2019/12/04 - 2019/12/05
255位(同エリア2313件中)
れいろんさん
2019年12月の旅行記です。
奮起湖から下山し、嘉義で雞肉飯を食べたとのち、台南へ移動してきました。
台南では2泊します。
なんでも「台北=東京、高雄=大阪、台南=京都」のような位置づけなのだとか。
ガイドブックも台南については、お寺や遺跡、食べ物や雑貨の情報が盛りだくさん。さらにちょっと郊外に足を延ばせば、まだまだ見どころがあるようです。
今回は短い滞在なので、市内を中心にこじんまりと回ってみましょう。
【結果】 台南・・・、とても好きになっちゃいました。また行きたいなぁ。
2019年旅じまいの台湾14日間の目標と実行結果
(1)台湾1周 → 西海岸縦断
(2)阿里山ハイキング → 阿里山鉄路乗車 冬蛍鑑賞
(3)日月潭観光 → 日月潭セレブ滞在
(4)台湾最南端訪問 → OK
(5)城壁に囲まれた恒春滞在 → OK 更に猫民宿滞在
(6)南部のサンゴ礁の海でダイビング → ビーチ訪問のみ
(7)高雄の美麗島駅撮影 → OK
(8)B級グルメ堪能(特に台南)→ OK
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
嘉義から台南へ移動してきました。
自強號に無座で乗車しましたが、車内はガラガラで無事に座ることができました。
2泊するのは駅前の鉄道大飯店。写真に写っている波打った建物の一部分にあるホテルです。 -
まだ、チェックインはできなかったので、鉄道大飯店前のバス停に来たバスに「新化」の文字を見つけたので飛び乗って、石造りのアーケード街が有名だという新化へやってきました。
悠遊カードを持っていると、躊躇せずにバスに乗れるので便利です。
このカード、台南ではさらに便利なことが、後ほど判明します。 -
新化のバスターミナル。ちゃんとした建物でホッとしました。
バスに乗っているうちに雨が降り出し、この時は本降りになってしまっていたから。 -
ターミナルでガイドブックを広げてゆっくりと一人作戦会議。
マンゴーで有名な玉井へも行こうかと思っていましたが、雨が強いので新化で老街を散策して台南に戻ることにしましょう。 -
おっ、これこれ。
「台湾一美しい石造りアーケード」。
全長は300mほどなんだとか。 -
アーケードを持つ建物群は、そのほとんどが日本統治時代の1920年代に建てられのだそう。
-
窓枠の形も様々で、レトロな雰囲気たっぷりです。
しかし・・・、この雨、どうにかならないかなぁ。 -
観光客向けのカフェなどはないようですが・・・
-
少しアーケードの下を歩いてみましょう。
雨がしのげて良いけれど、閉まっているお店が多いかなぁ。 -
奥には市場が広がっていましたが、午後なので、もう大半のお店は閉まっています。
思い付きで新化へ来てみましたが、 -
やはり、中途半端な感じになっちゃいました。
雨に霞むアーケード街、さよなら。 -
台南駅前に戻ってきました。
さて、2泊する鉄道大飯店の部屋はどんな感じかなぁ?
私の部屋は14階でした。高層階で嬉しい。 -
部屋はシンプル。広さは十分。
-
設備は台湾標準という感じでしょうか?
2泊で1,360元だもん、悪くないんですが・・・ -
さて、眺望はどうかな~? うん? この窓はこれ以上開きません。
暑い国ならでの工夫でしょうか?
今日は天気が悪いので部屋全体が暗くなっちゃいますね。 -
気を取り直して、再度、窓からの眺めを。
期待していた駅向きではなく、成功路向きでした。 -
バスルームが広いのも、台湾の「この手のホテル」の特徴なんだなぁ。
使いやすくて、私、個人的には好きです。 -
鉄道大飯店の14階平面図。
中央に大きな吹き抜けがあって、その吹き抜けに向いた(内向き)部屋もあるのね。 -
地上階から吹き抜け部分に立って、上を見上げた写真です。
鉄道大飯店は大きな雑居ビルに入っていて、下の方は店舗やオフィスなどが入っていました。 -
1階にはセブンイレブンがあって便利です。
そして、この真ん前が台南駅の北バス停です。
雨でもバスに乗るまでは傘不要の好立地。(市中心部へ向かうバスは、道を渡った南バス停からの発車です。) -
夜、小雨になったので市内散策で、林百貨店(林百貨)へ。
歩けない距離ではないのですが、練習も兼ねて市バスを利用しました。
悠遊カードでさっと乗車、日本の都市部と同じ便利さです。 -
おお、これこれ。林百貨のシンボル。レトロな指針式のエレベーターのインジゲーター。
便利だけど味気ない電光表示(現在の主流)にはない温かみが良いですね。 -
チーンと開いたエレベーターの扉。乗り込みますよ。
遅い時間だったからか、独り占めできたのでモザイクの床も撮影しちゃいます。
「1932年」は林百貨が南台湾初の百貨店としてオープンした年です。 -
エレベーターを降りたところは5階で、
-
カフェや食堂などがあるようです。
-
さらにもう一つ上の屋上まで上ることができます。(屋外の階段利用)
神社があると聞いていたので、小雨だけれど登ってみました。 -
神社「末広社」。お参りしていきます。
台湾の皆さん、建物を丁寧に使ってくれているだけでなく、神社まで残してくれているなんて素晴らしいです。ありがとうございます。 -
まだ上に何かありますね? 何だろう?
