大阪あそ歩【西長堀・日本一の海洋王 岩崎弥太郎、三菱発祥の地編】 2021年 4月

2021/04/03 - 2021/04/03

少し盛りを過ぎましたが
市内桜の名所の一つである
土佐稲荷神社は、日本の海洋王
岩崎弥太郎の邸宅跡です。
元は土佐藩邸跡でもあり
三菱発祥の地にもあたるそうです。

土佐藩に纏わる施設や地名など
新発見もありました。

西長堀駅から程近い場所にある
和光寺は、阿弥陀池のあるお寺。
あみだ池は地名として知っていました
が、実際に池がある事も
長野の善光寺との所縁も、数年前に
まわった西国観音巡りの際に
以前の知識と新しく知り得た知識に
より完結しました。
実際に阿弥陀池を訪ねるのは初めて…

近くの公園にも沢山の桜。。
図らずもお花見も楽しめました。

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

和光寺を訪ねましたが、閉門済で
入れませんでした。。

お寺の周りをひとまわりしていたら
隣の公園の桜が綺麗だったので…

ただ今繁忙期、土曜日なのに３時間も
残業、既に17:00をまわっています。

ハナミズキ
未だ十分明るいので、もう少し
お散歩します。

木村蒹葭堂邸跡地
江戸中期の文人、画家、本草学者
蔵書家で、北堀江の瓶橋北詰の
造り酒屋の長子として生まれた
木村蒹葭堂の邸宅跡です。

しだれ桜

ツツジも咲いてる…

八重桜ももう満開です。

土佐公園の中に土佐稲荷神社が
あります。

土佐稲荷神社 寺・神社・教会

お稲荷さん、狐がはねてますね ♪
土佐藩邸内にあった稲荷神社ですが
当時から町民たちにも、境内の
桜見物が許されていたそうな。。

土佐稲荷神社 寺・神社・教会

桜はおおよそ散り始め

一言に桜といっても

色々な種類がありますね。。

この木は今が盛りの様です。

やはり、桜を観ると心が和みます ♪

岩崎弥太郎邸跡
廃藩置県の際、土佐藩の負債を
肩代わりする条件で船を3隻入手。
海運業を始めたそうです。
三菱商会を名乗り、それが三菱財閥の
創業へと…

藩主山内家の三ツ柏紋と岩崎家の
三階菱紋を合わせて三菱の社章を
作ったそうです。土佐稲荷神社の
神紋の中にも三菱が含まれています。

今年も夜桜は無さそうです…

大分散ってしまったみたい。。

椿も見頃

フリージアも良い香りがしています。

社殿の赤に桜色が映えます。

毎晩残業している間に
いつのまにか、お花で溢れる
季節になってたのですね。。

日本住宅公団（現UR都市機構）の
関西における高速住宅の第一号が
この建物。ここ西長堀マンションには

西長堀駅 駅

作家の司馬遼太郎氏も住んで
おられたそうで、代表作の
『竜馬が行く』はここで執筆された
そうです。

土佐橋、土佐殿橋とも呼ばれた
江戸時代初期に架けられた橋。
北側に土佐名物の鰹節を扱う問屋が
集まり、鰹座が形成されたとか。。

江戸初期に架けられた橋で
木材市場で土佐の白髪山の良材が
取引されたことから名付けられたとか…

江戸時代初期に土佐藩の申請で
土佐屋敷が白髪町に移転すると
西長堀にも、木材市場が許可され
土佐、日向、紀州、阿波、尾張からの
木材が集まったそうです。

翌朝、出直しました。

和光寺 (阿弥陀池) 寺・神社・教会

桜に山吹、椿と花に溢れる境内

参拝者もちらほら

蘇我と物部の対立の際、百済渡来の
仏像を難波の堀江に廃棄したと
日本書紀にも記されているそうです。

和光寺 (阿弥陀池) 寺・神社・教会

それがこの阿弥陀池とされています。

信濃の本田善光により拾われて
後に善光寺に祀られ、御本尊と
なりました。

見頃の桜を愛でながら
江戸時代を通じて、しきたりに
とらわれない革新的な学問、思想
商売のあり方を先導した偉人たち
木村蒹葭堂、岩崎弥太郎…
そして、司馬遼太郎もかな。。
を巡る町歩きでした。