ蕾、29日から境内閉鎖です（埼玉県・熊谷市）

2021/05/25 - 2021/05/25

熊谷市のホームページを見ていたら、アジサイで知られている「能護寺」は、「5月29日から7月4日まで、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、境内開放は行われません」とのことです。今年は花の開花が早いので、アジサイの様子を見に行きました。

「能護寺」のアジサイは皆元気に育っていますが、まだ、ほとんどが蕾の状態、ほんの一部だけ開き始め、でした。咲き揃った頃には、境内には入れないので、塀の外から覗くか、来シーズン(2022)に期待するしかありませんね。

熊谷市のホームページ、東国花の寺百ヶ寺のWebサイト、を参考にしました。

エリア 熊谷(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

あじさい寺として知られている「能護寺」は、埼玉県熊谷市の北部にあります。

国道407号線の「登戸」交差点から西へ３kmほど走り、「永井太田」交差点から北へ600mくらい走ったところのあります。

駐車場は山門の前と、境内の東側にあります。

「高野山真言宗 能満山能護寺」は、天平15年（743年）に行基上人が開山し、後に弘法大師空海が再建されたと伝えられています。ご本尊は、虚空蔵菩薩です。

”境内閉鎖のお知らせ”ではありませんでした。

「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和3年5月29日（土曜日）から7月4日（日曜日）まで境内開放は行われません。」は、今のところ、熊谷市のホームページでの告知だけのようです。

境内には、約50種類、800株以上のアジサイがあるそうです。

そのアジサイの、開花の状況を見に来ました。

アジサイは元気に育っています。

ほとんどが未だ蕾ですが、一部、開き始めた花もあります。

鐘楼は、明治35年(1902)に再建されたものだそうです。

鐘楼の鐘は、元禄14年(1701)に鋳造されたもので、熊谷市の文化財です。

カイワバアジサイかな？開花が始まっています。

アジサイのツボミって、みんな同じ色、しかも葉と同系色なので、映えません。

開花が始まっても、初めはみんな薄黄緑色なんですね。

色が付くには、開花してから、ある程度時間が必要なんですね。

これは、たぶん、白いアジサイ、かな？

紫陽花が綺麗に咲き揃う頃には、上に見える木の枝に葉が生い茂って、鐘楼が見え　難くなるんです。

鐘楼を背景にするには、今頃の方が（葉に邪魔されずに）よく見えますが、花は未だ、です。

後方は、山門です。

後方の大きな木、モジャモジャの花（かもしれない）がありますが、何でしょうね。

アジサイらしくなっていたのは、この株だけ、だったかもしれません。

この株は、一つだけ、”らしく”なっていました。（これは、一輪、ではないですよね）

本堂の横には、ツツジが咲き残っていました。

このくらいの蕾が、一番多かったと思います。

現在の本堂は、文化11年(1814)に再建されたものです。

内陣には大日如来、外陣には阿弥陀如来が、安置されています。

ということは、築200年以上ですが、古さをあまり感じません。

維持管理が行き届いているから、古さを感じさせないのかもしれません。

この建物は（たしか）虚空蔵堂で、ご本尊をお祀りしています。

開き始めでも、綺麗ですね。

この日は、風が吹いてたので、上の木の葉っぱが……、

お寺なので、境内には六地蔵がありますが、プラスもう一体は？

本堂、堂内の格天井には岩崎栄益、金井烏州、樋口春翆らによる花鳥画が色鮮やかに描かれている、とのことですが、本堂内は（コロナとは関係なく、常時）立入禁止です。

昨年(2020)は、5月30日から7月5日までの間、境内閉鎖でした。解除の初日に訪れたら、アジサイは刈り取り中で、すでに7割方刈り取られていました。残っていた花は、かなり萎れていて、アジサイの季節は過ぎ去っていました。

今回は（秋のような）青空の下で、三密とは無関係のひとときを過ごすことができました。

（　おしまい　）