帰国後、ちょっと調べてみたら、エレベーターホールの最上階で、レトロエレベーターの駆動部を見学できるようです -
私は買い物に興味がないので店内はさらっと眺めただけですが、オリジナル雑貨や林百貨をデザインした洋服なども売られていました。
さて、お腹が空いているので・・・ -
度小月(原始店)で「担仔麵」を食べていきます。
日本でもポピュラーな台湾担仔麵ですが、ここが元祖のようです。
「原始店」って元祖という意味みたい・・・。 -
観光客に慣れている有名店で、写真撮影にも快く応じてくれます。
2階にもテーブル席があるとのことですが、作っている様子を見たいので、1階調理場すぐのテーブルに座りました。
担仔麵は注文してからささっと仕上げてくれます。
・・かぶりつきで撮影~。 -
担仔面(50元)に肉団子(15元)を追加して。
(ゆで卵も15元で追加できます。)
小さいお椀なので、ペロッと食べちゃいました。 -
食べ終わると楽しいイラストが現れました。
こういう工夫、好きなんです。 -
度小月(原始店)から孔子廟に、近道のつもりで迷いこんだ路地には、図書館やお寺(重慶寺)があって、異国情緒たっぷりでした。
重慶寺の裏には変な建物がちらり。 -
うん? 浅草のあのビルみたい
DINO SALON というヘアサロンと
noi COFFEE というカフェが入っているお洒落な建物のようですね。 -
大きな交差点の先に、台南市美術館2号館が見えて、なんとなくホッとしました。
この建物は坂茂氏(日本人)の設計です。 -
夜目にも朱色の外壁が美しい孔子廟。
ちらちら小雨が落ちてきたので、横目見ながら「明日来るからね」。 -
南門路と府前路の交差点に美味しそうな肉まん屋さんがありました。
2つくらい買っていこうかな。「八寶肉包(八宝肉まん30元)と菇菇包(椎茸きのこまん30元)を下さい。」
お店の名前は克林台包。グーグルで調べると老舗の肉まん店でした。 -
古びた門から、府中街に入って行きます。
昔の家屋をリノベーションしたカフェなどが点在するお洒落エリアのようですが、暗くてよくわかりませんでした。 -
あれぇ、思ったよりホテルが遠いなぁ。小雨だし、暗いし、心細いじゃん。
青年路を歩いている時に明るい廟を見つけました。二級古墳の台湾府城隍廟。
もう少し頑張りますか。 -
良かったぁ。昨夜の雨は上がっています。
どんよりした曇り空ですが、バスで安平へ行きますよ。
正面は鉄道大飯店から見た改装中の台南駅(台南車站 )。
その後ろの円筒形のビルは、シャングリラホテルや遠東百貨店台が入っている、台南で一番高い建物です。 -
バスは市内の中心部をひしゃくの形に回って、40分以上かかり安平古堡のバス停に着きました。
安平へ来たのは安平古堡(Zeelandia城)の見学と、美味しいものの食べ歩きが目的です。
まずは、安平古堡の見学から始めましょう。 -
すぐ安平古堡の外壁が見えたのですが・・・。
うん? 入口はあっちなのね? -
ここから入れてくれればいいのに。
オランダ占拠時代(1624年 - 1662年)の1634年に建設されたZeelandia城、日本統治時代に税関関係の宿舎などとして整備(改築)され、「安平古堡」という名前になったのは「台湾光復後」だそうです。 -
東の塀に沿って、南の塀を3分の一くらい歩いた場所がチケット売り場でした。
チケット(50元)を購入し、「我要地図」と書いて、リーフレットを貰いました。なんと、これが日本語版! ありがたい~。 -
おっ、子供たちが遠足で来ているのね。
可愛いが、うるさいぞ。 適度な距離を保っていきましょう。 -
入ってすぐの所にある2階建ての白い建物はFort Zeelandia Museum(熱蘭遮城博物館)。
1882年税務司所として建てられたものだそう。
遠足の子供たちとかち合ってしまったので、内部見学はほとんどできなかったです。
・・・しかし建物の外のガジュマルの凄い事! -
一番高い所に展望台がありますね。
行ってみましょう。 -
階段を一つ上った所には、古堡の石碑がありました。
-
展望台の建っている場所まで、もう一段登ります。
展望台は1945年に周辺の様子を監視するために建てられた塔に、1975年に「展望」できる施設に改築されたとのこと。
遠足の子供達。ちゃんと並んで偉い。 -
でも展望台でかち合っちゃうと、さっきの博物館みたいに何も見られなくなっちゃうから、さっと上って写真だけ撮っちゃいましょう。
台南市中心部方面。 -
子供たちと入れ違いに展望台を降りてきました。セーフ。
写真は北側の眺めです。 -
ガジュマルのカーテンの向こうにあり建物は史跡記念館。
日本統治時代の1930年に「台湾文化300年式典」の展覧場所になったと説明がありました。 -
大砲が備え付けられていますが、これも1930年に「台湾文化300年式典」に合わせて、観賞用に別の場所から移転したものだということです。
子供たちが集まって、先生の説明を聞いているあそこも見どころがありそうです。 -
北側へ降りていきます。
この辺りの城壁は新しいですね。1896年以降、日本政府が修復したもののようです。 -
降りきって展望を見上げて撮影。
レンガの城壁に這うガジュマルの根が凄い、凄い! -
ガジュマルの根に包まれたレンガの城壁。
台湾の南部らしい光景です。 -
半円形の内部城壁と古井戸。
この低いレンガ積みの城壁が17世紀にオランダが建てたZeelandia城(1633年レンガ構造で完成)のオリジナル部分のようです。 -
井戸は海につながっていたのだとか!?
-
上の段にも遠足の子供達。
この日は何組も遠足に来ているようでした。 -
またまた、遠足の子供たち。こちらは何の遺構かな?
後で子供たちがいなくなったら見に来ますね。 -
屋根までかけられているんだもん。
何か凄い遺構かな? と、思ったのですが・・・。 -
発掘時の様子の説明版がありますが・・・。
「排水遺構」以外、理解できず。 -
遺構より、ガジュマルの根っこが気になったりして。
奥に遠足の子らの姿も写りこんでいます。 -
私も彼らの後を追っていこう。
見学終了だぁ。 -
最後に古い城壁を眺めて。
博物館の北側の城壁は歴史がありそうです。
オランダ時代のものなのかな? -
当時はセメントがなかったため、砂糖水+米汁+牡蠣殻灰+砂を混ぜた「三合土」を用いてレンガを積み重ねていったそうです。
-
壁の後ろはこんな感じでした。
博物館を横目に見ながら安平古堡を後にします。
さて、安平の美味しいものを食べに行きましょう!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2021/05/11 12:58:22
- 台南散策(^_-)-☆
- こんにちは、ムロろ~んです。
台湾の台南へ行かれた旅行記を拝見しました。
私も弾丸行程で台湾一周したことがありますけれど、メインが東側だったので西側はまた今度という感じで先延ばしになっています(^_^;)。
いつ行けるか未定ですが(^▽^;)。
林百貨が大切に残されていること、そして神社もあることにも日本人として嬉しさを感じますよ。
どんな思いがあるのだろう?
この建物の神様として崇められているのかなとも思ったり。
台南に行けたらチェックしたいと思います。
やっぱりグルメが~。
サクッと食べられる料理にも魅力を感じてしまいます。
ムロろ~ん(-人-)
- れいろんさん からの返信 2021/05/11 23:33:39
- Re: 台南散策(^_-)-☆
- ムロろ~んさん、こんばんは。
ムロろ~んさんの台湾。
東側の田園地帯でレンタサイクルに載っていた旅行記、覚えていますよ~。
「日本統治時代」について、台湾の人たちはいろいろな意見や感情があるのだと思いますが、それでも、当時の建物をリノベーションして大切に使ってくれている事。私も嬉しく思います。
そして「昭和な雰囲気」のお店の小吃。
安いし、量が少ないのでいろいろ試せるので最高ですね。
一人旅なら、レストランの食事より気軽で良いです。
その店のご自慢の一皿(碗)は味も良いですしね。
れいろん
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